( ^ω^)ブーンが阿部さんに掘られたようです
- 854 :愛のVIP戦士:2007/02/24(土) 23:27:00.25 ID:PnU5q2VY0
- 「教えてくれ。お前は、男なのか女なのか」
最後のキーを入力しようとしたプレデターらしき物の腕を、阿部さんが掴んだ。
阿部さんの表情には、何のためらいも迷いもない。
「俺にとって、それだけが重要なんだ」
阿部さんは言葉を切り、じっとプレデターの輝く瞳を見つめた。
ブーンも、仮面をかけたその顔を訝しげに見つめた。
そう言えば、ターミネーターっぽかったのは明らかに偽物だった。
しかし、こいつはその――何というか、映画のアレにあまりにも似すぎている。
ふいに、バンの後方、駐車場の茂みの中に落ちている何かの物体が目に止まった。
( ^ω^)「あ、阿部さん、アレを見るお……!」
- 862 :愛のVIP戦士:2007/02/24(土) 23:32:55.76 ID:PnU5q2VY0
- 目の前にいるプレデターに比べて、明らかに偽物臭いプレデターの上半身が、そこに落ちていた。
側等部の髪の毛はどう見ても自転車のチューブだし、お面は韓国製の偽物臭い。
さっと、ブーンの顔から血の気が引くのが分かった。
その偽物臭いプレデターの上半身からは、機械のコードがはみ出している。
それじゃあ、今ここにいるこいつは――。
「なんだい? もう一人、いるのかい」
阿部さんが掴んでいたプレデターの腕を離す。
やや慌てた様子で、プレデターは最後のキーを入力し終えたようだった。
偽物臭いプレデターの上半身から、ブスブスと煙が上がりはじめた。
閃光が、目の前に迸る。
爆発したと思った瞬間、ブーンと阿倍さんは固い床の上に投げ出されていた。
- 867 :愛のVIP戦士:2007/02/24(土) 23:43:53.74 ID:PnU5q2VY0
- 眼下の惑星は雲の純白と、つややかなサファイアの輝きを発していた。
霧のようなもやに縁取られた惑星の輪郭の彼方には、美しい星々の光をたたえる大宇宙の深淵が広がっている。
ブーンは一瞬、宇宙空間に投げ出されて浮かんでいるような気分になった。
それは、どうやら宇宙船の内部のようだった。
透明な固い床の向こうに広がっているのは、明らかに宇宙空間だった。
ブーンたちが尻餅をついた部屋は、天井と壁にグロテスクな装飾が施されており、床は透けている。
大広間のような広い部屋だった。
(; ^ω^)「ぼ、僕たちまさかアブダクションされたのかお?」
茫然としたブーンに対して、阿部さんは
「いいのかい? ホイホイ宇宙にまで連れてきちまって。俺は、宇宙人だろうが構わず食っちまうような男なんだぜ」
と、傍らのプレデターに話しかけている。
(; ^ω^)「阿部さんなら、どこでもうまくやっていけそうだお……」
- 877 :愛のVIP戦士:2007/02/24(土) 23:56:39.03 ID:PnU5q2VY0
- (; ^ω^)「……やっぱり卵を産みつけられたり、解剖されたりしちゃうのかお」
つぶやくブーン。阿部さんはまだ色々と何かを語っているが、本物のプレデターらしいこの宇宙人に
英語が通じるのかどうかは謎である。
突然、金切り声のような雄叫びが上がった。
大広間の四隅が一斉に開かれて、俊敏な動きで何人ものプレデターが四方から飛び出してくる。
プレデターたちが腕に持っていた細長い棒が、一斉に伸びあがって両刃の巨大な槍になった。
尻餅をついたままのブーンと、阿部さんとさっきのプレデターの三人を、ずらりと並んだ槍が取り囲む。
(; ^ω^)「お、終わりだお……殺されるお!」
ふいに、何かが後ろの方で吼えた。
槍で囲んだ円陣の一方が開いて、つかつかと一人のプレデターが歩み寄ってくる。
他のプレデター達とは明らかに違う、グロテスクな何かの生物の骨で装飾された鎧。
更にマントのようなものを羽織っていたそいつは、阿部さんとブーンに向き直った。
辺りのプレデターが、一斉にひざまずく。
