( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
6: ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:27:35.29 ID:jktubdqn0
  
*バーボンハウス本店*


(´・ω・`)「一件落着ってとこかな」

船乗りA「さてと、そろそろお開きとするか」

盗賊A「俺も、もう行くよ」

荒くれA「ああ、お前もがんばれよ」

盗賊A「いつか、立派かはわかんないけど……世界に名を轟かせるような男になって見せるぜ!」

 _
( ゚∀゚)「ふぅ、いきなりでなんだかよくわからなかったが
     ブーンの奴も元気になって、よかったよかった」

(´・ω・`)「あれ? ジョルジまだいたの。
      てっきり、ブーンと一緒に行ったのかと」
 _
(;゚∀゚)「ひでぇな、おい。ロンガデセオから、はるばる泳いできた奴に対して」

(´・ω・`)「なら。やぁ、ようこそバーボンハウスへ。このミr……って泳いできた!?」



  
8: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:29:46.44 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「だって俺、ルーラ使えないし。
    船は貸しちゃったし、キメラの翼は相変わらず品切れだし。
    海を泳いでくるしかねぇじゃん」


(´・ω・`;)「はぁ……キミ、いよいよ人間じゃないね。
       普通、泳げる距離じゃないよ。魔物だって襲ってくるだろうし……」
 _
( ゚∀゚)「いや、そうでも無いんだぜ。場所によってはちょっと幅の長い川を横断するようなもんだし。
     それになんだか最近、体の調子がすこぶる好調なんだよ。
     魔物はローゼスビットの自動操縦で――


 「誰かと思ったら、おっぱいの社長じゃないですか!」

 _
( ゚∀゚)「ん?」


船乗りA「ほら、前にカジノで」

荒くれA「バッ、恥ずかしいからやめろ。どうせ俺たちのことなんて覚えてないって」

(´・ω・`)「知り合い?」
 _
(;゚∀゚)「ん、ああ。(誰だこいつら?)」



  
9: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:31:47.03 ID:jktubdqn0
  

(´・ω・`)「それで、わざわざ何のよう?」
 _
( ゚∀゚)「ああ、話すと長くなるんだがな。
     俺、結婚したんだ」

(´・ω・`)「そりゃ、おめでとう。
      例のパフパフ屋の子かい?」
 _
( ゚∀゚)「いや、それがないろいろあってだな
     まぁ、俺の話を聞いてくれや」

船乗りA「wktk!」

荒くれA「これには流石の俺もwktkせざるを得ない」
 _
( ゚∀゚)「そんな、面白い話でも無いけどな」



 物語は一時 『過去』へと戻る。
 ブーンが歩みを止めた時へと……


――――――――
――――
――



  
12: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:34:12.19 ID:jktubdqn0
  

(*゚ー゚)「…………えっと。何だったかしら」
 _
( ゚∀゚)「探して欲しい人がどうとか」

(*゚ー゚)「ああ、そうそうそれね。
     探して欲しいのは、『一晩で何でもやる男・ジェバンニ』もしくは
    『人探しにかけては断トツの名探偵・エラルド=コイル』このどちらかよ」
 _
( ゚∀゚)「つまり、見つけたいのはジェバンニって奴なんだろ。
     見つからなかったらコイルに探してもらうと」

(*゚ー゚)「そういうこと。二人とも、この町にいるはずだからね」
 _
( ゚∀゚)「んじゃ、手分けして探そうか。
     行こうぜツン」

ξ゚听)ξ「えっ、あ……うん。じゃあ、またあとでねドクオ」


('A`)「そうか……ブーンの奴また……」

(*゚ー゚)「私たちも行きましょドクオ君。
    もょもとと、ハッサソは二人で別方向を探してみて」


( ゚,_ノ゚)「把握」(` ー´ 。)



  
13: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:36:17.63 ID:jktubdqn0
  
*ロンガデセオ−カジノ通り−*
 _
( ゚∀゚)「おお、いいねぇ。流石ならず者の町、
     でかいカジノがあるぜ。好きだぜぇこの雰囲気」

ξ゚听)ξ「そういえば長岡って何処の出身なのよ。
      その手の過去の話を全然聞いたこと無いけど……」
 _
( ゚∀゚)「俺の過去ね……あんま、人に話せるようなものじゃねぇな……」

ξ゚听)ξ「いつもタキシードだし、
      実はいいとこのおぼっちゃんだったり?」
 _
( ゚∀゚)「はっ、そんなわけねーよwww
     今はそんなこと気にせず、目的の人物を探そうぜ」


 二人は雑談しながら ロンガデセオの町を探索していった。
 なんだか 良いふいんきですね……まぁいいですけど。


 そして町外れにある この町の中でも最下層。
 いや それ以下の者が集まる 最終領域へとたどり着いた。

 そう ブーンが身を落とした 『落人群』へと……



  
14: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:38:29.99 ID:jktubdqn0
  
*ロンガデセオ−落人群−*
 _
( ゚∀゚)「ここは……」

ξ゚听)ξ「ひどいところね……」

 一見すれば 廃墟 ゴミ捨て場。
 人が住めるとは思えない場所。
 しかし ちらほらと そこで生活する者たちの姿が見える。

 _
(;゚∀゚)「流石に、こんなところにはいねぇだろ。
     さっさと他、行こうぜ」

ξ゚听)ξ「そうね…………ブーン!?」

 ツンは奥へと駆け出した!

 _
(;゚∀゚)「ちょ、ツン! ……ブーン?」



  
17: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:40:53.89 ID:jktubdqn0
  

( ´ω`)「……」

ξ゚听)ξ「アンタこんなところでなにやってんのよ!
      ほら、いくわよ!」

( ´ω`)「……」

 ツンの言葉にもブーンは反応を見せる様子は無い。
 _
(;゚∀゚)「……ブーン」


ξ♯゚听)ξ「ちょっと、いい加減にしなさいよ!」

( ´ω`)「……もういいんだお」
 _
( ゚∀゚)「もういいって何がだよ」

( ´ω`)「…………もう疲れたんだお」



  
20: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:43:27.05 ID:jktubdqn0
  
 _
(♯゚∀゚)「何が疲れただよ。お前はこんなとこにいるべき人間じゃねぇだろ!
     さっさと、立ち直れよ」

ξ♯゚听)ξ「また、そうやっていつまでもクヨクヨしてるつもりなの!?」

( ´ω`)「…………」

 _
(♯゚∀゚)「ツン、こりゃもうだめだ。……いこうぜ」

ξ♯゚听)ξ「もう、知らない! 勝手にしなさいよ!」

 _
(♯゚∀゚)「(クソッ、ここいると昔を思い出してイライラするぜ……
       ……昔か、アイツどうしてるんだろうな……)
     全く、世の中狂ってやがるぜ……」

