( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
7: ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:04:23.26 ID:wIrpaaC10
  
*二十四話*

〜海上〜


( ^ω^)「やっぱりチャモコの操舵だと酔わなくてすむおww」

(‐ロ∀ロ)「そりゃどうもっスwwwwww
      ところでこの前あげたネコミミのことなんっスけどwwwどうしたっスか?」

( ^ω^)「ああ、すまんお。ツンのが使えなくなっちゃったからブーンのをあげたんだお」

(‐ロ∀ロ)「そうっスかwwwならこんど村に来たときまたあげるっスよww
      今は自分の分しか持ってないっスwwサーセンwww
      でも、なかなかの自信作があるっスよwwwww」


( ゚∀゚)(はいはい、始まりましたよ。お得意のネコミミトークが……)


ξ゚听)ξ「ねぇ、話し込んでるところ悪いけどまだつかないの?」

( ゚∀゚)(おお! 会話の流れを止める一言、ナイスだツン!)



  
11: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:08:10.17 ID:wIrpaaC10
  

(‐ロ∀ロ)「もうすぐ到着するっスよwwwww」

( ゚∀゚)「あっ、陸が見えてきたぜ」

(‐ロ∀ロ)「じゃあそろそろ時間なんでww漏れはこれでおさらばっスwww」


Σ( ゚∀゚)「ん? あ、え? 一緒にこねぇのか!!」

(‐ロ∀ロ)「来てほしいのかwwww?」

( ゚∀゚)「いや、結構ww結構wwおつかれさまww」

(‐ロ∀ロ)「ついて行きたいのは山々なんっスけどねwww
     漏れも神の子と呼ばれるだけあってwwいろいろあるんっスよww
     ブログの更新とかwww新ジャンル「ネコミミメガネ」スレの活性化とかwww」

( ゚∀゚)「…………それどっちかって言うと旧ジャンルなんじゃねぇの?」

Σξ゚听)ξ「ツッコムとこ、そこぉ!?」


(‐ロ∀ロ)「男の方がネコミミメガネなんっスwwww新しいっスwww」



  
13: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:11:26.71 ID:wIrpaaC10
  

(;゚∀゚)(まぁいいか、コイツが一緒に来る気が無いとわかっただけで安心だ
      これで今夜も………くつろいで熟睡できるな)

( ^ω^)「それでこの船はどこに向かってるんだお」

(‐ロ∀ロ)「仲間が欲しいって言ってたっスよねww
      ここから見える陸地をちょっと進んだところにwww
      モンストルって言う町があるっスwww」

ξ゚听)ξ「モンストル……」


(‐ロ∀ロ)「そこに偉大な勇者がいるって聞いたっスwww
     その人でも仲間にさそったらどうっスかwwwww?
     回復呪文使えるかどうかまでは知らないっスけどwwサーセンww」

( ^ω^)「偉大な勇者……生贄にささげたモンスターの攻撃力の倍の攻撃力かお?」

(‐ロ∀ロ)「それはひねりすぎてて誰にも伝わらないっスよwwww
     せめて手札一枚捨ててカード1枚破壊ぐらいにしとけっスwww
     ちなみにその人じゃないっスよwwwww」

ξ゚听)ξ「マニアックなボケされても私は、ショボンみたいにツッコミできない無いわよ!」



  
16: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:14:39.07 ID:wIrpaaC10
  
〜陸地到着〜

(‐ロ∀ロ)「じゃww無事ついた所で帰るっスwww
      出発前に言ったように今度からこの船はもまい達のルーラに自動追跡するっスww」

(‐ロ∀ロ)「ブーンwwwwツンをw彼女を大切にしろっスよwwww」

( ^ω^)「え?」

(‐ロ∀ロ)「元気でなっスwwwブーン」


. ∧ ∧
(‐ロ∀ロ)「さらばっス ツンwブーンwwそしてwおっぱい馬鹿ww」


. ∧ ∧
(‐ロ∀ロ)『うおおお―――っwwwwwルーラwwwwwww』

パシュ!