- 883 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 00:09:14.97 ID:NmHrejqJ0
- そのプレデターの右腕から、鍵爪のような形状をした二枚の刃が閃く。
再び上がる獣のような咆哮。
( 'ω`)「こ、殺されるお……」
阿部さんが、プレデターの前に身を乗り出した。
「なんだい、武器比べかい? こっちにだってあるぜ」
着ていたツナギのジッパーを阿部さんが下ろす。
いい男の逞しいイチモツが、眼下の地球を呑むように宇宙船の中にそそり立った。
円陣を作っていたプレデターたちが、ひざまずいたまま感嘆のような吐息を洩らすのが分かった。
伸ばしていた二枚の刃が腕の中に引っ込む。グロテスクな鎧を纏っていたそのプレデターは、
引き締まった太股の筋肉のあいだに垂れていた前掛けをめくりあげた。
ウォォォォ! と、周りのプレデター達のあいだから歓声が上がる。
- 889 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 00:22:31.30 ID:NmHrejqJ0
- ( ゚ω゚)「…………」
プレデターのそれは、明らかにヤバい形状をしていた。
ごつごつとした岩のような幹の先端には、三枚の鋭い刃が埋め込まれていて、
その先には牙のような口がついた亀頭がそそりたっている。
( ゚ω゚)「節子、それペニスやない、武器や」
だが、阿部さんは動じなかった。
「宇宙ではそんなのが流行っているのかい?」
底の方から深く光る黒い瞳で、阿部さんはプレデターのそれを馬鹿にしたように見た。
引き締まった尻をプレデターの方にむけて、威勢良く啖呵を切る。
「実際に使ってみなきゃあ、イチモツの凄さは分からないぜ。
……いいこと思いついた。お前、俺のケツの中でションベンしろ」
辺りのプレデターから、むふうという嫌な溜息が洩れる。
訳せば、えーっ!? お尻の中へですかァ? くらいだろうか。
- 909 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 00:35:58.52 ID:NmHrejqJ0
- 不気味な形状のイチモツをそそり立たせたプレデターが、凄まじい咆哮をあげてそれを沈める。
阿部さんは、そんなプレデターの長に語りかけた。
「どうした? 怖気づいちまったのかい」
ブーンは、その凄まじい形状をしたプレデターのイチモツが、阿部さんのケツに入る光景を想像した。
どう考えても、先端に付いた刃でアナルが裂けて、抽送でもされれば腸がズタズタにされてしまう。
( ^ω^)「阿部さん、さすがにこれは殺されるお……」
かたわらの阿部さんを引き留めようとして、ブーンははっと息をのんだ。
微笑んでいた阿部さんは、ノンケの男でも一瞬で堕ちてしまうようないい男の顔をしていた。
強い意志と、揺るぎない信念を持った男だけが、そのような表情をする事ができる。
「男は度胸! なんでもためしてみるものさ」
阿部さんの言葉に、そのすべてが集約されていた。
- 925 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 00:53:29.52 ID:NmHrejqJ0
- プレデターの長は、阿部さんのケツにぐいっと力を入れると、そのそそり立つイチモツを中に挿入した。
周りのプレデターから歓声が上がる。どうやらノリのいい人達らしい。
「安心しろ。俺のケツはちょっとやそっとじゃ壊れない。思いっきり突いていいぜ」
阿部さんはプレデターを気遣うように、優しい言葉をかけるのも忘れない。
(; ^ω^)「心配する対象が違う気がするお……」
プレデターの腰が、傍目からでも不慣れに阿部さんのお尻の後ろで動く。
「ああ……。もっと、力を抜いて滑らせるように突くんだ。そうだ、だんだん上達してきたじゃないか」
不気味な仮面をかけたプレデターが、オフゥとマスクの下からくぐもった吐息を漏らしはじめる。
