( ^ω^)ブーンがアッガイの着ぐるみを拾ったようです

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 11:41:06.74 ID:vlphywOQO
  
リビングに居てもしかたないので俺とアッガイ客間とやらにきた。

( ^ω^)「…」

案外綺麗な部屋だな。誰かが定期的に掃除しているのだろう

( =○=)「よーし!枕投げしようぜ!」

( ^ω^)「やだ」

( =○=)「………」

俺は早く寝たいのだ。一人でやってくれ。

( ^ω^)「………」

俺は布団を頭からかぶり、目をつぶる。

( =○=)「………」

アッガイもやけにおとなしかったので俺はすぐに眠る事ができそうだ……――――――――――

ブーンは寝息を立ててスゥスゥ眠っている…。完全に寝ているみたいだ

( =○=)「………」

アッガイはブーンが寝たのを確認すると起こさないようにソーッと客間から出た



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 11:49:23.89 ID:vlphywOQO
  
( =○=)「(GNOには既に連絡した……。外に救援が来ている筈だ……)」

アッガイは忍び足でリビングを通り過ぎ、この地下家の出口のハシゴを登る

( =○=)「(悪党め!一家もろとも退治してやる……!)」


そしてアッガイが外に出る。樹海の中は月明りで照らされていてやけに明るかった

( =○=)「(まだ……来てないのか?)」

アッガイがそう思った瞬間不意に上から声がした

( ゚Д゚)「アッガイ…!」

( <=〇=>)「……」


アッガイが上を見上げる。すると月をバックに大きな木の枝に立っている二人の男……の影が見えた

顔は月の逆行で見えない

( =○=)「おお!来たか!」



141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:01:09.43 ID:vlphywOQO
  
( =○=)「さぁ!早く悪党に正義の拳を……」

( ゚Д゚)「貴様……よくもおめおめと通信を出したな」

( =○=)「……へ?」


( <=〇=>)「………銀行強盗、及び強盗に手を貸し警官を吹っ飛ばし、さらにパトカー数十台を爆破。お前は既にGNOで指名手配済みだ」

( =○=)「はぁ!?」

( ゚Д゚)「正義の心を忘れたか!この外道!!」

( =○=)「ちょ……。違う……!理由があるんだ!話を聞いてくれ!」

( <=〇=>)「悪に組みする理由等いらん!」


( ゚Д゚)「行くぞ!アッグ!」

( <=〇=>)「うむ!」


そして二人大きな木の枝でまたしても仮面ライダーのようなポーズをとった



142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:09:31.78 ID:vlphywOQO
  
両手にドリル!

肩にはノコギリ!


( ゚Д゚)「このドリル!」

すべてを溶かすレーザートーチ!!!

( <=〇=>)「悪を貫く為にあり!」


( ゚Д゚)「たとえどんなに深いところに隠れようとも……!」

( <=〇=>)「我等が必ず掘り当てる!!」

作業用なのに戦闘も可能!!


( <=〇=>)( ゚Д゚)「変!身!」

その名は……

( <=〇=>)「アァァァッグ!!!!!」



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:18:15.54 ID:vlphywOQO
  
( <=〇=>)「さぁ逃げてみろ!例え地獄に逃げようともこのドリルからは逃げれんぞ!」

( =○=)「は…話せばわかる!!話せば……!」

( <=〇=>)「悪党と話す事等何もない!」

そして木の枝に立っていたアッグはアッガイに向かって飛び降りた

( <=〇=>)「はぁぁ!!!」

アッグはドリルを回転させ、空中からアッガイを串刺しにしようと突進する

( =○=)「アッーー!?」

間一髪それを避けたアッガイ。ズズズズズ!!と音を立て地面に突き刺さるドリル……

( =○=)「く……くそ!!」


アッガイはドリルが地面に埋まっているその隙にショボン達の家へ逃げ込む……!

( <=〇=>)「逃げるか!待て!」



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:26:38.32 ID:vlphywOQO
  
( <=〇=>)「逃がすか!!」

アッグはアッガイを追いかけようとするがドリルが地面に刺さって動けない

( =○=)「はは、マヌケ!」


アッガイは地下の穴に入りフタを閉じる……。そして内側から鍵をかけた

( <=〇=>)「………」

樹海にはアッグが一人取り残される。しかしアッグはニヤリ、と笑った後穴とは違う方向に走り去ってしまった
――――――――――
客間

( ^ω^)「……」

( =○=)「ブーン!!」

ドーン!とトビラを蹴り飛ばすアッガイ
その音でブーンは慌てて飛び上がる

( ^ω^)「んあ!?」

な、なんだ!?人がせっかく気持ちよく寝てたのに……



147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:32:57.04 ID:vlphywOQO
  
( =○=)「敵だ!!起きろ!」

敵………?

( ^ω^)「敵って誰……だお?」

寝ぼけながらうやむやに返事をするブーン

( =○=)「そ、それは…………俺の命を狙う悪の秘密結社だ!」


( ^ω^)「はぁ……そうですか」

俺は再び布団にくるまる。しかしアッガイが布団わ剥ぎ取ってしまった

( =○=)「起きないか!お前と合体しないと力が出ないんだ!」

アッガイがギャーギャー騒いでるがどうでもいい……。悪でも何でもいいから眠らせてくれ……


その時…客間の壁が豪快に吹っ飛んだ

( ^ω^)「!?」

( =○=)「!?」



148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:39:09.14 ID:vlphywOQO
  
( ^ω^)「ああああ!?」

俺は壁と共に吹っ飛ぶ。それで完全に目が覚めた

( <=〇=>)「…………」

そして破壊された壁の向こうからアッガイと似たような着ぐるみをかぶった男が現れる……

( ^ω^)「!?!?」


( <=〇=>)「アッガイ!私の能力を忘れたか!ジャブローにすら大穴を開けたこの私がこんな地下に穴を開けるなどたやすい事よ!」

……一目見てコイツはアッガイの同類という事がわかった。何だ?アッガイの仲間か?

