( ^ω^)は幻の大地の住人のようです
- 3: 愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:32:38.13 ID:OLhv0m6y0
- *三十七話*
〜温泉街アモール−上の世界−〜
( ^ω^)「到着だお〜」
( ゚∀゚)「ベッドどうするんだ? ここにほっぽとくわけにもいかないだろ」
( ^ω^)「カプセルハウスの中にしまっておくお」
ξ゚听)ξ「温泉街というだけあって温泉の匂いが凄いわね」
ヽ(・∀・)ノ「どうしますぅ〜? すぐに下の世界に降りますかぁ〜?」
ξ゚听)ξ「そうね。さっさと宿に行って温泉に入りたいし」
( ゚∀゚)「ちょっと待てよ、どうせならこっちの方のアモールも探索していこうぜ」
ξ゚听)ξ「どうせ、上も下も同じような町でしょ?」
( ^ω^)「見た感じではほとんど一緒っぽいお」
- 4: 愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:34:35.65 ID:OLhv0m6y0
- ( ゚∀゚)「わかってねぇなぁ〜、元盗賊の血というか冒険者の血が騒ぐんだよ。一度来た町は探索しておきたいんだ」
ξ゚听)ξ「なら、あんた一人で探索してくれば、わたし達は先に下に降りてるから」
( ^ω^)「それがいいお」
ヽ(・∀・)ノ「おっぱいさん。階段が消えないうちに、来てくださいね」
( ゚∀゚)「つれねぇなぁ……」
( ^ω^)「ブーンは昨日の崖のぼりで全身筋肉痛だから休みたいんだお……」
ヽ(・∀・)ノ「私はマスターについていきますぅ!」
ξ゚听)ξ「温泉よ。温泉。『温泉に入ることはすべてに優先する』
と、言うわけでさっさと階段出しなさい」
ヽ(・∀・)ノ「はいぃぃ!」
( ^ω^)「ちょっとまつお。こんな町のそばで出したらパノンさんみたいに下の世界に迷い込んじゃう人がいるかもしれないお
もうちょっと町から離れた場所で出すお」
「さすがマスターですぅ〜」
「ふん。ブーンにしてはなかなかやるじゃない」
遠ざかっていく ブーン達の姿とともに そんな話声がジョルジュの耳に入った。
( ゚∀゚)「……まぁいっか。たまには一人でおっぱいハンティングとでも洒落込むか」
- 5: 愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:36:36.09 ID:OLhv0m6y0
――数分後。
(゚、゚*トソン「…………」
町を流れる温泉をボーっと見ている一人の女性……
そんな彼女に魔の手が迫っていた!
_
( ゚∀゚)「ターゲット補足……これより任務を開始する
『ジャック・イン・ダイヤ!!』」
ジョルジュが叫びシャッフルの紋章の力を発動させる。
彼の左腕に紋章が現れ 身体は黄金に輝きだす!
目標に向かって駆け出し
一気に手を伸ばし――
掴む!
- 6: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:38:44.01 ID:OLhv0m6y0
ビュオッ
(゚、゚*トソン「……? 今、一陣の風が胸を掠めたような……
それに光のようなものが見えた気がする……」
( ゚∀゚)「Bカップ、柔らかさはよかったが小さいな……」
そう。この男 紋章の力を悪用しておっぱいハンティングをしていたのだ!
どう見ても痴漢です。本当にありがとうございました。
( ゚∀゚)「ナレーターうるせぇww今日は、やけに張り切ってるじゃねぇか」
あなた一人だから 私がいないと大変なんですよ?
それと 天の声に話しかけないでください
みんなに おいていかれて さびしいんですか?
( ゚∀゚)「うるせぇ」
_
( ゚∀゚)ジョルジュは仲間がいなくてさびしいようです
- 9: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:41:05.20 ID:OLhv0m6y0
( ゚∀゚)「……さてと、この町にも最高級のオッパイの持ち主はいないな……
やはり、俺にはパフパフ屋を求めr……むっ?」
ジョルジュの瞳が何かを捉えた!
