( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
6: ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:27:35.29 ID:jktubdqn0
  
*バーボンハウス本店*


(´・ω・`)「一件落着ってとこかな」

船乗りA「さてと、そろそろお開きとするか」

盗賊A「俺も、もう行くよ」

荒くれA「ああ、お前もがんばれよ」

盗賊A「いつか、立派かはわかんないけど……世界に名を轟かせるような男になって見せるぜ!」

 _
( ゚∀゚)「ふぅ、いきなりでなんだかよくわからなかったが
     ブーンの奴も元気になって、よかったよかった」

(´・ω・`)「あれ? ジョルジまだいたの。
      てっきり、ブーンと一緒に行ったのかと」
 _
(;゚∀゚)「ひでぇな、おい。ロンガデセオから、はるばる泳いできた奴に対して」

(´・ω・`)「なら。やぁ、ようこそバーボンハウスへ。このミr……って泳いできた!?」



  
8: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:29:46.44 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「だって俺、ルーラ使えないし。
    船は貸しちゃったし、キメラの翼は相変わらず品切れだし。
    海を泳いでくるしかねぇじゃん」


(´・ω・`;)「はぁ……キミ、いよいよ人間じゃないね。
       普通、泳げる距離じゃないよ。魔物だって襲ってくるだろうし……」
 _
( ゚∀゚)「いや、そうでも無いんだぜ。場所によってはちょっと幅の長い川を横断するようなもんだし。
     それになんだか最近、体の調子がすこぶる好調なんだよ。
     魔物はローゼスビットの自動操縦で――


 「誰かと思ったら、おっぱいの社長じゃないですか!」

 _
( ゚∀゚)「ん?」


船乗りA「ほら、前にカジノで」

荒くれA「バッ、恥ずかしいからやめろ。どうせ俺たちのことなんて覚えてないって」

(´・ω・`)「知り合い?」
 _
(;゚∀゚)「ん、ああ。(誰だこいつら?)」



  
9: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:31:47.03 ID:jktubdqn0
  

(´・ω・`)「それで、わざわざ何のよう?」
 _
( ゚∀゚)「ああ、話すと長くなるんだがな。
     俺、結婚したんだ」

(´・ω・`)「そりゃ、おめでとう。
      例のパフパフ屋の子かい?」
 _
( ゚∀゚)「いや、それがないろいろあってだな
     まぁ、俺の話を聞いてくれや」

船乗りA「wktk!」

荒くれA「これには流石の俺もwktkせざるを得ない」
 _
( ゚∀゚)「そんな、面白い話でも無いけどな」



 物語は一時 『過去』へと戻る。
 ブーンが歩みを止めた時へと……


――――――――
――――
――



  
12: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:34:12.19 ID:jktubdqn0
  

(*゚ー゚)「…………えっと。何だったかしら」
 _
( ゚∀゚)「探して欲しい人がどうとか」

(*゚ー゚)「ああ、そうそうそれね。
     探して欲しいのは、『一晩で何でもやる男・ジェバンニ』もしくは
    『人探しにかけては断トツの名探偵・エラルド=コイル』このどちらかよ」
 _
( ゚∀゚)「つまり、見つけたいのはジェバンニって奴なんだろ。
     見つからなかったらコイルに探してもらうと」

(*゚ー゚)「そういうこと。二人とも、この町にいるはずだからね」
 _
( ゚∀゚)「んじゃ、手分けして探そうか。
     行こうぜツン」

ξ゚听)ξ「えっ、あ……うん。じゃあ、またあとでねドクオ」


('A`)「そうか……ブーンの奴また……」

(*゚ー゚)「私たちも行きましょドクオ君。
    もょもとと、ハッサソは二人で別方向を探してみて」


( ゚,_ノ゚)「把握」(` ー´ 。)



  
13: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:36:17.63 ID:jktubdqn0
  
*ロンガデセオ−カジノ通り−*
 _
( ゚∀゚)「おお、いいねぇ。流石ならず者の町、
     でかいカジノがあるぜ。好きだぜぇこの雰囲気」

ξ゚听)ξ「そういえば長岡って何処の出身なのよ。
      その手の過去の話を全然聞いたこと無いけど……」
 _
( ゚∀゚)「俺の過去ね……あんま、人に話せるようなものじゃねぇな……」

ξ゚听)ξ「いつもタキシードだし、
      実はいいとこのおぼっちゃんだったり?」
 _
( ゚∀゚)「はっ、そんなわけねーよwww
     今はそんなこと気にせず、目的の人物を探そうぜ」


