( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
153: ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:42:10.31 ID:v0kSCS5u0
  
*三十四話*

〜ペスカニ〜

( ^ω^)「いつものとおり村の人から情報を聞くお!」


ξ゚听)ξ「あの、すいませんがロブって人知りませんか?」

子供U「ここはペスカニの村だよ」
女U「ロブにも困ったねぇ。前は村一番の漁師だったのにねぇ」
じじいV「いい漁師じゃったよ。だが嵐の中海に出て利き腕と足をダメにしてしまったんじゃ」
( ><)「わかん――
( <●><●>) 「あなた達が次に話しかける人がロブだということはわかってます。↓この人です」
ロブ「ああん? なんかようかぁ? そこにいられると邪魔なんだよ! さっさと出て行ってくれ!」
子供U「ここはペスカニの村だよ」
商人T「どっかの国では魔王が倒されて平和になったて言う話だけど、ここら辺の海はまだ酷い有様だよ……」
女V「ロブがたまに北の岬のそばにつながる洞窟に行くんだよ。人目を気にしさぁ。何やってるんだろうね」
子供U「ここはペスカニの村だよ」
商人U「ここら辺で人魚を見られるって噂なんですよ。見かけたら教えてくださいね」
男V「俺っちは本当に見たんだよ、北の岬の岩場でさ! 何をって? 人魚だよ人魚! 間違いねえよ!」
じじいW「すまんのう魚は売り切れなんじゃ」
男W「だれかが魚を買い占めてるって噂だぜ。食いてぇなぁ魚……」
子供U「ここはペスカニの村だよ」
小学生T「真実はいつも一つ!」
女W「さいきんロブったらなんかピリピリしてるのよねぇ……何かあったのかしら? ……もしかして恋?」



  
155: ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:43:28.29 ID:v0kSCS5u0
  

( ゚∀゚)「集まった情報をまとめると……
      ・ロブは村一番の漁師だったが腕と足を怪我。最近は不審な行動……恋?
      ・北の岬の岩場に人魚がいる?
      ・魚があまりとれない上に、誰かが買い占めている
      ・ここはペスカニの村だよ
      ・真実はいつもひとつ!
     こんなところか」

( ^ω^)「まとめ乙! オムライスでも食べるといいお。本当に乙だお!」


(・-・)(何で同じ子供に4回も話しかけたんでしょうか……)


ξ゚听)ξ「と言うか、本人いたわね。追い返されちゃったけど」

( ゚∀゚)「俺たちがフォーン王の使いってことを伝えるの忘れてたからな」


魚屋「早くロブさんに魚を届けないとな。しかし一体、毎日毎日……魚を買い占めて何してるんだろう」

 魚屋らしき男は独り言をつぶやきながらブーン達の横を通っていった!


ξ゚听)ξ「……一つ、つながったわね」

( ^ω^)「魚を買い占めていたのはロブさんだお! そしてここはペスカニの村だお!」



  
157: ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:47:57.42 ID:v0kSCS5u0
  
〜ペスカニ−ロブの家前−〜

(・-・)「鍵がかかってますね」

ξ゚听)ξ「誰か出てくるみたいよ! 隠れて!」


魚屋「じゃ、ロブさんまた来ますね。まいどどうも^^」

 魚屋はロブの家から出て行った!

ロブ「さてと、俺も行くか……」

 ロブは大きな袋を抱えゆっくりと歩いていった!


( ゚∀゚)「魚をどっかに持っていくみたいだな」

ξ゚听)ξ「何か裏がありそうね……スネークしてみましょ」

(・-・)「人のプライベートを覗くのはよくないことですよツンさん」

( ^ω^)「でも怪しいお。悪の秘密結社ヴァーローの一員とかかもしれないお」


( ^ω^)「洞窟に入っていったお! もしかしてここが悪のアジトかお!?」

ξ゚听)ξ「少し黙りなさいブーン。洞窟内は声も響きやすいんだから」

 ブーン達もロブを追い洞窟に入っていった!



  
160: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:50:22.45 ID:v0kSCS5u0
  
〜ペスカニ−洞窟−〜

じじいX「おおロブ。今日もリハビリか?」

ロブ「ああ、そんなところだじいさん。釣れるか?」

じじいX「全然釣れんのう……。ロブ、早いとこその足と腕を治してまた漁師として村を助けてくれ」

ロブ「じゃあ、それそろ俺は行くぜ」

じじいX「がんばるのじゃぞ」

 ロブは洞窟の奥へと進んでいった!