ξ゚听)ξ「え?」


 これより物語は さらに『過去』へと遡る。

 これは ジョルジュ長岡が ただのジョルジュだったころの 誰も知らないお話。
 
 でも 本人が語る気はなさそうなので 私が勝手に語らせていただきます。

――――――――
――――
――



  
22: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:45:30.01 ID:jktubdqn0
  
 十数年前。
 それはジョルジュが9歳だった時。

 夢の世界 赤道近く最東の島にある『オータムリーフ』という町でのこと。

 今では 電気街やオタクの街と呼ばれ栄えていて
 ショボンが メイド喫茶を出そうとしているのは また別の話。

 当時 この町はカジノを中心に
 その周りを 巨大スラムとして成り立っていた。
 その一角で ジョルジュは暮らしていた。

 _
( ゚∀゚)「でぃちゃん。ボク、腹減った」

(#゚;;-゚)「待ってなジョルジュ、いまご飯できるからなぁ」

 ジョルジュは でぃと言う老人と生活をしていた。
 血はつながっていない。


(#゚;;-゚)「できたで」
 _
( ゚∀゚)「いただきまーす」

 その日暮らしの貧しい生活ながらも
 ジョルジュは楽しく生きていた。


 そんな日常に ある日転機が訪れる……



  
25: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:47:53.94 ID:jktubdqn0
  

(#゚;;-゚)「ギャ! グッワ! 待ってくれ! 待ってくれ!」
 でぃは 叫んだ。

<ヽ`∀´> 「バキッ! ボコッ!」
 男はかまわず殴り続ける。

(#゚;;-゚)「ヒッー! 助けてー! 助けてー!」
 でぃが悲鳴に近い叫び声をあげた。

<ヽ`∀´>「お前みたいな奴がいるからいけないニダ!」
 男が叫びながら殴り続ける。

(#゚;;-゚)「ギャー」
 でぃの血があたりに飛び散った。男のコブシも血で染まっている。

<ヽ`∀´>「世の中! 狂ってんニダ! 狂ってんニダ!」
 男の形相は もうフツウではなかった。
 その様子を見ていた ジョルジュも男の上司も言葉を失ってしまっていた。
 思わずジョルジュが言った。
 _
( ;∀;)「やめろよ! それ以上やったら死んじゃうだろ!」

<ヽ`∀´>「ガッシ! ボカ!」
 男には まったく聞こえていない。でぃも失神したのか動かなくなった。

:::::::::::::::::)y‐「おい、もうやめてやりなさい」
 男の上司が叫んだ。

<ヽ`∀´>「あっ……はい」



  
30: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:52:01.04 ID:jktubdqn0
  

:::::::::::::::::)y‐「でぃさん。借りたお金はきちんと返さないといけませんね。
       じゃないとアナタ、もしくはその子を差し押さえさせてもらうことになりますよ。
       では、後日また来ます。ニダー、次に行きますよ」

<ヽ`∀´>「ウェーハッハッハ、ウリたちに逆らうからこうなるニダ!
      スカッっとしたニダ」

:::::::::::::::::)y‐「やりすぎですよニダー。
       死んでしまったら差し押さえられませんから。
       もっとも、もう手遅れかもしれませんがね」


 _
( ;∀;)「でぃちゃん、大丈夫?」

(#゚;;-゚)「ああ、大丈夫だよジョルジュ……
     ……少し……休めば、よく……なるわぁ、、、」

 でぃは全身に激しいダメージを受けていた。


 数日後。
 そのケガが直接の原因かは不明だが でぃは死んだ。
 ジョルジュはこのスラムで 一人で生きていくことを余儀なくされたのだ。

 _
( ゚∀゚)「世の中狂ってやがる……」



  
31: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:54:38.32 ID:jktubdqn0
  

 それから 1週間ほどの日がたった。
 
 _
( ゚−゚)「腹減った……」

 ジョルジュは この町で生きていく術を知らなかった。
 お金も無い 食べ物も無い。
 目をつぶって安心して眠れない。目を開けたまま寝る日々。

 肉体的にも精神的にも限界が来ていた。

 _
( ゚−゚)「こうなったら、やるしかない……」

 ジョルジュは 人通りの多いカジノ通りへと出た。
 そして 目的となる人物を探す。

 金を持っていそうで なおかつ弱そうなもの。

 _
( ゚−゚)「……あいつだ」

 その目に一人の女性の姿が止まった。



  
34: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:56:53.57 ID:jktubdqn0
  
 ジョルジュは残っている力を全て出し
 その女性に向かって体当たりをした。

  「おっ!?」

 そして、すぐさま体勢を持ち直し全力で逃げ出す。
 その手には 女性のサイフを持って。

  「あっ、お前!」
 _
( ゚∀゚)「やった!」

 この頃から盗賊としての才能はあったのかもしれない。

 だが 相手が悪かった。

  「スリを働くなんて、いけねぇガキだな」

 女性は懐から 何かのケースを 取り出した!
 その中身は トランプだった。


     『 Joker and Fifty two Knights! 』


 女性が高らかに叫ぶと 何枚ものトランプがジョルジュに向かって飛び出した!

  「切り札を護る52騎士がお前を見逃さないぜ」



  
35: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:59:10.71 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「へへっ、案外楽勝だったな」

 小道へと入り余裕をもって走っていると
 何かがジョルジュの足を刻んだ!

 _
(;゚∀゚)「いてっ……トランプ!?」

 足を止めその物体を確認する。何の変哲も無い普通のトランプ。
 そうしている間にも 次々とトランプが ジョルジュに襲い掛かってくる!

