(^ω^)が三国志の世界へ迷い込んだようです

  
3:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:33:53.94 ID:+CKJYf1E0
  
その数日後、袁紹軍が公孫サン領に進軍してきた。
公孫サン軍の領土には森林が多いので、夜に伏兵を森林に置いておいた。
それを袁紹軍の祖授が見抜いて、伏兵は全てやられてしまった。
それに公孫サン軍の兵士は驚き、士気が下がってしまったのである。
その士気が下がった時に袁紹軍に曹操軍が加勢したという情報が公孫サンに入った。

兵士「たった今入った情報によりますと、袁紹の軍勢に曹操軍が加わったようです!!」

公孫サンはこの知らせを聞いて愕然とした。
ただでさえ劣勢なのに、曹操軍が加わったという事は、これ正に勝ち目が無いのである。
袁紹軍には猛将、文醜と軍師の祖授がいるだけでまだ巻き返せるが、
曹操軍には夏侯惇、許チョ、夏侯淵、他にも猛将と呼ばれる者が数多くいる。
これでは勝ちようがない。

公孫サンは決意した。
総大将として、徳のある人間として出来ることは何か。

公孫サン「・・・・・袁紹軍に、降伏する」

兵士「公孫サン殿・・・・・?」

公孫サン「袁紹軍に降伏する、と言った!
白旗を持って来い!!」



  
4:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:34:35.69 ID:+CKJYf1E0
  
劉備「曹操軍が袁紹軍に加わった!?
くそっ、分が悪くなってきたね!」

徐庶「ええ、ですがまだ勝ち目が無いわけではありません!
我々でこの戦局、覆して見せましょう!」

張飛「おお!やってやろうぜ、兄者!!」

関羽「ああ!俺たちの武で、曹操軍共々蹴散らしてやるわ!!」

周倉「・・・・・どうやら、その必要は無いようです。関羽殿」

周倉は『それ』に気がついた。

背後から、馬に乗った公孫サンがやってくるのが見えた。
それも、白旗を振りながら。

戦場の誰もが、馬上の公孫サンを見ていた。
袁紹軍は笑顔でそれを見ているが、公孫サン軍はそれを絶望的な表情で見ていた。

劉備「嘘だろ・・・・・何考えてるんだ!!」

劉備は馬を走らせると、公孫サンの馬の横についた。



  
5:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:35:06.41 ID:+CKJYf1E0
  
劉備「公孫サン殿!何を考えておいでです!?
戦いはまだ終わっていないのですよ!!」

公孫サン「いや、もう戦いは終わりだ。
これ以上の犠牲を、出すことはできん」

劉備「しかし!まだ勝機はあります!!
私たちが、この戦局を覆します!
ですからどうかお考え直しを!!」

公孫サン「いい加減にせい!劉元徳よっ!!」

公孫サンは劉備を一喝した。

劉備「っ・・・・・!!」

公孫サン「私はこれ以上の犠牲を出したくない。
そのために降伏するのだ」

劉備「・・・・・しかし、それでは公孫サン殿が!!」

公孫サン「私の首一つで幾つの命が救えるだろうか?
それを考えれば、この公孫サンは喜んで首を差し出す!!」



  
6:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:36:19.20 ID:+CKJYf1E0
  
劉備「公孫サン殿・・・・・」

公孫サン「劉備、私はお前に期待しておるぞ。
お前にこの乱世を治める力があると私は確信した。
これからも、その仁の心を持ち続けるのだ。良いな?」

劉備「・・・・・はい。公孫サン殿もお元気で」

公孫サン「ふふ、あの世でお前のこれからを見させてもらうぞ。
それでは、さらばだ!乱世よっ!!」

公孫サンはそう言い放つと、馬を走らせた。
劉備は、それを黙って見ているしかなかった。

関羽「くそっ、なんてことだ。あの公孫サン殿が・・・・・」
周倉「私は悔しくてなりません・・・・・」
張飛「けどよ、俺たちは公孫サンに救われたんだぜ」
徐庶「一時、かも知れませんが・・・・・」

顔良「(これで私は袁紹軍に戻れる。
しかし・・・・・なんなのだ、この後味の悪さは)」

(^ω^)「ブーンたちはどうなるお?まさか処刑されるのかお?」


袁紹「顔良!!お前は顔良ではないのか!?」



  
7:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:37:16.74 ID:+CKJYf1E0
  
その時、袁紹と曹操が現れた。

顔良「袁紹殿・・・・・」

劉備「え?」

袁紹「よくぞ生きて・・・・・来い、文醜はお前を心配していたぞ!!」

劉備「どういうことだい、関良!」

顔良は劉備の方を見た。

顔良「劉備殿・・・・・私は、関良ではありません。
私は、顔良です」

関羽「なんだと?ではあの猛将と名高い・・・・・」

顔良「・・・・・はい。
あなた方には感謝しています。
あなたたちのおかげで、私は戦うこと以外に楽しみを見出すことができました。
特に関羽殿と武運・・・・・。
あなた達には、本当に感謝しています」