 その様子を影から覗いていたブーン達

ξ゚听)ξ「手足のリハビリのためにこんな足場の悪い洞窟へ?
     あのおじいさんは騙せても、わたし達はそうは行かないわよ」

( ゚∀゚)「あの魚の説明がつかないしな」

( ^ω^)「魚……魚を使って何をする気だお。魚の怪人でも作ってるのかお?」

(・-・)「やめましょうよ、皆さん。誰にだって知られたくない秘密があるものですよ。
     あとマスター。いい加減、その妄想からは離れてください」



  
162: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:52:08.43 ID:v0kSCS5u0
  

 ロブはしきりに あたりの様子を気にしながら 奥へ奥へと進んでいく


( ^ω^)「あんなに周りの様子を気にするなんて怪しいお」


ロブ「よし、誰もついてきて無いな……」

 ロブは洞窟の壁を調べている


ξ゚听)ξ「なにか探してるみたいね……キャア!!」

 ツンの首筋に上から落ちてきた水滴がかかった!

ロブ「誰かいるのか!!?」

 ロブがその声に気づきブーン達の方に近づいてくる!


ξ;゚听)ξ「しまった!」

(;゚∀゚)「どうする!? 見つかっちまうぜ!」

(;^ω^)「ブーン達も怪人の餌食にされてしまうお!!」



  
164: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:54:36.34 ID:v0kSCS5u0
  

(・-・)「みなさん静かに『存在感の減少、解像度の減少』」

 ホイミンはステルスを唱えた!
 ホイミンはレムオルを唱えた!
 ブーン達の気配が消えた!
 ブーン達の姿が消えた!

^ω^「うはww透明になったお」

・-・「静かに。声は聞こえますので」

゚听「なんだかんだ言ってアンタもノリノリじゃない」


ロブ「ん? なんだ気のせいか……? 焦って損したぜ」

 ロブはブーン達のいる場所を調べたが ブーン達には気づかなかった!


゚∀゚「なんとかやり過ごしたみたいだな」


ロブ「あったあった、ポチッとな」

 ロブは壁に隠されていたスイッチを押した!
 どこかで扉の開く音がした!



  
165: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:56:39.83 ID:v0kSCS5u0
  

 ブーン達にかかっている魔法が解けた!

( ^ω^)「秘密のスイッチと扉だお」

( ゚∀゚)「こりゃマジに、ブーンが言ってたみたいに悪の組織かもしれないな」


 「ほら、今日の分だ。しっかりと食べな」
 「はいよー」

 扉の先から ロブと何者かの話し声が聞こえてきた!

ξ゚听)ξ「誰かと話してる声が聞こえるわ。この声、女の人?」


 ブーン達は秘密の扉の先を覗き込んだ!


ロブ「どうだ。うまいか?」

<_プー゚)フ「まぁまぁ……」

ロブ「そうか……そりゃよかった」



  
167: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 21:58:48.39 ID:v0kSCS5u0
  

(・-・)「あれは……人魚ですかね?」

( ^ω^)「うはww上半身裸だおww」

( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい! おっぱい!」

ξ゚听)ξ「そこ、静かに! 全てのピースが一つにつながったわね」

(・-・)「ロブさんは魚を買占めて、あの 人魚さん に与えてたんですね。
     他の人には気づかれないよう、リハビリと偽ってこの洞窟の奥へ」

ξ゚听)ξ「そしてここはペスカニの村」

( ^ω^)「真実はいつもひとつだお!」

( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい! おっぱい!」


ロブ「!」

<_プー゚)フ「!」バシャーン!

 人魚は海の中へ飛び込んでいった!


ロブ「誰かいるのか!?」



  
168: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:00:30.67 ID:v0kSCS5u0
  

(;^ω^)「うは、見つかったお」


ロブ「おまえらさっきの……お前ら何も見て無いよな?」

( ゚∀゚)「全て見させてもらったぜ! おっぱい! おっぱい!」


ロブ「そうか、見ちまったのか……なら、生かしちゃおけねぇ……」


 ロブの周りに不穏な空気が漂う!