 _
(;゚−゚)「くそっ、何だよこれ!?」

 物理法則を無視して自由自在に宙を舞うトランプと戯れるジョルジュ。
 そこに一人の人物が現れる。


  「追いついたぜ」


 先ほどの女性だった。

 _
(♯゚−゚)「ちっ、誰だテメェは!!」



  
36: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:00:11.24 ID:jktubdqn0
  

  「逆ギレかい。だがその根性、気に入った!」

 _
(♯゚−゚)「誰だって聞いてんだよ!」


  「名前か? 一度しかいわねぇぞ、よく聞きな
   俺は――



从゚∀゚从「俺の名は高岡だ。覚えたか糞ガキ!」




 それこそが ジョルジュの人生をも変える 出会いだった。



             第四十八話

            ジョルジュ外伝

     『ボクがジョルジュ長岡になった理由』



  
39: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:02:55.02 ID:jktubdqn0
  

  _
(♯゚−゚)「はぁ? なんだって?」

从゚∀゚从「一度しか言わないって言っただろ。
      とりあえず、サイフは返してもらうぜ」

 高岡が無理やり ジョルジュから財布を奪い取る。

  _
(♯゚−゚)「…………」

从゚∀゚从「そんな、ムッツリしてないで笑えよ」

  _
(♯゚−゚)「…………ふん」

从゚∀゚从「……! 笑ったらこの金やるぞw」

 _
( ゚∀゚)「まじで!」

 ジョルジュが瞬時に万面の笑顔に変わる。


从゚∀゚从「ハハハ、釣られてやんの!」

  _
(♯゚∀゚)「やろう、騙しやがったな」



  
41: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:05:14.07 ID:jktubdqn0
  

从゚∀゚从「だけど、思ったとおりだぜ。
      俺に似たカッコイイ顔してるじゃねぇか」
 _
(♯゚∀゚)「はぁ? 女に似てるとか言われても、別にうれしくねぇよ!」

从゚∀゚从「それにその太い眉毛……俺が愛した男にそっくりだ…………
      お前、名前は?」
 _
( ゚∀゚)「……ボクはジョルジュだ」

从゚∀゚从「はっw? ボクぅ? なんだそりゃw
       男なら『俺』だろ。この俺みたいにな!」
 _
( ゚∀゚)「そんなのボk……俺の勝手だろうが!
     それにお前は、女じゃねぇかよ!」

从゚∀゚从「そう言う割には素直じゃねぇかww」
 _
( ゚∀゚)「うるせぇ!」



  
43: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:07:16.10 ID:jktubdqn0
  

从゚∀゚从「ジョルジュ。今からお前に
      金の稼ぎかたってやつを教えてやるよ!」
 _
( ゚∀゚)「はぁ? なんで見ず知らずのお前がそんなことしてくれるんだよ」

从゚∀゚从「スリの手際のよさ、度胸。俺の技を教える資格バッチリだ。
      何より、顔が俺に似てるしな」
 _
(;゚∀゚)「手際とか、度胸とか俺に何させる気だよ」


从゚∀゚从「ギャンブルだ」

 _
(;゚∀゚)「ギャンブルゥ!? そんなんで稼ぐって言うのかよ!
     無理無理。ぜってぇ不可能だ、ああいうのはカジノが儲かるように出来てんだよ!」

从゚∀゚从「まぁ、ついてきな。
      俺は『不可能を可能にする女』だからな」

 高岡はカジノ通りの方へと歩いてゆく。

 _
(;゚∀゚)「おい待てよ! えっと……何岡っつったっけ……」

从゚∀゚从「名前は一度しか言わねぇって言ったろ。
      さぁ早く、来な!!」



  
45: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:09:55.18 ID:jktubdqn0
  
*カジノ*

 この町で一番大きなカジノ場。
 スロットから レース・闘技場まで 何から何までがそろっている。
 ちなみに この町のカジノに 年齢制限などは無い。

 _
( ゚∀゚)「なにで稼ぐ気だよ」

从゚∀゚从「何で稼いで欲しい?
      お望みどおりのものでやってやるよ」
 _
( ゚∀゚)「……なら、ポーカー(それくらいしかルールとかわかんねぇし)」

从゚∀゚从「よっしゃ、基本中の基本だな」

 二人はポーカーのコーナーへと歩いていく。


ディーラーI「ここはポーカーテーブルです。やりますか?」

从゚∀゚从「いや」
 _
( ゚∀゚)「やらないのかよ!」



  
46: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:12:19.42 ID:jktubdqn0
  

从゚∀゚从「いいか、ジョルジュ。
      ギャンブルの基本はまず第一に『見る』ことだ。
      相手の一挙手一動。全てを見るんだ」
 _
( ゚∀゚)「そんなん見てどうするんだ?」

 それから二人は 何人かがポーカーにチャレンジするのを見ていた。

从゚∀゚从「よし、行くぞ」


ディーラーI「ここはポーカーテーブルです。やりますか?」

从゚∀゚从「ああ、全財産を賭ける」

 高岡はポンと財布を出す。
 ちなみにこのカジノではコインなんてわずらわしいものも使っていない。
 賭けるものは全て現金だ。

 _
(;゚∀゚)「いきなり全財産!? 馬鹿だろお前」

从゚∀゚从「基本その2に『度胸』だ。
      ちまちまやってちゃいつまでたっても稼げねぇぜ。
      いいから黙って『見てろ』」

 高岡がジョルジュを一喝する。



  
48: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:14:21.25 ID:jktubdqn0
  

ディーラーI「掛け金、12万4872Gでよろしいですね」

从゚∀゚从「ああ、いくら入ってたかは俺も覚えちゃいないがな」

ディーラーT「では、カードを配らせていただきます」

 高岡の手に5枚のカードが配られる。


从゚∀゚从「3枚チェンジ」

 高岡が3枚のカードを捨て新たに3枚を受け取った。

 _
( ゚∀゚)(……なんだ今? 何か違和感が……)


ディーラーT「では、出来た役をご提示ください」

从゚∀゚从「フラッシュ。5倍役だな」

ディーラーT「確かに。ダブルアップに挑戦しますか?」

从゚∀゚从「いや、いい。配当金をくれ」

ディーラーT「どうぞ、お受け取りください」



  
51: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:16:23.50 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「ダブルアップしねぇのかよ。
    ちまちまやってちゃ、稼げねぇんじゃなかったのか?」

从゚∀゚从「基本その3『引き際』だ。
      いきなり、派手にやると出入り禁止くらうからな。
      それよりも何か感じなかったか、今のプレイで」
 _
( ゚∀゚)「カードをチェンジする時、違和感があったような」


从゚∀゚从「ハハハハハ! やっぱり、お前は見込みどおりの奴だ!
      次、行くぞ!」
 _
( ゚∀゚)「?」


 それから高岡は

 ブラックジャック スロット パネルめくり サザエさんカード
 ルーレット 闘技場 スライムレース ビンゴetc...