(;゚∀゚)「あいつ、また……わかりづらい自爆フラグ残していきやがって……」

( ^ω^)「…あいつははじめて…自分以外のもののために戦おうとしてるんだお………おのれの命を捨てて…」

ξ゚听)ξ「なに意味わかんないこと言ってんのアンタ?」

(;^ω^)「なんか言わなきゃいけない気がしたんだお……」



  
19: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:17:49.62 ID:wIrpaaC10
  
――ブーン達が上陸して数時間後……。

〜森〜

( ^ω^)「おwおwおw無益な血を流すのはやめてブーン達の仲間にならないかお?」

ダンスキャロットA「なにこいつwwマジキモイんですけどーww」

(;^ω^)「じゃあそこのお兄さんはどうだお?
      ちょっとでいいからパーティ組んでみないかお?」

オークマンA「ブフゥー!!」

( ^ω^)「うはw何言ってるのかワカンネ。まだまだブーンも未熟だお
      でも相当お怒りの様子だお……」

オークマンA「ブヒヒィー!!!11」

 オークマンAの 攻撃!
 ブーンに 鉄球が迫る!!

(;^ω^)「!」

 だが その鉄球は ブーンに届くことなく 勢いをなくし地面に落ちた!
 ブーンがオークマンを見ると その身はツンのベギラマによって焼かれていた!!

 オークマンAを倒した!

ξ゚听)ξ「あんた勧誘もいいけど、そのままじゃ仲間が出来る前に死ぬわよ」



  
21: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:21:40.33 ID:wIrpaaC10
  

オークマンB「ブフ〜〜」

 オークマンBの 攻撃!
 今度はツンに向かって鉄球が迫る!

 ミス! ツンは華麗な足捌きで攻撃をかわした!


ξ゚听)ξ「ふぅ、こんな感じかしら……反撃よ! 私のリズムについてこれる?」

 ツンは誘う踊りを踊った!

 ズッタン ズッズッ タン!

 ズッタン ズッズッ タン!
 ズッタン ズッズッ タン!

   グイン グイン

バッ! バッ! バッ! バッ!


オークマンB「ンゴォおおおおおおおぉぉ――――ッ!!」

 オークマンBは つられて踊りだした!



  
24: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:24:59.82 ID:wIrpaaC10
  

 ジョルジュの 攻撃!
 ダンスキャロットAの 息の根を止めた!!

 そして その手には毒消し草がつかまれている!

( ゚∀゚)「おっ、盗賊としての才能が目覚めた感じだぜ」


ξ゚听)ξ「早くこっちの豚も倒してくれない? いいかげん踊り疲れるんだけど」

 ズッダンッ ズッ ズッ タン!

オークマンB「ゥんがァアアア――――アァッ!」

 オークマンBは つられて踊っている!


( ゚∀゚)「チャンスだ! ブーン、お前がやれ!!!」

( ^ω^)「……………………」

 しかし ブーンは 動かない!


( ゚∀゚)「オイ、ブーン!! ちっ……おっぱい!!」

 ジョルジュの 攻撃!
 オークマンBを 倒した!
 ブーン達は 魔物の群れに 勝利した!



  
27: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:28:00.04 ID:wIrpaaC10
  

( ゚∀゚)「どうしたんだブーン?」

( ^ω^)「……モンスターは全然ブーンの話を聞いてくれないお……
       やっぱり魔物と人間が仲良くするのは無理なのかお……?」

ξ゚听)ξ「何、弱気になってるのよ!
      まだ魔物使いとして歩み始めたばかりじゃない
      最初はうまくいかなくても当たり前よ!」

( ^ω^)「でも、ツンやながおかはもう盗賊や踊り子としての戦い方を見につけ始めてるお……
      特に長岡なんか、もう板についたって感じだお……
      それに比べてブーンはまだ獣系モンスターの言葉すら理解できないお……
      ブーンには魔物使いの才能は無いのかもしれんね……」

ξ゚听)ξ「はぁーあきれた。アンタねぇ、個人差ってものがあるんだから!
      長岡みたいな超人とアンタみたいなのを一緒に考えないの!」

( ゚∀゚)「そうだぜ。おまえにはおまえのペースがあるんだから少しずつかんばって見ろよ。
     きっといつかお前の言うことをわかってくれるモンスターに出会えるって」

( ^ω^)「お……もうちょっとがんばってみるお……」


  ブーン達は再び町を目指して歩き始めた!