川д川「……ブツブツ…………ブツブツ……」
井戸のそばに立つ女性。しきりに何かをつぶやいているようだ。
顔を覆い隠すほど伸びた髪は、死者が着るような真っ白な装束と相まって
不気味な雰囲気を演出している……
(;゚∀゚)「なんだありゃ、女……いや、人間か?
白装束なんか着て……パナウェーブか?」
川д川「…………呪……」
(;゚∀゚)「おいおい、なんか呪とか聞こえてきたぞ……
…………でも、ここから見てもなかなかの大きさのおっぱいだ。
いくか……!」
- 10: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:43:25.33 ID:OLhv0m6y0
ジョルジュは猛スピードで ターゲットに接近した!
_
( ゚∀゚)「いまだッ!」
タイミングを捉え ジョルジュの目が一瞬キラーンと光る
そして目標に向かって手を伸ばし掴んだ!
ガシッ!
(;゚∀゚)「こ、これは……でかい! だが硬い!
そして……なんだ、この冷たさは!? 人間の体温じゃねぇッ!!」
ジョルジュは手を放し 走り去ろうとした。
そのとき!!
ガシッ!
_
(;゚∀゚)「!?」
川д川「…………」
なんと ジョルジュの腕が 女性に捕らえられている!
- 11: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:46:26.72 ID:OLhv0m6y0
(;゚∀゚)(やべぇばれた!!)
川+д川「呪まーす……」キラーン
一瞬女性の右目が輝き
それと同時にジョルジュに悪寒が走る!
(;゚∀゚)(うっ……なんだこれ……!? 頭がぐらんぐらんするし、背筋がゾクゾクしやがる……
それに、体がうごかねぇ……くそっ……
なんだかわからないがヤバイ! このままじゃヤバイ!!)
川д川「………………」
女性は無言で ジョルジュの腕を掴んだまま 井戸の中へと入ってゆく。
(;゚∀゚)「くそっ! 分身だ!!」
_
( ゚∀゚) ボウンッ!
ジョルジュの隣にもう一人のジョルジュが現れた!!
- 12: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:48:47.51 ID:OLhv0m6y0
(;゚∀゚)「お前は逃げろ! 俺のことは気にせず逃げるんだ!」
_
( ゚∀゚)「おう! お前もがんばれよ!」
ジョルジュBは 逃げ出した!
(;゚∀゚)「逃げ切ってくれよ……あああああアッー!」
ジョルジュAは 井戸に引きずり込まれてしまった!
(゚、゚*トソン「また一人……貞子の犠牲者がふえたわ……
でも私、都村トソンは何もしない……ただ傍観するだけ……
私は傍観者だから……」
貞子。
それはこの町に伝わる都市伝説の一つ。
いい男を見つけては、その者の前にだけ姿を現し
無理やり、異空間へとつながる井戸に引きずり込むという……
ちなみに素顔は美人らしい。
そして 謎の傍観者『都村トソン』とはいったい……
- 13: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:51:00.59 ID:OLhv0m6y0
- 〜アモール−教会前−〜
_
(;゚∀゚)「はぁはぁ、なんだったんだあいつは一体……
もう一人の俺はやられちまったみたいだ……まぁ全てが本物の俺だけどな。
……やっぱり悪いことはするもんじゃねぇな」
痴漢は犯罪です。絶対にマネをしないでください。
( ゚∀゚)「さてと。そろそろ時間だし、俺も下のアモールに行くか」
「疾風(はやて)のイリア参上!」
「疾風(しっぷう)のジーナさんじょ〜」
( ゚∀゚)「ん?」
イリア「えいっ! えいっ! これでよしっ、と!」
イリアは何かを埋めたようです
- 14: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:53:00.87 ID:OLhv0m6y0
( ゚∀゚)「子供か、男の子と女の子……」
イリア「大きくなって大人になったらもっと凄い宝物を見つけてみせるぜ
宝探しの旅に出るときはお前も連れていってやるから心配するなよな
さあいくぞ。そろそろ帰らないと神父様に怒られちまうからな」
ジーナ「あーんっ、まってよ!」
イリア「今からそんなんじゃ大人になっても俺についてこれないぞ。さあっ早くこいよ!」
ジーナ「もうっ、イリアのいじわるぅ〜!」
イリアとジーナは教会の中へと入っていった……
( ゚∀゚)「俺にもあんな頃が、あっt…………いや、無かったな……
ところで何埋めてたんだろうな、こっそり掘り返してみるか」
_
( ゚∀゚) キッ
ドンッ
ジョルジュが目に気合を入れると
地面が掘り返され 人を埋葬するのに手ごろな感じの穴が開いた!
