( ^ω^)ブーンが幼女に…するそうです

  
271:◆i5/zZD/ThA :2006/07/27(木) 10:19:30.45 ID:kw2MSykH0
  


家に帰ってからブーンはずっと携帯電話と顔を向き合わせていた。
しぃに対して、何を書いたらいいか分からない。

一度は打った分を消して打ち直してまた打って消して を繰り返していたら数時間経っていた。
( ^ω^)「…疲れたお」

携帯電話を放ってベッドに横になるブーン。

こんなに疲れるならメールをやめてしまおうか?
ただのメル友だし、幼女なんか興味ないし、…

いや、それは出来ない。しちゃいけない気がする。

これもまた、上手く説明できない感情だ。

( ^ω^)(…ネットでもやるかお)

ブーンは部屋のパソコンの電源を付けると、2ちゃんねるを開いた。

( ^ω^)(VIPで安価メールでもしてみようかお…)


ーそういえば、あの子と知り会ったのは2ちゃんねるだった。



  
272:◆i5/zZD/ThA :2006/07/27(木) 10:21:59.47 ID:kw2MSykH0
  


2:2ちゃんねるでメル友を作るスレ(379)
その日、ブーンがいつものように2ちゃんねるを徘徊していると、一つのスレが目に入った。

( ^ω^)(メル友?…きっと出会い厨のすつく(←ry だお)

そんな事を思いながらもブーンはそのスレを覗いていた。

233 :名無しさん:2005/07/21(水) 15:25:01.01 ID:FejCdRrT0
         【名前】dsでおで
         【年齢】17
         【生息地】秋田
         【アドレス】**********@***********.**
         【ひと言】メル友になりませんか?

234 :名無しさん:2005/07/21(水) 15:28:15.30 ID:SdHOdFENF1
         【名前】ふじこ
         【年齢】19
         【生息地】岩手
         【アドレス】**********@***********.**
         【ひと言】絶対返します。気軽にメールください。

234 :名無しさん:2005/07/21(水) 15:35:00.09 ID:HDEOKjduJI
         【名前】ぬこぬこぬこ
         【年齢】23
         【生息地】ヌイガタ
         【アドレス】**********@***********.**
         【ひと言】ぬこ好きメールくれ



  
273:◆i5/zZD/ThA :2006/07/27(木) 10:23:06.76 ID:kw2MSykH0
  
( ^ω^)(17歳の女子ならメールしてやってもいいかお…それにしても田舎者ばっかw田舎乙w)
そんな事を考えながらページをスクロールしていく。

301 :名無しさん:2005/07/21(水) 15:43:02.22 ID:HIDhdke1jd
         【名前】しぃ
         【年齢】21
         【生息地】都内
         【アドレス】**********@***********.**
         【ひと言】お暇な方メールしませんか?

( ^ω^)(…お。21ってタメだお。コイツにメール送ってみるお)

件名:2ちゃんみたお( ^ω^)
【僕も都内で21だお。メールしようお。僕はホライゾンだお。】

ブーンは何となく目についたアドレスに暇つぶしにメールを送ってみた。

返信は1時間もしないうちに返ってきた。



  
274:◆i5/zZD/ThA :2006/07/27(木) 10:24:21.64 ID:kw2MSykH0
  



しぃは返事を返しやすいように気を使ってくれたし、メールは単純に楽しかった。

気づいたらその日は朝までしぃとメールしていた。次の日大学でも一日中メールをしていた。
そんなこんなでメールを続けて1年目が立った頃、【会わないか】という空気が漂ってきた。
いや正確にはブーンが漂わせた空気なのだが。

そしてwktkして会ったら…そう…幼女だったわけで…

( ^ω^)(改めてインターネッツは怖いと思うお)

ブーンはパソコンの電源を落とした。



  
300:◆i5/zZD/ThA :2006/07/27(木) 12:13:03.80 ID:KjX2wh270
  


DQN女1「こいつ超うぜぇんだけどwwww昼休みに本とか読んでるよwww」

「…返して」

その子から奪った本をひらひらとかざして笑い会うDQN達

DQN女2「返してよーだってww糞キメェwwww死ねばいいのにwww」

「…」

DQN1女「キメェからwwwマジもう学校くんなよ!ww」

(やめるお。可哀想だお。)

DQN1女「ちょww何か内藤がこっちみてるんですけどwww」

DQN女2「マジでwwwキメェwwwセクハラで訴えるぞピザwww」

(#^ω^)(…キメェのはお前らだお。お前らが学校に来るなお)

僕は目をそらした。机に突っ伏して脳内でDQN達に精一杯の罵声を浴びせた

何もできなかった。虐められてるその子を見て、助けてあげるどころか声をかけてあげる事すら。
その子は、学校に来なくなって、他の中学へ転校して行った。



  
301:◆i5/zZD/ThA :2006/07/27(木) 12:14:36.61 ID:KjX2wh270
  



( ^ω^)「…夢かお」

ずっと忘れていた中学時代。忘れようとしていたあの子の存在。
見て見ぬふりをした自分。

ブーンは無意識にしぃと中学時代のあのこを重ねていた。



戻る次のページ