( ^ω^)は幻の大地の住人のようです
- 4:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:33:53.61 ID:Mq9+lLDJ0
- あっ、これ忘れてた。
★この作品はフィクションです。実在の事件・
事件・事件などには、一切関係ありません。
↓ では、こんどこそ
↓ 十二章「真っ赤な誓い」
↓ 第四十三話『フラグ』を投下開始
- 5:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:34:39.40 ID:Mq9+lLDJ0
- *十二章「真っ赤な誓い」*
〜サンマリーノ −バーボンハウス本店−〜
(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウス本店へ。悪いけど今回はサービスしてる余裕は無いんだ。すまない」
(;^ω^)「それは見れば分かるお……この惨状はいったい……」
バーボンハウス本店の店内は 窓は全て割られ 椅子や机 床 カウンターにいたるまでの
全てが破壊しつくされていた!
(´・ω・`)「鮫島事件の真実を掴んだ代償……と言ったところかな」
(;^ω^)「ご、ごめんだお……ブーンのせいで……」
(´・ω・`)「なぁに、気にすることは無い。いつか調べてやろうと思ってた件だしね」
ξ゚听)ξ「それで、どうなの? 鮫島については何か分かったの?」
(´・ω・`)「まぁね」
( ゚∀゚)「たった一日で調べちまうなんて凄ぇなぁ、おい」
(´・ω・`)「バーボンハウスの情報網をなめないで欲しいね。
……まぁ、今回は彼女の協力も合ってこそだけどね」
( ^ω^)「彼女……?」
- 6:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:36:42.54 ID:Mq9+lLDJ0
ショボンが手を向けた方向には
部屋の隅で一人の女性がたたずんでいた!
川 ゚ -メ)「…………」
彼女は無言のままブーンたちを見つめる。
長い金色の綺麗な髪を持ち 顔立ちも美しい。だが 左目を含む顔面左半分は大きな傷を負っている。
そして その手には死神が持つような一本の大きな黒い鎌が握られている。
(´・ω・`)「彼女はシルーコさん。ハッサソから紹介してもらった護衛さ」
(;^ω^)(全然気づかなかったお……あの人影薄いお)
ヽ(・∀・)ノ「師匠にそっくりですぅうううう」
( ゚∀゚)「そういや、クーさんに似てるな。おっぱいもなかなか……」
ξ゚听)ξ「……あんた、相変わらずそればっかね」
川 ゚ -メ)「…………! そこの二人!」
突如 シルーコが何かに気づいたかのように 口を開き言葉を発した!
ξ゚听)^ω^)「?」(゚∀゚ヽ(・∀・)ノ
- 8:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:38:37.99 ID:Mq9+lLDJ0
川 ゚ -メ)「……いや、なんでもない。気にしないでくれ」
シルーコは再び無言で黙る。
二人と言うのが誰と誰を示しているのかは ブーンたちには分からなかった。
ヽ(・∀・)ノ「声も師匠に似てますぅ〜」
(´・ω・`)「話を戻すね。彼女は戦いのほかには占いも得意でね
その占いと僕らの情報力であっという間に調べはついたのさ
……さてと、では鮫島事件の真相について放そうか。シルーコさん外の警備頼むよ」
川 ゚ -メ)「わかった……」
シルーコは一つ返事で店の外へと出て行った。
その手には愛用の鎌を持って。
( ゚∀゚)「一人で大丈夫なのか?」
(´・ω・`)「彼女をなめない方がいいよ。片目を失ったとはいえ、下の世界ではトップクラスの実力者らしいから。
さっきも一瞬で、ヒュンスパッだったよ」
(;^ω^)「ヒュンスパッ……? なんか不穏な響きだお」
(´・ω・`)「そのままさ、ヒュンと敵の背後に移動して、あの鎌で首をスパッっさ」
- 10:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:40:46.17 ID:Mq9+lLDJ0
