( ^ω^)ブーンが残された時間で喧嘩を売るようです

18: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:13:44.72 ID:WLo/6wps0
  
第7話 「全身凶器(自称)」


(;^ω^)「あんた……何者だお?」
( ゚∀゚)「あん?おめぇオレの事を知らねぇのか?しょ〜がねぇ〜な〜。」

男が指先をびっ!とこちらに向ける。一々行動が大袈裟な奴だ。

( ゚∀゚)「俺の名はジョルジュ!人呼んd
(;^ω^)「それはもうやったお!次々!!」
( ゚∀゚)「おっ?そうか?オレはまぁ…何でも屋みたいなことをやってる。
     んで、人からは全身凶器って言われたいと思ってる。好物はオッパイだ!」
(;^ω^)「はぁ…」

思ってるって…しかも好物って……

( ゚∀゚)「よく知りもしない奴に殺されるのは如何に悪党といえど可哀そうだからな。たっぷりとオレの事を教えてやる!」
(;^ω^)「はぁ…」



19: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:16:29.77 ID:WLo/6wps0
  
( ゚∀゚)「いいか〜よ〜く聞けよ?このオレ何でも屋ジョルジュ事全身凶器なオレ様はこの体のみで今まで様々な
     難解な依頼を解いてきた時には100人以上いる組織に単身突っ込んで壊滅させたあっその時の怪我は
     これないやーまさかオレもあんなチンピラの中にあれ程の拳銃使いがいるとはおもわなんだまぁオレの
     敵じゃなかったけどな?何てったってオレ様は全身凶器拳銃如きで死ぬようなやわな体じゃあ断じて無
     いオレが殴れば岩だって粉々に砕けるしなそうそう他にも紅い川を何の装備無しに素潜りしても何てこ
     となくピンピンしていられる程に体は頑丈なんだぜ?あの時は素敵オッパイに落とした指輪を拾ってほ
     しいって言われてなぁありゃいいオッパイだったうんいやまあ結局指輪は溶けてて依頼は失敗だったん
     だけどなうははははwwwその後そのオッパイにタッチしたら頬が二倍に膨れ上がるほどにビンタされ
     まくったけどなうはははははははwwwwwいや〜今でもその時の感触が残っててたまに思い出してニ
     ヤニヤしたりしてるんだけどなありゃEカップはあったな形も整ってたし素晴らしい感動したそうそう
     オレは触っただけで何カップか分かるんだぜ?すげぇだろ正に全身狂気凶器じゃないぜ狂気だぜうはは
     ははははwwwそうだなここら辺でオレが何で全身凶器と呼ばれているかをじっっっくり教えてやるぜ
     感謝しないやいやいやいやそんな尊敬の眼差しでオレを見るなよ照れるじゃないかいいだろういいだろ
     うとくと教授してやるいいかよくみろこの拳何の変哲のない拳に見えるかもしれないがなんとこの手で



