( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
167: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:22:29.72 ID:GOsQ3IJ+0
  
*二十五話*




バズズ『…………メ……………………ガ………………ン…………』




(;;^ω^)「うああああああああああああああ!!!!11
       もうだめだおおおおおおおおおおおお!!!!!!111」


ξ;゚听)ξ「そんな……私達、魔王すらを倒したってのにこんな所で終わり?」


( ゚∀゚)「ああ……おっぱいの神よ……我等を救いたまえ…………」



女の子「ここは私に任せてくださぁいいいぃ!」

( ^ω^)「えっ?」


 女の子はローブを脱ぎ捨てた!!

 そこから現れたのは!



  
169: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:25:32.70 ID:GOsQ3IJ+0
  

               _   /⌒ヽ、  __
              //  /     \ ヽヽ
              l l /  ●  ●  ヽ| l
              ヽヽ_、 " ヽフ "  ノ .ノ
               \ `,-, ┬┬ ー' /
                 フ./ /l | .l^-、'
                /,,/ / l | .|\ \
               (_// /i . i | |ヽ_)、_)
                   し l__l_∧_i


ξ゚听)ξ「モンスター!!?」(゚∀゚ )

( ^ω^)「ホイミスライムだお!!」



ヽ(・∀・)ノ「ここは私にまかせてくださいいいいいい!!」

 ホイミスライムは一瞬でバズズの懐にもぐりこんだ!!


(;゚∀゚)「はえええ! いまの俺より速いんじゃねぇの?」


ヽ(・∀・)ノ「はあああああッ!!!!」

 ホイミスライムは 一本の触手に魔法力を込めている!!
 すると その触手が 輝きだした!!



  
172: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:28:47.92 ID:GOsQ3IJ+0
  


バズズ『…………メ……………………ガ………………ン………………!!』


ヽ(・∀・)ノ『閃華裂光拳!!!!』

 ホイミスライムは閃華裂光拳を放った!!


バズズ「ぐはあぁああっ!!!!」

 一瞬にしてバズズの体は崩れ去った!!!



ξ゚听)ξ ポカーン

( ゚ω゚) ポカーーン

( ゚∀゚) ポカーーーン


ヽ(・∀・)ノ「ふぅ……」



( ^ω^)「すっ、すごいおーーー!!」

ξ;゚听)ξ「よ、世の中にはすごいホイミスライムもいたものね……」



  
174: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:32:13.42 ID:GOsQ3IJ+0
  

(;゚∀゚)「閃華裂光拳……聞いたことがあるぜ……
     回復呪文と拳を同時に叩き込むことで相手の生体組織を破壊する技」

ξ゚听)ξ「そんな感じの呪文なら聞いたことがあるわ。確か『マホイミ』とかいう奴よ
     回復呪文の力を増大させた過剰な促進力を持つ呪文。
     でもベホイミの数倍の魔法力を消費するから使い手はもういないとも……」

( ゚∀゚)「いや、今のはおそらくアイツが放った拳のインパクトによって
     タダの回復呪文が、そのマホイミと同じような効果を持ったんだろう」



ヽ(・∀・)ノ「…………」

( ^ω^)「キミのおかげで助かったお。それじゃブーンたちはいくお(ょぅι゙ょじゃ無くて残念だお……)」


( ゚∀゚)「おいブーン」 クイックイッ

( ^ω^)「なんだお長岡。服を引っ張るなお」

( ゚∀゚)「ほら、アレ見てみろよ」



                ヽ(・∀・)ノ

 ホイミスライムは 仲間に なりたそうに こちらを見ている!



  
177: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:35:28.72 ID:GOsQ3IJ+0
  

ヽ(・∀・)ノ ジー

( ^ω^)「…………」



ヽ(゚д゚)ノ クワッ!