 このカジノの全ての遊戯で 華麗に勝ちを収めた。



  
52: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:18:31.00 ID:jktubdqn0
  
从゚∀゚从「んまぁ、今日のとこはこんなもんだな」

 高岡はサイフいっぱいの金を稼ぎ。
 入らなかった分……と言うか大半は
 『俺のおごりだ』と バーで飲んでる奴らにばら撒いてきた。
 
 _
( ゚∀゚)「すげぇ……」

从゚∀゚从「感心してる場合じゃねぇぞ。
      明日からはお前がやるんだからな」
 _
( ゚∀゚)「いきなりやれって言われてもできるわけねぇじゃん」

从゚∀゚从「安心しろ。俺の持ってるテクを全て教えてやる。
      正等法からイカサマまでの全てをな。なぁにお前ならすぐに出来る」
 _
( ゚∀゚)「ボクは、イカサマなんてしたくないね」

从゚∀゚从「『ボク』じゃなくて『俺』だろ? イカサマを使う使わねぇはお前しだいだ。
      俺は持ってる技術、全てをお前に教えるぞ。覚悟はいいか? 答えはきかねぇがな!」
 _
( ゚∀゚)「拒否権は無いってことかよ」

从゚∀゚从「お前には俺の生きた証になってもらうからな。
      精一杯『不可能を可能にする男』を目指せよ」
 _
( ゚∀゚)「なんだよそれ」

从゚∀゚从「…………気にするな。帰るぞ」



  
54: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:21:06.16 ID:jktubdqn0
  
*ホテル*

 カジノのすぐ前にあるホテルの一室。
 こんな町にあるのはまぁ…… そういうホテルですよね。
 ダカラ『ドーダコーダ』言ウワケデハ ナインデスガネ

 仲良くひとつのベッドに入りながら 二人は会話する。


从゚∀゚从「ジョルジュ。お前、親は?」
 _
( ゚∀゚)「……わからねぇ。この前まで『でぃ』っていう、ばぁちゃんに育ててもらってた」

从゚∀゚从「そうか」
 _
( ゚∀゚)「でぃちゃんは、海辺で俺を拾ったって言ってた。
     ジョルジュってのも本当の名前かわからねぇ」

从゚∀゚从「じゃあ、なんでジョルジュって名乗ってんだ」
 _
( ゚∀゚)「俺と一緒に拾ったゆりかごに『JO〜〜〜』って書いてあったんだと。
     最初の2文字以外はかすれて消えてたけど、
     せめて最初の発音だけでも一緒にって“ジョルジュ”って名前を付けてくれた」

从;゚∀゚从「!」



  
57: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:23:16.90 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「どうかしたか?」

从;゚∀゚从「ああ、いや。もう寝るぞ」

 _
( ゚∀゚)「ベッドとか、なれないから眠れねぇ」

从゚∀゚从「俺の胸の中で眠りな」

 高岡がジョルジュを胸に押し付けギュッと抱きしめる。

 _
(;゚∀゚)「うぷっ、苦しい……でもやわらけぇ……」

从゚∀゚从「ハハハハ! 俺の爆乳をじっくりと味わいなッ!」

 _
( -∀-)(あったかくて……やさしぃ……Zzz)

 高岡の胸の中で ジョルジュは
 久々に目を閉じて 安心した眠りにつくことが出来た。


从゚∀゚从「…………まさかな……。……寝るか」

 _
( -∀-)「ZzzZzz...」

从-∀-从「ZzzZzz...」



  
60: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:25:35.98 ID:jktubdqn0
  

 次の日から高岡によるギャンブルの特訓が始まった。


从゚∀゚从「まずは指パッチン千回!」

 心構え・基礎パターンから 必勝法・イカサマにいたるまで。
 時には動体視力を鍛えたり 手品で指先の動きを俊敏かつ正確に
 __
( ○∀○)「目がでっかくなっちゃった!」


 ギャンブルにおける技術の全てが ジョルジュに教え込まれた。
 指導は極めてスパルタだったが


从♯゚∀゚从「ちげぇって! やる気あんのかてめぇ!
        そんなんじゃ可能を不可能にしちまうぞ!」
 _
(♯゚∀゚)「お前の教え方がわりぃんだろ! バ〜カ!」


 ジョルジュはそれに耐え 技術をめきめきと吸収し
 半年がたつ頃には 一人前 いや超一流の凄腕ギャンブラーとなっていた。

 _
( ゚∀゚)「ロイヤルストレートフラッシュ!!」

从゚∀゚从「よっしゃ、ジョルジュ完璧だぜ!」



  
61: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:28:07.46 ID:jktubdqn0
  
*ホテル*
 _
( -∀-)「Zzz……むにゃ、おっぱい……」

 あれ以来 ジョルジュは毎日 高岡の胸を枕代わりに寝ていた。


从゚∀゚从「ジョルジュ……今日まで良く耐えた。
      俺から教えることはもうなにもねぇ……
      最後に……」

 高岡の拳にダイヤをかたどった紋章が光る。
 ジョルジュの左上腕に触れるとそこに紋章は移り消えていった

从゚∀゚从「お前が真に力を求めたとき、この紋章は発動するだろうぜ。
      いずれ、お前は4人の仲間に出会う。そして世界を救う鍵となる二人の少年にもな。
      そいつらを護ってやれよ。それがお前の役割だ」
 _
( ゚∀゚)「むにゃ……」

从゚∀゚从「ダイヤモンドの加護を受けて、立派な騎士になりな……
      俺のJOK――……いや、ジョルジュ……」
 _
( ゚∀゚)「Zzz」


从゚∀゚从「これで俺の全てをお前に残した。
      さよならだ。元気でやれよ」

 高岡はジョルジュの頬にキスをすると 部屋から出て行った。



  
64: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:30:45.07 ID:jktubdqn0
  

 次の日。
 _
( ゚∀゚)「あいつ、何処いったんだよ……」

 ジョルジュが目を覚ますと高岡の姿はなかった。

 ジョルジュは 町中を探し回った。
 しかし 高岡の姿はなかった。


 次の日も 次の日も その次の日も そのまた(ry
 高岡は戻ってこなかった。

 _
( ゚∀゚)「もう、アンタのおっぱいの中じゃないと、安心して眠れないんだよ……
     目を閉じて眠れねぇんだよ。戻ってきてくれよ……」


 ジョルジュは待った。
 高岡が自分の前に戻ってくる日を。


 しかし とうとうその日は来なかった。



  
66: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:33:08.94 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「こうなったら、この町を出て探しに行くか。
     えーとアイツ名前なんていったっけ……
     本当に一度しか言わなかったからな……」

 ジョルジュは考えた。
 同じ名前を名乗っていれば いつか会えるのではないのか。と。

 _
( ゚∀゚)「たしか……なんとか岡…………大岡とか広岡とかそんな感じだったな。
     多岡……違う……遠岡、でもない……速い、早い、若い……+のイメージの漢字なんだけどなぁ」

 しかし――

 _
( ゚∀゚)「長い……長岡? うん、しっくりくるな。確か長岡だったな。きっとそうだ」


 しかし ジョルジュは馬鹿だった。

 _
( ゚∀゚)「今日から俺も長岡!
     不可能を可能にする男『ジョルジュ長岡』だ!」


 ともかく こうして ただのジョルジュは

    ジョルジュ長岡となったのだ!



