( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
6: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:03:32.74 ID:1Q8FfZVJ0
  
*十七話*


⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン


( ^ω^)「おっ、出口だお! きっとブーンが一番乗りだお!!」



( ^ω^)「とうちゃくだお〜〜」


( ゚∀゚)「お! 来たか!!」

(´・ω・`)「遅かったね」

ξ゚听)ξ「やられたのかと思ったわよ」


(;^ω^)「お? なんだブーンが一番最後かお……」



  
7: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:05:32.89 ID:1Q8FfZVJ0
  

ξ゚听)ξ「私が一番。40行で支度したわ」

(´・ω・`)「次が僕。ほとんどツンと同時だったけどね」

( ゚∀゚)「俺は結構、時間かかっちまったな。ついさっき来たところだ」


(´・ω・`)「まぁ何はともあれ全員無事に集合だ」



( ^ω^)「ツン、ゲントの杖で回復を頼むお」

ξ゚听)ξ「へ? 別に怪我してるようには見えないわよ」


(ω^(⊃*⊂)「アナルがヒリヒリするんだお……
    '    やっぱりハバネロのパワーに耐えるのは無理だったお……」



  
9: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:07:05.08 ID:1Q8FfZVJ0
  

ξ///)ξ「きゃ! バカ、汚いもの見せないでよ!!! しかも何か見えてるわよ!!」

(ω^(⊃*⊂)「おっと失礼したお。ブーンのバベルタワーが顔をのぞかせていたお」

ξ///)ξ「バベルって程の大きさじゃないわよ!!
     それに自業自得よ! もう知らないんだから」

(ω^;(⊃*⊂)「そんな頼むお。このままじゃヒリヒリして戦えないお……」


(*´・ω・`)「なんなら僕のバベルで痛みをやわらげてあげようか……はぁはぁ」



         
      .(; ^ω^)\  遠慮しておくお
      | \ / \√|
      ( ヽ√| ` ̄
      ノ>ノ  ̄
      レレ   ((


 ブーンは 全力で 後ずさりした!



  
10: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:10:42.49 ID:1Q8FfZVJ0
  
(´・ω・`)「まぁ冗談はここまでにして」

(;゚∀゚)「冗談に聞こえなかったぞ」

(´・ω・`)「ツン治してあげなよ。
      これからムドーとの決戦が待ってるんだから、不安要素は全て取り除いておいたほうがいい」

ξ///)ξ「しょうがないわね。この貸しは高いわよ!」

(ω^;(⊃*⊂)「早くしてくれお。
         このままだとヒリヒリしすぎてメラ系呪文を習得してしまいそうだお」

( ゚∀゚)「ただし魔法は尻から出る!」

 ツンは ゲントの杖に 祈りをささげた!
 しかし なにも おこらなかった!!


ξ;゚听)ξ「あら? へんね……」

(´・ω・`)「何か使い方があるのかな?
      合いことば!? 場所!? それとも道具のならべかた…!?」

( ゚∀゚)「道具のならべかた……! そうか『ひとしこのみ』だ!!」

(´・ω・`)「それは何かずっと先の未来の話な気がするよ」



  
11: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:12:50.47 ID:1Q8FfZVJ0
  

ξ゚听)ξ「そういえば……

   「ただし、ネコミミつけてる人が使わないと効果ないっスよwwww」

      って言ってたわね……そうか私のネコミミ斬り裂かれちゃったから……」


(;^ω^)つ∧_∧「なら、ブーンのをあげるから早く治してくれお」

.∧∧
ξ///)ξ「ありがt……フン、コレで貸し借り0ってことにしといてあげるわ!!」

 ツンは ゲントの杖に祈りを ささげた!
 なんと ブーンの アナルが 癒された!!