( ^ω^)「こっちみんなwwwww……ブーン達と一緒に来るかお?」


ヽ(・∀・)ノ「キ………」

( ^ω^)「木?」




                _   /⌒ヽ、  __
               //  /     \ ヽヽ
               l l /  ●  ●  ヽ| l
               ヽヽ_、 " ヽフ "  ノ .ノ
      キタ━━━━━━\ `,-, ┬┬ ー' /キタ━━━━━━━━━━━━ !!!!
                   フ./ /l | .l^-、'
                 /,,/ / l | .|\ \
                (_// /i . i | |ヽ_)、_)
                    し l__l_∧_i



  
178: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:38:44.85 ID:GOsQ3IJ+0
  

ヽ(・∀・)ノ「キタアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!」

(;^ω^)「お?」


ヽ(・∀・)ノ「プロポーズキタァァァァァァ!!」

(;;^ω^)「えっ? プロポーズ……?」


ヽ(・∀・)ノ「一生ついていきますぅぅぅ!! マスタァァァア!!」

(;;;^ω^)「え? えっ?」

( ゚∀゚)「なんだこいつ、テンション高いな」


ヽ(・∀・)ノ「一目見たときから好きでしたああああ!」

(;^ω^)「ちょwwそんなこといわれても困るお。ねぇツン」

ξ#゚听)ξ「何で私にふるのよ///」



  
179: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:42:09.05 ID:GOsQ3IJ+0
  
ヽ(・∀・;)ノ「あああああああ。誰ですかこの女の人は!!!
       ま、まさかあああああああああああああああ」

(;^ω^)「ちょ、落ち着くお!」


ヽ(・∀・)ノ「マスターの彼女ォォォ!!!?」

ξ///)ξ「えっ//////。ちっ違うわよバカ!!」

ヽ(・∀・)ノ「だったらマスターの何なんですかぁあああ!!!
       答えてくださぃいいいいいいいいい!」

ξ゚听)ξ「わ、私はただ一緒に旅してるだけよ!! 何も無いわよ!!」

ヽ(・∀・)ノ「年頃の男女が一緒に旅……!? 何も無いわけがないですうううう!
       マスターとはどこまでいったんですかあああああああああッ!!」

ξ゚听)ξ「だ・か・らそんなんじゃないって!!何で私がこんなバカと……」

ヽ(・∀・#)ノ「バカ!? マスターをバカにスルナァアアアッ!!!」

ξ゚听)ξ「ちょヤメテ……、ブーンどうにかしなさいよ! アン///」

 ホイミスライムはツンを触手でくすぐっている!


(;゚∀゚)「なんなんだこいつ……熱血系なのか?」

(;^ω^)「新ジャンル「天然ヒート」ってところかお……?」



  
182: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:45:29.09 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ^ω^)「……というわけだお」

 ブーンはホイミスライムにツンのことを説明した!

ヽ(・∀・)ノ「なーんだ。じゃあマスターとは何でもないんですか」

ξ゚听)ξ「だからそう言ったじゃない!!」


( ^ω^)「で、そろそろ君の名前を教えてくれお
      ブーンはブーンだお!!」

ヽ(・∀・)ノ「マスター・ブーンですね。
       私はホイミンって言います!!」


( ^ω^)「ホイミンかお。テンプレどおりだお」

ヽ(・∀・)ノ「? 天ぷら?」

( ^ω^)「いや、こっちの話だお」

ヽ(・∀・)ノ「天ぷらおいしいですよね! 私も好きです!!」


(;゚∀゚)「どっか抜けてる奴だな……流石、天然ヒート」



  
183: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:48:35.68 ID:GOsQ3IJ+0
  

ヽ(・∀・)ノ「あなたは誰ですか?」

( ゚∀゚)「俺はジョルジュ長岡! 長岡、ジョルジュ、おっぱい。好きな呼び方でいいぜ」

ヽ(・∀・)ノ「おっぱいさんですね。よろしくですぅ!」

(;゚∀゚)「OH! 女にその呼び方をとられるとは、ヴォダフォネも予想GUY!!」

ヽ(・∀・)ノ「あははオモシロイ人ですね!」


ヽ(・∀・)ノ「んで、あなたが」

ξ゚听)ξ「……ツンよ」

ヽ(・∀・)ノ「ツンさんですね。…………マスターは渡しませんからね!!」

ξ///)ξ「だから、そんなんじゃないって!!」


ヽ(・∀・)ノ「ではこれからよろしくおねがああいしますううう!!!」

  ホイミンが 仲間に なった!!