ξ゚听)ξ「それで、鮫島事件は……」
(´・ω・`)「神隠しって言われてるけどなんてことは無い。
実際はモンスターによる誘拐、拉致だね」
( ゚∀゚)「モンスターが人間を誘拐?」
(´・ω・`)「何故、そんなことをしているかまではわからなかったけどね。
鮫島について知ったもの、鮫島に近づいたものを片っ端からさらっているのさ。
この店の被害も、モンスターが襲ってきたことによるものさ。シルーコさんが撃退したけどね」
ξ;゚听)ξ「それって、私たちもやばくない? 話を聞いてしまった今、私たちもターゲットにされたんじゃ……」
/(・∀・;)\「ナンテコッタイですぅううう〜」
(´・ω・`)「そう心配することも無いよ」
( ^ω^)「どういうことだお?」
(´・ω・`)「今から鮫島に乗り込んでぶっ潰してもらうからさ」
( ゚∀゚)「へぇー、いったい誰が?」
(´・ω・`)「キミ達が」
(;゚∀゚)「は?」
- 11:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:42:30.01 ID:Mq9+lLDJ0
(´・ω・`)「ロンガデセオの場所知りたくない?」
( ゚∀゚)「知りたいです」
(´・ω・`)「なら決定、場所教えてあげるよ。鮫島ぶっ潰してくれるって条件との引き換えで」
( ^ω^)「別にブーンはロンガデセオなんて興味ないお」
(´・ω・`)「この店の被害は誰が鮫島について調べろって言ったせいかな〜。直すのにいくらかかるんだろう?」
(;^ω^)「行かせていただきますお」
( ゚∀゚)「お前にしちゃ、やり方が汚ねぇじゃんか」
(´・ω・`)「実は厄介なことになってね」
ξ゚听)ξ「厄介なこと?」
(´・ω・`)「ベジータって知ってる? 特別支店の店長を任せてる奴なんだけど」
( ゚∀゚)「ああ、話なら聞いたぜ」
ヽ(・∀・)ノ「バーボンレストランの店長さんですよねえええええ!」
- 14:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:44:30.84 ID:Mq9+lLDJ0
(´・ω・`)「そうそう、そのバーボンレストランなんだけどね。
結構、儲かってるわけなんだ。うちの店の利益、全店含めて四分の一ぐらいはそこかな」
ξ゚听)ξ「それが今回の件と何の関係が?」
(´・ω・`)「鮫島の奴らが、なんか近頃行動を活発的にしてるらしいんだよね。
鮫島に興味を無い人たちも自主的に集めてると言うか。
幸せ島に連れて行くなんとか嘘ついて人を集めてるみたいなの」
ヽ(・∀・)ノ「それは由々しき事態ですううう」
(´・ω・`)「それでね。なんでもその鮫島行きの便にバーボンレストランがあるひょうたん島を使われてるんだ。
店長のベジータとは全然連絡が付かないし、多分モンスターの乗っ取られちゃったんだね」
( ゚∀゚)「それで、そのひょうたん島を取り戻して欲しいと」
(´・ω・`)「そう。うちの所有物をモンスターに使われたくないからね。ついでに鮫島ぶっ潰してきちゃってよ」
( ^ω^)「モンスターの悪事はほっておけないお!
もしかしたら鮫島にトーチャンや流石兄弟が捕まってる可能性もあるお!
ブーンたちが助けにいくお!!」
( ゚∀゚)「俺はロンガデセオの場所を教えてもらえるんだったら何でもするぜ」
ヽ(・∀・)ノ「マスターについていきますぅぅううう!! 悪は滅びよですぅうううう!!」
ξ゚听)ξ「はいはい、私も行きますよ」
- 15:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:46:32.84 ID:Mq9+lLDJ0
(´・ω・`)「それじゃ、頼んだよ。あとの詳しいことはカルカロッドの悟空さんに聞いてね。
ハイこれ、ロンガデセオの場所を示してある地図」
ショボンはジョルジュに一枚の地図を渡した!
( ゚∀゚)「うっひょーっ。ついに念願のロンガデセオへ……パフパフ屋にいけるぜ!!」
(´・ω・`)「でも行くのは、鮫島の件にかたをつけてからだよ」
( ゚∀゚)「分かってるって、サンキューショボン」
ジョルジュは懐に大事そうに地図をしまった!