 二人は雑談しながら ロンガデセオの町を探索していった。
 なんだか 良いふいんきですね……まぁいいですけど。


 そして町外れにある この町の中でも最下層。
 いや それ以下の者が集まる 最終領域へとたどり着いた。

 そう ブーンが身を落とした 『落人群』へと……



  
14: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:38:29.99 ID:jktubdqn0
  
*ロンガデセオ−落人群−*
 _
( ゚∀゚)「ここは……」

ξ゚听)ξ「ひどいところね……」

 一見すれば 廃墟 ゴミ捨て場。
 人が住めるとは思えない場所。
 しかし ちらほらと そこで生活する者たちの姿が見える。

 _
(;゚∀゚)「流石に、こんなところにはいねぇだろ。
     さっさと他、行こうぜ」

ξ゚听)ξ「そうね…………ブーン!?」

 ツンは奥へと駆け出した!

 _
(;゚∀゚)「ちょ、ツン! ……ブーン?」



  
17: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:40:53.89 ID:jktubdqn0
  

( ´ω`)「……」

ξ゚听)ξ「アンタこんなところでなにやってんのよ!
      ほら、いくわよ!」

( ´ω`)「……」

 ツンの言葉にもブーンは反応を見せる様子は無い。
 _
(;゚∀゚)「……ブーン」


ξ♯゚听)ξ「ちょっと、いい加減にしなさいよ!」

( ´ω`)「……もういいんだお」
 _
( ゚∀゚)「もういいって何がだよ」

( ´ω`)「…………もう疲れたんだお」



  
20: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:43:27.05 ID:jktubdqn0
  
 _
(♯゚∀゚)「何が疲れただよ。お前はこんなとこにいるべき人間じゃねぇだろ!
     さっさと、立ち直れよ」

ξ♯゚听)ξ「また、そうやっていつまでもクヨクヨしてるつもりなの!?」

( ´ω`)「…………」

 _
(♯゚∀゚)「ツン、こりゃもうだめだ。……いこうぜ」

ξ♯゚听)ξ「もう、知らない! 勝手にしなさいよ!」

 _
(♯゚∀゚)「(クソッ、ここいると昔を思い出してイライラするぜ……
       ……昔か、アイツどうしてるんだろうな……)
     全く、世の中狂ってやがるぜ……」

ξ゚听)ξ「え?」


 これより物語は さらに『過去』へと遡る。

 これは ジョルジュ長岡が ただのジョルジュだったころの 誰も知らないお話。
 
 でも 本人が語る気はなさそうなので 私が勝手に語らせていただきます。

――――――――
――――
――



  
22: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:45:30.01 ID:jktubdqn0
  
 十数年前。
 それはジョルジュが9歳だった時。

 夢の世界 赤道近く最東の島にある『オータムリーフ』という町でのこと。

 今では 電気街やオタクの街と呼ばれ栄えていて
 ショボンが メイド喫茶を出そうとしているのは また別の話。

 当時 この町はカジノを中心に
 その周りを 巨大スラムとして成り立っていた。
 その一角で ジョルジュは暮らしていた。

 _
( ゚∀゚)「でぃちゃん。ボク、腹減った」

(#゚;;-゚)「待ってなジョルジュ、いまご飯できるからなぁ」

 ジョルジュは でぃと言う老人と生活をしていた。
 血はつながっていない。


(#゚;;-゚)「できたで」
 _
( ゚∀゚)「いただきまーす」

 その日暮らしの貧しい生活ながらも
 ジョルジュは楽しく生きていた。


 そんな日常に ある日転機が訪れる……



  
25: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:47:53.94 ID:jktubdqn0
  

(#゚;;-゚)「ギャ! グッワ! 待ってくれ! 待ってくれ!」
 でぃは 叫んだ。

<ヽ`∀´> 「バキッ! ボコッ!」
 男はかまわず殴り続ける。

(#゚;;-゚)「ヒッー! 助けてー! 助けてー!」
 でぃが悲鳴に近い叫び声をあげた。

<ヽ`∀´>「お前みたいな奴がいるからいけないニダ!」
 男が叫びながら殴り続ける。

(#゚;;-゚)「ギャー」
 でぃの血があたりに飛び散った。男のコブシも血で染まっている。

<ヽ`∀´>「世の中! 狂ってんニダ! 狂ってんニダ!」
 男の形相は もうフツウではなかった。
 その様子を見ていた ジョルジュも男の上司も言葉を失ってしまっていた。
 思わずジョルジュが言った。
 _
( ;∀;)「やめろよ! それ以上やったら死んじゃうだろ!」

<ヽ`∀´>「ガッシ! ボカ!」
 男には まったく聞こえていない。でぃも失神したのか動かなくなった。

:::::::::::::::::)y‐「おい、もうやめてやりなさい」
 男の上司が叫んだ。

<ヽ`∀´>「あっ……はい」



  
30: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:52:01.04 ID:jktubdqn0
  

:::::::::::::::::)y‐「でぃさん。借りたお金はきちんと返さないといけませんね。
       じゃないとアナタ、もしくはその子を差し押さえさせてもらうことになりますよ。
       では、後日また来ます。ニダー、次に行きますよ」