  
184: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:52:23.50 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ^ω^)「んで、ホイミン。ブーン達は『理性の種』って言うのを探してるんだお
      どこにあるか知らないかお?」

ヽ(・∀・)ノ「理性の種……? ああ! アレですね!! 知ってます! 知ってます!!
       こっちです! ついてきて下さい!!!」

( ^ω^)「ツン、長岡、二人ともなにしてんだお〜おいてくおーー!」

ヽ(・∀・)ノ「マスターとの二人旅……それもいいですね! おいていきましょう!!」


( ゚∀゚)「ふぅ〜やれやれ、またにぎやかな奴が増えたな」

ξ゚听)ξ「はぁ……私、あのコ苦手だわ……うまくやれるかしら……」

( ゚∀゚)「まぁガンガレや。さぁ俺らも行こうぜ、ツン」

 ジョルジュはツンの手をとり引っ張った


ξ゚听)ξ「あら? これ、長岡とフラグ立っちゃった?」

( ゚∀゚)「ねーよwwwwwwww貧乳wwwwww」

ξ゚听)ξ「冗談よ……あと、つぎ貧乳って言ったら燃やすわよ♯」

( ゚∀゚)「はいはい」



  
188: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:55:51.06 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜北の山‐頂上付近洞窟入り口‐〜

ヽ(・∀・)ノ「理性の種は頂上! この洞窟を抜けた先にありますよ!」

ξ゚听)ξ「ずいぶん詳しいじゃない」

ヽ(・∀・)ノ「ここには前、来たことありますから!」

( ゚∀゚)「ふーん。じゃ、洞窟入ろうぜ!」

ヽ(・∀・)ノ「中は結構、魔物がいるから気をつけてくださいね」


( ^ω^)「把握。じゃ突入だお!!!」



 ドッグスナイパーABCが現れた!
 ヘルバイパーが現れた!
 格闘パンサーが現れた!



  
189: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 20:58:52.36 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ^ω^)「早速お出ましかお……」

( ゚∀゚)「いくぜ! ブーン作戦は!?」

ヽ(・∀・)ノ「命令をくださいマスター!!」


( ^ω^)「長岡は、あのパンサーの相手をしてくれお!!
      えっと、ホイミンは……(何が出来るんだお?)」

ヽ(・∀・)ノ「私は前衛で大丈夫ですマスター!!!」

( ^ω^)「じゃあ、あの犬たちをかく乱してくれお! ブーンも援護するお!
       ツンはヘビの注意をひきつけ……」

ξ゚听)ξ「あら? 私に命令する気?」

(;^ω^)「うっ……」

ξ゚听)ξ「私は勝手にやらせてもらうわ」


( ゚∀゚)「よっしゃー! 戦闘開始だ!!」

ヽ(・∀・)ノ「よっしゃあああああああ! いきますよおおおお!」



  
190: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:01:57.47 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ゚∀゚)o彡゜「おらっしゃあ! おっぱい!!」

 ジョルジュの攻撃!
 ミス! 格闘パンサーはひらりと身をかわした!

( ゚∀゚)「くっ、この動き、格闘技でもやってんのか?」

パンサー「フフフ、ktbr(くたばれ)!!」

 格闘パンサーの攻撃!


(;゚∀゚)「おわっと。攻撃も鋭いな……」

 ミス! ジョルジュはひらりと身をかわした!


ξ゚听)ξ「長岡なにやってんの!? さっさとぶっ飛ばしちゃいなさいよ」

(;゚∀゚)o彡゜「そんなこと言ったって、こいつ動きが素早いんだよ!!
        おっぱい! おっぱい!!」

 ミス! ミス! 格闘パンサーはひらりひらりと身をかわした!!



  
192: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:05:00.59 ID:GOsQ3IJ+0
  

ヽ(・∀・♯)ノ「燃えろおおお! 私の小宇宙よおおおお!」

ヽ(・∀・)ノ『ペガサス流星けぇぇぇんn!!』

 ホイミンの無数の触手が 流星のごとき勢いで ドッグスナイパー達を捕らえた!

ドガガガガガガガガッ!!!

 ドッグスナイパー達に 平均48のダメージ!!