(´・ω・`)「さてと、僕とシルーコさんはこれからアモールの旅館に行くから」
ξ゚听)ξ「アモールに?」
(´・ω・`)「どうやら、モララーがいなくなっちゃったらしくてね」
( ^ω^)「もしかして、鮫島事件かお……?」
(´・ω・`)「どうも、そうじゃないらしいんだ。
前々から怪しかったんだけど彼、スパイだったみたいなんだよね」
( ^ω^)「スパイかお?」
- 20:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:48:37.79 ID:Mq9+lLDJ0
(´・ω・`)「秘密結社ヴァーローって知ってる?」
ξ゚听)ξ「わりとよく聞く名前ね」
( ^ω^)「バーロー王を子供にした悪い奴らだお!!」
( ゚∀゚)「運命の崖の工事してた奴らだな」
ヽ(・∀・)ノ「星降りの大会のスポンサーでしたああああ」
(´・ω・`) 「表向きは何でもやってる大企業なんだけど、裏では結構ヤバイことやってるらしい
どういうわけかうちと同じように、上の世界と下の世界で展開してる企業なんだ。
まったく情報をつかめないあたり、鮫島事件より厄介なところかもね」
( ゚∀゚)「で、そのモララーはヴァーローのスパイだったってのか?」
(´・ω・`)「その線が強いんだよね。邪魔なんじゃないかな、バーボンハウスのことが。
うちは飲食、宿泊業に関しては断トツでトップ店だからね。
まぁ、これは僕と兄さんでどうにかするから、気にしないでいいよ」
( ゚∀゚)「そういえば、シャキンさんは?」
(´・ω・`)「今、知り合いの大工のところに言ってるよ、店を直すためにね。そろそろ戻って――来たみたいだね」
- 23:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:51:01.43 ID:Mq9+lLDJ0
(`・ω・´)「やぁ、ブーン君たちもきていたのかい。
んで、これがこの店の現状な訳だ」
大工「これは酷い」
(`・ω・´)「直していただけますか?」
大工「あんたら、兄弟には息子が世話になってるからね。超特急でやらせてもらうよ」
(´・ω・`)「それじゃあ兄さん、僕たちは行ってくるね」
(`・ω・´)「ああ、モララーのことは任せた」
( ^ω^)「お邪魔しましたお」
(`・ω・´)「サービスできなくてすまないね。また来てくれ」
( ゚∀゚)「ウィーッス」
- 24:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:53:48.19 ID:Mq9+lLDJ0
- 〜バーボンハウス−外−〜
川 ゚ -メ)「また何体か来たが、片付けておいた……」
(´・ω・`)「ふぅ〜やれやれだね。ご苦労様」
川 ゚ -メ)「気にするな、これが私の仕事だからな」
店の外には 首と胴体が綺麗に分かれたモンスターの死体が いくつか転がっている
(;^ω^)「うわぁ……」
ヽ(・∀・;)ノ「グロですぅ〜」
( ゚∀゚)「その鎌、凄い切れ味なんだな」
川 ゚ -メ)「おっと、触らない方がいいぞ。命が惜しいならな。
刃の部分にはバブルローションが塗ってあるから、ちょっとかすっただけで大天使でもイチコロだ」
(´・ω・`)「修正版だと倒せないよ」
ξ゚听)ξ「さぁそろそろ行きましょう」
(´・ω・`)「お互いに無事を祈るよ」
その後 ショボンたちはアモールヘ
ブーンたちは 上の世界の カルカロッドへと向かった!
- 26:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:56:05.57 ID:Mq9+lLDJ0
- 〜カルカロッド−バーボンハウス3号店−〜
悟空「この『パオズザウルスの尻尾肉』と『7色イボ蛙のから揚げ』と『ムカデうなぎのスープ』はサービスだから食ってくれ」
ξ゚听)ξ「こんなにたくさん……タダでいいのかしら?」
悟空「いいって、いいって、ショボンから話はとおってっから」
( ゚∀゚)「そんじゃ、遠慮なく……」
( ^ω^)「いただくおー!」
(・∀・)「いただきますぅぅううううう〜〜」
悟空「そんじゃ、今回の作戦について説明すっぞ」
ξ゚听)ξ「ひょうたん島を取り戻すのよね」
悟空「ああ、そうだ。ベジータの奴がへましてとられちまったからなwww
んで、その後はそのまま鮫島に乗り込んでもらっぞ。
これが鮫島の位置を示した地図だ」
( ゚∀゚)「で、問題のひょうたん島の場所は分かってるのか?」
悟空「それも心配ねぇ。今夜はしあわせの国行きの便が出る日なんだ。
オラが他の奴らが乗んねぇように、足止めしてっから
その間におめぇらは乗り込んで取り戻して行ってくれ」
- 28:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 00:57:55.72 ID:Mq9+lLDJ0
そして 作戦開始の時間となった!
〜カルカロッド‐西の海岸‐〜
バニーI「ようこそ、4名様ですね。
夢と希望のしあわせの国ヘご案内します!