- 16: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:55:01.02 ID:OLhv0m6y0
( ゚∀゚)「さてとお宝は、っと…………これは……!」
ジョルジュに とっては ガラクタだが
子供達の 宝物が うまっている!
ジョルジュは そっと 元に戻しておいた。
( ゚∀゚)「……おっと! こんなことしてる場合じゃなかったな。
下の世界に行く階段が消えて、置いてけぼりなんてシャレになんねぇからな」
川д( ゚∀゚)「でも、なんかフラグが立った気がするぜ!
冒険者の感って奴だな」
- 18: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:57:50.19 ID:OLhv0m6y0
- 〜アモール−下の世界−〜
( ・∀・)「ようこそ、バーボンハウス2号店『バーボン旅館』ヘ
ブーン様御一行ですね。ショボン様より、話はうかがっております。
わたくし、この旅館を任されてるモララーでございます」
( ^ω^)「おっおっお、流石ショボンだお! ブーン達のために部屋を用意しておいてくれるなんて」
ξ゚听)ξ「こんな豪華な旅館がタダなんて持つべきものは旅の友ね」
( ・∀・)「ショボン様も今日の夜には、こちらにお見えになる予定でございます。
ささ、お部屋にご案内しますね。あなた方の部屋は『110−105号室』になります」
「……たいへんたいへんたいへんたいだー!」
( ^ω^)「この聞き覚えのある声は……」
- 19: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/11(日) 23:59:50.84 ID:OLhv0m6y0
ヽ(・∀・)ノ「おっぱいさんですぅ!」
へ / .┼_ | | へ / ┼_ | |
/ \ /\/ │─ | | / \ /\/ │─ | |
_ ∩ _ ∩ _ ∩ _ ∩
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡
( ⊂彡 ( ⊂彡 ( ⊂彡 ( ⊂彡
| | | | | | | |
し ⌒J し ⌒J し ⌒J し ⌒J
へ / .┼_ | | へ / ┼_ | |
/ \ /\/ │─ | | / \ /\/ │─ | |
4人に分身したジョルジュが 旅館に突入してきた!
ξ゚听)ξ「変態はアンタよ。なんで分身して入ってくるのよ」
(;゚∀゚)「いや、分身に意味は無いんだけどなノリって奴よ。『分身解除』」
ジョルジュの分身が消えた!