20: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:18:43.74 ID:WLo/6wps0
  
     全力を出せば鉄だって握りつぶせるんだぜすげぇだろもちろんすげぇのは拳だけじゃねぇぜこの足そう
     今こうやって地面の上に立っている両足の事ださっきはまぁ失敗しちまったがあれ位の高さから飛び降
     りたって何とも無いのは当たり前何とだなオレが全力でジャンプすればあの家の天井の遥か二倍は余裕
     で飛べるねいやマジで何なら飛ぶか?飛ぶか?まぁまぁまぁ今は講義の方を重視しとくとしようかうん
     あ〜〜何の話だっけ?あぁあぁそうだオッパイの話だなぶっちゃけなオレは大きさよりも形と張りこそ
     が最重要項目だと思うわけよ大きさだけに目を向ける奴あれはダメだありゃあ二流もいいとこだなそん
     なもんじゃオッパイハンターとは呼べねぇただのオッパイ好きの甘ちゃんだなオレは違うまぁオレも若
     い頃は大きさこそが最大にして偉大だと思ってたさ誰にでも未熟な時期ってのはあるもんだしないやぁ
     オレも若かったオッパイがあれば何でもかんでもダイブする位に若かっただがここからがオレのすごい
     所だな普通の奴はこの地点で止まっちまうしかししかしだそれじゃあダメなんだよそこで終わったまん
     まじゃ人の成長はねぇオレは触れたその瞬間に大きさ張り形を瞬時に計算する能力を手にし至高のオッ
     パイをこの手に鷲づかみにしてもにゅっとむにゅっとするために旅に出たそれはそれは辛く険しい旅だ
     ったまず大きいだけじゃダメと言ったが小さすぎても勿論ダメだ手に収まるか収まらないかそんな大き
     さがいいんじゃねぇかナイ乳はすっこんでろいやオレはフェミニストだから面と向かってそんなことは
     言わねぇけどななんたって他の誰でもないその子が一番気にしてんだろうからなまぁオレが揉んで大き
     くしてやってもいいんだが照れてんのか知らねぇけどオレが触ろうとしたら大抵ビンタか逃げるの二択
     なんだよな全く全く女ってのは難しいねぇまぁ好きなんだけどなうはははははwwwwwwwんんとそ
     れでだなオレが全身凶器って言われる理由を語るには欠かせない伝説があるわけよ実はオレなクマー二



21: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:19:40.58 ID:WLo/6wps0
  
     百頭とガチバトルして勝ったことがあるんだよいやぁあの時は流石のオレも死ぬかと思ったねけど優し
     いオレは一頭も殺したりはしなかったぜ?動物虐待嫌いだしなオレ見てて腹立つんだよなああいうのっ
     てどんな神経がありゃああんな事できんのかね?可哀そうとか思ったことねぇのかなったく全くフェア
     じゃねえふぇあじゃねえよ全く弱いもん虐めて何が楽しいのかオレにはサッパリ分かんねぇよああ分か
     んねぇともさ分かんねぇといえばあれもそうだあれも分かんねぇ豊胸ブラあれは邪道もいい所だろ始め
     から男を騙すために騙すためだけに存在してんだぜ許せるかよああ許せねぇよそう思うだろお前もあん
     な風に騙されていざ御対面した時に男がどんなショックを受けるのか分かってねぇ男はな男はなオッパ
     イという夢のために生きてるといっても過言じゃねぇんだよぉおそりゃあ涙だって流すさぁあああくお
     おおおお切ねぇええ思い出すだけでオレ可哀そうだ……しかし貧乳にもめげずジョルジュことオレ様は
     立ち上がるその目とその手に理想のオッパイは得るために今までオレの眼鏡に敵った娘はあ〜〜数人だ
     な十人はいないオッパイってのは同じようであってまるで違う大きさや形が良くても張りが悪いだけで
     その価値はグンと下がるほかの項目にしたって当てはまる事だなだからこそオッパイ道は険しく遠いし
     か究極にして完璧なオッパイに出会った時の感動は言葉にならないいや言葉などという低俗な表現方法
     で表してはならないほどに



22: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:21:09.58 ID:WLo/6wps0
  
(;^ω^)「………」

馬鹿だ。本物の馬鹿がいる。僕は今まで馬鹿というモノの認識が甘かった事を思い知らされた。
世界は狭いようでいて…広いんだなぁ……
男…ジョルジュはこちらを見ることすらせずに勝手に喋り続けている。正にマシンガントーク。息継ぎすらしている様子がない。
話している内容が自慢なのか女性の胸談義なのかよく分からない。何が言いたいんだ?
一人で怒ったり、笑ったり、神妙になったり挙句の果てには泣き出したりと多彩な表情を見せている。

(;^ω^)「……それじゃあ僕は失礼するお。」

これは逃げても気付かれないだろう。さようなら。お元気で。二度と会うこては無いでしょう。
僕はこれ以上厄介ごとを増やしたくはないので早足でこの場から去る。
ああ、空が暗いなぁ……