ξ゚听)ξ「見て、町よ! きっとあそこがモンストルだわ!」



  
30: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:31:10.20 ID:wIrpaaC10
  
〜モンストル〜

( ^ω^)「まずは基本の情報収集だお」


村娘T「ようこそ旅のお方、ここはモンストルの町よ」
あらくれT「勇者アモヌが魔物を退治してくれたんだ」
( ><)「わかんないです!!」
神父T「暗くなる前にこの町から立ち去るのです」
男T「魔物は退治されたさ……でも毎晩毎晩この町には……」
男U「アモヌ様は魔物に襲われていた私の子供を助けてくれたんです」
村娘T「ようこそ旅のお方、ここはモンストルの町よ」
村娘T「ようこそ旅のお方、ここはモンストルの町よ」


( ^ω^)「偉大な勇者はアモヌさんって人らしいお」

( ゚∀゚)「その人の家にいってみようぜ!」

ξ゚听)ξ「でも気になることいってたわね……夜がどうとか……」


( ^ω^)「ところで長岡、その手に持ってる小さなメダルと布きれはなんだお?」

( ゚∀゚)「今の俺は盗賊なんだぜ? それにしても、こんなものしかないとは……しけた町だなぁ……」

(;^ω^)「…………まぁいいお(長岡がだんだんと悪の道に染まってるお……)」



  
33: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:34:12.00 ID:wIrpaaC10
  
〜アモヌの家〜

( ^ω^)「おいすだおー^^。アモヌさんはいますかお?」

「どちらさまかね? すまないけど、奥の部屋まで入ってきてくれるかな」

 奥のほうから 男の声が聞きこえた


(メ´∀`)「わざわざすまないね。ちょっと怪我で動けないもので
      私がアモヌですヨロシク。……で、あなた方は?」

 アモヌと名乗ったその男はさわやかでとても優しそうな一見戦いなどとは無縁そうな顔立ちだ。
 しかし、その右ほほには大きな十字傷があった。
 他にも顔中……体中に細かい傷や、痣がある。
 それはこの男が戦士……戦いに身を投じる者であることを物語っていた。

( ^ω^)「内藤ホライズン。ブーンですお」

( ゚∀゚)「ジョルジュ長岡だぜ」

ξ゚听)ξ「ツンです。……怪我大丈夫ですか?」

(メ´∀`)「ああ、今回はちょっときついけど、まぁすぐによくなるよ。
      あいにくこの町には回復呪文の使い手がいなくて、私もホイミぐらいしか使えなくてね」

( ゚∀゚)「チャモコの奴を帰したのは失敗だったか……」



  
35: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:37:25.24 ID:wIrpaaC10
  
.∧∧
ξ゚听)ξ「大丈夫よ。この杖があるわ」

 ツンは ゲントの杖に 祈りをささげた!
 アモヌの 傷が回復した!

(メ´∀`)「ありがとう。だいぶ楽になったよ
      それでブーン君たちは何のようで僕の所まで?」

( ^ω^)「この村を襲った魔物を退治した勇者っていう話を聞いてやってきたお
      よかったら、ブーン達の仲間になってもらえませんかお?」

(メ´∀`)「ははは、私が勇者ねぇ。はずかしいな。
      ……残念だけど君たちと一緒に旅をするわけにはいかないよ」

( ゚∀゚)「どうしてだ?」

(メ´∀`)「たしかに魔物は退治したけど、この村を襲う魔物は一匹じゃなかったらしいんだ。
       そいつが毎晩毎晩この村を襲うらしいんだよ」

ξ゚听)ξ「らしい……?」

(メ´∀`)「僕は毎晩そいつと戦ってるんだけど、いつも引き分けらしく気絶してしまって、
       戦ってるときの記憶も無いんだ。だからどんな奴かも思い出せない。
       朝気がついたら、村人に運ばれて、新しい傷とともにこのベッドの上さ」

ξ゚听)ξ(毎晩戦ってるときの記憶がなくなる? そんなことあるのかしら……?)