どうぞ、このひょうたん島にご乗島ください〜」
( ゚∀゚)「うはっ、いいおっp
ξ゚听)ξ「ちょっと、長岡!」
( ゚∀゚)「分かってるって……」
船員T「おい、今回はあの4人だけなのか」
船員U「ああ、そうみたいだな。他に人間どもはみあたらねぇぜ。
それじゃ出港するか!」
ひょうたん島は陸地から離れ 海をゆっくりと進んでいく。
悟空は それを町の空の上から見送っていた。
悟空「たのんだぞ、ブーン、ツン、ホイミン、それと……誰だっけか?」
- 29:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:00:02.61 ID:Mq9+lLDJ0
- 〜ひょうたん島〜
..∧∧
(・∀・)「♪波を ちゃぷちゃぷ ちゃぷちゃぷ かきわけて〜」
( ^ω^)「うはwww本当に島が海を進んでるお」
( ゚∀゚)「ブーン、酔わないのか?」
( ^ω^)「これは平気だお。凄く安定してるお」
ξ゚听)ξ「そうね、全然ゆれないもの。
島の形に作られた船かと思ったらそれだけじゃないみたいね」
..∧∧
(・∀・)「♪雲を すいすい すいすい 追い抜いて〜」
バニーI「さぁ、こちらのバーボンレストランの中へどうぞ
料理、お飲み物は全て無料となっております」
ブーンたち4人 それとバニーや船員は 全て店内へと入っていった!
- 31:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:02:32.03 ID:Mq9+lLDJ0
- 〜バーボンレストラン〜
バニーU「いらっしゃいませー!
ようこそ、ひょうたん島へ!
それでは、パーティを始めますよ〜」
( ゚∀゚)「ああ、パーティの始まりだ」
( ^ω^)「お前らから、この島を取り返すブーンたちのショータイムだお!!」
ヽ(・∀・)ノ「ショボンさんのお店、返してもらいますよぉおおおおおお」
ξ゚听)ξ「ラーの鏡よ! 全ての真実を映し出しなさい!!」
ツンは ラーの鏡を 頭上高くかかげた!
ラーの鏡から 強烈な光が発せられ 全ての真実を映し出す!
なんと 店員・船員は全てモンスターだった!!
魔物T「くそっ、こいつら全部知ってやがる!!」
魔物U「おのれ〜! ええぃ、出会え! 出会えーぃっ!! 」
- 32:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:04:39.20 ID:Mq9+lLDJ0
ξ゚听)ξ「みんな、なるべくお店のものとかは壊さないようにね!」
_
( ゚∀゚)「わかってるって、行け! ローゼスビットォ!」
ローゼスビットが店内に散らばり ピンポイント攻撃を仕掛ける!
(*^ω^)「あれだけあったフリスクもこれが最後だお!!
『ヒャダルコ!!』」
ブーンはヒャダルコを 唱え魔物の足元を凍らせ 動きを止める!
ヽ(・∀・)ノ「うぉおおおおりゃりゃりゃりゃりゃあああああ!!」
ホイミンは素早く動きまわり 一体一体確実に倒していく!!
ξ゚听)ξ『メラミ!』『メラミ!!』『メラミ!!!』
残った敵は ツンが確実に焼き尽くしていく!!
- 35:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:06:37.06 ID:Mq9+lLDJ0
- ――数十分後
( ゚∀゚)「ふぅ〜、これで全部かたづいたか?」
ξ゚听)ξ「そうね、みんなお疲れ様」
ヽ(・∀・)ノ「あ〜〜!! カウンターの隅にまだ一匹隠れてますぅうう
+ * +
*_;゚ー゚) + ビクッ
( ^ω^)「あれは!!」
ξ゚听)^ω^)「「「「はぐれメタル!!!」」」」(゚∀゚ヽ(・∀・)ノ
メタルの輝くボディを持つ希少なスライム
+ * +
*_ ゚ー゚) +
『はぐれメタル』
その鋼鉄の体は いかなる攻撃も 呪文も 受け付けず
倒した暁には莫大な経験を得られると言われている!!
- 37:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:09:19.09 ID:Mq9+lLDJ0
( ゚∀゚)「これはまたとないチャンスだぜ!」
ξ゚听)ξ「確実に倒すわよ!!」
( ^ω^)「まつお、ここはブーンに任せるお!
モンスターマスターとして仲間にしてみせるお!!」
ヽ(・∀・)ノ「賛成ですぅ〜〜! モンスターの仲間が増えるのは歓迎ですぅ〜!」
ξ゚听)ξ「それも、いいかもしれないわね」
ブーンが慎重に はぐれメタルとの距離を縮めていく!