ギチギチになったペニスを包み込む、柔らかい阿部さんの腸内膜が未知の刺激を与えているのだ。
「少し力を入れてケツの穴を締めてやる。もっと、思うように突いていいぞ」
プレデターが、はっきりとした喘ぎ声をあげはじめた。
腰の動きが何かに急かされるように、加速してゆく。
- 941 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 01:02:50.32 ID:NmHrejqJ0
- 「ああ……。いい気持ちだ。さあ、次はションベンだ」
阿部さんはうっとりとした表情で、腕を後ろに回してプレデターの髪を優しく撫でる。
周囲のプレデターたちが、たまらなくなった様子で一斉に前掛けをはぎ取った。
(; ^ω^)「なにかこう、無垢な人たちに悪いことを教えてしまったようだお」
つぶやくブーン。
ひときわ凄まじい咆哮をあげて、プレデターの長が達したようだった。
精子と、ションベンを同時に出してしまったようだ。
「どうだい……? ホモ・セックスっていうのはいいものだろう?」
イチモツが引き抜かれた阿部さんのお尻から、蛍光色の液体がどろどろと流れおちる。
プレデターの長は、感動した様子で阿部さんの足元にひざまずいた。
勃起した性器を露わにして、他のプレデターもそれに倣う。
「よし、お前ら一人ずつ俺の尻を使っていいぞ」
阿部さんは、爽やかな笑顔でプレデターたちに呼びかけた。
- 959 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 01:16:26.65 ID:NmHrejqJ0
- ( ^ω^)「地球を見ながら食べる唐揚げは、とっても美味しいお」
パンダエクスプレスの紙パックを開けて、ブーンは中に入っていた唐揚げと、チャーハンを食べる。
背後からはプレデターたちの咆哮と、阿部さんの恍惚とした声が聞こえてはいたが気にしてはいけない。
ふと下を見ると、銀色がかった菱形の物体が、いくつか地球の衛星軌道上に浮かんでいるのが見えた。
( ^ω^)「他のプレデターさんたちの船なのかお……?」
ブーンは小首をかしげる。
それらの船は編隊を組みながら飛行しているようではあったが、動きがどうもおかしいのだ。
一直線に並ぶようにして、ゆったりと浮遊していたそれらが、ふいにぶつかりあったように見えた。
(; ^ω^)「ま、まさかこれは……」
ブーンは後ろを振り向く。
阿部さんを先頭にして、プレデターたちが電車ごっこを――肉棒と尻で連結して、咆哮をあげながら
大広間を歩きまわっているのが見えた。
美しい青色に輝く地球の上を。
お互いに連結し合った銀色のブレデターたちの船が、ぐるりと円を描くように取り巻いていた。
お箸でつまんでいた唐揚げが、透明な床の上に落ちた。
- 981 :愛のVIP戦士:2007/02/25(日) 01:26:48.65 ID:NmHrejqJ0
- 「くれるのかい?」
阿部さんは、プレデターの長にそう訊ねる。
恥ずかしそうに仮面が下を向いて、長は阿部さんに三十センチほどの銀色の棒を差し出した。
展開すると二メートル近い長さになる両刃の槍だ。
プレデターがどういう時にこれを相手に渡すのか、気になった人は調べてみるといいだろう。
「ありがとうよ。大事に使わせてもらうぜ」
阿部さんは何を考えているのかは分からなかったが、それをツナギのベルトにかけた。
夕暮れが近くなりはじめていた。
乾いたアリゾナの大地に降り立っていた銀色の船が、砂煙をもうもうと上げはじめる。
「寂しそうな顔をするんじゃないぜ。俺たちは、宇宙のどこにいても同じ肉棒で繋がったいい男だ」
「イイ、オトコ……?」
マスクの下から、くぐもった声が漏れる。
「そうさ。俺たちはいい男だ」
阿部さんはゆっくりと、しかしはっきりとそう答えた。
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