- 22: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:02:08.71 ID:btJBV7r30
( ^ω^)「で、何が変態なんだお。ついに自分が変態ってことに気づいたのかお?」
(;゚∀゚)「いや、変態じゃなくて、大変なんだよ!」
( ・∀・)「間違いなく変態といってましたがね」
( ゚∀゚)「あんた誰?」
( ・∀・)「わたくし、ショボン様よりこのバーボン旅館を任されている
モ (;゚∀゚)「それより大変なんだよ」 です」
( ・∀・)「…………モラルのない人だ……」
(;゚∀゚)「なんだよあの、この町の入り口にある奴!」
( ^ω^)「ああ、『歓迎! ブーン様御一行。ドクオ様御一行。〜バーボン旅館〜』って奴かお?」
ξ゚听)ξ「まったく、恥ずかしいわよね。おかげで、すぐここに来れたけど」
ヽ(・∀・)ノ「マスター有名人みたいですぅ!」
(;゚∀゚)「いや、そっちじゃなくて!」
- 23: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:04:22.02 ID:btJBV7r30
( ^ω^)「もしかして『この町に、スーパーネコミミアイドル茶・もこみちがやってくる!』って奴かお?」
(;゚∀゚)「そう、それだよ! あいつもここに来るのか!?」
( ・∀・)「はい、もこみち様も本日よりこちらに宿泊予定です。何でもデビュー曲発売のイベントをやるとか」
( ^ω^)「おっおっおwwチャモコも来るのかお、楽しくなりそうだお」
ヽ(・∀・)ノ「ネコミミさんも来るんですねぇえ!」
(;゚∀゚)「俺はアイツとあまりかかわりたくねーのに……なぁツン」
ξ゚听)ξ「ネコミミアイドル…………ライバル出現ね」
(;゚∀゚)「ツン!?」
( ・∀・)「では部屋にご案内しますね」
- 24: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:06:24.13 ID:btJBV7r30
- 〜110−105号室〜
( ・∀・)「御用の場合はそちらの内線をお使いください。では……」
モララーが 退出しました。
ξ゚听)ξ「部屋も豪華ね……さてと」
ツンは机に受かって何かをしている!
ヽ(・∀・)ノ「広いですぅうううう〜〜〜!!」
ホイミンは部屋中を走り回っている!
( ゚∀゚)「約束の日は明日だし、それまで暇だな」
( ^ω^)「みんなで『いんてい4』でもやるお!」
( ゚∀゚)「室内でやるもんじゃねーよww」
ヽ(・∀・)ノ「これは楽しいですぅぅぅうう!」ボインボイン
ホイミンはベッドの上で跳ねている!
- 25: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:08:14.10 ID:btJBV7r30
( ^ω^)「なら、木下(きのした)でもやるお」
( ゚∀゚)「花がねーよ」
( ^ω^)「ローゼスビットで代用するお」
( ゚∀゚)「ちょwwまあいいか」
ヽ(・∀・)ノ「私もやりますぅううう!」
( ^ω^)「ツンもやるかお?」
ξ゚听)ξ「私はパス。ちょっと調べ物があるから」
( ゚∀゚)「じゃあ、三人で始めるか」
- 26: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:10:42.21 ID:btJBV7r30
――数分後
( ^ω^)『ムーンライトスポーツマンシップ!!!』
バァーン
ヽ(・∀・;)ノ「ああっしまったぁぁぁああですぅうう」ガビーン
( ゚∀゚)「そういう感じのやり方があったのかー! く〜っ」
( ^ω^)「これでブーンは、6勝3敗8ペーニョムだお。ウフフフフフフ」
ξ゚听)ξ「はい、ストップ。そこまでよ」
( ゚∀゚)「なんだ、やっぱりツンもやるのか?」
ξ゚听)ξ「違うわよ。そんなに木下ばっかりやってたら、宿の人に木下クラブと思われちゃうじゃない!
温泉行くわよ。温泉! なんでもこの町の露天風呂は全宿で共用していて、とっても広いらしいじゃない。
効能も筋肉痛・関節痛などの肉体的疲労から、不眠症・ストレスなどの精s(ry
ツンの説明は続く……
(;゚∀゚)「さっき調べてたのはこれかよ……」
- 28: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:13:32.72 ID:btJBV7r30
ξ゚听)ξ「……というわけで温泉行くわよ」
( ゚∀゚)「どうして女っていうのは、こんなに温泉とか風呂が好きなのかねぇ……」
( ^ω^)「ってか、ツン一人で行けばいいお。ブーン達は木下で忙しいお」
ξ゚听)ξ「『温泉に入ることはすべてに優先する』
……だから、この町の温泉は共用で、ここからじゃちょっと距離があるんでしょ。
ブーンに案内しなさいって言ってるの!」
(;^ω^)「何でブーンが……地図持って行けば、いい話だお」
ξ゚听)ξ「それともなに? あんたはか弱い乙女に一人で知らない町を歩かせるつもり?