  
8:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:39:59.80 ID:+CKJYf1E0
  
(^ω^)「嘘だお!そんなの嘘だお!
関良は、いい人だお!」

顔良「いいえ、私は・・・・・・
本当はもっと、あなたたちといたかった。
これは本当です。どうか信じてください・・・・・」

劉備「関良・・・・・あんた」

顔良「では・・・・・袁紹殿、これからまた宜しくお願いします」

袁紹「ああ、お前が戻ってきてくれて本当に嬉しいぞ!
文醜が待っている、行くが良い」

顔良「ありがとうございます。それでは皆さん・・・・・
さようなら」

(^ω^)「行かないでくれお!関良がいないと寂しいお!
また一緒にドカベンごっこするお!
一緒にお茶飲むお!!」

顔良「・・・・・・本当に、ごめんね」

顔良は目を抑えながら文醜の元に向かっていった。

劉備「なんで、なんで皆去っていくのさ!!」

曹操「それを、望む者がいるからだ」



  
9:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:41:08.63 ID:+CKJYf1E0
  
劉備「曹操・・・・・!
あんたさえ来なけりゃ、公孫サン殿はっ!!!」

劉備は曹操をにらみつけた。

曹操「立派だったぞ、公孫サンの最後は。
堂々として死など恐れていない、そんな最後だった」

劉備「あんたって奴は・・・・・!
何しにきたんだ!!
あたしらは降伏なんかしないよ!!」

袁紹「そうではない。ま、落ち着け」

曹操は関羽を見た。
関羽の目も同じく、曹操をにらみつけていた。

曹操「・・・・・関羽をこちらに引き渡してもらおう」



  
10:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:42:17.79 ID:+CKJYf1E0
  
関羽は驚いた顔で曹操を見た。

劉備「ふざけるな!あたしの大切な弟を、あんたになんかやれるかってんだ!!」

曹操「そう言うと思っていた。
が、関羽。お前が拒否するのなら、ここにいるお前の仲間を処刑する」

関羽「!!!!」

劉備「なんだって!?」

曹操「言ったとおりだ。
さあ、関羽。ここで死を選ぶのか」

関羽「俺が降れば、仲間は助けると約束しろ。
そうしたら、お前に降ってやる」

曹操「俺に条件を突きつけるとはな。
だがお前が降ると言うのなら、お前の仲間は助けてやる。
だが俺の軍に降る、という条件付きでだ」

関羽「良いだろう。
・・・・・姉者、すまない」

劉備「・・・・・何もしてあげられなくて、ごめん」

関羽「曹操、これだけは覚えておけ。
・・・・・俺はお前を許さない。お前のせいで公孫サン殿は死んだのだからな」



  
12:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:42:55.95 ID:+CKJYf1E0
  
曹操「覚えておこう。
だがお前らには事が済むまで俺の配下として働いてもらうぞ」

劉備「・・・・・・」

曹操「(しかし、余計なものがついてきたな。
これは困った・・・・・のか分からんが)」

その後、劉備たちは曹操たちとしばらく行動を共にする事となった。
袁紹たちは自分達の城に戻り、曹操たちも自分達の城に帰ることになった。

(^ω^)「・・・・・・」

その旅路の途中、ブーンはずっと黙っていた。
いつもなら、皆と話しているのに、だ。

劉備「(武運・・・・・)」

劉備はブーンに申し訳ないと思いながら道を行く。

関羽「(この俺にもっと力があれば、こんな男など・・・・・!)」



  
13:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:43:25.63 ID:+CKJYf1E0
  
関羽は曹操をにらみつけた。
その関羽の様子は、曹操も気づいていた。

曹操「(恐ろしい目をしている。奴らを長く俺の元に置いていたら、
俺は斬られるな)」

曹操はあまり劉備たちを長居させてはいけないと思いつつ馬を走らせた。

その後劉備たちは客人としてではなく曹操の配下として部屋が割り振られた。
割り振られたと言っても、劉備たちは全員1つの部屋である。
とりあえず荷物を置き、曹操たちが行う軍議に劉備と徐庶は向かっていった。