( ゚∀゚)「来るか!?」

(;^ω^)「やっぱり悪の組織の人だったのかお!?」



  
169: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:02:33.52 ID:v0kSCS5u0
  


ロブ「……と言いたいところだが、この体じゃ何もできねぇ……。
   頼むここで見たことは誰にも言わないでくれ!
   誰かに知れたら、皆コイツを捕まえに来ちまう……」


<_プー゚)フ「……」

 人魚は水面から顔を出し様子を伺っている。


ξ゚听)ξ「安心して、わたし達はフォーン王に頼まれてあなたを助けに来たの」


ロブ「そうか! お前らあいつの使いか! なら話は、はえぇ!
   助けて欲しいことってのはコイツを元の海に帰してやってほしいんだ」

<_プー゚)フ「…………」



  
170: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:05:44.44 ID:v0kSCS5u0
  

ロブ「コイツは俺の命の恩人なんだよ!
   嵐の日、村の奴等が止めるのも聞かず俺は漁に出た……俺には村一番の漁師としての誇りがあったんだ。
   そして、大波で船は沈没。この腕と足に怪我をおった……」

( ゚∀゚)「言っちゃ悪いが自業自得だな」


ロブ「ああ……我ながらバカなことをしたもんだ。そして体が海の中へ沈んでいき。
   もうダメかと思ったとき、コイツが現れて俺を陸まで引っ張っていってくれた。
   だが、そのせいでコイツは仲間とはぐれて、おいていかれちまった」

<_プ−゚)フ「……」


ロブ「魔物が凶暴化している中、コイツ一人じゃ仲間のもとへは帰れねぇ……
   だから、アンタ達にコイツを仲間の海へ連れて行ってやって欲しいんだ!」

ξ゚听)ξ「わたし達はかまわないけど、あなたはそれでいいんですか?
     元の海に戻ったらもう会うことは無いかと……
     あなたは、この人魚さんのことが……」

ロブ「べ、別にコイツのことをそんな目で見て無いんだからな!
   ここで俺と一緒に隠れ住むよりは、仲間の下で楽しく暮らして欲しいんだよ!
   さ、さみしくなんか……ねぇよ」

(・-・)「人魚さんもそれでいいんですか?」

<_プー゚)フ「はいよ〜……」



  
171: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:08:06.25 ID:v0kSCS5u0
  

( ^ω^)「なら、決まりだお! この人魚さんを元の海に帰してあげるお」

ロブ「おお、ありがてぇ!」


( ゚∀゚)「なぁなぁ、人魚ってのは皆、女なのか? 服きてねぇのか?」

<_プー゚)フ「はいよー」

( ゚∀゚)o彡゜「うはwwこりゃたのしみだぜ! おっぱい! おっぱい!」


(・-・)「人魚さん、名前はなんて言うんですか?」

<_プー゚)フ「はいよ」

(・-・)「えっ、はいよ さんですか?」


<_プ−゚)フ「……」ブンブン

 人魚は無言のまま首を横にふった



  
172: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:09:48.05 ID:v0kSCS5u0
  
ロブ「ああ、こいつ無口で。なにか喋っても「はいよ」と「まぁまぁ」ぐらいしか話さないんだ
   名前は俺もしらねぇ……。会話はノリでなんとかしてくれ」

( ^ω^)「ディーネっていう名前らしいお」

<_プー゚)フ「!」コクコク

 人魚はうれしそうに首を縦に振る


ξ゚听)ξ「ブーン、わかるの?」

( ^ω^)「魔物使いもだいぶ続けてるお。もう、ほとんどの言葉は理解できるお」

( ゚∀゚)「人魚って魔物か? ……まぁバーロー王の話も理解してたし、分かるのは魔物の言語とは限らないのか」


ロブ「そうか、ディーネか……じゃあ、お前らディーネをよろしく頼んだぜ!!」

 ブーン達は洞窟を出て船の方へ戻っていった!


ロブ「じゃあなディーネ、元気でな! 俺のことはもう忘れて仲間と楽しくやってくれ!!」

<_プー゚)フ「はいよ……」チュッ!

 ディーネはロブにキスをするとブーン達船の方へ泳いでいった!


ロブ「ディーネ……いつか必ず……この怪我が治ったら……いつか必ず……俺はお前に会いに……」



  
173: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:12:04.54 ID:v0kSCS5u0
  
〜海上〜

( ^ω^)「ディーネさんに聞いたところ、人魚たちが住む海『オールブルー』は北東の海、ダーマの近くらしいお
      オールブルーは世界中の全ての魚が集まる海でとても綺麗らしいお」

( ゚∀゚)「ダーマか……けっこう遠いな。こっからだとちょうど世界の反対側あたりか?」

ξ゚听)ξ「ブーン、船酔いは大丈夫なの?」

( ^ω^)「今のところは平気だお。これは、なおったのかもしれんね」


(・-・)「ディーネさん、体の調子はどうですか?」

<_プー゚)フ「まぁまぁ」

 ディーネはブーン達の船のすぐ横を泳いでいる!