( ^ω^)「おっおっおww完全復活だお!!
      もうアナルにハバネロ(フリスク)を入れたりなんか絶対にしないよ」

 それにしても この少年
 何故アナルに ハバネロを 入れるという暴挙に およんだのであろうか?
 なんとも まぬけな男である



  
15: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:15:01.60 ID:1Q8FfZVJ0
  

( ゚∀゚)「さぁいよいよだな……」

ξ゚听)ξ「この扉の向こうにムドーが待ち構えているのね……」

(´・ω・`)「ムドーは怪しげな術を使うそうだから気をつけようね」

( ^ω^)「ムドー……みんなの敵をとるお!!」

ξ゚听)ξ「さぁ行きましょう!!!」


 ブーン達は 扉を 開けた!








ムドー「先手必勝!! 惑え! ALICE IN WONDERLAND!!!」


 ムドーは まゆばい光を 発した!!



  
18: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:18:19.22 ID:1Q8FfZVJ0
  

( ^ω^)「お?」
( ゚∀゚)「なっ!」
(´・ω・`)「ぬっ!」
ξ゚听)ξ「――ッ……」


ムドー「わっはっはっはっ。
     お前達のような虫ケラが来ようともこの私を倒すことなどできぬ!
     精神の内側からジグジグと削り殺してやろう」



 ……………………



 …………


 ……

 …



  
19: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:21:19.73 ID:1Q8FfZVJ0
  
〜?〜

( ^ω^)「お? ココはどこだお? 真っ暗で何も見えないお……」

(;^ω^)「みんな、いるのかおー」


   「いるのかおー」


    「のかおー」


     「おー」


    「…………」
   

 ブーンの 台詞が こだました……


(;^ω^)「どうやら一人だけみたいだお……」



  
22: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:23:42.02 ID:1Q8FfZVJ0
  
〜ムドーの間〜

(;゚∀゚)「いまの光はいったい……」

(´・ω・`)「不意打ちとはやってくれるね。流石は悪の親玉」


ξ;゚听)ξ「ブーン! ブーン!! ながおか、ショボン! ブーンが……」

(;´・ω・`)「!!!」(゚∀゚;)


( ω)「……………………」

 ブーンは 気を 失っている……



  
24: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:25:18.04 ID:1Q8FfZVJ0
  

ムドー「む……? そうかお前ら3人は……
     やはり夢に生きるものにはこの術は効かぬか……」


(♯゚∀゚)「おまえ! ブーンに何をした!!」


ムドー「わっはっはっはっは。そやつは今、自らの内なる闇に喰われておるのだ」


(´・ω・`)「ブーンの内なる闇……?」


ムドー「そやつの中の闇は、やがて全てを蝕み、精神を破壊する!!」

(;´・ω・`)「なんだって!!」(゚∀゚;)