(メ´∀`)「と、いう訳でこの村を襲ってくる魔物を倒さない限り。 
      僕はこの村を離れるわけにはいかない。悪いが他をあたってくれ」



  
36: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:40:44.58 ID:wIrpaaC10
  
( ^ω^)「なら、この村を襲う魔物がいなくなればいいんですお?」

(メ´∀`)「そうだけど……?」

( ゚∀゚)「ブーンお前の考えてることはわかったぜ。
     アモヌさん、俺たちが今晩その魔物を退治するのを手伝うぜ」

(メ´∀`)「おお、それはありがたい!! なら今日はこの町の宿に泊まってくれ
      真夜中に奴は現れるはずだ、それまで休むといい。宿代は私にツケてもらってくれ」

( ^ω^)「じゃあお言葉に甘えて、宿で休ませてもらうお」

(メ´∀`)「奴を倒せた暁には、君たちの旅に協力することを約束しよう。
      ところでブーン君……」

( ^ω^)「なんだお?」

(メ´∀`)「創価に入らないか?」

(;^ω^)「悪いけどブーンはホナウド教だお」

(メ´∀`)「いや冗談だよ」

( ゚∀゚)「入ルのだ。ホナウド教に入ルのダ!」

ξ゚听)ξ「あんたもかい! …………私もよ」


 ブーン達は アモヌの家を出て宿屋に行き しばし眠りについた
 そして――



  
39: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:44:12.05 ID:wIrpaaC10
  
〜宿屋〜

ドォン! ドォン!

 ものすごい音とともに大地が揺れる。
 あまりの振動にブーン達は目を覚ました!


(;^ω^)「おおお、なんだお地震かお?」

ξ゚听)ξ「アモヌさんが行ってた魔物が来たのよ!
     ブーン、長岡! 準備はいい? 行くわよ!」

( ゚∀゚)「おう!」


 宿屋を出て、村の広場に向かうと
 そこには一匹の見慣れぬ生物が!



  
41: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:47:12.11 ID:wIrpaaC10
  

(メ゚д゚)「…………!」

 白く……美しい優雅な馬
 大きさなんかは一般的な馬とほとんど変わらねぇが
 その額には「それ」が「それ」であることを認識させる一本の立派な角
 そして右ほほには大きな十字傷……


ξ゚听)ξ「ユニコーン……?」

( ゚∀゚)「こいつが例のモンスターか!!」


(メ゚д゚)「ブルルッッ……ヒヒーン!!」

 ユニコーンは 雄たけびをあげ あたりを駆け回る
 そして 壁に激突を繰り返し 角を突き立て破壊する!


ξ゚听)ξ「このままじゃ村が……」

( ゚∀゚)「アモヌさんはまだきてないみたいだな、よし! とりあえず俺たちだけでやるぞ!」


( ^ω^)(あの傷、どっかで見た気がするお……
      そして、あのユニコーンはどこか悲しそうな目をしているお……)



  
43: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:50:17.09 ID:wIrpaaC10
  

ξ゚听)ξ『メラミ』

 ツンの放った火の玉が ユニコーンに襲い掛かる
 しかし ユニコーンは それを 華麗にかわした!


( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい! おっぱい!」

 一瞬の隙をつき ジョルジは ユニコーンにつめより
 左腕を振って 2発の打撃を叩き込んだ!!

(メ゚д゚)「ブルッルッ! ヒヒ――――――ン」

 ユニコーンに54のダメージ!!