(*^ω^)「なかなかやるお。だけどブーンも!」

(*^ω^)『ヒャダルコ!!』

 ブーンはヒャダルコを唱えた!!

 ドッグスナイパー達をやっつけた!!


ヽ(・∀・)ノ「すごいです! マスター!!」

(*^ω^)「ホイミンがフリスク装備する時間を稼いでくれたからお!」



  
194: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:08:07.56 ID:GOsQ3IJ+0
  

ξ゚听)ξ「なら、これでどうかしら。はい、そこのパンサー注目〜!!
      さァ…私の体をじっと見て///」

パンサー「?」

ξ///)ξ『魅惑のメマーイダンス!!!』

 ツンはメダパニダンスを踊った!!

 ぐーる ぐーる ぐーーーる

パンサー「!」

 ぐーーる

パンサー「う…」

 格闘パンサーは混乱した!

 格闘パンサーの攻撃!
 ミス! パンサーの鉄の爪は空を切った!

ξ゚听)ξ「フフ、いい子ね。今よ長岡!!」



  
195: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:11:53.38 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい!!」

 ジョルジュは格闘パンサーの急所をついた!

パンサー「あふぅ///」

 格闘パンサーの息の根を止めた!!


( ゚∀゚)「ナイスな援護だったぜツン!」

ξ゚听)ξ「べ、別にアンタを助けたわけじゃないんだからね!
     疲れたからさっさと、倒して、この山登りを終わらせたかっただけなんだから!」


      ξ゚听)ξと( ゚∀゚)にフラグが立ったようです


ξ゚听)ξ「ナレーターwwwねーよwwwwwwww」(゚∀゚ )


( ゚∀゚)「よし、これで残るは……」


ヽ(;∀;)ノ「マスタアアアアアアアアアアア!!!」

 ホイミンが泣き叫んでいる!

ξ゚听)ξ「!」(゚∀゚ )



  
196: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:15:31.03 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ゚∀゚)「どうした!? ホイミン!!」

ヽ(;∀;)ノ「マスターがあの蛇の吐く息を受けて苦しんでるんです」

(;;´ω`)「うううっ、苦しいお……死ぬお……」

ξ゚听)ξ「あの蛇……たしか、ヘルバイパー……ってことは毒ね!!」


( ゚∀゚)「まずはアイツを倒すぜ! おっぱい!」

 ジョルジュはヘルバイパーを倒した!
 ブーン達は魔物の群れをやっつけた!!


(;;´ω`)「もうだめだお……ああ、お花畑の向こうにカーチャンが……」

ヽ(;∀;)ノ「マスタァアアアア! 死んじゃらめぇえええ!!」

( ゚∀゚)「くそっ、毒消し草は出発前に、町で売り払っちまったからな……」



  
197: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:19:11.18 ID:GOsQ3IJ+0
  

ξ;゚听)ξ「あんたホイミスライムなんだからキアリーとか使えないの!?」

ヽ(;∀;)ノ「あっ、そっか!『キアリィィィ!!』」

 ホイミンはキアリーを唱えた!
 ブーンの毒が解毒された!!


