(;^ω^)ブーンの周りの人間が狂い始めた様です。
- 41:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:23:37.55 ID:HUfST4sf0
- 第八話「Enlistment」
…あれから内藤は何時もの様にVIP高校へ通い
セントジョーンズ等アホ教師共の授業を受けて
昼飯食って、何時もの様にドクオと浜口と騒いだ後下校して
VIP町の中で2番目に高いと言われている超高層ビル、VIPビルへと向かった。
(;^ω^)「…うっわ…でけぇ」
…そう、この高層ビルこそが、VIPPERSの基地となっているビルだ。
そして、この馬鹿みたいに高いビルの間をどうやって上り下りするのか?
…その件に関しては
シン*ラー社製の高速でスムーズで音が立たない静かなハイスペックエレベータがあるから
心配御無用だ。
しかも耐震偽装されていると言うおまけ付き。
- 44:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:24:55.79 ID:HUfST4sf0
- 1Fの受付のおねいさんに聞いてみたところ
内藤の入るA部隊の部屋は21Fに有るとの事。
そこで内藤は、頭脳明晰なクーと、自分にとって嫌な奴の野田と
隊員達と、司令官のギコに挨拶をした。
(,,゚Д゚)「よく来てくれた、歓迎する
話はクーから聞いているよ
よろしくな」
(;^ω^)「よ、よろしくおねがい致しますお」
(,,゚Д゚)「そんなに緊張すんなゴルァ
頑張って行こうや? な?」
(;^ω^)「は…はい」
川 ゚ -゚)「内藤、改めてよろしくな」
(*^ω^)「は、はい!」
- 47:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:26:18.50 ID:HUfST4sf0
- 改めて見る、顔も整っていて
とても美人な女性だと実感した。
…でも何故室内なのにコートを着ているのか?
内藤にとってはそんなコート脱ぎ捨て、普通の女の子の服を着てくれと思った
その方がボインのおっぱいとお尻が目立つからだ。
…でもツンの方も捨てがたい
貧乳だけど多分綺麗な体だろう
2つに一つだと言われたら迷いそうだ。
(*^ω^)「フヒ、フヒ、フヒヒヒヒ」
なにやら気持ち悪く笑い声を上げている内藤に
野田が不快感を抱いた様だ。
…まぁ馬鹿っぽそうなのが嫌いと言う野田なら仕方ないだろうが。
ミ'イ, ゚д゚)「きめぇよ豚、大体A部隊隊長の俺に挨拶しないたぁどう言う事だボケ」
- 49:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:26:58.67 ID:HUfST4sf0
- …内藤は野田の暴言を負け犬の遠吠えと脳内変換し
ここは怒りを抑えるために無視する事にした。
(,,゚Д゚)「敵と戦ったことが有るっつー事は…
もちろんある程度の対応の仕方は知ってるんだろな?
出来れば現場に向かって戦う方をやって欲しいんだがね
…まぁ調子悪いときは監視係りでもOKだ、これでおk?」
(;^ω^)「はい、それでおkですお」
(,,゚Д゚)「おk、じゃあ…資料室で脳味噌に知識ぶち込んできてくれないかな?
狂った者にも色々種類があるからさ?」
( ^ω^)「はい!」
(,,゚Д゚)「おい野田、内藤と一緒に行ってやれ」
ミ'イ, ゚д゚)「はい」
内藤は元気良く返事をした後
野田と一緒に32Fに有る資料室へと向かった。
VIPPERSの資料は他の所へと決して漏らしてはいけない
漏らせば即クビと言う事らしい。
- 50:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:28:53.57 ID:HUfST4sf0
- −資料室−
ここに一杯詰まってる資料によると
狂った者にも幾つか種類があるらしい。
先ずはTYPE-S
これはよくある種類だ。
一度狂ったら死に際まで意識が戻らないと言うタイプ
その証拠に、死に際に何か言い残したりする。
お次はTYPE-C
これは2番目によく見る種類。
死に際にも意識が戻らず、死ぬまでとことん狂うタイプだ
TYPE-Sに比べて攻撃にキレが有って
中々手強い相手だ。
そして最後はTYPE-V
これは極稀に見るタイプで、非常に不安定なタイプだ。
狂っていても、微かに意識はある
もちろん喋ること、考えること、見ることもできる
…が、一定時間だけだ、また狂ってしまう恐れもある。
不安定な動きをしているからか、弱くて脆いタイプだ。
だがそれでも人類にとっての脅威と言う事には変わりない。
- 51:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:30:57.16 ID:HUfST4sf0
- だが、どのタイプでも敵を止める方法は一つしかない
その狂った者を殺せば活動を止める事が出来る。
一度狂えばその敵の身体能力もある程度は上がってるらしいので
銃とかを使用して簡単に倒そうとしても無意味な事。
格闘技を身に着けている者か、先天性の強さを持っている者でしか倒せない。
一般の奴が倒そうとすると痛い目に遭う。
だが内藤にこんな資料を見せても無意味だ。