(# ゚∀゚)「ちょぉぉっっっと待てやコラァ!!!人の話は最後まで聞けって母親から教わらなかったのかコラァァアア!!!」
(;^ω^)「………えーと…僕にはお母さんがいないお。」
(;゚∀゚)「あ…ゴメン。悪いこと聞いちまった。」
(;^ω^)「別にいいお。そんな気にすんなだお。」
(;゚∀゚)「そ、そうか?いや本当悪かった。」
(;^ω^)「だから別にいいお。それじゃ僕はこの辺で失礼させてもらうお。」
( ゚∀゚)「おうよ!!また何時か会おうな!!!」

もう二度と会いたくないけどね。心中でそう毒づくが揉め事は嫌なので笑顔のまま退散。
あ〜ツンはどこかな?やっぱり付いていてあげないと。



23: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:21:50.42 ID:WLo/6wps0
  
(# ゚∀゚)「だから待てっつの。」

後ろからがしりと肩を掴まれる。くそっ、結局この馬鹿の相手をしないといけないのか。

(# ^ω^)「いい加減にするお。僕はあんたなんかと漫才してる暇はないんだお。」
(# ゚∀゚)「そりゃあ奇遇だ!オレも漫才なんかするつもりは!!!」
(;^ω^)「!?」

なん!?掴まれた肩に物凄い圧力がかかる。僕は体制を保てずに膝をつく。
ヤバイ!何だこれ!!腕が上がらn

(# ゚∀゚)「ねえ!!!!!」
(;^ω^)「くお!?」

後頭部を狙う鋭い一撃が迫る!押さえつけられて立ち上がれない僕はとっさの判断で
思いっきり地面に寝そべった!
ジョルジュの拳は空を切り、そのまま地面と衝突。
真横で爆発でも起こったんじゃないかと思うほどの衝撃音と共に何かの破片が飛ぶ。
横を見ると拳状に陥没した地面。冗談じゃない!あんなの頭に喰らったら間違いなく即死だ!!

(# ゚∀゚)「てめえ!!避けんじゃねえ!!この馬鹿!!」
(# ^ω^)「うっせ馬鹿!!こんなん喰らったら死ぬわ!!」
(# ゚∀゚)「んだとてめえ!!人の事馬鹿とか言うんじゃねえ!!!馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ!!」
(# ^ω^)「あんたの方が先に馬鹿って言ったお!あんたの方が馬鹿だお!!バーカバーカ!!」
(# ゚∀゚)「ああああ!!!もう許せねえ!!個人的に許せねえ!!オレァクサムヲムッコロス!!」



24: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:22:35.96 ID:WLo/6wps0
  
(# ゚∀゚)「いいか!!てめえちょっとそこで待ってろ!!」
(# ^ω^)「待てといわれて待つ奴がいるかお!!この馬鹿!!」
(# ゚∀゚)「また言った!!もう許さん!!絶対泣かしてやる!!」
(# ゚∀゚)「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
(;^ω^)「………は?」

ジョルジュは“ある物”を掴み強引に持ち上げる。
ちょっと待て。それは持ち上げるモンじゃあ断じて無い。それは中に入る物だ。大体お前はどうやって掴んでるんだそれを。
予想外と言うか非常識も甚だしい。ほら、無駄に大きいもんだから周りにまで当ってんじゃんよ。中の人もいい迷惑だ!

(# ゚∀゚)「おっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!」
(;^ω^)「お、お、おおおお!!??」

高く掲げられたそれのせいで僕がいる場所は完全に陰になる。
三階建て(推定)の大きな一軒家。家族の心、プライスレス。

(# ゚∀゚)「っっっっっっぱいっっっっっ!!!!!!!」
(;^ω^)「ぬおおおおおおおお!!!!!!!!」

全力で走って避ける!何とかかわすことが出来たが当然の如く地面に当って飛び散った家の破片などに当る。
おいおいおいおいおいおいおい!!!!!フザケンナよ!!大体中の人は大丈夫なのかよこれ!!普通死ぬだろ!!