( ^ω^)「お? 楽になったお!!」

ヽ(・∀・)ノ「マスターーー! 大丈夫ですかあああああ」

(;^ω^)「お。いきなり抱きつくなお……」

ξ゚听)ξ「ふぅやれやれだわ」


ヽ(・∀・#)ノ「元はといえば、ツンさんがマスターの命令聞かないで
        蛇の相手をしなかったせいですよおおおおお!」

ξ#゚听)ξ「なによあたしのせいにする気!!?」

ヽ(・∀・♯)ノ「99.99999%ツンさんのせいです!!」

(;゚∀゚)「お、おいお前らケンカするなよ……ツンだって俺を手伝って……」


ξ♯゚听)ξ「長岡はだまってなさいよ!」
     「おっぱいさんはだまっててください!!」ヽ(・∀・♯)ノ



  
200: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:22:30.41 ID:GOsQ3IJ+0
  

ヽ(・∀・)ノ「ツンさんはマスターに迷惑ばっかりかけてます! 足手まといです!!」

ξ゚听)ξ「何よ新入りのくせに生意気言って!!」

ヽ(・∀・)ノ「新入りでもこういうことはちゃんと言います!
       私、マスターのためなら何だってしますから!!」

ξ゚听)ξ「それは勝手にどうぞ、アンタ達二人がどうしようとかまわないわ
      でも私のすることにいちいち口出ししないでね!!」

ヽ(・∀・)ノ「それじゃ駄目なんです!
       パーティって言うのは全員が一致団結してこそ真の力が出せるんですよ」

ξ゚听)ξ「少なくとも私はアンタと力をあわせるのは無理な気がするわ!!」

ヽ(・∀・)ノ「それはそれでいいですから、せめてツンさんもマスターには協力してください!」


 二人の言い争いは続く……


(;゚∀゚)「おいどうすんだよブーン」

(;^ω^)「女の戦いに男は手出し出来ないお……ここは見守るしかないお……
      それによく言うジャマイカ。ケンカするほどってお」



  
201: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:26:30.65 ID:GOsQ3IJ+0
  

 そして 数分後――

ξ゚听)ξ「わかったわよ! アンタなんかよりずっとブーンの役に立って見せるわよ!」

ヽ(・∀・)ノ「出来るものならやってくださいよ!
       でもマスターの彼女の座は渡しませんから!!」

ξ゚听)ξ「フン、私は何一つアンタには負けないわよ!
     彼女の座でもなんだろうと私は勝ち取ってみせる!!」


(;゚∀゚)「え? 何がどうなってこんな流れに?」

( ^ω^)「ブーンのために争わないでぇ〜〜」


ξ///)ξ「べ、別にブーンのことなんて私はどうでもいいんだからね!!
     わ、私はタダ、このコとの勝負に負けるのが嫌なだけなんだから!!」


 こうして ツンと ホイミンの ブーン争奪戦が始まった……


(;゚∀゚)「しかし、なんなんだこの展開は……」

( ^ω^)「しかたないお。第二部はラヴコメ編なんだお……
      昨日、そう夢でお告げがあったお」

(;゚∀゚)「まじかよ……」



  
204: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:31:14.45 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜頂上〜

ヽ(・∀・)ノ「到着ですううううう!」

( ^ω^)「おお! で種はどこだお」

ヽ(・∀・)ノ「あs ξ゚听)ξ「そこら辺にころがってるのがそうじゃない?」 う!」

ヽ(・∀・)ノ「…………」
ξ゚听)ξ「フン」


( ^ω^)「おおいっぱいあるお! 持てるだけ持ってくお!!」

 ブーンは 理性の種を たくさん手に入れた!!


( ゚∀゚)「よしブツも手に入ったことだし山を降りるか!!」

ヽ(・∀・)ノ「あっ、私、近道知ってますうう!!」
ξ゚听)ξ「ここからなら私のルーラで町まで一発よ」

ヽ(・∀・;)ノ(……これが本気を出したツンさん……!! 強敵です……あまりにも大きな力の壁!!!)

ヽ(・∀・)ノ「絶対負けるもんかああああ!! 限界超えてええええ!」

 ホイミンは夕日に向かって燃えている!!


ξ゚听)ξ「あなた何やってるの? 早くしなさい! おいてくわよ!」



  
206: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:34:15.13 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜モンストル〜

ヽ(・∀・)ノ「私は街の外で待ってますね」

( ゚∀゚)「なら俺もホイミンと一緒に、ここで待ってるぜ」

ξ゚听)ξ「私も疲れたからパス、ブーン行ってきて」


( ^ω^)「じゃあ、ちょっくらアモヌさんを仲間にしてくるお!」


ヽ(・∀・)ノ「マスタァアァァァ! 頑張ってくださぁあああい!!」


( ゚∀゚)「ところで、お前何でそこまでブーンのことを……」

ヽ(・∀・)ノ「カッコイイからです! シュパパパッと現れ、私をギュオーンと守ってくれました!
       もう見た瞬間、体中が電撃バリバリでした!! マスターはオーラからして別格です!」

( ゚∀゚)「よくわからんが、一目ぼれって奴か」


ξ゚听)ξ(そういえば、私も何度かブーンに守ってもらったことがあったわね……)