  
174: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:14:30.42 ID:v0kSCS5u0
  

 ――数日後

 オールブルーまでもう少しという所で
 ブーン達は 海の魔物の大群に襲われていた!


(;゚∀゚)o彡「くそっ、何でこんなに魔物がいるんだよ! おっぱい!」

ξ;゚听)ξ「このあたりはセントジョーンズの島の近くね、その影響かしら!? 『ベギラゴン!』」

 船の左側から襲い掛かる敵はツンが呪文で対処し
 船まで上がってきた敵はジョルジュが相手をする!

 開いた船の右側はローゼスビットの自動操縦が敵を撃退する!


(・-・)「船の操舵って難しいですね……『集中力の増強、自然治癒力の増加』」

 ホイミンはインテを唱えた!
 ホイミンはリホイミを唱えた!
 ツンのかしこさが凄くあがった!
 ジョルジュの周りを聖なる光が包み込んだ!

 ホイミンは船の舵を取りながら 呪文で二人を援護している!



  
176: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:17:18.04 ID:v0kSCS5u0
  

マッドウェーブ「どばばばざっぶーん!(ウヘヘ、船の後ろが、がら空きだぜ! いっきに飲み込んでやる!)」


(;;^ω^)「船が、がっくんがくん揺れてテラ気持ちワルス……は、吐くお……」

 ブーンが吐こうと思い 船の右側の海を見ると ディーネと目が合った!

(;;^ω^)「どうも……」

<_プぺ)フ「…………はいよ」


(;;^ω^)(『吐くなら他いって吐けやこの豚が』って感じの目だったお……。船の後側に行って吐くお……)


マッドウェーブ「ザッ……(よし、いまだ一気に! って、えっ……)」

(;;´ω`)「OWeeeeeeeeeeeeeeeeee!」

 ブーンは勢いよくゲボェを吐き出した!

マッドウェーブ「あqwせrftgyふじこlp
        (ゲボェが、ゲボェがぁ! 体に混じる――ッ!
         き、きたねぇ……早く帰ってシャワー浴びねーと!!)」

 マッドウェーブは逃げ出した!


(;;^ω^)「またしても撃退してしまったOWee」



  
178: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:20:16.94 ID:v0kSCS5u0
  

※現在の戦況(上から見た図)

   │
 T │ U
   △     ↑進行方向
  /  \
/  V  \



 △:ブーン達の船

 T:ツンが魔法で敵を駆除しているゾーン
 U:ローゼスビットにより護られているゾーン(ディーネはここ)
 V:ブーンのゲボェゾーン

 ジョルジュは船まで上がってきた敵を退治!
 ホイミンは補助呪文で援護しつつ操舵


 人魚の住む海『オールブルー』まであと少し!



  
180: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:22:39.26 ID:v0kSCS5u0
  

(;;´ω`)「OW……吐くものが尽きたお……でも気持ち悪いのはナオラナス……」


ξ゚听)ξ『ベギラゴン!!』

 ツンはベギラゴンを唱えた!
 しかし MPが足りなかった!!

ξ;゚听)ξ「MP切れ!? こんなときに……船の上じゃ魔法陣は描けないし……」


(・-・)「おっぱいさん! ローゼスビットが動かなくなりましたよ!!」

(;゚∀゚)「くそっ、俺もMP切れだ!!」


<_プ−゚;)フ「!!!!!」

 海の魔物を止めるすべを失ったブーン達の船に魔物が集まってくる!


ξ;゚听)ξ「ディーネさんが危ないわ!!」


(・-・)「こうなったら私が戦うしか……マスター!
    あなたが一番大切な者は誰なのか、その答えいつか聞かせてくださいね……」

(;;´ω`)「えっ、……ホイミン?」



  
183: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:26:03.61 ID:v0kSCS5u0
  

(・-・)「おっぱいさん、何か熱くなれる物を」

(;゚∀゚)「は? 熱くなれる物?」

(・-・)「歌でも、ドラマや漫画のシーンでも何でもいいです。
     熱くなれるシュチュエーションを見せてください」


(;゚∀゚)「よし、そういうことなら……」


 _
( ゚∀゚)「おっぱい真拳秘技……」





                      『『『『ジョルジュ長岡合唱団!!!』』』』

             _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
           ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡   
           (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡
          _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
        ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
        (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.
         |   |     |   |     |   |     |   |    |   |     |   |     |   |
         し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J