つべこべ言わずエスコートしなさい!」
( ^ω^)「ブーンよりツンのほうが全然強いお……
ξ゚听)ξ「なんか言った?」
(;^ω^)「あうあう。仕方がないお」
( ゚∀゚)「俺は待ってるから、お前らで行って来い」
(;^ω^)「え? 長岡は行かないのかお?」
( ゚∀゚)「混浴じゃないんだろ? なら、俺はお前と違って
『温泉に行く義理はあっても義務はない』
おっぱいハンターの出動には、まだ早すぎるのさ」
- 31: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:15:21.41 ID:btJBV7r30
ξ゚听)ξ「と、言う訳で行くわよ」
ツンはブーンを連れて出て行った!
ヽ(・∀・)ノ「…………」
( ゚∀゚)「あれ? お前もいかねぇの?」
ヽ(・∀・)ノ「温泉なんて入ったら溶けちゃいますぅ……」
( ゚∀゚)「なるほど、じゃあ俺らはアレするか!」
ヽ(・∀・)ノ「アレ?」
( ゚∀゚)「温泉旅館ですることといったらアレだろ!!」
ヽ(・∀・;)ノ「ま、まさかぁ!! ダメです私にはマスターが……」
(;゚∀゚)「そっちじゃねぇよ。別に触手プレイとか興味ねぇから……
ついてきな」
- 34: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:17:09.51 ID:btJBV7r30
一方 ブーン達は……
( ^ω^)「おっおっおwwルーラで一発だお!
ブーンの記憶力は流石だお」
ξ゚听)ξ「私はあんたと一緒に、町を見物しながら来たかったんだけどね」
( ^ω^)「それは、帰りにすればいいことだお」
ξ゚听)ξ「……そうね、今は温泉ね。
ちゃんと、私が出るまで待ってなさいよ!」
( ^ω^)「把握したお。なるべく早く頼むお」
ξ゚听)ξ「それはどうかしらね。
ゆっくりと堪能させてもらうつもりだから。
それじゃ」
ツンは女湯の方へと入っていった!
(;^ω^)「ツンはいつもお風呂に平気で何時間も入ってるお……
これは長期戦を覚悟しないといけないかもしれんNE」
- 38: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:19:05.97 ID:btJBV7r30
- 〜女湯〜
ξ゚听)ξ「うわっ、あたり一面に広がる温泉! 実際に見てみると凄いわね。
向こうのほうには、うっすらとウォータースライーダーも見えるし、
これは露天風呂って言うより温泉プールって感じね」
ξ゚听)ξ「まずは体を洗ってと…………」
ツンはまずジャワーを浴び、体全体を濡らす。
そして、髪に……
ξ;゚听)ξ「ちょっと、何でナレーターここにいるのよ。
それに丁寧に解説しないでくれる!?」
大丈夫です、私も女ですから。名前はルビスといいます。
セントジョーンズの島のあたり海底にいるので
よかったら今度、会いに来てくださいね。
ξ゚听)ξ「いいから、あなたはジョルジュとかの所にでも行ってなさい。
乙女の入浴をじゃましないでよ」
……では そうしますね。
おや、だれか来たようですよ。
ξ゚听)ξ「えっ。あなたは……」
「ひさしぶりね。ツンデレさん」
- 39: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:21:23.66 ID:btJBV7r30
- 〜男湯〜
('A`)「おちんちんびろーん」
(・∀ ・)「うわぁ、ヘンタイがでたー」
「まだまだだお! ドクオ!」
('A`)「こ、この声は!!」
( ^ω^)「おちんちんぱおーん」
(・∀ ・)「うわーこっちにもへんたいだー」
('A`)「ブーン!!」
- 40: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:23:22.79 ID:btJBV7r30
('A`)「ならこれでどうだ!