…内藤にとって長文は大の苦手だ
3行以上の文章を読むのは面倒らしい。
(;^ω^)「3行でおk」
ミ'イ, ゚д゚)「よくあるタイプ
完全基地外タイプ
不安定タイプ」
(;^ω^)「よくわかんないけど把握した」
- 52:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:31:59.96 ID:HUfST4sf0
- ミ'イ, ゚д゚)「…あー…そうだ」
野田が何か思い出した様だ。
ミ'イ, ゚д゚)「普通なら新入隊員はこの後
きっちり戦える様特訓するべきなんだけど
お前の場合必要ないよな? 戦えるんだからさ」
(;^ω^)「うーん…まぁ特訓が面倒ってのは変わりないお
それに伊達に2ヶ月間トレーニングしてきた訳じゃないしさ?」
ミ'イ, ゚д゚)「ほぉ、馬鹿だからトレーニングも出来ないのかと思ったが
意外だな」
(#^ω^)「あぁ馬鹿で悪かったなこのノッポ」
ミ'イ, ゚д゚)「さて、次の仕事を教えてやっからよ
ついて来いこの豚」
- 53:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:33:43.20 ID:HUfST4sf0
野田の次の仕事の教える様だ。
…それは、敵に関するデータをまとめる仕事についての事だ。
…が、パソコンの電源を付けてデータを見せようとしたその時。
『ピーンポーンパーンポーン…』
部屋の上部に付いているスピーカーからアナウンスが流れ始めた
余談だが、このスピーカーはVIPPERSのビル全体に付いていたりもする
何故かと言うと―
『A部隊へ告ぐ、マクソナルクソVIP6号店にて敵が出現
繰り返します、A部隊へ告ぐ、マクs…』
―狂った者が出現したとか、そう言う重要な報告をしたりするからだ。
ミ'イ, ゚д゚)「おい、ボーッとすんな
エレベータで司令官等と合流すっぞ」
(;^ω^)「あ、うん」
- 54:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:34:58.00 ID:HUfST4sf0
- 21Fから地下駐車場まで結構な距離も有って
エレベータで下まで降りるのにも時間が掛かるだろう、と思っている方
心配ご無用だ。
シンド*ー社製エレベーターなら瞬時に地下まで到着する事が出来る。
―地下駐車場―
(,,゚Д゚)「さぁお前等乗り込みやがれ」
敵が出現したら専用の1BOXカーで現場へと向かう
何時もそうしてる。
1BOXカーにはカメラやらモニターやら色々な器具と冷蔵庫が入っている
何故冷蔵庫が入っているかと言うと
戦闘を終えた隊員に水分を与える為。
(;^ω^)「うはwwwwなんかこの車の中身って
最近のヒーロー物とか近未来SF系映画とかの部屋みたいな感じだお!
このモニターどうなってんだお?」
ミ'イ, ゚д゚)「遊びじゃねぇんだ、ぎゃぁぎゃあ騒ぐなガキが」
川 ゚ -゚)「まぁ良いじゃないか、男の子なんだから」
ミ'イ, ゚д゚)「…はぁ…」
- 55:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:36:15.96 ID:HUfST4sf0
- (,,゚Д゚)「なぁ、VIPPERSの隊員として戦うのは初めてなのに
本当に大丈夫なのか?」
(;^ω^)「まぁ多分大丈夫ですお、2ヶ月もトレーニングしたんですからお」
(,,゚Д゚)「よし、協力して敵倒せよ、良いな?」
(;^ω^)ミ'イ, ゚д゚)「はい(お)」
運転手「はいはい着きましたよ
分かったんならさっさと支度しろ愚民共」
どうやらもう現場に着いたらしい
…そう、この1BOXカーにはターボエンジンが積まれていて
結構早いスピードを醸し出す事が可能だ。
そして、拳の損傷を押えるためのグローブを装着し
2人は敵へと立ち向かっていった。
- 57:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:37:35.36 ID:HUfST4sf0
- 「げぇぇ…ぁ…!」
(#^ω^)「よし…覚悟しろお! ブーンアpp…!!」
ミ'イ, ゚д゚)「邪魔だ退かんかボケ」
バキャゴギガッ!!
(::)ω^)「うっげぇ!!」
(#゚Д゚)「おい野田なにやってやがんだゴルァ!!」
内藤が野田の裏拳によって顔にダメージを食らってしまい
後方へと倒れてしまった。
作戦を無視した野田に対し、勿論ギコは怒っている。
- 58:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:38:32.04 ID:HUfST4sf0
- ミ'イ, ゚д゚)「うらぁっ!!」
野田は何時もの慣れた感覚で
敵に回し蹴りやら、色々な攻撃を次々と浴びせて行く。
内藤とは違い、プロだ
動きにもキレがある。
そして、アッパーで浮かせてからキックで敵を吹き飛ばした。
ミ'イ, ゚д゚)「はいはい楽勝楽勝、さーってとどめ刺すっかね」
- 59:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:39:33.49 ID:HUfST4sf0
- (#^ω^)「野田ぁ…てめええええええええええええ!!