  
187: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:29:21.38 ID:v0kSCS5u0
  
\\  いつまでもォォォ!! いつまでもォォォ!!! 追い続けるンだァァァァァ!!!!!         //
  \\  どこまでもォォォ!! どこまでもォォォ!!! 明日への勇気をォォォォォ!!!!!     //
    \\             どこまでもォォォ!! どこまでもォォォ!!!              //
             _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
           ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡   
           (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡
          _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
        ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
        (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.
         |   |     |   |     |   |     |   |    |   |     |   |     |   |
         し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J   BGM.真赤な誓い



ヽ(・∀・)ノ「燃えたぎるハートをォォォォ! お前とおおおおおおおッ!!!!」


( ゚∀゚)「おおっ!」
ξ゚听)ξ「戻ったのね」


ヽ(・∀・)ノ「はいいいいい! 完全復活ですううううう!!
       ただいまですぅマスタァァア!」

 ホイミンはブーンに抱きついた!


(;;^ω^)「やっぱりホイミンはこうじゃないとだお!」

ヽ(・∀・)ノ「マスターに喜んでもらえてうれしぃですぅううう!」



  
189: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:33:07.25 ID:v0kSCS5u0
  

ヽ(・∀・)ノ「早速ですが。今、助けに行きますディーネさん!!!」

 ホイミンは海に飛び込んだ!

(;゚∀゚)「おい! いくらお前でも水中じゃ動きが鈍くなるんじゃねぇのか?」

ヽ(・∀・)ノ「水中なら水中で戦い方があるんですぅ!」


ヽ(・∀・)ノ「魚人空手!!『腕刀斬りっっっ!!!』


ヽ(・∀・)ノ「まだまだぁああああ!『海速!! 腹下し蹴り!!!』
       『火華カカト落とし!!!』『カチ上げ背足!!!』」


ヽ(・∀・)ノ『上段爆掌!!!!』


 腕刀! 蹴り! カカト落とし!! 蹴り上げ!! 掌撃!!!
 ホイミンは 水の抵抗をもろともせず 次々と敵を倒してゆく!!


ヽ(・∀・)ノ「ディーネさん! お体は大丈夫ですか!?」

<_プー゚)フ「まぁまぁ」


( ゚∀゚)「すげぇ……ホイミン! 水中の敵は任せた! 俺は船上の敵をやる!!」



  
192: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:36:23.71 ID:v0kSCS5u0
  

 ジョルジュとホイミンの活躍もあり
 ブーン達は オールブルーへとたどり着いた!!


〜オールブルー−人魚の住む海−〜

⊂(゚ー゚⊂_>「ディーネ! あなたディーネよね?
         ディーナよ、わかる? あなたの姉のディーナよ!」

<_プー゚)フ「はいよー」

⊂(゚ー゚⊂_>「よかったぁ……あの人間達がここまであなたを?」

<_プー゚)フ「まぁまぁ」

⊂(゚ー゚⊂_>「そう、ならお礼しなきゃね。コレをあの人間達に……」

<_プー゚)フ「はいよ」

 ディーネは何かを受け取り ブーン達の船に近づいた!


ヽ(・∀・)ノ「無事帰れてよかったですねぇえええ!!」

ξ゚听)ξ「ここまで大変だったわ。もうはぐれないようにしてくださいね」

( ゚∀゚)o彡゜「お姉さんもなかなかのおっぱい! おっぱい!」



  
193: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:39:11.69 ID:v0kSCS5u0
  

<_プー゚)彡ブンッ「はいよ!」

 ディーネはブーン達に何かをを投げ渡した!


( ^ω^)「これは……ハープかお?」

⊂(゚ー゚⊂_>「それはマーメイドハープといって、それを弾けば船ごと海に潜ることができます」


( ゚∀゚)o彡゜「海の中にはもっと人魚さんがいるのか!!?」

⊂(゚ー゚⊂_>「はい! この下が『オールブルー』です。人魚のほかにもさまざまな魚がいて綺麗な所ですよ。
         よかったら来て下さいね。さぁディーネ、私達も戻るわよ。ちゃんとお礼を言いなさい」

<_フ///)フ「……ぁ、ありがとう。ロブにもよろしくね……」


 ディーネとディーナは海へ潜っていった!