+ * +
*_;゚ー゚)) + ビクビクッ
( ^ω^)「怖がらなくてもいいお、ブーンはキミに危害を与えるつもりはないんだお」
+ * +
*_ ゚―゚) +「…………」
はぐれメタルは 様子を伺っている!
- 40:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:11:21.00 ID:Mq9+lLDJ0
- ( ^ω^)「ブーン達と一緒に来ないかお?
広い世界を駆け回ろうお! その途中で悪い奴らも倒すんだお!」
+ * +
*_ ゚ー゚) + ニコッ
はぐれメタルは 仲間に なりたそうに こちらをm――
ξ゚听)ξ「今よ! 長岡ッ!!」
_
( ゚∀゚)「はぐれメタルまわし蹴りでうっひょぉぉぉお!!!」
+ * + そ
*_;;゚д゚) + て
ジョルジュは まわし蹴りを放った!
ミス! はぐれメタルにダメージは与えられない!!
_* ≡3
はぐれメタルは 店の外へと逃げ出した!!
ヽ(・∀・;)ノ「ああああああっ。まってくださぃいいいいい〜〜」
ホイミンは それを追いかけた!
- 43:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:13:29.41 ID:Mq9+lLDJ0
- (;゚ω゚)「えっ、ちょ……」
( ゚∀゚)「すまねぇ、しくじっちまった」
ξ゚听)ξ「回し蹴りなんて隙のある技出すからよ!!
トライデントタックルで一直線にいきなさいよ!」
( ゚∀゚)「いや、だってさ、紋章の力発動させたら目立つじゃんよ。
なぁ、ブーン」
(♯^ω^)「…………」
ξ゚听)ξ「ブーン?」
(♯^ω^)「せっかく仲間になりそうな雰囲気だったのに何てことしてくれたんだお!!」
(;゚∀゚)「いや、だってツンがさ……」
ξ♯゚听)ξ「ちょっと、私のせいにする気!?(そうだけどさ……)
ブーン大体ね、これは殺るか殺られるかの世界なのよ!
相手が隙を見せたら、迷わずいくしかないでしょ」
(♯^ω^)「せっかくナンナン(はぐメタの名前)との楽しい生活を思い描いてたのに台無しだお!!」
(;゚∀゚)「まぁまぁ落ち着けよ……まだホイミンが説得してきてくれるっていう可能性が……」
ホイミンが店の中へ戻ってきた!
ヽ(・∀・;)ノ「すいませんマスター……海の上を走って逃げていっちゃいましたぁ……」
- 45:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:15:52.31 ID:Mq9+lLDJ0
怒るブーンを何とかなだめ、4人は店内の捜索を開始した!
( ゚∀゚)「おい、ここに隠し階段があるぞ地下に入れるみたいだ」
4人は隠し階段を降り 島の地下へと入っていった!
( ^ω^)「おっ、宝箱があるお!」
ヽ(・∀・)ノ「剣と盾が入ってますね」
ξ゚听)ξ「これは、氷の刃と風神の盾ね。
本で見たことがあるわ」
( ゚∀゚)「名前からして、特殊な力がありそうだな」
ξ゚听)ξ「氷の刃は、永久に解けない魔法の氷から作られた剣。
道具として使えば、ヒャダルコレベルの吹雪を出せるわ」
( ^ω^)「これはブーンが使うお! 3本目の剣ゲットだお!」
ξ゚听)ξ「風神の盾。これは風神の力が宿った盾ね。その名の通り風を操れる。
魔力のある者が使えば、相手の動きを止めたり浮き飛ばしたり出来るわ。
盾自体も丈夫で軽い。これは私が装備するわ」
「おい! 誰かいるのか! ここから出しやがれ!!」
- 47:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:18:00.86 ID:Mq9+lLDJ0
厳重に鍵のかかった部屋の中から 男の怒鳴り声が聞こえてくる!
( ゚∀゚)「鍵は……壁にかかってるな。
どうする? 空けるか?」
( ^ω^)「ひょっとして、店長のベジータさんが閉じ込められてるんじゃないかお?」
ξ゚听)ξ「きっとそうね。助けてあげましょ」
ヽ(・∀・)ノ「wkwk!」
ジョルジュは一つずつ鍵をはずし 扉を開けた!!
ベジータ「ふぅーやっと出られたぜ! あの魔物どもめふざけやがって!」
ξ゚听)ξ「ベジータさんですか……?」
ヽ(・∀・)ノ「写真で見たことありますぅ〜間違いないですよ!」
- 48:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:19:53.50 ID:Mq9+lLDJ0
ベジータ「誰だキサマらは!?」
( ^ω^)「ブーンたちはショボンから頼まれて……」
ベジータ「ショボンの野郎、助けをよこすのが遅すぎるぜ」
( ゚∀゚)「おい、おい助けてやったんだから礼ぐらいしたらどうだ?」
ベジータ「フン」
ベジータは階段を上がっていった!