   「ブーン君……」

 ふとブーンに話しかけてくる聞き覚えのある声。

( ^ω^)「お? アモヌさん来たのかお、どこにいるお?」

 ブーンはあたりを見回しアモヌを探した!
 しかしその姿はあたりには見当たらない


  「ブーン君、私はここだ、君たちの……グッ――」

(;^ω^)「まさか……!?」



  
45: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:53:34.72 ID:wIrpaaC10
  
ξ゚听)ξ『ベキラマ!!』

(メ゚д゚)「――――――――ッ!!」

 ユニコーンは 炎に焼かれ 苦しんでいる!

( ゚∀゚)「ナイスだツン! よしとどめだ!!」

(;^ω^)「やめるお!! 長岡!!!!」

( ゚∀゚)「ん? どうしたブーン!?」

 とどめを刺すために接近したジョルジの動きが
 ブーンの声に反応し止まる

(;^ω^)「そいつは……そのモンスターは……」

(メ゚д゚)「…………!!」

 自らの身を焼く炎が消えたユニコーンは ジョルジュを蹴り飛ばした!

(;゚∀゚)「ぐはっ……!!」

 ユニコーンの後ろ足が 隙だらけのジョルジュに直撃し
 ジョルジの体は 数メートル宙を舞った!!

ξ゚听)ξ「長岡ッ!! ……ブーンどういうつもりよ!!」

(;^ω^)「そのユニコーンを殺してはダメだお……!
     それは……そのユニコーンは……アモヌさんなんだお!!!」



  
48: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:56:44.66 ID:wIrpaaC10
  
      _人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだってー!!    <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

     <`/>'^ヾヘ/>         _  ∩
     {三} ((ノ、`'ノ))}       (;゚∀゚)彡 オッパイ!オッパイ!
    {ニ}ゝd ;゚听)^)       (  ⊂彡
    リ  (__]っ l: >        |   | 
       </_ハヽゝ         し ⌒J
        (ノノ


(;゚∀゚)o彡゜「なっ、何言ってんだよブーン!! おっぱい! おっぱい!」

( ^ω^)「長岡餅つけお。ブーンにはわかるんだお、そのユニコーンの声が……」

(メ゚д゚)「ヒヒ――――ン」

 ユニコーンは 再び あたりを駆け回り 破壊している!

( ^ω^)「自分がアモヌだと、あのユニコ−ンはそう言ったお!」

ξ゚听)ξ「魔物使いとして成長して言葉がわかるようになったってこと……?」


(メ゚д゚)「ヒ……ヒーン!(ブーン君……私はこのとおり毎晩魔物となって村を壊している)
      ヒーン!(しかも目を覚ましたとき、この記憶は無いんだ……)
      ブルルッ!(だから私は魔物と戦っていると村人に言われそう思い込んでいるんだ)」

( ^ω^)「アモヌさん……」



  
51: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/02(土) 23:59:55.33 ID:wIrpaaC10
  
ξ゚听)ξ「そういえばあの傷……アモヌさんのほほにあったのと同じ形……?」

(メ゚д゚)「ブルルッ(しかも、今は私の意思とは関係なく体が動いてしまう)
      …………!(このままでは私は村を壊滅させてしまう……私を殺してくれ!!)」

(;^ω^)「アモヌさんを殺すなんて、そんなことできるわけ無いお!!」

(メ゚д゚)「…………」

 ユニコーンは 無言のまま 角で木を なぎ倒した!

(;゚∀゚)「このままじゃ村が壊されちまうぞ! ブーンどうするんだよ!!」 ペッタンペッタン

ξ゚听)ξ「よくわからないけど、殺しちゃだめって言うのなら……」

 ツンは 呪文の詠唱を はじめた!

(メ゚д゚)「ヒヒーン!(ならブーン君……明日、私が目覚めたら真実を私に教えてくれないか?)」

( ^ω^)「でも、そんなことをしたらアモヌさんは……!」
         
ξ゚听)ξ『ラリホー!!』

 ツンは ラリホーを 唱えた!