  
70: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:35:02.22 ID:jktubdqn0
  
 全ては 長岡 いや高岡に会うために!

 全ては 安心した眠りにつくために!

 全ては 彼女のおっぱいを求めて!


 _
( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい! おっぱい!」
 

 月日の流れと共に 何処をどう間違ったのか
 高岡ではなく おっぱいを求めるようになったのは 言うまでも無い。


 もう一度言おう

 ジョルジュは馬鹿だった。


 これが 知られざるジョルジュ長岡の過去である。
 彼が再び 目を閉じて眠れる日は来るのだろうか。



 えっ なんで私がこんなことを知っているかって?

 ……ずっと 見てましたから。
 ずっと 彼のことを…… ずっと……。



  
72: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:37:17.45 ID:jktubdqn0
  
――
――――
――――――――


ξ゚听)ξ「――長岡! 長岡!」

 _
( ゚∀゚)「はっ! なんだ?」

ξ゚听)ξ「どうしたの、いきなりボーッっとしちゃって」
 _
( ゚∀゚)「ちょっとな、昔のことを思い出しててな……
     で、何のようだ?」


(*゚ー゚)「コイルさんが見つかったから一応、教えに来たの」
 _
(;゚∀゚)「おわっ、しぃちゃん。いつのまに」

('A`)「俺もいますよ〜」


(*゚ー゚)「もょもと達が先に待ってるから、早く行きましょ」
 _
( ゚∀゚)「お、おう!」



  
75: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:39:31.45 ID:jktubdqn0
  
*ロンガデセオ−情報屋−*

コイル「私がエラルド=コイルです
     ここでは『L』と呼んでください」

(。 ` ー´)「『L』ってコイル同様、あの世界3大探偵の……」

L「はいその3人は皆私です
  ちなみに工藤新一と言う探偵も私です(中の人が)
  秘密にしておいてください」

('A`)「秘密なら、ばらすなよ」


(*゚ー゚)「早速だけど、探して欲しい人がいるの」

L「はいどうぞ」

 _
( ゚∀゚)「はい、はいはーい。俺から先いいか」

( ゚,_ノ゚)「見つけたの俺たちだぜ」

(*゚ー゚)「まぁまぁ、そんなに急ぐことでも無いし。
     長岡さんから先にどうぞ」

ξ゚听)ξ「すまないわね。うちの礼儀しらずが迷惑かけて」

 _
( ゚∀゚)「サンキュー!」



  
78: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:41:55.82 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「パフパフ屋。この町にあるんだろ?
     場所教えてくれや」

L「それでしたら町の入り口から左通路を防具屋武器屋道具屋の順番に通り抜けて
  右に見えるカジノの裏をぐるっと回って洗濯物が干してある真下の家です」

('A`)(聞き取りにくい喋り方をする人だなぁ……)
 
 _
( ゚∀゚)「入左防武道カジ裏回洗下家……
     入左防武道カジ裏回洗下家……
     よし、どうも!」

 ジョルジュは大急ぎで出て行った!


L「ですがあそこは……いっちゃいましたね
  まぁいいでしょう」


ξ゚听)ξ「もう、一人で突っ走って、追いかける方の身にもなってよ!
       じゃあね。しぃ、私はあの馬鹿を追いかけるから」

(*゚ー゚)「あっ、そうだわ。ちょっと話があるんだけど」

ξ゚听)ξ「?」

L「関係ない話なら後にしてくれませんかぁ」



  
81: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:44:00.28 ID:jktubdqn0
  
*ロンガデセオ−入り口−*

ξ゚听)ξ「はぁ、話が終わるまで待ってたら、時間食っちゃった。
       えっと、町の入り口から左通路を……防武道カジ裏回洗下家?
       なんのこっちゃ? って……あら? 長岡がいるわ」


 _
( ;∀;)「…………」

 ジョルジュはその目に涙を浮かべ 町の外へと駆け出していく!


ξ゚听)ξ「もしかして、ふられちゃったのかしら。
      まぁ、当然よね。追いかけてみましょ」


 ツンもジョルジュの後を追い 町の外へと出て行った!



  
84: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:46:03.40 ID:jktubdqn0
  
*海の見える崖*

    _
川д( ;∀;)「はぁ……」

 ジョルジュは 崖の先に立ち 夜空を見上げている。



ξ;゚听)ξ「はぁはぁ、やっと追いついた。
        って、あれ? 何やってるのあいつ?」


 そして ジョルジュは 海を見下ろした。

 _
( ;∀;)「ふぅ……」


ξ;゚听)ξ「まさか、失恋を苦に自殺!?
        と、とめなきゃ!」

 ツンがあわてて ジョルジュに向かって走り出す!


ξ;゚听)ξ「長岡ぁぁああああ!!
        馬鹿なことはやめなさぃぃいいいいいいいいいいいい!!!」



  
88: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:48:03.84 ID:jktubdqn0
  

 _
( ;∀;)「…………ん、ツン?」

 ツンの叫びに気づき ジョルジュが一歩下がり 振り返る。


ξ;゚听)ξ「きゃあああああ! よけないでぇええええ!! とまらないいいいいいいいい」

 走り出したはいいが 勢い良すぎて ツンの体はとまらずに
 崖のむこうに向かって 真っ直ぐに進む!

 _
(;゚∀゚)「うおっ、あぶねぇ!」

 ジョルジュは あわててツンの腕を掴み 勢いを殺す。


ξ;゚听)ξ「たすかった……」
 _
( ゚∀゚)「何やってんだよ、死ぬ気かよ」

ξ♯゚听)ξ「それはアンタでしょ!」
 _
( ゚∀゚)「はぁ?」



  
89: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:50:05.27 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「俺が失恋を苦に身投げ? ハハハハ!
     そんなたまに見えるかよ!」

ξ゚听)ξ「えっ、違うの?」

 _
( ゚∀゚)「ちょっと、な。海を見たくなってな……」

ξ゚听)ξ「どうして?」

 _
( ;∀;)ぶわっ

 再びジョルジュの目に涙がにじみ出てくる。


ξ;゚听)ξ「ちょ、いったい何があったのよ!
        やっぱり振られたの?」
 _
( ;∀;)「ふられた、か。それならまだ良かったぜ。
      何度でもアタックできるからな……」

ξ゚听)ξ「なら、どうしたって言うのよ」

 _
( ;∀;)「パフパフ屋の子がさ……



  
93: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:52:15.94 ID:jktubdqn0
  

           入左防武道カジ裏回洗下家!
           入左防武道カジ裏回洗下家!