おてぃんてぃんびろーん
OH YES! OH YES!」
(・∀ ・)「キャーヘンタイ」
( ^ω^)「むぅ! 激しい腰の動きを取り入れるとは、なかなかやるお!
なら、これで!」
どばばば・ザッ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
('A`)「局部全開で十八番のブーンのまま温泉にダイブするとは!
流石だな。どっかの子供も逃げてったぜ!」
( ^ω^)「ドクオ! 久しぶりだお!!」
('A`)「おう、ブーン! お前も変ってないな!」
- 43: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:25:17.62 ID:btJBV7r30
( ^ω^)「でも、何でここにいるんだお?
約束の日は明日じゃ?」
('A`)「それは、お前だって一緒だろ。ちょっと早めに来たんだよ」
( ^ω^)「そうかお。ドクオの仲間はどこだお?」
('A`)「しぃさんは女湯にいる。あとの二人は旅館でウh……休んでるよ。
夕食の時にでも会えるだろ。お前の仲間は? たしかツンと、ジョルジュさんと、ショボンさんだっけ」
( ^ω^)「そっちと一緒でツンは女湯、長岡は旅館だお。
ショボンとは今は旅をしてないお。でも今日は、旅館に来るらしいお。
お! そうそう、ブーンにも新しい仲間ができたんだお!」
('A`)「へぇー。どんな人だ? 女の子か?」
( ^ω^)「それは会ってからのお楽しみだおw」
('∀`)「こうやって、お前とゆっくり風呂に入るのも久しぶりだよな」
( ^ω^)「でも、今度からは一緒に旅をするんだお!
いつでも、入れるお!」
('∀`)「べつに入りたいとは思わねぇけどなw」
- 45: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:27:19.87 ID:btJBV7r30
- 〜バーボン旅館−体育館−〜
少年T「た…田中!!」
少年U「大変だ!! 田中がささってる」
ヽ(・∀・)ノ「なんかむこうのほう騒がしぃですねぇ」
( ゚∀゚)「ハンドボールやってた奴らだろ。まぁ、気にせず俺らは続けようぜ」
。
ζ┳┻┳λ
そう 二人がしているのは卓球。
ちなみに左がジョルジュ 右がホイミンである。
( ゚∀゚)「やっぱ温泉って言ったら卓球だよな! よっと!」
ヽ(・∀・)ノ「そうなんですかぁ? ハイイッ!」
( ゚∀゚)「おお、いいショットだな! ならこっちも! あらよっと!」
ヽ(・∀・)ノ「くぅぅぅっ強烈です。打ち上げてしまいましたぁ〜」
- 48: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:29:12.59 ID:btJBV7r30
落下距離に比例して高いバウンド
ジョルジュはそれを見逃さなかった!
( ゚∀゚)「いただきぃ〜!」
ダンクスマッシュ!
ζ\
゚
┳┻┳λ
ピンポン玉は一度ホイミンの手前で跳ね
勢いを落とすことなく一瞬で遥か後方へと飛んでいく
( ゚∀゚)「よっしゃぁ! 俺のポイント!
いくらなんでもこれは取れないだろ!」
ヽ(・∀・)ノ「あまいですよ。おっぱいさん!!『月歩(げっぽう)』」
ホイミンが空中を蹴り 後方へと飛んでゆく!
(;゚∀゚)「それはあの時、試練が使ってた技!」
そう。過去にジョルジュが苦戦した相手、裸流愚羅怒が使っていた技。
ホイミンは元々浮いているので、空中を蹴るのは簡単なことだった。
なのでこの技で方向を変えるだけでなく、人が地面を蹴ったときと同じように瞬発力を得られるのだ!