( ゚∀゚)「なんだアイツ、ちゃんと喋れるんじゃねぇか」

ξ゚听)ξ「きっと、極度の恥ずかしがり屋なのね」



  
194: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:41:45.75 ID:v0kSCS5u0
  

( ^ω^)「長岡! ブーン達も海の中にいくお」

( ゚∀゚)「何で俺に言うの?」

ξ゚听)ξ「この中で楽器演奏できるの長岡だけでしょ」

ヽ(・∀・)ノ「はやく海の中に行きたいですぅううう!」


( ゚∀゚)「ああ……期待されてる所すまんが……俺、ハープなんて弾いたことねぇわ……」


ξ゚听) ^ω^)「……………へっ?」ヽ(・∀・)ノ


(;゚∀゚)「なんていうか……その、スマン」


ξ(゚听)ξ (゚ω゚) ヽ(゚д゚)ノ



  
196: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:45:03.62 ID:v0kSCS5u0
  

(;゚∀゚)「こっちみんな! 俺は何でも出来るスーパーマンじゃねぇんだ!
     俺にだって、できないことぐらいある……」


( ^ω^)「役に立てないジョルジュなんて……」

ξ゚听)ξ「ただのおっぱい好きの変態ね」

<_プー゚)フ コクコク

( ^ω^)「口の悪い変態だお」

ヽ(・∀・)ノ「変態ですね変態!」

 _
( ;∀;)「いじめだ――!!! つかディーネ帰ったんじゃなかったのかよ……ってもういねーし」


( ^ω^)「しょーがない……ロブさんの所によってからフォーンに戻るお」


 ブーン達はルーラでペスカニに行き ロブに報告した後
 フォーン城へと戻った!



  
198: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:47:53.38 ID:v0kSCS5u0
  
〜フォーン城〜

フォーン「おお戻ったか! してどうだった?」

( ^ω^)「ちゃんとロブさんを助けてきましたお!」

イリカ「皆様ご苦労様です」


( ゚∀゚)「で、こっちの方はどうなったんだ?」

フォーン「図書館ならばっちりだ! 好きに使ってくれ!!」


ξ゚听)ξ「やっと目的を果たせるわね」

(・∀・)「まだですょ〜ヤル夫様に頼まれた本を探して届けないといけませんから」



  
200: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:51:43.14 ID:v0kSCS5u0
  
〜フォーン城−図書館−〜

ξ゚听)ξ「『GOAST』『ESP』『オカルト』『神秘と魔法』『死者の書』……だめね。
     魔法都市に関する本はみつから無いわ」

( ゚∀゚)「こっちもねぇなぁ……この本の中から、見つけるのは大変だぜ?」


( ^ω^)「ちょwwwToLOVEるにイヴ出てきたおwww」

ヽ(・∀・)ノ「こっちの読みきりは前作のヒロイン出てますよ」

ξ゚听)ξ「……あんた達……なに少年ジャンプを読みながらラジカセをきいてるのよッ!
      これは問題よッ! まじめに探しなさい!!」

( ^ω^)「だってこんな数の中から探すのは無理だお
      魔法でどうにかならないのかお?」

ξ゚听)ξ「そんなの使えたらもう使ってるわよ」

( ゚∀゚)「…………そうだ!! 『盗賊の鼻!』」

 ジョルジュは盗賊の鼻をきかせた!


( ゚∀゚)「におうぞ、におうぞ……これだ!!」

 ジョルジュは一冊の本を見つけ出した!

( ^ω^)「犬みてぇだおwww」



  
201: 34 ◆WOkutRzuoQ :2007/01/14(日) 22:55:03.93 ID:v0kSCS5u0
  
ξ゚听)ξ「どれどれ?『魔法都市カルベローナの伝説』……?」

( ^ω^)「じゃあ、それ持ってヤル夫の所にいくお!」

ξ゚听)ξ「カルベ……ローナ……? ううっ……」

 ツンは頭を抱え苦しみだした!!

(;^ω^)「ツンどうしたんだお!?」


ξ;゚听)ξ「はぁ、はぁ……頭が……頭痛が痛いの! 頭が割れそう!!」

(;゚∀゚)「まさか記憶が……?」


ξ)ξ「あああああああ――――っ!!」

 ツンは意識を失いその場に倒れた!


ヽ(・∀・;)ノ「おっぱいさん! ツンさんを医務室へ!」

(;^ω^)「ツン? ツン!? しっかりするお!! ツ――ン!!」





*[章「愛と鏡と人魚と呪われし姫君」 おわり*



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