それにしては険悪な雰囲気だ……


( ^ω^)「おい、アッガイ……」

( =○=)「話は後だ!変身するぞ!」

( ^ω^)「え!?」



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:42:01.70 ID:vlphywOQO
  
右手にはクロー!

左手にはミサイル!

腹にはメガ粒子砲!


( ^ω^)「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!」

(……あれ?口が勝手に………!?)

唸る伸縮可能な腕!


( ^ω^)「悪を倒せと俺を呼ぶ……!」


その身に死角無し!

( ^ω^)「悪人よ!聞け!」

ザクの流用パーツでコスト削減……!!!

その名は………


( =○=)「アッガイィィィィ!!!!!!!」


ビシィ!とポーズを取るアッガイin俺……。何だ?また体が勝手に動いてしまった……



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 12:51:10.13 ID:vlphywOQO
  
( =○=)「さぁ!悪人よ!観念しろ!」

アッグをビシッ!と指差しポーズを取るアッガイ

( <=〇=>)「……外道め!そこまで落ちたか…!!」

おいおい何だよこのノリ……

( =○=)「行くぞ!ブーン!」

( ^ω^)「ちょ!?」

そう言うなりアッグに突進するアッガイ。もちろん俺の意志ではない

( =○=)「アッガァァァイ!アァァァム!!!」

アッガイが手を振りかざす。するとアッガイの腕はニョーーンと伸び、アッグに一直線に向かっていった

( ^ω^)「なんじゃこりゃぁぁ!?気色わりぃぃぃ!?」

( =○=)「続いて、アッガァァァイ!クロォォ!!!!!」

伸びた腕の先端からシャキンと鋭い刃物が飛び出した。



153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 13:06:59.97 ID:vlphywOQO
  
( <=〇=>)「ぬぅん!」

アッグはそれに対し、ドリルを回転させて構える

そしてドリルとアッガイのクローが衝突した

( =○=)「ぬぅぅ!!」

( <=〇=>)「むぅぅ!!」

キィィィン、と火花を立てて高速回転するドリル…………。それに耐えきれなくなったのかアッガイのクローは弾かれてしまった

( =○=)「しまった……!」

アッグはその隙を見逃さず、すかさずアッガイに突進する……!

( <=〇=>)「食らえ!」

間合いを詰めたところでアッグのドリルがアッガイに炸裂した


( =○=)「!!」

やべ、モロに直撃かよ……!?



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 13:16:28.84 ID:vlphywOQO
  
( =○=)「ぬぉぉ!?」

( ^ω^)「おああ!?」

ズゴーン!と豪快に吹っ飛ぶアッガイ(俺)。

ドリルの回転を食らったのか腹がジンジンする………

( ^ω^)「おい!どうするんだお!」

( =○=)「心配ない!これくらいの攻撃何ともない!と思う!」

( ^ω^)「………」

心配だ……


( <=〇=>)「はぁぁ!!」

吹っ飛んだ俺達に追撃を食らわそうと更に突進してくるアッグ

( =○=)「あまい!空中魚雷発射!

それをアッガイはミサイルで迎撃する……!



162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 13:51:41.78 ID:vlphywOQO
  
だがアッグは避けようともせずそのまま突っ込んできた。そしてミサイルがアッグに衝突した瞬間
( =○=)「!?」

ミサイルは真っ二つになってアッグを通り越してしまった

( ^ω^)「ミサイルが……真っ二つ……!?」

何だ?何をしたんだ…?

だがそんな事はおかまいなしに更に突っ込んでくりアッグ。
またあのドリル攻撃をする気か……?

( =○=)「……」

だが同じ手は二度と食らわない。

( <=〇=>)「はぁ!!」

予想通りアッグはドリルを突き出してきた

アッガイはそれを間一髪……スレスレの所で避ける……!!

( =○=)「見切った……!」



163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 14:02:04.55 ID:vlphywOQO
  
そう思った途端、衝撃が走った。

( =○=)「!?」

ドリルを避けたと思ったら、アッガイの目の前にいきなり円盤状のノコギリが現れたのだ

そしてそのノコギリにモロに当たり、再び吹き飛ばされるアッガイ。


( ^ω^)「ぐぅ!?」

何だ?何が起こった…?いきなりノコギリが目の前に……。


( <=〇=>)「油断したな!アッガイ!!」

( =○=)「ぐ……。アイツには肩部ノコギリがあるんだった……忘れてた……」

はぁ!?知ってたのか!?つーか忘れんなよ!アッガイ!

( <=〇=>)「ははは!悪は正義に滅ぼされるのが世の常!!外道となった瞬間から、お前は私には勝てないのだ!」



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/24(土) 14:11:52.07 ID:vlphywOQO
  
ミ,,゚Д゚彡「おいおい……どうした……?」

川 ゚ -゚)「………んー?」

不意にあの兄弟が現れた。戦いの音を不審に思ったのだろう……

( =○=)「タイミング最悪!!」

まったくだ……


ミ,,゚Д゚彡「うぉ!?何だこりゃ!?ボロボロじゃねーか!」

川 ゚ -゚)「ちょっと、コレ……」

言いかけてアッグの存在に気付いたらしい…。一瞬で後ずさる二人

( <=〇=>)「新手か!?」

ミ,,゚Д゚彡「な、何だコイツ!?」

( =○=)「くそ……!」


川 ゚ -゚)「もしかして警察!?」

……どこをどう見たらコイツが警察に見えるのか聞きたい



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