- 49: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:31:10.21 ID:btJBV7r30
ヽ(・∀・)ノ「追いつきましたよ! ハイッ!」
ホイミンがピンポン玉に追いつき、力を込め打ち返す!
その玉は弾丸のごとく強烈なスピードでジョルジュの方へと飛んでいく!
だが――
( ゚∀゚)「アウトだぜ。ただ返せばいいってもんじゃねーぞ」
そう、ボールはジョルジュのコートで跳ねることなく、ジョルジュの後方にある壁へと当たった。
ちなみに壁や、天井も地面の一部とみなされる。
ヽ(・∀・;)ノ「あう〜失敗ですぅ〜」
( ゚∀゚)「これで3−0だ。次、行くぞ」
ヽ(・∀・)ノ「はいっ! だんだんとコツがつかめてきましたよ!」
- 51: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:33:30.39 ID:btJBV7r30
カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン
少年T「おい、さっきから一体何の音だ?」
少年U「さぁ?」
カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン
田中「これはピンポン玉を打ち返す音だ。ほら、あそこで卓球している二人」
少年V「壁にささっていた田中君…!!」
ζ┳┻┳λ
少年T「卓球って、あの二人は素振りしてるだけじゃないか?
イメトレってやつかな?」
カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン
田中「こ、この二人の打ち合いは、打球が見えない」
少年一同「はぁ!?」
- 53: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:34:57.07 ID:btJBV7r30
カコカコカコカコカコカコカコカコカコ……
ζ┳┻┳λ
体育館に不気味に音だけが響き渡る……
そう。この二人の打ち合いは、一般人には速すぎて球が見えないほどにまで達していた!
互いの進化!! 究極の戦いは続く!!
ヽ(・∀・;)ノ「ハイヤァッ!!」
(;゚∀゚)「くそっ、まにあわねぇ!」
ジョルジュは手を伸ばすが わずかにピンポン玉には届かない!
ラケットの隣を抜けていく!
ヽ(・∀・)ノ「これで6−6ですぅ! 追いつきましたぁあああ!!」
- 57: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:36:42.02 ID:btJBV7r30
(;゚∀゚)「ふぅー。卓球ごときでこんなことしたくなかったが……
本来こういうときに使う技だしな」
ヽ(・∀・)ノ「? はやく続きをやりましょうよぉ!」
( ゚∀゚)「「ダブルスでいくぜ!」」(゚∀゚ )
なんと! ジョルジュは二人に分身した!
ヽ(・∀・;)ノ「分身はひきょーですよぉ〜!」
( ゚∀゚)「なら、これならどうだ。お前はラケット4本使っていいぞ。
俺は2人で2本だから、こっちの2倍だぞ2倍!」
ヽ(・∀・)ノ「それならおkですぅう!」
ホイミンは8本のうち4本の触手でそれぞれラケットを握る。
……ラケットを複数使うことにあまり意味はない気がするが
天然ゆえホイミンはすっかり騙されてしまったようだ。
- 59: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:38:17.10 ID:btJBV7r30
- ( ゚∀゚)「キリもいいし、このポイント取ったほうの勝ちにしようぜ!」
ヽ(・∀・)ノ「わかりましたぁ! 私のターン! サーブ!!」カッ!
( ゚∀゚)「ウニョラー!」カコン!
ヽ(・∀・)ノ「トッピロキー!」カコン!
( ゚∀゚)「キロキロ〜〜ッ!」カン!
ヽ(・∀・)ノ「モッチョレー!」カコ!
一進一退の攻防が続く……
モキレー! ニョロー!