          −=≡    _  ∩  さっきのパフパフ屋へ行く道は…
         −=≡   ( ゚∀゚)彡  そりゃーワクワクしてたね
        −=≡   ⊂  ⊂彡   だってもう夢見た場所はすぐなんだから
         −=≡   ( ⌒)     世界を巡る旅とかじゃなくて
          −=≡  c し'     念願の結婚ができるんだってね




 そしたらさ






          | |  |
          ∪/ ノ
           | ||
           ∪∪          首吊って死んでたよ
     _
    ( ゚д゚ )
    し  J
     |   |
     し ⌒J



  
100: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:54:36.49 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「遺書がまた傑作でさ。
     『おっぱいが壊れてしまったので死にます さようなら■』
     だってよ」


ξ゚听)ξ「そんな……」

 _
( ゚∀゚)「せっかく夢が手の届くところまで来たって言うのに。
     パーッと遠退いちまってさ。しかも絶対に届かないところへ。
     俺、これから何を目標に生きてけばいいんだよ……」

ξ゚听)ξ「ながおか……」

 _
( ゚∀゚)「わりぃ……ちょっと一人にさせてくれ……」


ξ゚听)ξ「……うん」

 崖にジョルジュを一人残し ツンは町へと戻っていった。


 _
( ;∀;)「はぁ……」



  
103: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:56:37.29 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「こんなとこで、何やってんだよ俺。
     人のこと言えねぇじゃんか。
     これじゃ、ブーンと一緒じゃねぇかよ」

 潰えた夢の代わりが 見つからず……

 _
( ゚∀゚)「でも、でもよぉ……」

 どうにもならない 憤りを感じるジョルジュ。

 _
( ;∀;)「どうすりゃいいんだよ。ちくしょー!」


  「となり、いいぽっぽ?」

 _
( ;∀;)「……ん?」

 ∧ ∧
(*‘ω‘ *)「涙は似合わないっぽ。良い男が台無しぽっぽ。
       これで拭くといいっぽ」

 彼女はジョルジュにハンカチを手渡した。

 _
( ;∀:)「あっ、どうも」



  
105: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:58:40.06 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「たしか……ちんこっこさんだっけ?」

(*‘ω‘ *)「……ちんぽっぽだっぽ
       そんなモロな名前じゃないぽっぽ」
 _
(;゚∀゚)「あっ、ゴメン(十分モロだと思うけど……)」

(*‘ω‘ *)「別にいいっぽっぽ。覚えててくれたっぽね、ジョルジュ長岡。
       となり座ってもいいぽっぽ?」
 _
( ゚∀゚)「ああ、いいよ。あと俺のことは……まぁ、ジョルジュでいいや」

 ジョルジュからの返事を聞き ちんぽっぽは隣に腰掛ける。


(*‘ω‘ *)「こんなところで何してたんだっぽ?」
 _
( ゚∀゚)「海、みてたんだ……ちんぽっぽさんは?」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽも海を見に来たぽっぽ……」
 _
( ゚∀゚)「そう……」

(*‘ω‘ *)「そうだっぽ……」

 _
( ゚∀゚)「……」

(*‘ω‘ *)「……」



  
110: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:00:41.29 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「海荒れてるな……」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ……」

 _
( ゚∀゚)「……」

(*‘ω‘ *)「……」

 _
(; ゚∀゚)「…………」

(*‘ω‘ *)「…………」

 _
(;゚∀゚)「………………」

(*‘ω‘ *)「………………」

 _
(;゚∀゚)(くそっ、なんか沈黙のままじゃ気まずいぜ……
      何か話題は……そうだ!)



  
111: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:03:10.22 ID:jktubdqn0
  
 __
( ○∀○)「目がでっかくなっちゃった!」

(*‘ω‘ *)「……」

 _
( ゚∀゚)「なーんちゃって……ははは……ゴメン」

(*‘ω‘ *)「……かまわないぽっぽ」

 _
(;゚∀゚)「…………」

(*‘ω‘ *)「…………」

 _
(;゚∀゚)「………………」

(*‘ω‘ *)「………………」

 _
(;゚∀゚)(ああああああ、何やってんだよ!!
      他に話題は……)

 ふと ジョルジュの視線がちんぽっぽの頭にいく。

 ∧ ∧ ←
(*‘ω‘ *)「…………」



  
113: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:05:13.53 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「そのネコミミは……」

 ∧ ∧
(*‘ω‘ *)「茶・もこみち様のイベントで配布されたんだっぽ! 大ファンぽっぽ!
       この前はそのイベントのためにアモールにいたぽっぽ!!
       ジョルジュも好きぽっぽ?」


 沈黙を破り 一気に声の弾むちんぽっぽ。
 だが――

 _
(;゚∀゚)「ごめん。俺、あいつ嫌い……」

(*‘ω‘ *)「…………そうっぽか」

 _
(;゚∀゚)「…………」

(*‘ω‘ *)「…………」

 _
(;゚∀゚)「…………」

(*‘ω‘ *)「…………」

 _
(;゚∀゚)(俺はなんて話題をふってんだよォ〜ッ!
      余計気まずいじゃねぇか!)