曹操「さて・・・・・まずは劉備と徐庶、良く来てくれた」

劉備「・・・・・」

劉備は何も言わない。
それを見た徐庶がそれとなくフォローを入れる。

徐庶「あ、あの劉備さんは長旅で疲れておいでですので・・・」



  
14:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:44:00.72 ID:+CKJYf1E0
  
曹操「ふん、そうか。
それをおして来てくれるとは、なかなか熱心だな、劉備よ」

劉備「・・・・・・」

劉備はまた何も言わない。
それを見た徐庶がまたフォローを入れる。

徐庶「え、ええと劉備さんはこれからの作戦をより良く理解する必要があるとのことで・・・」

曹操「なるほど。その姿勢は立派だな」

郭嘉「ごほぉん!それでは軍議を始めます!」

曹操と徐庶のやり取りを見ていた郭嘉は、それを諌めるように本題に入ろうとした。

曹操「・・・・・しばらく兵を休ませた後、袁紹を攻め滅ぼす為、軍を北へ動かす」

さすがに劉備もこの言葉には驚いた。

郭嘉「まず夏侯惇殿に延津周辺の守りを固めてもらいます。
夏侯淵殿は白馬周辺の守りを固めるように」



  
15:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:45:15.22 ID:+CKJYf1E0
  
夏侯惇「了解です」

夏侯淵「はいな!」

惇、淵両将は同時に頷いた。

郭嘉「よろしい。そして曹洪殿を左翼、曹仁殿を右翼に配置し、
先鋒には許チョ殿、あなたに」

許チョ「・・・・・うん」

曹仁「了解致した」

曹洪「了解だ」

曹仁、曹洪、許チョは頷いた。

郭嘉「よろしい。
御三方に攻めていただくのですが、相手は大勢ですので・・・・・
しばらく攻め立てたら、関羽、張飛殿を先鋒に、
周倉、武運殿に右翼を、徐庶、劉備さんに左翼を援護してもらいます。
特に先鋒の関羽、張飛殿には奮闘してもらいますよ?」



  
16:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:46:25.18 ID:+CKJYf1E0
  
郭嘉は劉備を見た。
劉備は何も言わず、頷いただけだった。

郭嘉「劉備さんたちが援護に出ることによって、袁紹軍の士気は下がることでしょう。
そこで、関羽、張飛殿に敵の兵糧庫を攻めてもらいます。
それにより袁紹軍の士気はさらに下がるので・・・・・
全軍で攻めます」

曹操「手順は以上だ。
武運を祈る」

曹操たちの軍議が終わると、劉備たちは足早に部屋に帰っていった。

曹操「しかし、余計なものがついてきたものだ」

曹操は、郭嘉とまだ話し合っていた。



  
17:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:47:35.25 ID:+CKJYf1E0
  
郭嘉「そうだな。だが全員名の知れた武将なのが救いだ。
せめて1人でも多くの兵を斬ってくれたら、それでいい」

曹操「それはそうなのだがな。
だが、最も危険なのは関羽だ。
俺を相当憎んでいるはずだ、奴は」

郭嘉「背中は常に気をつけろよ?
戦中に、総大将が斬られたらたまらんからな」

曹操「奴らはこの戦が終わったら、俺の元から追い出すつもりだ。
奴らにいつ斬られるか、分からんからな」

郭嘉「好きにするといい。しかしそれまでは、
奴らに役に立ってもらおうじゃないか」

そういうと郭嘉は自分の部屋に帰っていった。



  
18:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:49:22.25 ID:+CKJYf1E0
  
劉備と徐庶は部屋に帰ると、関羽、張飛、周倉、ブーンに作戦を説明した。

関羽「なるほどな。俺と翼徳が先鋒か・・・・・」
張飛「兄者、ここは気が進まないと思うけどさ、なんとかやってくんねぇか?」
関羽「分かっている。が、俺の堰月刀が奴を斬ってしまうかも知れん」

関羽は堰月刀に目をやった。
堰月刀は人の血はまだかと、月の光を反射して淡く光っている。

劉備「やめときな。今はね」

劉備は関羽をたしなめる。

関羽「姉者・・・・・」

劉備「いつか、曹操を斬るときは来るよ。
そんときは、あんたに斬ってもらうからね」

関羽「了解致した」



  
19:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/29(土) 23:49:59.04 ID:+CKJYf1E0
  