うわあああああああああ!!」
内藤にとって、野田が自分にあぁ言う事をしてくるってのは充分予想できた事だ。
しかし実際にやられてみると腹が立つ。
腹が立つものは腹が立つ。
そこで内藤は先程思いついたオリジナルの技
「ハイスピーディーブーン」を決める為に、溜め体勢へと入った。
(#^ω^)「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…」
- 60:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:40:48.07 ID:HUfST4sf0
- ミ'イ, ゚д゚)「(特殊音声)を潰されるのが好みか? あぁ?」
野田が敵の首を吊り上げて
例の姿勢へと入った。
そして、敵の(特殊音声)に右ストレートが放たれようとした…その時。
(#^ω^)「ブゥウウゥウウゥゥゥウゥウゥウゥウウウゥゥゥウゥゥン!!」
敵&ミ'イ,;゚д゚)「ぐぇあああああっ!!」
内藤の高速ブーンが、敵にクリーンヒットした
もちろん野田もある程度のダメージを受けてしまった。
- 61:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:42:15.41 ID:HUfST4sf0
- 「アァ・・・ァアアァッ・・・ヴォアアアアアアアアアア!!」
内藤はそこらに転がっていた鉄パイプを手にし
甲高い雄叫びを上げる敵に向かって渾身の一撃を浴びせて
一刀両断しようとした…その時。
ガシッ
(#^ω^)「な、なにをするお!!」
またもや野田に妨害されてしまった
…いや、妨害だけじゃない。
ミ'イ, ゚д゚)「ソニック豚SHOOOOOOOOOOOOT!!!!!」
- 62:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:43:29.41 ID:HUfST4sf0
- なんと、内藤の首を掴み
敵へと投げ飛ばしたのだ。
(;^ω^)「うわあああああああああああああ!!」
内藤が弾丸の如く敵の方へ飛んで行ったのは言うまでもない。
下手すりゃ命までも危なくなるかもしれない。
…が、そんな状態でも内藤なりの解決法が閃いた。
姿勢を変えて、足を突き出してそのまま突撃していったら
敵にダメージを与えることができる。
言わばキックだ。
(#^ω^)「うぉおおおおおお!! もうやけくそだあああああ!!
焼いた糞は臭いんだぜええええええええええああああああああああああ!!」
- 63:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:44:05.16 ID:HUfST4sf0
- そしてそのまま、内藤のキックが敵にクリーンヒットし
勢い良く敵が吹っ飛んだ。
…そして、飛んできたところを野田がキャッチし。
再び例の姿勢に入った。
ミ'イ, -д-)「ハァァァァァァ…」
右手に力を込めて…
そのまま敵の股間の(特殊音声)に一撃加える。
…と思ったら、チンコクラッシャーじゃなかった。
ミ'イ, ゚д゚)「 淫 嚢 破 壊 (キンタマクラッシャー)! ! 」
- 64:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:45:07.25 ID:HUfST4sf0
- …無残な光景だ、非常に無残だ。
野田は何だか分からん技名を叫びながら
敵のωを掴んで投げ飛ばしちゃったんだ。
そして、近くにあったマクソナルクソの看板に…敵の看板に減り込んでしまった
「ぅぁ・・・・ぁ・・・・!何で・・・・俺が・・・こんな目に・・・っ!」
…無残な姿になった敵が最期の言葉を発し
看板の破片を飛び散らせながら、黄泉への階段を登って行った…。
- 65:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:46:32.71 ID:HUfST4sf0
- (;^ω^)「…なんつー技だ…お…?」
内藤はふと、何気なく野田の表情をちらりと伺った。
…その顔には、どこか寂しげで、悲しげな表情が浮かんでいた。
ミ'イ, ゚д゚)「…………ふぅ、今日はタイプSか
一丁あがりだ
帰るぞホワイト豚」
(#^ω^)「うっわムカつくお」
…少しだけ先程の野田の表情について気になったが…
敵を倒して疲れたんだ、大した意味は無い。
そう思い、野田の事については気にしない事にした。
- 66:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:47:20.69 ID:HUfST4sf0
- (,,゚Д゚)「野田、あれは何だね?」
これは野田がこっぴどく叱られる雰囲気だ
ギコの顔から怒りと言う感情が溢れ出している。
ミ'イ, ゚д゚)「あぁキンタマクラッシャーすか? あれは俺の新技ですy」
(,,゚Д゚)「…言っても無駄か…
よし、今日は引き上げだ、皆ご苦労さん」
ミ'イ, ゚д゚)川 ゚ -゚)(;^ω^)「乙です(お)」
こうして、A部隊は基地へ帰って行った。
第八話「Enlistment」
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