  
117: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:07:12.63 ID:jktubdqn0
  

 お互い何もしゃべらず 気まずい雰囲気の中。

 _
( ゚∀゚)「「あのさ……」」(*‘ω‘ *)

 重なる声。

 _
( ゚∀゚)「「あっ……」」(*‘ω‘ *)

 再び。

 _
( ゚∀゚)「「先にどうぞ……」」(*‘ω‘ *)

 三度重なる声。

 _
( ゚∀゚)「……」

(*‘ω‘ *)「……」

 _
( ゚∀゚)「レディーファーストということで」

(*‘ω‘ *)「……こういうときは男の人から、っぽ!」



  
122: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:09:41.52 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「そうか。なら……俺の話、聞いてもらえるかな」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ」

 _
( ゚∀゚)「俺さ、夢があったんだ。パフパフ屋の人と結婚するって言う。
     女の人から見たらくだらないし、軽蔑されるかもしれないけど」

(*‘ω‘ *)「そんなことないぽっぽ。どんな夢でも真っ直ぐ生きてる人はカッコイイぽっぽ」

 _
( ゚∀゚)「んで、さっきさ。パフパフ屋にやっとたどり着いたと思ったら。
     その子、首つって死んでた。はははwwwその子、何でそんな馬鹿のことしたんだろうねww」


(*‘ω‘ *)「知ってるっぽ。その人はちんぽっぽのお姉さんぽっぽ。
       子供の頃から二人で生きてきた、たった一人の家族ぽっぽ」

 _
(;゚∀゚)「ご、ごめん。そんな事知らないから……俺、凄いこと言っちゃって……」

(*‘ω‘ *)「気にする必要は無いっぽ。所詮、人は己の知る事しか知らないぽっぽ。
       ……姉さんは、おっぱいに自信を持ってったっぽ。自分こそが世界一の巨乳だって」
 _
( ゚∀゚)「ああ、死体で見たがあれほどでかいのは初めて見た……。
     って、また俺はなんて事を……ごめん」



  
125: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:12:25.61 ID:jktubdqn0
  

(*‘ω‘ *)「姉さんは乳癌になったっぽ。そしたら
       『あたしのおっぱい壊れちゃった。もう生きる希望が無い』
       って、メールが昨日届いて。急いで戻ってきたぽっぽ」
 _
( ゚∀゚)「…………」


(*‘ω‘ *)「さっきこの町に戻ってきたら、姉さんはもう……
       こんな町だから、死んでることに気づいても、誰も死体を下ろそうとしたりしないぽっぽ。
       おそらく、死んだときそのままの状態で発見したぽっぽ」
 _
( ゚∀゚)「……そっか」


(*‘ω‘ *)「話を聞いてありがとうだぽっぽ。
       少しは気が楽になったぽっぽ」
 _
( ゚∀゚)「俺もだよ。時間あるだろ。もっといろいろな話をしようぜ。
     こんな暗い話じゃなくて明るい話を」

(*‘ω‘ *)「ジョルジュの話を聞かせてくれぽっぽ。
       旅の話とか……」



 関係は違えど 同じ人を失った者どうし……
 海を見ながら 二人はずっと語り合い続けた……



  
127: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:15:32.41 ID:jktubdqn0
  

*バーボンハウス‐本店‐*
 _
( ゚∀゚)「――と、ここまでが俺クロニクル第一部。
     前半終了。御静聴ありがとうございました」

(´・ω・`)「なに、その二部構成」

船乗りA「続き続き!」

 _
( ゚∀゚)「ちょっと、疲れた。飲み物くれ」

荒くれA「マスター、おっぱいの社長に最高品質のミルクを」

(`・ω・´)「あいよ、逝印牛乳だ。これは俺からのサービスと言うことでいい」

 _
( ゚∀゚)「サンキュー。ぷはぁ、うめぇwww
     んでよう、俺達二人はずっと話し合ったの
     そんで、意気投合して2,3日一緒にいろいろしたわけよ」

(´・ω・`)「そのいろいろは、省くんだ」
 _
( ゚∀゚)「そんなのは、どっかの学園系恋愛小説でも読んで雰囲気を補ってくれ。
     で、こっからが重要な、俺クロニクル第二部!
     お前ら、盛り上がる準備はいいか!!?」

船乗りA「「「おおおおおおおおおおお!!」」」荒くれA 
             (`・ω・´)



  
130: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:17:39.49 ID:jktubdqn0
  
*海の見える崖*

 あれから数日がたち 同じ場所にて。

 _
( ゚∀゚)「海綺麗だな」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ」

 この数日 二人はずっと一緒にいた。
 お互いがお互いを求め合い。
 傍から見たらベスト…… いやバカップルでしたよ そりゃあもう。ふん。

 _
( ゚∀゚)「ちんぽっぽさん。聞いて欲しいことがある」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ」

 両者とも覚悟は出来ていた。

 _
( ゚∀゚)「すぅー」

 息を大きく吸い 解き放つその言葉は!

 _
( ゚∀゚)『ジョルジュ長岡合唱団!!』


 ……え?



  
132: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:19:38.36 ID:jktubdqn0
  
\\   一  万  年  と  二  千  年  前  か  ら  愛  し  て  る //
  \\  八 千 年 過 ぎ た 頃 か ら も っ と 恋 し く な っ た     //
   \\       一 億 と 二 千 年 後 も 愛 し て る         //
     \\ 君 を 知 っ た そ の 日 か ら 僕 の 地 獄 に 音 楽 は 絶 え な い//
       _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.  
     ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡 
     (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡  
    _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
  (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.
   |   |     |   |     |   |     |   |    |   |     |   |     |   | 
   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J



(*゚ω゚*)「…………」

 覚悟の範疇を超えていた。

 そりゃそうでしょう。
 いきなり目の前の人が分身して 訳のわからない事を歌いだすんですから。
 さぁ 振ってしまいなさい。こんな男は 振ってしまいなさい!

 _
(;゚∀゚)「ゴメンちょっと大げさだったかな」

(*‘ω‘ *)「ちょーイカスぽっぽ。最高だっぽ!」

 mjd!?
 もう負けました。降参です。お幸せにっ!



  
135: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:22:06.53 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「結婚してくれ」

(*///*)「その、ちんぽっぽは貧乳だっぽよ。
      ジョルジュの好みとはちがうぽっぽ……
      それでもいいっぽ?」

 _
( ゚∀゚)「おっぱいよりも君が好きだ」


(*///*)「っぽ///」

 _
( ゚∀゚)「そして、キミのおっぱいは誰よりも美しい。
     俺の眠りに安らぎを与えてくれた。
     もう一度言う、結婚してくれ」

(*///*)「はいぽっぽ。不束者ですがよろしくお願いしますっぽ」

 _
( ゚∀゚)「おっぱい! おっぱい!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ! ちんぽっぽ!」


 満天の星空の下 誓いの口付けを果たし

     二人は結ばれた。



  
136: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:24:07.36 ID:jktubdqn0
  

      。
 , .        .           ,       .     .
. .   ゚  . o    ゚  。  .  , . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。.  . 
               。       。  *。, + 。. o ゚, 。*, o 。. 
  ゚  o    __л_
        煤@ ∈ヽ゚< キスの神が見守ってるぞ。キスだけに! なん(ry
          ̄ ̄ ̄ ̄  .  。   .  .   ,  . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
 ゚ ,   , 。 .   +  ゚   。  。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚  。 . 。
    ゚  。   ゚  .  +。 ゚ *All this time these twelve thousand years I know 愛してる   . . .  .
 。  .   . 。 。゚. 。* 。, ´。.  ☆。。. ゚。+ 。 .。  .  。   .
  .   。  ゚ ゚。 。, .。o ☆ + Eight thousand years from the ime  。    .  
 ゚ .゚ ゚  。゚ + 。. +。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . .   ,    ,   .  
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚.that I've met you my love grows strong than ever before ゚   
 。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., Words can't say of this time I've been waiting to share my love with you
 ゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。I'd give you my life, I would give you the world to see you smiling every day
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚  .  ゚  .  One hundred million and two thousand years from now 愛してる
 .  .     . ,     
  ,     .I want you to know since you came in my life every day,
      。       every  night  you  give  light  into  the  darkest  skies          ゚   . 
          。    , .        .           ,       .     .   