ξ;゚听)ξ「ブーン! 起きてブ―――――ン!!!!」



  
25: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:27:19.17 ID:1Q8FfZVJ0
  
〜?〜

  ブラポ「ムダムダムダムダダァ!」

  ( ゚ω゚)「ゲボァッ」

  J( ;ー;)し「ブウウウウーーーーーン、ウッ……」

  J( ;ー;)し「ブーンどうか生きてて……」

  J( ;ー;)し『アストロン……』

  ブラポ「シタイニ アストロン ナンカ カケテ ドウスルンダァ ケケ
       セキゾウデモ ツクル キ カァ?」

  魔物C「ブラディーポ様、あらかた片付きました!!」

  ブラポ「ソウカ ナラ アトハ コイツダケダナ!!」


( ;ω;)「カーチャン!!!! ……はっ!!」

( ;ω;)「はぁはぁ……これはあのときの……!?
       なんで今こんなことを思い出したんだお!?」

( ω)「うっ……また頭の中から何かが呼び覚まされるお……」



  
26: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:28:56.25 ID:1Q8FfZVJ0
  



 ブーンの中 で次々と よみがえるつらい記憶

 それらは 確実に ブーンの心を 蝕んでいった




( ω)「はぁ、はぁ、はぁ」




( ω)「もう嫌だお……。やめてくれお……。こんなつらい思いではもうたくさんだお」




( ω)「いっそ殺してくれお……っ――まただお……また何かが心の奥底から呼び戻されるお……」



  
28: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:30:12.56 ID:1Q8FfZVJ0
  

  (メメ゚Д‐)「ゴ……ゴ……ルァ……」

  ( ;ω;)「ギコ!! ギコ!! 死んじゃだめだお!!」

  (メメ‐Д‐)「ゴルァ――――…………」

  ( ;ω;)「ギコ――――!! 誰かギコを、ギコを助けてくれお!!
        誰でもいいお、誰か、誰か――――――ッ!!」


( ;ω)「これは……あの時の……」


    ブーンが幼く 未熟で 走ることすら出来なかった頃
      己の無力さを 痛感 人生で初めての 絶望
    『死』という言葉の もつ意味を 知った時の 記憶


( ;ω;)「うっう……ギコ……もうたくさんだお……嫌だお
       誰かブーンを助けてくれお……」

( ;ω;)「もう耐えられないお……心が壊れてしまいそうだお……一人は嫌だお……」


            「ブーン!!」



  
32: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:33:12.59 ID:1Q8FfZVJ0
  

( ;ω;)「…………お……?」


       「なぁ……よかったら俺と一緒に旅をしてくれないか?」

( ;ω;)「これは……ながおかと旅を始めたときの……」


          「僕を君たちの旅に同行させてもらおう」

( ;ω;)「……ショボン」


           「私もつれていきなさいよ!」

      「勇気を出しなさいよ!! あなたならきっとできる!!」

( ;ω;)「ツン……」


( ;ω;)「そうだお……ブーンは一人じゃないお……仲間がいるお……」


( ^ω^)「いつまでもこんな所にいちゃダメだお! 皆の所へ戻るお!!」



  
33: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:35:24.00 ID:1Q8FfZVJ0
  
〜ムドーの間〜

ξ;凵G)ξ「ブーン!!」

(;゚∀゚)「ブーン!!」

(;´・ω・`)「ブ――ン!!」


( ^ω^)「お!」

 ブーンが 目を覚ました!!

ξ;凵G)ξ「ブ――――――ン!!!!」(゚∀゚(・ω・` )


( ^ω^)「おはようだお! みんな!」

ξ;凵G)ξ「おはようじゃないわよバカ……」

( ゚∀゚)「心配したんだぞ俺たち」

(´・ω・`)「生きててよかった……」



  
34: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:36:15.92 ID:1Q8FfZVJ0
  

ムドー「何だと!? お前のような人間が内なる闇に打ち勝ったとでもいうのか!!?」

( ^ω^)「ブーン一人じゃ無理だったお! でも皆が勇気をくれたんだお」

ムドー「『勇気』か……我が幻が戦ったものもそんなことを言っておったな……
     人間とは不思議なものだ……」

( ^ω^)「もうお前の術は効かないお!! 正々堂々と勝負だお!!」

ムドー「人間ごときが蝶子に乗りおって……!
     いいだろう魔の王たるものの力! 存分に味わうがよい!!」


( ^ω^)「皆、いくお!!」

( ゚∀゚)「ああ!! 腕がなるぜ!!」

(´・ω・`)「こういう奴はたっぷりおしおきしてやらなきゃね」

ξ゚听)ξ「私に涙を流させたこと後悔させてやるわ!」


               ムドーが あらわれた!

                      ▽



  
35: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:38:44.14 ID:1Q8FfZVJ0
  

ξ゚听)ξ「悪いけど速効で決めさせてもらうわ!!」


ξ゚听)ξ『ザラキ!!』

 ツンは デスノートに ムドーの名前を書き込んだ!!

