('A`)はグラールの未来を背負うようです
- 74:作者@楓 :2007/03/11(日) 22:29:36.29 ID:Yw2lML16
- ('A`)がグラールの未来を背負うようです
第3話 「キバガアバラグッサグサボブ」
- 75: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:30:09.09 ID:Yw2lML16
- -ニューデイズ ミズラキ保護区エリアF-4-
進むにつれ、原生植物はおおきくなり、ドクオたちの行く手をはばんでいた。
('A`)「くっ。邪魔だぜこんなにおっきいと。」
( ^ω^)「お!ツン!燃やしちゃえばいいお!!」
ξ゚听)ξ「・・・・。あんたバカぁ?」
('A`)「ブーン・・・。お前の気持ちはわかるが燃やしてみろよ。そこらじゅう炎だらけになるぞ。」
( ^ω^)「すまんこってすwwww」
( ^ω^)「ドクオ。」
- 76: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:30:32.01 ID:Yw2lML16
- ('A`)「?どうした?」
(;^ω^)「気のせいかと思うけど、地面がすごく盛り上がってるお。」
- 77: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:30:55.70 ID:Yw2lML16
- ('A`)「え(ry
ブーンが指摘した瞬間。ドクオの足元から何かが飛び出した。
('A`)「うおおおおお!!!?」
空高く押し上げられるドクオ。三人ともまったくの予想外だったため反応などできなかった。
- 78: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:31:34.48 ID:Yw2lML16
- (;^ω^)「なんだおこいつ!!!!」
ξ;゚听)ξ「こいつは・・・ゴウシンよ!!!」
ゴウシンは地面とともに上昇し、ドクオの胴体に噛み付いた。
(;'A`)「うああっ!!!くそ!!」
二人は武器を構え攻撃を始めようとしたが、ゴウシンはドクオを捕らえている。うかつに攻撃して巻き込んではならない。ドクオの腹部は血がにじんでいる。傷は浅くはないようだ。
- 79: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:32:30.82 ID:Yw2lML16
- ξ;゚听)ξ「ドクオ!!しかもこのゴウシンリーダータイプよ!」
(;^ω^)「ブーンが教えるの遅れたせいだお!!すぐ助けるお!!」
ブーンはすぐにダガーを持ちゴウシンの伸びた胴体にぶち込む。
ガリガリッとした音が響く。
(;^ω^)「・・!!こいつかたいお!!・・・・!!!?」
いつのまに地面から飛び出したのか、ゴウシンの尻尾らしきものがブーンの顔面をとらえる。ブーンの鼻と口から血が流れる。
- 80: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:33:07.53 ID:Yw2lML16
- ( ω)「・・・・。」
ξ;;゚听)ξ「ブーン!!!」
(;;'A`)「ぐうぅっ!!俺はいいから!!!ゴウシンにぶちかますんだ!!」
強靭なアゴはドクオの腹部をきしませる。
その音はツンにも聞こえた。ギシギシという嫌な音。
- 81: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:34:31.00 ID:Yw2lML16
- とらわれ、苦い声をあげるドクオ、顔面から血を流すブーン。
ツンは自分が何をすればいいのかわからなくなっていた。
ξ;凵G)ξ「うぐっ・・・。あたしどうしたら・・・。」
ツンはその場にへたりこむ。
「・・ツン・・・。」
ξ;凵G)ξ「!!!!」
(#+;ω^)「ドクオを・・・しんじるんだ・・お・・・。」
- 82: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:35:08.79 ID:Yw2lML16
- むくりと立ち上がるブーン。
(#+;ω^)「ドクオは・・死ぬはずないじゃないか。」
ヴァルズアイを握り締める。迷いはない。
(#+;ω゜)「おおおおおおお!!!!」
ブーンはひたすら撃つ。ズドン!ズドン!!と乾いた音が静かな広い空間に響いている。
- 83: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:36:49.72 ID:Yw2lML16
- ξ;听)ξ「・・・!!!!」
ブーンは地面にライフルを乱射していた。
ブーンの目的は、地面の中に存在するゴウシンの長い胴を露出させることであった。
(#+;ω゜)「ツン!!ツンのテクニックならやれるお!!はやくやるお!!!」
ξ;听)ξ「わかったわ!!!」
ツンは空にトモイロドウの先を向ける。氷のフォトンオーラが杖を包む。
- 84: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:38:07.46 ID:Yw2lML16
ミズラキに冷たい空気が流れる。
ξ#゚听)ξ「ぶっころしてやる!!!!!!」
ズズン!という音とともに地面から連続して氷柱が現れる。
氷柱はゴウシンの堅い皮膚をたやすく突き刺し、傷口から凍らせる。
(#+;ω゜)「ドクオ!!!」
(;;'A`)「うおお!!!」
ドクオは力を込めゴウシンの顎から抜け出した。全身を串刺しにされ、油断しているゴウシンから抜け出すのは容易なことであった。
- 85: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:38:36.61 ID:Yw2lML16
- 地面にどさっと倒れこむドクオ。
(;;'A`)「さすがにダメかとおもった・・・。」
ξ;゚听)ξ「はぁ・・・。はぁ・・・。」
ゴウシンはもう動かない。ツンのダム・バータにより完全に封殺されたようだ。
(+#ω^)「安心したお・・・。」
- 86: 作者@楓 :2007/03/11(日) 22:39:12.99 ID:Yw2lML16
- ξ゚听)ξ「安心なんてまだはやいわよ!」
ξ゚听)ξ「今すぐレスタするからじっとしてて二人とも!!」
持ち替えた杖が白く光り、二人を包む。
(;'A`)「すまん。」
(;”^ω^)「たすかったお。」
ξ゚听)ξ「レスタは応急手当にしかならないんだから、とりあえず戻りましょう。」
ξ゚听)ξ「命あってのガーディアンズでしょ。無理して死んだらそこまでよ!」
- 87:作者@楓 :2007/03/11(日) 22:42:53.45 ID:Yw2lML16
- そういってツンは二人をオウトクシティまで連れて行くことにした。
( ´_ゝ`) 「あーあ。ゴウシンがやられてしまった。」
ツンたちがいた場所に近い浮遊島で一人の男がつぶやく。
(´<_` )「ああ。やられてしまったな兄者。」
男に瓜二つの容姿の男もつぶやく。
( ´_ゝ`) 「さて。」
(´<_` )「おれたちのやるべきことは。」
( ´_ゝ`) 「流石だな。俺たち」(´<_` )
第3話「キバガアバラグッサグサボブ」完
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