ξ゚听)ξ「何あの人? ショボンはあんな奴に店をまかせてるの?」
( ^ω^)「見た目、極悪人だお」
ヽ(・∀・)ノ「でも、本の写真に乗ってた人に違いないですよぉ〜」
( ゚∀゚)「俺たちも上にいこうぜ」
- 50:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:22:20.92 ID:Mq9+lLDJ0
ベジータ「くそっ、俺様の店がめちゃくちゃじゃねぇか!
ふざけやがって!」
ブーンたちも 地下からあがってくると
ベジータにカウンターにつけと指示された!
ベジータ「貴様らに特別にサービスしてやる!」
ξ゚听)ξ「えっとメニューは……Aセット、天津飯・餃子・飲茶……」
ベジータ「メニューなど見なくていい!
ベジータ様特製のお好み焼きを作ってやる」
ベジータは満面の笑みでそう言った!
( ^ω^)「ブーンはお好み焼きより、もんじゃ焼きの方が……」
ベジータ「ぶっ殺すぞ!!」
(;^ω^)「す、すいませんだお……」
ベジータ「どいつもこいつもふざけやがって……ッ!」
ベジータは文句を言いながら厨房の奥へと入っていった!
- 51:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:24:38.68 ID:Mq9+lLDJ0
(;゚∀゚)「本当に人気なのかこの店……」
ヽ(・∀・)ノ「本には店長の性格と、料理の時のパフォーマンス、強盗退治などが大人気!
って書いてありましたぁ」
ξ゚听)ξ「料理のパフォーマンス?」
( ^ω^)「厨房の方から何か聞こえてくるお……」
「さぁ、てめぇら覚悟しやがれ! このベジータ様がたっぷりと料理してやるぜ!!」
「まずはキャベツだ。みじん切り! 木っ端微塵にしてやるぜ!」
「次は貴様だにんじん野郎! 人間みたいなその名前まったくふざけた野郎だぜ!」
「ふはははははは……ふははははははは!!!!!」
「バッキバキに刻んでやるぜ!!」
「はぁ、はぁ、はぁはぁ……さぁ残りの野郎ども、一網打尽にしてやるぜー――!!」
「ソースに青のり、おかかでトドメだ! どうだまいったかッ!」
ξ;゚听)ξ「彼、料理してるのよね……?」
(;゚∀゚)「ああ、お好み焼きを作ってるんだよな」
( ^ω^)「意外と面白い人だおwwww」
ヽ(・∀・)ノ「ブラヴォー!!」
- 52:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:26:49.69 ID:Mq9+lLDJ0
ベジータ「待たせたな! さぁ食いやがれ!!」
ベジータはお好み焼きが乗ったお皿をブーン以外の三人の前に並べる。
(;^ω^)「あれ、ブーンの分は……」
ベジータ「おっと、いけねぇ!」
ベジータはあわてて厨房へと戻っていく。
( ^ω^)「なんだ、忘れてただけかお」
ベジータ「マヨネーズも忘れるんじゃねーぜ!」
厨房から戻ってきたベジータの手に握られているのはマヨネーズのみだった!
(;^ω^)「ブーンの分は……」
ベジータ「貴様に食わせるお好み焼きはねぇ!!」
ベジータはビシッとポーズを決め 再び厨房へと戻っていった!
(;^ω^)「……余計なこと言わなきゃよかったお」
- 54:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:28:49.02 ID:Mq9+lLDJ0
3人がお好み焼きを食べる中 ブーンが下を向いていると
目の前に一つのお皿が出てきた!
ベジータ「キサマはこれでも食ってやがれっ!!」
なんと お皿に乗っているのはもんじゃ焼きだった!
( ^ω^)「うはwwwwありがとうだお!」
ベジータ「お飲み物は何になさいますか、お客様ども!」
( ^ω^)「ポーションくれお」
( ゚∀゚)「ミルクストレート」
ξ゚听)ξ「エーテルちょうだい」
ヽ(・∀・)ノ「タミフル(ドライシロップ)を水割りで」
全員 お気に入りの飲み物を頼む。
- 57:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:31:17.67 ID:Mq9+lLDJ0
- 再び ベジータが飲み物を持ってやってくる。
ベジータ「貴様ら鮫島にいくのか」
( ^ω^)「そうだお」
ベジータ「なら、頼む! トランクスを助け出してくれ!!」
ξ゚听)ξ「トランクスって確かシエーナ支店の……」
ベジータ「魔物どもにトランクスを人質にとられているんだ!