(メ゚д゚)「ヒヒ……(私自身のことだ、自分がどんな行動をとるかはわかってる)
      ………(大丈夫、私は自殺したりしないよ……あとはたの……んだ……よ……)」

 ユニコーンは 眠った!!
 すると……



  
54: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:03:58.79 ID:GOsQ3IJ+0
  

 なんと ユニコーンは人間に姿を変えた!!
 そして その姿は勇者アモヌだった!!

ξ゚听)ξ「!」(゚∀゚;)


(メ‐∀‐)「…………」

 アモヌは 気絶している!


( ^ω^)「長岡! アモヌさんを家に運んでくれお!」

(;゚∀゚)「お、おう! しかしこれはいったい……」

 ジョルジュは アモヌを 担いでいった!

 そこに一人の老人が現れた!

じじいT「見てしまわれましたか……
      そうです、あの魔物はアモヌ様
      夜になるとあのような姿になってしまうのです」

( ^ω^)「詳細キボリーヌ!」

じじいT「kwskは明朝にでもお話しましょう……」



  
55: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:06:59.17 ID:GOsQ3IJ+0
  

――朝。


じじいT「皆さんお目覚めですかな。ではkwskお話しましょう……
      アモヌ様がああなられたのは魔物退治のとき、
      その魔物に噛まれたのが原因のようです」

( ゚∀゚)「魔物に噛まれたりしたとき、対処が遅れるとヤバイことになるってのは聞いたことがある」

じじいT「魔物は退治したものの、あの日以来。
      アモヌ様は夜になるとあのような姿になり町を破壊するのです
      しかも、厄介なことにアモヌ様自身はそのことを覚えていないのです」

ξ゚听)ξ「それは厄介ね……どうにかならないの?」


じじいT「みなで相談し、アモヌ様に町を出て行ってもらうことも考えましたが……
      町を救ってくれた勇者をどうして追い出すことが出来ましょうかっ!
      どうか夕べのこと、この町のことはお忘れになって旅を続けてください」

ξ゚听)ξ「でもあなた達はそれでいいの? このままじゃいつか町は……」

じじいT「どうせアモヌ様がいなければ魔物に滅ぼされていた町ですじゃ
      もう町に残ったの者はみな、覚悟を決めておる……
      北の山にあるという『理性の種』があればもしかしたらアモヌ様は助かるかもしれぬが……チラ」

( ^ω^)「理性の種かお……?」



  
57: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:10:01.03 ID:GOsQ3IJ+0
  

じじいT「理性を失った者に理性を取り戻させることが出来るといわれている種ですじゃ
      だが、この町には魔物が巣食う北の山を登れるものはいないのですじゃ……
      誰かとってきてくれぬかのう……チラ
      あれが、あれば……助かるかもしれぬのじゃがのう……チラ」

(;゚∀゚)(何か期待の視線を感じるぜ……こっちみんな……)


( ^ω^)「わかったお! ブーン達が行ってその種をとってきてやるお!!」

じじいT「おおなんと、心優しき人たちじゃ!!
      だが、この町には出来るお礼などはないのですじゃ……」

( ^ω^)「そんなものいらないお。ブーンが行きたいから行くんだお!」

じじいT「なんと! お礼はいらないと申されるか!! あなたこそ救いのヒーローじゃ!」

( ^ω^)つ「やっぱり救い料5億円」

じじいT「この豚が! なめんな!!」

(;^ω^)「正直すまんかった。お礼はいらんお」

じじいT「よろしくお願いしますじゃ。……ああこれで町も救われる」



  
61: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:14:00.85 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ^ω^)「ということでいいお? ツン、長岡」

( ゚∀゚)「まぁ、お前ならそう言うと思ったけどな」

ξ゚听)ξ「しかたないわね。まぁ、アモヌさんを仲間にするチャンスだしね」


( ^ω^)「ブーンはちょっとアモヌさんの所に行ってくるお。
      まぁ、二人は準備して待っててくれお」


⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン


ξ゚听)ξ「アモヌさんに余計なこと言っちゃ駄目よ! ……って、まぁ、もういないわ」

( ゚∀゚)「まぁ、ブーンもそこら辺はわきまえてるだろ……タブン」


じじいT「あんたら、まぁ、まぁ、言い過ぎじゃ」



  
62: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:17:02.22 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜アモヌの家〜

