( ^ω^)ブーンが幼女に…するそうです
- 2:◆i5/zZD/ThA :2006/07/31(月) 21:06:38.07 ID:pt58+Ius0
- 8話
さて、これからどうするか?
とりあえず事実を確かめなきゃ。
それからどうするかはブーンが決めることだ。
名前も住所も解ったし学校名を調べるのは簡単。
その学校に不登校児がいるか調べるのなんてもっと簡単。
ピンポーン
(´・ω・`)「ブーン、急に済まない。」
( ^ω^)「?まぁいいお。」
ショボンが急に家にやって来た。いつになく真面目な顔だったから
挨拶うんぬんはハショって家に入れた。
( ^ω^)「それで、どうかしたのかお?」
(´・ω・`)「それが、いろいろ解ったことがあって。
ブーンが今後どうしていきたいか聞きたくてね。」
ショボンはいつも通学に使っているカバンから書類を取り出し
テーブルの上に置いた。
- 3:◆i5/zZD/ThA :2006/07/31(月) 21:07:05.29 ID:pt58+Ius0
(´・ω・`)「これを見て欲しい」
VIP中学生徒名簿
( ^ω^)「これは?」
ブーンは書類を手に取った。
(´・ω・`)「幼女の通っている中学の名簿だよ」
( ^ω^)「!?」
(´・ω・`)「勝手な事して済まない。僕のちょっとした興味で調べさせて貰ったんだ」
( ^ω^)「そ…そうなのかお」
どうやって調べたんだ?と聞きたかった所だが、何となく聞けるふいんき(ryではなかった。
(´・ω・`)「その学校の不登校児は3名。内2名が女子、一人は中3だから、もう一人。」
( ^ω^)「それがしぃって事かお?」
(´・ω・`)「そういう事になるね。」
- 4:◆i5/zZD/ThA :2006/07/31(月) 21:07:25.71 ID:pt58+Ius0
ブーンは不思議な感覚がしていた。
霧が晴れたなんというか、距離が一気に近づいたような、そんな気持ち。
と同時に、中学のあの子の事を思い出していた。
(´・ω・`)「さて、ブーン。君は何かがしたいと言ったけど」
( ^ω^)「…」
(´・ω・`)「具体的に何が出来ると思う?」
何が出来るか。改めて言われると解らない。
そもそも漠然と何かしてあげたい。としか考えてなかった。
( ^ω^)「解らないお。…ショボンは僕に何か出来ることはあると思うかお?」
ブーンはショボンに逆に聞き返した。
(´・ω・`)「そうだね、僕も実は昨日考えていたんだけど。
原因が何か解らないと何とも言えないな。」
( ^ω^)「…」
(´・ω・`)「原因がいじめであるとすれば
いじめっ子に僕らで【自主規制】するとか【自主規制】するとか方法があるけど」
(;^ω^)「…怖いお」
ショボンが真面目な顔で言うから余計怖かった。
- 2:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:33:59.26 ID:veGcJWKI0
( ^ω^)「もっとこう…平和的に解決したいお」
(´・ω・`)「そうだね。僕も出来れば血は見たくない」
( ^ω^)「あ、学校にメールを送ってみるっていうのはどうかお」
我ながら名案だと思った
これならしぃに僕らの存在を気づかれず、尚かつ学校にはしぃの事を考えて貰える
(´・ω・`)「…やってみても良いけど…無駄じゃないかな」
ショボンがあっさり切り捨てた
(´・ω・`)「大体学校は出来るだけの事をしているだろうし
していなかったとしてもたかがメールの一通で対応を変えるとは思えないね」
( ^ω^)「…」
(´・ω・`)「もっと現実的に考えようよ」
(;^ω^)(じゃあ自分はどうなんだお)
- 3:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:34:16.89 ID:veGcJWKI0
ブーンは悩んだ。何か無いか。何か。
しぃが学校に行けるようになるにはどうしたら良い?
(´・ω・`)「…ブーン、僕は今の考えじゃ何も良い案は出てこない気がしてるんだ」
しばらくの沈黙の後でショボンが口を開いた
( ^ω^)「?」
(´・ω・`)「どうやったら学校に行けるかって考えは間違っている気がする」
( ^ω^)「!」
(´・ω・`)「確かに学校は行った方が良い。それは当たり前。
だけど選択肢はそれだけじゃない
家にいるのも塾に行くのも外で遊ぶのも選択肢
その子は理由はどうあれ家に居るのを選んでるんだ
(;^ω^)「でも俺はその選択が正しいとは思えないお」
(´・ω・`)「僕も正しいとは言ってない
只、学校に行くという考えに固執するのは間違ってる
それだけが正解だとは思えない」
( ^ω^)「それはそうだけど…」
- 4:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:34:33.85 ID:veGcJWKI0
何としてもしぃに学校に行って貰いたい
行ける様にしてあげたい
ブーンはその考えに固執していた
(´・ω・`)「ブーン、君は何でそんなに学校に行かせたいんだ?
それだけが幸せで他の選択肢は不幸だとでも言いたいの?」
それは違う 違うけど
( ^ω^)「じゃあショボンはどうしたら良いと思ってるんだお?」
ブーンの問いに、ショボンは少し考えて答えた
(´・ω・`)「フリースクールやカウンセリングルームに通うとか、
まぁ色々有るけど、僕らがそれを考えても仕方ないんじゃないかな」
(;^ω^)「…」
やっぱり俺には何も出来ない。あの子にも何も出来なかった。
全然変わってない。あの時と。
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