この世界じゃ俺の力は10分の1も出せないんだ、頼むお前らが頼みだ!」
ベジータが頭を下げ ブーンたちに頼み込む。
( ゚∀゚)(プライドの高そうなこいつが、ここまでするとはな)
( ^ω^)「わかったお。どうせついでだお、トランクスさんを助け出すお!」
ベジータ「よし、頼んだぞ! トランクスにもしもの事があったら、テメェらぶっ殺してやるからな」
(;^ω^)「…………」
( ゚∀゚)「…………」
ξ゚听)ξ「…………」
ヽ(・∀・)ノ「…………」
- 59:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:33:19.72 ID:Mq9+lLDJ0
そして深夜――
ひょうたん島はぷかぷかと海をゆっくり進んでいく
この調子で行けば明日の朝には鮫島につくであろう。
( ^ω^)「ツン、ホイミン……話があるんだお」
ξ゚听)ξ「なによ、あらたまちゃって」
ヽ(・∀・)ノ「なんですか、マスター」
川д( ゚∀゚)「俺はちょっと、外で風に当たってくるわ」
ジョルジュが店の外へと出て行った!
( ^ω^)「この鮫島での戦いが終わったら、二人に話したいことがあるんだお。
ブーンの……ブーンの本当の気持ちを聞いて欲しいんだお」
ξ゚听)ξ「ブーンの本当の気持ち……」
ヽ(・∀・)ノ「マスター……」
- 61:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:36:03.18 ID:Mq9+lLDJ0
ヽ(・∀・)ノ「私はマスターの決めたことなら結果がどうであれ、受け入れます。
マスターの幸せのためだったら何でもすると誓いますぅ。
私はマスターガーディアンです。この命も惜しまない覚悟ですからぁああああ!!」
ξ゚听)ξ「まぁブーンが何を決めたのかは知らないけど。
アンタの思ったとおりにすればいいんじゃない? 期待せずに待ってるわ」
( ^ω^)「二人とも……ありがとうだお。次の戦いブーンも二人を、あとジョルジュをまもれるようがんばるお」
ξ゚听)ξ「さぁ、この話はこれくらいにしましょ。
あーアツアツのピッツァが食べたいわ。
ナラの木の薪で焼いたボルチーニ茸ものってるマルガリータを!」
ヽ(・∀・)ノ「私、人間になったら学校にいきたいですぅううう」
ベジータ「なんだこいつら、いきなり……」
( ^ω^)「と、言うわけでピッツア頼むお。
3つに切り分けてくれお。4は不吉だから」
ベジータ「ピッツアなど作った事は無いぞ!」
- 63:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:38:18.60 ID:Mq9+lLDJ0
数分後。3人はベジータ特製のピザを食べながら話をしていた。
ξ゚听)ξ「あっ、そうだ。ブーンにこれを渡しておくわ」
( ^ω^)「お? なんだおツンからのプレゼントなんて珍しいお」
ヽ(・∀・)ノ「ツンさん、抜け駆けはずるいですよぉおおお!」
ξ゚听)ξ「そんなんじゃないわよ。『勇気のバッジ』
持つものに『勇気』と『希望』を与える不思議なバッジ。
クリアベールのジャックさんがくれたの」
( ^ω^)「なんでブーンに……? ツンが持ってればいいお」
ξ゚听)ξ「アンタに持ってて欲しいの!
……なんだか嫌な予感がするのよ」
( ^ω^)「……? まぁいいお。それならもらっておくお」
- 64:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:40:24.75 ID:Mq9+lLDJ0
ヽ(・∀・)ノ「あああっ!! そうだったあああああ! マスターの誕生日っていつですか!!」
(;^ω^)「い、いきなりなんだお? えっと【wwwww月1日】だお。
今日は【ex17月22日】だから……あと1週間ぐらい後だお」
ヽ(・∀・)ノ「私も渡すものがあるんですぅ〜〜。
せっかくなので誕生日プレゼントってことにしますね!!
では、私は準備があるのでこれで!」
ホイミンはブーン達から 離れた机に向かい 何かを書き始めた!
ξ゚听)ξ「何やってるのかしら、あのコ」
( ^ω^)「さぁ? ……ブーンはちょっと外に出てくるお」
ブーンは外へと出て行った!