ξ///)ξ「……べ、別にそのことで感謝してるとか好きになったそういうわけじゃ……」

ヽ(・∀・)ノ「なに独り言しゃべってるんですかツンさん?」

ξ゚听)ξ「な、なんでもないわよ!!(つい口に出しちゃったわ……)」



  
208: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:37:26.34 ID:GOsQ3IJ+0
  

 ――数分後。


ヽ(・∀・)ノ「あっマスターが戻ってきました!
       おかえりなさいマスタァアアアアア!!」

( ゚∀゚)「あれ、アモヌさんは一緒じゃないのか?」

(;^ω^)「それが……」

ξ゚听)ξ「どうしたの? やっぱりアモヌさんは町の残るって?」


(;^ω^)「こ、この手紙はサービスだから、まずお、落ち着いて読んで欲しいお」

( ゚∀゚)「なんだ急にショボンみたいなこと言い出して」

ヽ(・∀・)ノ「初本?」

( ゚∀゚)「ああ、お前は知らないんだな、この前まで一緒に旅してたんだ。後で話してやるよ」


ξ゚听)ξ「いいからブーン、早く読みなさいよ」


(;^ω^)「じゃあ読むお……」



  
209: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:40:53.00 ID:GOsQ3IJ+0
  
      ブーン君と愉快な仲間達へ
                
 君から教えてもらった真実をよく考えてみたが

   やはり 私がモンスターなのかもしれない

 毎晩戦っているのに その記憶がなくなる……
 そんなことがありえるだろうか 私に自覚が無いだけで 私はモンスターなのかもしれない

 今は 幸い被害者はいないが いつか 私に自覚がなくても
 寝ている間に 殺人を犯すかもしれない

 もう自分でも自分がわからなくなる…… 怖くなる…… 頭がおかしくなりそうだ

 そうなる前に 私はこの町を出ることにした
 きっと モンスターとなっていたときの私も そう行動するだろうと考えて
 これ以上の悲劇が起きる前に 真実を話すよう 君に頼んだんだろう

 ははは 気が動転して 書きたいことも 書いてることも めちゃくちゃだな

 ただひとつ 本当に 伝えておきたいことは

    私は君を恨んではいない むしろ感謝している
       真実を教えてくれて ありがとう

 もう会うことも無いだろう 一緒に旅をするという約束を守れなくてすまない

                   PS.創価入らない? 入ろうよ。 入れよ!

                                       アモヌ・D・モナー



  
211: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:44:24.32 ID:GOsQ3IJ+0
  

( ゚∀゚)「……これって……。」

(;^ω^)「ブーンはとんでもないことをしてしまったお……」

ξ゚听)ξ「ブーン、アンタ、アモヌさんに話しちゃったの!?」

(;^ω^)「ユニコーンの時のアモヌさんに頼まれたからだお……」

ξ゚听)ξ「バカ! 時には真実が人を傷つけることもあるのよ!!」

ヽ(・∀・)ノ「マスターを責めないでください……マスターにも考えがあって……」

(;´ω`)「いいんだおホイミン……今回ばかりは全てブーンの責任だお……」

( ゚∀゚)「ブーンにしっかりと注意しとかなかった俺達にも責任はあるんだ
     ブーン、そんなに責任を感じるな……」

ξ゚听)ξ「そうね……ちゃんといわなかった私もいけないのよね……すこし言い杉たわ……」


 そこに じじいTが やってきた!



  
215: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:47:27.50 ID:GOsQ3IJ+0
  

じじいT「旅のお方……アモヌ様の姿が見えぬのじゃが
      まさかおまえさん達が真実を……」

(;´ω`)「アウアウ……」


じじいT「まあ ええ……。誰にでも過ちはあるもんじゃ。
      もう取り返しはつかぬが、ひとつ勉強になったと思って
      これから先は、気をつけるんじゃな」