<ヽ`∀´>「ウェーハッハッハ、ウリたちに逆らうからこうなるニダ!
      スカッっとしたニダ」

:::::::::::::::::)y‐「やりすぎですよニダー。
       死んでしまったら差し押さえられませんから。
       もっとも、もう手遅れかもしれませんがね」


 _
( ;∀;)「でぃちゃん、大丈夫?」

(#゚;;-゚)「ああ、大丈夫だよジョルジュ……
     ……少し……休めば、よく……なるわぁ、、、」

 でぃは全身に激しいダメージを受けていた。


 数日後。
 そのケガが直接の原因かは不明だが でぃは死んだ。
 ジョルジュはこのスラムで 一人で生きていくことを余儀なくされたのだ。

 _
( ゚∀゚)「世の中狂ってやがる……」



  
31: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:54:38.32 ID:jktubdqn0
  

 それから 1週間ほどの日がたった。
 
 _
( ゚−゚)「腹減った……」

 ジョルジュは この町で生きていく術を知らなかった。
 お金も無い 食べ物も無い。
 目をつぶって安心して眠れない。目を開けたまま寝る日々。

 肉体的にも精神的にも限界が来ていた。

 _
( ゚−゚)「こうなったら、やるしかない……」

 ジョルジュは 人通りの多いカジノ通りへと出た。
 そして 目的となる人物を探す。

 金を持っていそうで なおかつ弱そうなもの。

 _
( ゚−゚)「……あいつだ」

 その目に一人の女性の姿が止まった。



  
34: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:56:53.57 ID:jktubdqn0
  
 ジョルジュは残っている力を全て出し
 その女性に向かって体当たりをした。

  「おっ!?」

 そして、すぐさま体勢を持ち直し全力で逃げ出す。
 その手には 女性のサイフを持って。

  「あっ、お前!」
 _
( ゚∀゚)「やった!」

 この頃から盗賊としての才能はあったのかもしれない。

 だが 相手が悪かった。

  「スリを働くなんて、いけねぇガキだな」

 女性は懐から 何かのケースを 取り出した!
 その中身は トランプだった。


     『 Joker and Fifty two Knights! 』


 女性が高らかに叫ぶと 何枚ものトランプがジョルジュに向かって飛び出した!

  「切り札を護る52騎士がお前を見逃さないぜ」



  
35: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 20:59:10.71 ID:jktubdqn0
  
 _
( ゚∀゚)「へへっ、案外楽勝だったな」

 小道へと入り余裕をもって走っていると
 何かがジョルジュの足を刻んだ!

 _
(;゚∀゚)「いてっ……トランプ!?」

 足を止めその物体を確認する。何の変哲も無い普通のトランプ。
 そうしている間にも 次々とトランプが ジョルジュに襲い掛かってくる!

 _
(;゚−゚)「くそっ、何だよこれ!?」

 物理法則を無視して自由自在に宙を舞うトランプと戯れるジョルジュ。
 そこに一人の人物が現れる。


  「追いついたぜ」


 先ほどの女性だった。

 _
(♯゚−゚)「ちっ、誰だテメェは!!」



  
36: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:00:11.24 ID:jktubdqn0
  

  「逆ギレかい。だがその根性、気に入った!」

 _
(♯゚−゚)「誰だって聞いてんだよ!」


  「名前か? 一度しかいわねぇぞ、よく聞きな
   俺は――



从゚∀゚从「俺の名は高岡だ。覚えたか糞ガキ!」




 それこそが ジョルジュの人生をも変える 出会いだった。



             第四十八話

            ジョルジュ外伝

     『ボクがジョルジュ長岡になった理由』



  
39: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:02:55.02 ID:jktubdqn0
  

  _
(♯゚−゚)「はぁ? なんだって?」

从゚∀゚从「一度しか言わないって言っただろ。
      とりあえず、サイフは返してもらうぜ」

 高岡が無理やり ジョルジュから財布を奪い取る。

  _
(♯゚−゚)「…………」

从゚∀゚从「そんな、ムッツリしてないで笑えよ」

  _
(♯゚−゚)「…………ふん」

从゚∀゚从「……! 笑ったらこの金やるぞw」

 _
( ゚∀゚)「まじで!」

 ジョルジュが瞬時に万面の笑顔に変わる。


从゚∀゚从「ハハハ、釣られてやんの!」

  _
(♯゚∀゚)「やろう、騙しやがったな」



  
41: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:05:14.07 ID:jktubdqn0
  

从゚∀゚从「だけど、思ったとおりだぜ。
      俺に似たカッコイイ顔してるじゃねぇか」
 _
(♯゚∀゚)「はぁ? 女に似てるとか言われても、別にうれしくねぇよ!」