ヽ(・∀・)ノ「えっと……こうじゃなくって……ああ〜難しいですぅ〜」
ξ゚听)ξ「何書いてるの? 手紙……?」
ヽ(・∀・;)ノ「あああああ、ツンさんは見ちゃダメですぅううう」
- 65:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:42:27.90 ID:Mq9+lLDJ0
- 〜ひょうたん島‐外‐〜
( ゚∀゚)「よお、ブーン。で、どうだったんだ?」
( ^ω^)「何がだお?」
( ゚∀゚)「告白だよ。こ・く・は・く! どっちにしたんだ?」
(;^ω^)「それは、まだだお。全ては今回の件が終わってからだお」
( ゚∀゚)「はぁ、マダなのかよ。気をきかせて出て行ってやったのに」
(;^ω^)「余計なお世話だお」
( ゚∀゚)「でも、もうどっちにするかは決まってるんだろ?」
( ^ω^)「…………お」
少しの沈黙のあと ブーンは頷いた。
( ゚∀゚)「そっか、なら言う事はねぇ。お前の好きにしろ」
- 66:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:44:28.55 ID:Mq9+lLDJ0
島の浜辺で ブーンとジョルジュは 座って海を眺めている。
( ゚∀゚)「ちょっと話いいか?」
( ^ω^)「かまわないお」
( ゚∀゚)「俺、お前に出会えて本当によかったと思ってるぜ」
( ^ω^)「お?」
( ゚∀゚)「お前と出会って、全てが始まったんだ。
お前が無理やり俺をつれてレイドックの試験を受けさせてくれたおかげで
そこでハッサソに幻の大地の情報をもらって」
( ^ω^)「それはブーンがいなくても、ジョルジュはいずれ幻の大地にたどり着いてたと思うお」
( ゚∀゚)「いや、たどり着いたとしても。あの世界じゃ俺、姿見えなかったじゃん。
お前がショボンと知り合いだったおかげで、姿を見えるようにしてもらえて」
( ^ω^)「全部偶然だお」
( ゚∀゚)「偶然か……まぁ、それでもいいぜ。
それから、上と下、世界各地いろんなところをまわって、魔王なんかも倒しちゃったりなんかして……
そして、ようやくこの地図が手に入ったわけだ」
ジョルジュがロンガデセオの位置が示された地図を握り締める。
- 69:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:46:26.06 ID:Mq9+lLDJ0
( ゚∀゚)「常識的に考えて、不可能だろ?
上の世界の住人である、俺が下の世界にあるロンガデセオにたどり着くなんて……
やっぱり、お前との出会いがキーポイントだったと思うんだよ。あるがとなブーン」
( ^ω^)「お礼を言うならブーンのほうだお。
右も左も分からなかった上の世界でブーンを助けてくれて、
カーチャン達の仇をうってくれて、ジョルジュには何度も助けられたお」
( ゚∀゚)「まぁ、お互い様ってことで」
( ^ω^)「これがゲームとか漫画だったら、この物語の主人公はきっとジョルジュだお。
ジョルジュは何度も、不可能を可能にしてきたお。そしてこれからも……」
( ゚∀゚)「へへっ……やっぱ俺って、不可能を可能に……」
( ^ω^)「ジョルジュ応援してるお。パフパフ屋の娘と結婚できるといいお。
そして、今までありがとうだお」
( ゚∀゚)「おいおい、気が早いんじゃねぇか。まだまだ鮫島の件が残ってるんだぜ
そしてロンガデセオに着くまでは一緒だ」
( ^ω^)「……そうだお。じゃあ、そろそろブーンは寝るお」
ブーンはバーボンレストランの中へと戻っていった。
- 71:アナウンサー(アラバマ州) :2007/04/01(日) 01:49:00.89 ID:Mq9+lLDJ0
川д( ゚∀゚)「フフフ、でもいよいよ夢にまで見たロンガデセオかぁ。
パフパフ屋かぁ……結婚かぁ……
明日の戦い負けられねぇな!」
店へと戻るなかジョルジュは一人つぶやく。
_
( ゚∀゚)「これっていわゆるアレだな。
『 俺、この戦いが終わったら結婚するんだ。 』
って奴。ドラマとかでよく聞くよな」
そんな 禁断の言葉を放ちながら
ジョルジュも店への中へ入っていった……
ベジータ「こ、こいつら、聞いていればさっきからべらべらと……正気か!?」
*第四十三話『フラグ』 おわり*
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