( ^ω^)「アモヌさん。おいすーだお〜^^」

(メ´∀`)「ああブーン君。昨日は魔物退治失敗しちゃったみたいだね。町の人から聞いたよ。
      でも、君らが手伝ってくれたおかげで今日は怪我もたいしたこと無いみたいだ。
      まぁ、いつもどおり記憶はないんだけどね……ははは」

( ^ω^)「そのことでちょっと話があるんだお……」

(メ´∀`)「ははは、ん? なんだい、創価に入る気になったかい?」

( ^ω^)「実は昨日の戦いの最中、ブーンはアモヌさんに頼まれたんだお
      『明日、私が目覚めたら真実を私に教えてくれ』って」

(メ´∀`)「ん? ……真実?」


 ブーンは アモヌに 全てを話した
 夜な夜な モンスターとなり
 町を襲っているのは アモヌ自身だということを



  
68: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:21:01.18 ID:GOsQ3IJ+0
  

(メ´∀`)「そんな……町を襲っているのは私……?
      ……またまたそんな冗談をwwwwもうちょっとで信じてしまうところでしたよww」

( ^ω^)「『私自身のことだ、自分がどんな行動をとるかはわかってる』
      そうも言っていたお。だから僕は本当の話をしたんだお」

(メ´∀`)「ははは……まだ言いますかww」

( ^ω^)「でも、安心して欲しいお。
      いまからブーン達が北の山に行って『理性の種』をとってくるお
      それがあれば、アモヌさんは助かるんだお!! じゃ行ってくるお!!」

(メ´∀`)「なかなか面白い話でしたよwwでは、今日も魔物退治がんばりましょうね」

 ブーンは 全てを話すと アモヌの家を 出て行った!





(メ´∀`)「…………私が…………魔物………………?」



  
72: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:24:20.83 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜北の山〜

( ゚∀゚)「魔物を蹴散らしつつも、だいぶ登って来たぜ! 頂上まであと少しだな!!」

ξ゚听)ξ「というか、理性の種って頂上にあるの?」

( ゚∀゚)「いや、知らん。こういうのって大体頂上にあるもんじゃね?」

ξ゚听)ξ「はぁ……もしなかったらどうすんのよ! 登り損じゃない!!」

( ^ω^)「無かったら誰かに聞けばいいお」

ξ゚听)ξ「聞くって誰によ。こんな所に他に人なんていないわよ」

( ^ω^)「フフフ。ブーンを誰だと思ってるお! 魔物使いだお!!」

( ゚∀゚)「そっか、獣系の言葉ならわかるようになったんだっけか」

ξ゚听)ξ「魔物使いとして『アニマルマスター』ってとこかしらね」

( ^ω^)「そうだお。友好的な奴に種の場所を聞けばいいお
      あわよくば、そいつを仲間にするお!!」


「きゃああああああ。なにするんですかあぁ!」

 近くで 女性の 悲鳴が聞こえる!!



  
78: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:27:24.52 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ゚∀゚)「ん? 悲鳴……」

ξ゚听)ξ「あそこよ!! 見て!!」


 ツンが指差した方向では
 頭からすっぽりとローブをかぶった小柄な女性(?)が
 二体のモンスターに 襲われていた!!


( ^ω^)「女の子が襲われているお! 助けるお!!」

( ゚∀゚)「おう! いくぜブーン!!」


 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン!

⊂二二二( ゚∀゚)二⊃ オッパーイ!


ξ゚听)ξ「ちょ、まってよ! ……こんな所に女の子……?」



  
83: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:30:32.11 ID:GOsQ3IJ+0
  
ボーンドラゴン「グァァアァァァァ!」
ドラゴンゾンビー「ギシャアアアアア!!」

 二体のゾンビ系モンスターが 襲いかかろうとしている!!