ムドー「まさか!! そのノートは!!!!」

ξ゚听)ξ「皆、あと36行よ! 耐えて!!」

( ^ω^)「おっおっおwww楽勝だお」

ムドー「何故そのノートがこの世界にある!!」

ξ゚听)ξ「交換したのよ……! りんご3年分と!!」

(´・ω・`)b「僕が召喚した死神デューク更家とね!!」

ムドー「そのノートはこの世界にあってはならぬ存在……!
     バランス崩壊を起こす代物……! 破壊させてもらう!!」

ムドー『いなづま!!』

 ムドーは 激しい いなづまを 呼び寄せた!!



  
37: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:41:40.55 ID:1Q8FfZVJ0
  
ξ゚听)ξ「きゃあ!!」

 ツンの 持っていた デスノートは 燃え尽きた!!


ムドー「わっはっはっは!」

ξ゚听)ξ「でもノートに書き込まれたことは絶対!!
     例え燃え尽きてもあなたの死の運命は変わらない!!」

ムドー「なんだと!!?」

ξ゚听)ξ「そうこうしているうちに時間よ。残り8行……」

ムドー「し・・・死ぬのか!? 私は死ぬのか!!」

(;゚∀゚)「えっ、もう終わりかよ。まだ俺、何にもしてないだぜ?」

ξ゚听)ξ「コレがラストターン。次のあなたのターンで40行……時間よ」

ムドー「うわ―――――っ死にたくない!! 逝きたくない――――――ドクン……」



  
40: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:44:44.04 ID:1Q8FfZVJ0
  




















ムドー「なーんちゃってwwwww」



  
42: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:46:50.29 ID:1Q8FfZVJ0
  

ξ;゚听)ξ「な…何故… 何故 死なない…」

ムドー「さーて何故でしょうwwwクク…ククク…」

Σξ゚听)ξ「ハッ 『偽名!!』 それしかない」


ムドー「ご名答」

ξ゚听)ξ「あなたの本当の名前は何なの! 教えなさい!!」

ムドー「それを知ってどうする? もう頼みのノートはないぞ」

ξ;゚听)ξ「くっ……」



( ゚∀゚)「どうでもいいけどお前油断しすぎなんじゃないの?」


ムドー「何!? ガッ……!」

 ムドーは 背後から 何かの 攻撃を受けた!!
 ムドーに 37の ダメージ!!



  
44: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:48:49.14 ID:1Q8FfZVJ0
  
(゚∀゚ )「へへーん。影分身だ!」

( ゚∀゚)「GJ! もう一人の俺!!」


ムドー「なめおって!!」

 ムドーの 攻撃!!

(゚∀゚ )「おっと、分身解除!」

 ながおかBの 姿は消えた!
 ミス!! ムドーの 攻撃は 当たらなかった!!

ムドー「おのれ……っ!!」


(´・ω・`)「まだだよ! ずっと僕らのターン!!」
      召喚!! いでよ誇り高き最強の白き龍!!」

(´・ω・`)『ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン!!!』

 ショボンの前に 青眼の白龍が 現れた!! ドドーン


( ^ω^)「スゴイおーカッコいいおー!!」



  
48: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:50:52.66 ID:1Q8FfZVJ0
  


(´・ω・`)『滅びのバーストストリーム!!』

 青眼の白龍の 攻撃!!

 滅びの爆裂疾風弾!!! ┣゙ ゴ オ ォ


ムドー「どわあぁぁ!」

 ムドーに 89の ダメージ!!


(´・ω・`)「よくやった! 戻れ! ブルーアイズ!!」

 青眼の白龍は 異世界へと 帰っていった!



  
49: 17 ◆WOkutRzuoQ :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 13:52:02.60 ID:1Q8FfZVJ0
  

ムドー「フフフ、フハハハハハ! やってくれる、やってくれるわ人間め!」

( ^ω^)「ブーン達の力あまく見ないほうがいいおwww」


ムドー「いいだろう……見せてやろうこのムドーの真の姿!!
    100年かけて培った力を味あわせてやろう!!
    そして後悔するがいい……!!」





ムドー「ここからが真の戦いだ!!」





*十七話 おわり*



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