     。            _    ∧ ∧        。       
       ・・・・。     ( :;;;;;:::) ( :::;;;;;;;;;::: ) ・・・・・。
.   .            /:;;;;;: |    | :;;;;::ヽ
                (::;;;;;;:/.    |:;;;;;;;;: )     
      ‐''"´'''"""''"`''""`"""''''''"´'''"""''"`''""""'''"''''''"`"""''''``'
д川



  
139: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:26:13.94 ID:jktubdqn0
  
*バーボンハウス−本店−*

 _
( ゚∀゚)「と、いうわけで俺クロニクル終〜了〜!」


(´・ω・`)「二部短いね。まぁ、おめでとう」

船乗りA「乙! ご結婚おめでとうです」

荒くれA「おっぱいの社長! おめでとうございます!」

(`;ω;´)「感動した!」

 _
( ゚∀゚)「どうも、どうも」


(´・ω・`)「結婚はいいけどさ。結局、肝心なところに触れてないよね」
 _
( ゚∀゚)「ん? 他になにかあったっけな」

(´・ω・`)「いや、何でうちに来たの?」
 _
( ゚∀゚)「あっ、そうそう。それな。
     折り入ってお願いがあってだな」



  
141: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:28:15.55 ID:jktubdqn0
  

(´・ω・`)「なんだい?」
 _
( ゚∀゚)「ほらさ、生活するには金が必要だろ。
     俺がギャンブルで稼いでもいいんだけどさ。
     安定した収入を持ちたいと言うか」

(´・ω・`)「それで」

 _
( ゚∀゚)「ロンガデセオにバーボンハウスを出さしてくれ。
     二人で、そこの店やってくからさ」

(´・ω・`;)「はぁ、そりゃまた突然だね」
 _
( ゚∀゚)「せっかくのコネは使わなきゃだしな。
     なぁ、頼むよ」

(´・ω・`)「ま、いいけどね。もう1店舗どっかに出す予定だったし。
      キミなら、人生経験豊富だからそれなりにトークもできるし。
      問題は、飲食関係の腕とキミの金銭感覚だね」
 _
(;゚∀゚)「料理はそれなりに出来るが、酒とかはあまり詳しくねぇなぁ」



  
142: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:30:20.62 ID:jktubdqn0
  

(´・ω・`)「よし、じゃあ。ロンガデセオに店が出来るまでの間、
      アモールの旅館でそこら辺の修行しよう。君の彼女も一緒にね。
      結局モララーはいなくなっちゃったし。それで良いよね兄さん」

(`・ω・´)「ああ、お前の好きにしろ。俺の夢はお前の夢だからな」

(´・ω・`)「逆じゃないの? それを言うなら『お前の夢は俺の夢』でしょ。
      それじゃ、押し付けもいいところだよ」

(`・ω・´;)「ああ、そうだな」

 _
( ゚∀゚)「モララーって奴、結局スパイだったのか。
     なんだモラルのねぇ奴」

(´・ω・`)「キミには関係ないことだよ。気にしなくていい」
 _
( ゚∀゚)「冷てぇなぁ。俺だってこれからは、バーボンファミリーの一員なんだぜ」

(´・ω・`)「勝手に変なファミリー作らないでよ。マフィアじゃあるまいし。
      さてと、まずはロンガデセオにいかないとね。
      店を立てる見積もりと、噂の彼女を迎えに」


船乗りA「俺たちも連れて行ってくれ!」

 _
( ゚∀゚)「ん?」



  
144: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:32:22.29 ID:jktubdqn0
  
荒くれA「俺達、おっぱいの社長の生き様に惚れたんだ。おっと性的な意味ではないぜ。
      力仕事は得意だ、店の建設とか手伝わせてくれ。
      その後は固定客として、財散させてもらうぜ」

(´・ω・`)「人気者だねぇジョルジは……
      どうする、君の客だよ。君が決めな」
 _
( ゚∀゚)「おまえら名前は?」

船乗りA「ウェッジっす」

荒くれA「ビックス」

 _
( ゚∀゚)「よっしゃ、ウェッジ、ビックス。これからよろしく頼むぜ!」


(´・ω・`)「決まったようだね。じゃあ、いこうか」

 _
( ゚∀゚)「俺の人生はこれからだ! 応援よろしくぅ!」

(´・ω・`)「誰に言ってんの」


 こうして彼も 自らの『未来』を歩んでいくのであった。
 がんばれ! ジョルジュ長岡!


*第四十八話 ジョルジュ外伝『ボクがジョルジュ長岡になった理由』おわり*



  
148: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 22:34:32.25 ID:jktubdqn0
  
*次回予告*

 記憶の為に故郷に帰るツン。
 だが、それは魔物達の巧妙な罠だった。

「ツン様のネコミミは 私達に萌えられる為につけてきたんですものね」
「魔法が使えれば…こんな魔物なんかに…!」
「よかったじゃないですか MP切れのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、エッチな下着を用意しろ。みんなでお着せ替えさせてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「ツン様の生パンティゲ〜ット」
(いけない…!今日が生理なのを悟られたら…!)
「生ツンデレ様に俺の生ちんこを拝見してもらってもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、思い出しちまったか。お豆のちんこうpがいつまでたっても忘れられないだろう?」
 それからちなたんは後から侵入してきたペンさんによって救出された


('A`*)「と、言うわけで次回! 第四十九話『ツンハード』!!
     R―18だぜフヒヒ!」

ξ♯゚听)ξ「ちっがあああああああああうううう!!
        しかも途中から違う人になってるじゃない!!

        次回、第四十九話 ツンデレ外伝『星明り』! 」


(;;)A(;;)「す、推奨BGMは……も、もちろん、ホシアカリ……だ、ぜ…………」



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