从゚∀゚从「それにその太い眉毛……俺が愛した男にそっくりだ…………
      お前、名前は?」
 _
( ゚∀゚)「……ボクはジョルジュだ」

从゚∀゚从「はっw? ボクぅ? なんだそりゃw
       男なら『俺』だろ。この俺みたいにな!」
 _
( ゚∀゚)「そんなのボk……俺の勝手だろうが!
     それにお前は、女じゃねぇかよ!」

从゚∀゚从「そう言う割には素直じゃねぇかww」
 _
( ゚∀゚)「うるせぇ!」



  
43: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:07:16.10 ID:jktubdqn0
  

从゚∀゚从「ジョルジュ。今からお前に
      金の稼ぎかたってやつを教えてやるよ!」
 _
( ゚∀゚)「はぁ? なんで見ず知らずのお前がそんなことしてくれるんだよ」

从゚∀゚从「スリの手際のよさ、度胸。俺の技を教える資格バッチリだ。
      何より、顔が俺に似てるしな」
 _
(;゚∀゚)「手際とか、度胸とか俺に何させる気だよ」


从゚∀゚从「ギャンブルだ」

 _
(;゚∀゚)「ギャンブルゥ!? そんなんで稼ぐって言うのかよ!
     無理無理。ぜってぇ不可能だ、ああいうのはカジノが儲かるように出来てんだよ!」

从゚∀゚从「まぁ、ついてきな。
      俺は『不可能を可能にする女』だからな」

 高岡はカジノ通りの方へと歩いてゆく。

 _
(;゚∀゚)「おい待てよ! えっと……何岡っつったっけ……」

从゚∀゚从「名前は一度しか言わねぇって言ったろ。
      さぁ早く、来な!!」



  
45: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:09:55.18 ID:jktubdqn0
  
*カジノ*

 この町で一番大きなカジノ場。
 スロットから レース・闘技場まで 何から何までがそろっている。
 ちなみに この町のカジノに 年齢制限などは無い。

 _
( ゚∀゚)「なにで稼ぐ気だよ」

从゚∀゚从「何で稼いで欲しい?
      お望みどおりのものでやってやるよ」
 _
( ゚∀゚)「……なら、ポーカー(それくらいしかルールとかわかんねぇし)」

从゚∀゚从「よっしゃ、基本中の基本だな」

 二人はポーカーのコーナーへと歩いていく。


ディーラーI「ここはポーカーテーブルです。やりますか?」

从゚∀゚从「いや」
 _
( ゚∀゚)「やらないのかよ!」



  
46: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:12:19.42 ID:jktubdqn0
  

从゚∀゚从「いいか、ジョルジュ。
      ギャンブルの基本はまず第一に『見る』ことだ。
      相手の一挙手一動。全てを見るんだ」
 _
( ゚∀゚)「そんなん見てどうするんだ?」

 それから二人は 何人かがポーカーにチャレンジするのを見ていた。

从゚∀゚从「よし、行くぞ」


ディーラーI「ここはポーカーテーブルです。やりますか?」

从゚∀゚从「ああ、全財産を賭ける」

 高岡はポンと財布を出す。
 ちなみにこのカジノではコインなんてわずらわしいものも使っていない。
 賭けるものは全て現金だ。

 _
(;゚∀゚)「いきなり全財産!? 馬鹿だろお前」

从゚∀゚从「基本その2に『度胸』だ。
      ちまちまやってちゃいつまでたっても稼げねぇぜ。
      いいから黙って『見てろ』」

 高岡がジョルジュを一喝する。



  
48: 48 ◆WOkutRzuoQ :2007/05/06(日) 21:14:21.25 ID:jktubdqn0
  

ディーラーI「掛け金、12万4872Gでよろしいですね」

从゚∀゚从「ああ、いくら入ってたかは俺も覚えちゃいないがな」

ディーラーT「では、カードを配らせていただきます」

 高岡の手に5枚のカードが配られる。


从゚∀゚从「3枚チェンジ」

 高岡が3枚のカードを捨て新たに3枚を受け取った。

 _
( ゚∀゚)(……なんだ今? 何か違和感が……)


ディーラーT「では、出来た役をご提示ください」

从゚∀゚从「フラッシュ。5倍役だな」

ディーラーT「確かに。ダブルアップに挑戦しますか?」

从゚∀゚从「いや、いい。配当金をくれ」

ディーラーT「どうぞ、お受け取りください」



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