ζζ┳┻┳λ
カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン カコン
少年U「なぁ、さっきからあそこの二人は素振りしながら何を叫んでるんだ?」
少年V「玉も使わずに……言葉卓球か?」
田中(ふん。この程度のスピードも見切れぬとはな)
少年T「つか、男の方二人いねぇ? 片方はホイミスライムだし。何なんだあいつ等……」
田中(それは俺にもわからん……)
- 61: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:40:41.49 ID:btJBV7r30
ヽ(・∀・;)ノ(右に打てば右のおっぱいさん。左に打てば左の……
どっちに打ち分けても、二人のおっぱいさんの前には打ち返されてしまいますぅ〜
……なら、これで!!)
ブルン!
ホイミンがピンポン玉に対しラケットを振る!
しかし それは玉を捕らえることなく空中を切った!
( ゚∀゚)「空振り!? こんなとこでミスか?」
と、次の瞬間――
カコン!
(;゚∀゚)「!? 玉が返ってきた!?」
ヽ(・∀・)ノ「時間差攻撃ですぅ〜!」
一回目の空振りはフェイク
本命は時間を置いての別の触手による2振り目。
ホイミンの触手と複数のラケットが可能にした時間差攻撃!
- 64: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:42:44.22 ID:btJBV7r30
ヽ(・∀・)ノ「まだまだ、いきますよおおお!」
月歩による後方移動と4本のラケットによる
最大で4回のリターンのチャンス。
どのタイミングで、どの方向に打ち返されるか
この技により二人のジョルジュのコンビネーションは乱されていた!
(;゚∀゚)(ちっ、空振りに対してどうしても体が反応しちまう……
ラケット4本使っていい、なんて言わなきゃよかったぜ)
(;゚∀゚)「おっ、おい馬鹿!周りを見ろ、こっちには俺が……」
(;゚∀゚)「「あっ」」(゚∀゚;)
二人のジョルジュが接触し、その場に倒れこむ!
ヽ(・∀・)ノ「もらったあああああ!!
おっぱいさんのダブルス打ち破りましたぁあああ!」
ホイミンの渾身の力を込めた打球が放たれた!
_
( ゚∀゚)「残念。トリプルスだ」
ヽ(・∀・;;)ノ「!!!?」
- 66: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:44:14.78 ID:btJBV7r30
- カン! ポテッ……テッ…………
突如、現れた3人目のジョルジュが放ったドロップショット
ボールはホイミンのコートで短く2回跳ねた。
_
( ゚∀゚)「7−6。俺の勝ちだな」
ジョルジュが冷静に宣言する
ヽ(・∀・;)ノ「ええええええええええええええええ!!?
分身3人目はずるいですよぉおおおおお!」
一方でホイミンが熱く反論をする
( ゚∀゚)「もう終わったことだし、ごちゃごちゃ言うな。
なんかおごってやっから。『分身解除』」
分身を解除し一人のジョルジュに戻る
ヽ(・∀・)ノ「それじゃあ私の気がおさまりませんよぉ!」
( ゚∀゚)「ほらいくぞ。もう十分、楽しんだだろ」
ヽ(・∀・)ノ「そんなぁ〜〜……」
文句を言うホイミンとそれをなだめるジョルジュ。
だが、体育館を立ち去ろうとする彼らに、刺客が迫っていた!
- 68: 37 ◆WOkutRzuoQ :2007/02/12(月) 00:46:18.88 ID:btJBV7r30
「やっぱり、温泉といったら卓球だろ」
「そうかぁ? 俺は部屋でエキサイトしてたほうがいいんだが……」
聞き覚えのある声。
ジョルジュがその声の主の姿を捉える!
( ゚,_ノ゚)「うれしいこと、言ってくれるじゃないの」
(。 ` ー´)「おう。とことんよろこばせてくれ」
_
(;゚∀゚)「ハッサソ!!! ……ト、モョモトダッケ?」
(;゚,_ノ゚)「おっぱい!!! ……ト、ダレダ?」
(。;` ー´)「……ホイミスライム?」
ヽ(・∀・)ノ「誰ですか?」
出会ってしまった宿命の二人
激闘の卓球編続く……
( ゚∀゚)「え、続くのか」
*三十七話 おわり*
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