女の子「らめぇぇ! 私、お化けだけはらめなんですぅぅぅ!」

 女の子はローブを全身被りこみ震えている!!


( ^ω^)「やめるおぉぉぉ!!」

ドラゴンゾンビー「ギシャア?」

女の子「!」

( ^ω^)「おおおお!!! 頼むお流刃若火!!」

 ブーンは 流刃若火(破邪の剣)に祈りをささげつつ
 ドラゴンゾンビーに斬りかかった!!

ドラゴンゾンビー「ギシャアアアアアアアーーー!」

 ドラゴンゾンビーの斬り口から炎が燃え上がる!!

( ^ω^)「壱の秘剣 『焔霊』 だお!
      『斬る』と『焼く』を同時を味わえお!」


( ゚∀゚)「かっこつけやがって、ただの火炎斬りじゃねぇか」



  
88: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:34:44.42 ID:GOsQ3IJ+0
  

ボーンドラゴン「グオォォォォ!」

 ボーンドラゴンがジョルジュに襲いかかる!

( ゚∀゚)「ったくうるせぇなァ。あっち行ってろ!! おっぱい!」

 ジョルジュは ボーンドラゴンを突き飛ばした!
 ボーンドラゴンは はるか彼方まで飛んでいった!!


ξ゚听)ξ「はぁはぁ……あんた達、速すぎ……」

( ゚∀゚)「おおツン遅かったなもう片付いたぜ」


女の子「……」

 女の子はまだローブに包まっている

( ^ω^)「大丈夫かお? もう魔物はやっつけたお
      さぁ顔を見せてくれお!(かわいいょぅι゙ょ降臨期待age)」

女の子「か……」

( ^ω^)「蚊?」



  
94: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:38:16.65 ID:GOsQ3IJ+0
  

ドラゴンゾンビー「ギッシャアアアアァ!!」

 ドラゴンゾンビーは 勢いよく起き上がった!!

( ゚∀゚)「っ!こいつ、まだ!!」

ドラゴンゾンビー「ギシャー!(許さんぞ人間風情が!!)」


( ^ω^)「お? 言葉がわかるお。
      これでブーンも『ゾンビマスター』ってとこかお」

ξ゚听)ξ「なにのんきなこと言ってるのよ!
      で、あいつは何て言ってるの!?」

ドラゴンゾンビー「ギシャ……(くっ、思ったよりダメージはでかい。だが我一人では死なぬぞ!)」

( ^ω^)「自分ひとりでは死なないって言ってるお」

ドラゴンゾンビー『ギシャア!(召喚!!)』

Σ( ^ω^)「何か召喚する気だお」

ξ゚听)ξ「見りゃ解るわよ!!」

 ドラゴンゾンビーの背後に魔方陣が現れ
 そこから何者かが出てこようとしている!



  
101: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:41:31.68 ID:GOsQ3IJ+0
  

 魔方陣の中心からバズズが現れた!!

バズズ「…………」

ドラゴンゾンビー「ギ……ギギ…」

ドラゴンゾンビーは倒れた!

( ^ω^)「『あとは頼んだぞ……グフッ』だってお」


バズズ「…………メ」

( ゚∀゚)「目?」


 バズズの魔法力が高まってゆく!!


ξ゚听)ξ「この魔法力の急激な増大……まずいわ!
       こいつ『メガンテ』を唱えて私達をまきぞえにする気だわ!!」


(;^ω^)「!!!!111」(゚∀゚;)



  
106: 24 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 00:44:51.49 ID:GOsQ3IJ+0
  

バズズ『…………メ…………』


(;^ω^)「うわあああああああああ。誰か早く何とかするお!!」







バズズ『…………メ……………………ガ……』

 バズズの魔法力が更に高まり体中が輝きだした!







ξ;゚听)ξ「もうだめ……逃げる時間も無い……」

(;゚∀゚)「もこみちのヤロー……絶対アイツが自爆フラグ立てたせいだ……
     ……これはマジでヤバイぜ…………」


*二十四話 おわり*



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