( ゚∀゚)「本当にすまなかった……」


じじいT「もはやアモヌ様のことは探しても無駄じゃ。あきらめるしかないのう」

( ´ω`)「それでも、いつかアモヌさんに会って理性の種を渡して、ブーンは謝りたいお……」


じじいT「不幸中の幸いじゃが、結果、町は救われたんじゃ。そう気に病むではない」

ξ゚听)ξ「ご迷惑をおかけしました……私達は行きますね……」


じじいT「元気での」



  
217: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:50:28.79 ID:GOsQ3IJ+0
  

 ブーン達が町を出てからしばらくした後
 町では勇者アモヌが消えたと騒ぎになっていた……


男V「う〜ん。ここにもいないか……。アモヌ様は一体どこに行かれたのだろうか……」

女T「私にはわかるよ。アモヌ様はきっと秘密を知ってしまったのさ。
   そして町の人にこれ以上、迷惑をかけられないって出て行ってしまったんだよ」

男U「なにもこの町を出てゆかなくても……。うくく……」

あらくれT「まったくどこのどいつだよ! アモヌのだんなに秘密をしゃべっちまった奴はっ!」

神父T「いったいあの病気のお体でどこに行かれたのでしょうか……。アモヌ様の身が心配です」

男T「はあ……。アモヌさんがいなくなってこの町は火が消えたみたいですよ」

町娘T「アモヌ様が自分からお姿を消したからには誰にも見つけられませんわ。
    今はただ、こうしてアモヌ様のご無事を祈るだけです」

子供T「ねえねえ。アモヌ様がどこへいったか教えてよ!」

( ><)「わかんないです!!」

村娘T「ようこそ旅のお方、ここはモンストルの町よ」

小学生T「真実はいつも一つ!」

じじいU「旅はええ! 旅はええもんじゃ!」



  
223: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:54:14.11 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜海上〜

ヽ(・∀・)ノ「マスタ〜元気出してくださいよ〜」

( ´ω`)「自らの軽はずみな行動に嫌気が差して、船酔いすることすらないお……」

ヽ(・∀・)ノ「おじいさんもそんなに気にするなっていってたじゃないですか〜
      だから元気出してください! 私はそんなマスターみていたくないですぅ」

( ´ω`)「励ましてくれるのかお……ホイミンはいい娘だお……
     でも今は一人にさせて欲しいんだお……」

ヽ(・∀・)ノ「マスター……」


ξ゚听)ξ「はぁ……アモヌさんにはとんでもないことしちゃったわね……
     いつか出会って、理性の種を渡すことが出来ればいいんだけど……」

( ゚∀゚)「まぁ、あのじいさんが行ってたとおり今回のことは勉強になったぜ……
    さぁ次の目的地へ向かおうか」

ξ゚听)ξ「今度はどこに向かうの?」

( ゚∀゚)「とりあえず片っ端から地図を埋めるため
    モンストルとダーマの間にあるところに向かってるぜ」



  
225: 25 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/03(日) 21:58:39.80 ID:GOsQ3IJ+0
  
〜バーボンハウス本店‐現在‐〜

( ´ω`)「これが僕とホイミンの出会いだったお……
     そしてアモヌさんに謝っても謝りきれないことをしてしまったこと……」

(´・ω・`)「そんなこともあったのかい……」

( ´ω`)「僕はそれまで、真実は人を助け、嘘は人を傷つけるそう思ってたお……
     でも、『傷つける真実』と『優しい嘘』があることを知ったお……」

(´・ω・`)「ブーン、僕も職業柄、嘘をつかなければいけないこともたくさんある。
     今、君が言った『優しい嘘』をね。これはそのときは傷つけないですむかもしれない。
     でもね……嘘って言うのはいつか絶対にバレるものなんだ。
     なんであろうと『真実はいつも一つ』なんだ」

( ´ω`)「うん……」

(´・ω・`)「『優しい嘘』がバレたときそれは『傷つける真実』以上にその人を傷つけてしまうんだ
     だから、そうキミがしたことは結果としてよかったのかもしれない
     まぁ今回の場合はどっちが良かったとはいえないけどね」

( ´ω`)「でも僕がアモヌさんを傷つけてしまったのは確かだお……
     これは確かな事実だお……」


(´・ω・`)「さぁ、この話はここまでにして、次の話を聞かせてもらおうか……
       エリクサーもう一杯サービスしておくよ」


*五章「傷つける真実、優しい嘘」おわり*



戻るステータス六章(第二十六話)