徐庶「しかし・・・・・曹操も恐ろしい男です。
まさか昔からの友である袁紹を攻め滅ぼすとは」

周倉「曹操にとっては、かつての友も踏み台でしか無いのだな」
(^ω^)「ひどいお。友達を何だと思ってるお!!」

劉備「友達であろうとなんだろうと自分に利用価値が無ければ、
切り捨てる男さ。あの男は・・・・・」

徐庶「そうですね。
・・・・・その事はもう置いておきましょう。
今は来るべき時に備えて、休みましょうか」

劉備「そうだね・・・・・じゃ、寝るとしようか」

そういうと、劉備は自分の布団に向かった。
それに続くように、皆も自分の布団に向かう。
大きな戦に備えて、劉備たちは眠った。



  
25:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/30(日) 00:10:25.77 ID:dOre37Ic0
  
曹操軍が大軍を率いて袁紹軍を攻め滅ぼそうとしている事は、すぐに袁紹にも分かった。
物見兵からの報告で、もうすぐそこにまで攻めてきているという報告が入ったからだ。
しかしその時、袁紹は朝ごはんを食べている最中だった。

兵士「伝令!曹操軍が大軍を率いてこちらに来る模様!!」

兵士は袁紹の部屋にノックなしで入った。
炎症の部屋の扉には「ノックしろ!」という張り紙がしてあるにもかかわらずだ。

袁紹「エホァッ!!エハァッ!!
てめぇ、喉に詰まったろーが!!」

兵士「す、すいません!しかし、曹操軍はこの間にも進行してきています!
急いで報告しなければと思ったのですが・・・」

袁紹「そ、そうだろうな。
しかし曹操め、やはり攻めてきおったか!
対抗する準備を!!」

兵士「はっ!!」

袁紹はすぐに兵士を走らせた。

袁紹「・・・・・曹操め、覚悟せい!
我が旧友なれど、手加減はせんぞっ!!」

袁紹は棚に飾ってあった剣をとり、兵士の後を追った。



  
26:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/30(日) 00:12:12.22 ID:dOre37Ic0
  
祖授「やっぱり、攻めてきましたなー。
ま、あっちも大軍ですが、こっちはそれ以上の大軍です。
心配はなさらずに」

袁紹「とはいってもなぁ!
奴には優秀な軍師がいるし、それに奴自身も百出奇計の持ち主!
兵力はこちらの方が上とて、油断はできん!!」

祖授「んー、とりあえずまずは迎えうつ方向で。
そこから相手がどう出るかによって、こちらも考えねばなりますまい?」

袁紹「う、そうか。
ではお前、顔良と文醜を呼んでこい!」



  
27:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/30(日) 00:13:05.61 ID:dOre37Ic0
  
袁紹は傍にいた兵士に、顔良と文醜を呼び寄せるよう手配した。
それから10分ぐらい立って、顔良と文醜はやってきた。

顔良「お呼びでしょうか」
文醜「呼んだかぁー?」

袁紹「うむ。
お前たち2人には重要な任務を与える。
文醜は先鋒を務めて曹操軍を迎えうて。
顔良は左翼で奮闘せよ」

文醜「えっ?顔良と離れるのは、いやだよぉ」

文醜が渋る。

顔良「文醜、これは袁紹殿の命令です。
従って下さい」

文醜「顔良がそういうんなら・・・・・」

顔良「私も頑張るから、文醜もね」

文醜「うん。そいじゃなぁー」

そういうと文醜は先鋒部隊の元へと向かっていった。



  
29:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/30(日) 00:20:14.31 ID:dOre37Ic0
  
顔良「それでは袁紹殿、私も・・・」

袁紹「待て」

配置に就こうとした顔良を、袁紹が止めた。

顔良「何か?」

袁紹「お前、奴ら相手に戦えるのか」

顔良「曹操軍相手に、引けは取りませんよ。
ご安心を」

袁紹「そうではない。
・・・・・劉備たちだ」

顔良「!」

袁紹「奴らに恩がある事は私も知っている。
だがな、それで戦えんとなったら、困るのだ」



  
30:1 ◆0S5frHLuDM :2006/07/30(日) 00:20:49.37 ID:dOre37Ic0
  
顔良はうつむいた。

顔良「大丈夫ですよ」

袁紹「本当か?」

顔良は空を仰ぎながら答えた。

顔良「・・・・・ええ」

袁紹「それならば良い。
では、頼んだぞ」

顔良「了解しました」

そういうと、顔良も自分の配置点へ走っていった。

袁紹「うむ、これで準備は整ったな!
全軍、曹操軍を迎えうて!
敵将を打った者には、褒美をくれてやる!!」

兵士「おおーっ!!」

袁紹は兵士に檄を飛ばすと、剣を掲げて見せた。

袁紹「名門袁家の実力、見せてやるのだ!!
全軍、突撃ぃーっ!!!」



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