(# ゚∀゚)「うはははははwwwwwおっっ!!っぱいっっ!!おっっ!!っぱいっっ!!」
(;^ω^)「ちょww待っwwぬわーーー!!」

信じられない事に半壊した家をまた持ち上げ、叩き降ろす。持ち上げ、叩き降ろす。
そんな悪魔の所業を笑いながら行い、かつ走って僕を追ってきた!!
死ぬwwマジ死ぬってww何だか自分まで笑いがこみ上げてくるwwwうぇwwうぇwww



26: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:23:09.37 ID:WLo/6wps0
  
(# ゚∀゚)「イヒッwwこいつでぇぇとっどめだぁぁ!!」

家を後ろに大きく反らす。もしかしてブン投げるおつもりですか?
その瞬間、僕の前に誰かが立ち塞がる……

ξ;゚听)ξ「………」
(;゚ω゚)「ツン!!危ないお!!」
(;゚∀゚)「おう!?うぉっとう!!!」

家が飛んでくる!だが、その方向はまるで的外れなほうへと飛んで行き、僕達に当る事はなかった。

(;゚∀゚)「ぉ…ぉ、ぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
(;^ω^)「ちょww今度は何だお!!」
ξ;゚听)ξ「キャッ!」

ジョルジュが目をキラキラさせながらすごい勢いでツンに迫っていく。
遠くで音が聞こえる。振動が伝わる。南無……

(*゚∀゚)「おおおおおおおっぱいや!!!至高のおっぱいやああああああ!!!!!」
ξ;゚听)ξ「えっと…あの…ブーン、これちょっとどうなってるの!?」
(;^ω^)「いや、僕に聞かれてもさっぱりだお。」
(*゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」

何とか戦闘は回避できたみたいだけど、こいつどうすればいいんだ?
頭が痛い……



27: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:25:07.74 ID:WLo/6wps0
  
髭面の男「動くな!!貴様らを器物破損の容疑で確保する!!」
(;^ω^)「やばっ!」
(*゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」
ξ;゚听)ξ「ちょっとくっ付かないで!!」

オブサーブ!派手にやりすぎたか!どうする?このまま逃げてもいいけど、当然応援を呼ばれる……

眼鏡の男「抵抗しても無駄だ!大人しく……おい、こいつ!!」
特徴の無い男「ああ!こいつブーンだ!!マスター勅令の犯罪者だ!!」
(;゚ω゚)「なっ!?マスター勅令!?」
(*゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」
ξ;゚听)ξ「だから止めてって!あっ!コラ!!止めなさい!!」

マスター勅令…!事実上の最高犯罪者!全ての権限が止められ、先に待つのは冷たい断首台!僕が……マスター勅令犯罪者だと?

強面の男「ブーン。そしてその一味よ、マスターの令により貴様らを処刑する!!」
(;^ω^)「……くそっ!」



28: ◆y7/jBFQ5SY :2006/07/26(水) 18:25:58.68 ID:WLo/6wps0
  
どこに居たのかワラワラと湧いてくるように出て来るオブサーブの面々。このままじゃ逃げる事もできやしない!

( ゚∀゚)「……おい少年。」
(;^ω^)「何だお!こんな時に話しかけんなお!」
( ゚∀゚)「お前、この素敵おっぱいの仲間か?」
ξ#゚听)ξ「揉むな!!」
(;^ω^)「そうだお!それがどうかしたのかお!」
( ゚∀゚)「オーケー!!それならオレの戦う理由が出来た!!!」

そう言うとジョルジュはツンから離れ、オブサーブの前に躍り出る。

( ゚∀゚)「素敵おっぱいに仇名す有象無象ども!!この全身凶器がてめぇら一人残さずぶん殴ってやる!!!カックゴしろ!!!」



第7話 「全身凶器(自称)」



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