(;^ω^)ブーンの周りの人間が狂い始めた様です。
- 69:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:49:23.40 ID:HUfST4sf0
- …ここはどこか別次元な感じの場所かもしれない
そんな研究所にて、一つの薬の開発が行われていた。
…とてつもなく危険な毒薬の…。
( ::∀::)「今日の要領は…こんな物かぁ…w」
1人のやけにニヤけた不気味な男が
コンピューターとにらめっこして何か作業をしている様だ。
…そのコンピューターの周りには薬品やら資料が散乱しており
唯一整えてあるのが、試験管だ。
- 70:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:50:11.22 ID:HUfST4sf0
- コンコン
その不気味な男の部屋に
ノックする音が木霊した。
( ::∀::)「…タカラか、入って良いからな」
どうやらこの研究所のお頭らしい
1人の研究員が入室許可を貰って、静かに扉を開けた。
…入ってきたのはこれまたムカつく程の笑みを浮かべている男だった
名前はタカラ、年齢は恐らく20代。
( ^Д^)「失礼致しますモララー様、薬の効き目を少し上げて
注入された者の人格が以前よりも消えやすくする様にしました」
何かの薬についての報告をしたと言う事は
ここは薬の研究所なのだろうか?
( ・∀・)「ほぉ、欠陥等はどうかね?」
( ^Д^)「はい、元の人格をなくし易くするとは言ったものの…
まだ完成していない不完全な薬ですので
途中で意識を取り戻す可能性もあったりすると思います…
まぁそれが欠点ですかね?」
- 71:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:51:15.80 ID:HUfST4sf0
( ・∀・)「よろしい、明日もまたよろしくね
だから帰ってちょ」
( ^Д^)「はい、失礼致しました」
ガチャ
タカラがモララーの部屋から出て
自分の帰るべき場所へと戻って行った様だ。
…そして、コンピューターと睨めっこしているモララーの口の端が
ニィ…と吊り上り、不気味な笑みを浮かべ始めた。
( ・∀・)「毒薬によって豹変した者の脅威…それに怯えているのだろうな…一般の奴は
…だが怯える者は、実は俺に貢献したい気持ちを持っている筈だ…」
( ・∀・)「このプロジェクトを成功させて…頂点に勃つ…!!」
- 72:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:53:37.59 ID:HUfST4sf0
- 第九話「Shadow」
内藤が入隊してから3ヶ月経った。
この3ヶ月の間、内藤は敵と戦っている内に
以前より強くなった。
動きにもキレが出てきた。
そして季節はもう真夏だ。
1年間の間でも最も生きてる事を実感できる熱い季節で
冷麺や素麺、カキ氷やら、冷たい物が美味い季節。
そんな内藤達も、今じゃ3年生だ
あと数ヶ月経てば高校生活も終わりだ。
っつか消防の頃に出た夏休みの宿題には
よく「夏の友」とか書いてあったけど
ありゃ夏の友じゃなく「夏の天敵」だよね?
- 73:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:55:49.50 ID:HUfST4sf0
- ―AM3時20分―
(;^ω^)「ヴあぁああぁああぁぁぁ、ああああああづううううういいいいいい」
今から一ヶ月前、内藤は母の元から引っ越した。
家賃は少々お高いが、高い分結構良い部屋だった。
…っつーか母から引っ越しする様推奨された様な物だが。
そして、その高い給料で新しいバイクとかも買ったりした。
『こなあああああああああああゆきいいいいいいい』
その時、内藤の携帯から着信音が鳴った。
今日は休みの前日だからゆっくりしていたいのに
誰からだボケ、どうせドクオか浜口だろ? と思いながら
仕方なく携帯電話に手を伸ばした。
ピッ
(;^ω^)「はああああいもしもしいいいいいいいいだあああれええだあああああおおお?」
- 75:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 21:57:44.88 ID:HUfST4sf0
- 川 ゚ -゚)『やぁ、内藤か
今宵も暑い日だな』
(;^ω^)「あぁなんだクーさんかお、ったく休み日だってのにかk…
…え? え? ええええええ!?」
かけてきた相手はなんとクーだった
これは非常に珍しい。
川 ゚ -゚)『何だ? 迷惑だったか?
…すまない』
真夏に入っても落ち着いた感じの声は相変わらずだ。
(;^ω^)「いやいやいや、迷惑なんかじゃないですお
寧ろ歓迎ですお、きょぬーd」
川 ゚ -゚)『そうか、それは良かった
明日…と言うか厳密に言うと今日なんだが
君と少々話がしたいんだ』
- 76:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:01:38.77 ID:HUfST4sf0
- (;^ω^)「えー、こんな熱い中でかお?
まぁ良いけど」
川 ゚ -゚)『そうかそうか…じゃあ明日の昼2時にVIP神社前で待ち合わせだ
よろしく頼む』
(;^ω^)「はい、OKでs…ってちょwwwww今の時期昼は一番熱い時間だお!!
勘弁してくr」
プチッ
ツー…ツー…ツー…。
時間変更してもらおうと慌てて抗議するものの
残念な事に通話を切られてしまった。
電話を切られた内藤の顔には、困惑の表情が浮かんでいる。
(;^ω^)「…」
- 77:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:04:41.76 ID:HUfST4sf0
そして翌日、VIP神社前。
あまり神社とかには行かない内藤にとっては
結構新鮮な感覚だった。
思ったより暑くない、緑豊かな場所で結構良い感じだった。
…が、暑いのには変りはない。
(;^ω^)「あー、喉渇いた」
夏ってなんでこんなに暑いんだ
ふざけんな、と思っていたら。
神社の入り口からクーがやってきた。
川 ゚ -゚)「やぁ、待たせてすまなかった」
- 78:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:05:09.61 ID:HUfST4sf0
- 夏でもクーの格好は相変わらず、冬の様な格好だった。
結構大きい帽子に、白いコートを着ている。
(;^ω^)「あ、そんなに言うほど待ってませんお
先程着いたばかりなんで」
川 ゚ -゚)「ほぉ、そうなのか
近所なのか? 家」
(;^ω^)「あ、はい」
そう、ここVIP神社から内藤の住んでる家まで
歩いて5分半で着くぐらいの距離だ。
結構近い。
川 ゚ -゚)「じゃあ、私のお気に入りの店があるんだ
結構マイナーな店なんだがな、ついて来い」
(;^ω^)「は、はい」
- 80:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:08:50.48 ID:HUfST4sf0
クーのお気に入りの店は、VIP神社から少し離れた場所にある喫茶店だ
ここのマスターとは古くからの付き合いなので
なるべくVIPPERSについての事は話さないでくれ、との事
狂った者と戦う組織だって知られたら、心配かけてしまうことになるから。
(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ、相変わらず暑ぃょぅ
まぁ今日もゆっくりしていってくれょうクーちゃん」
川 ゚ -゚)「どうも」
この店のぃょぅは異様に背が低かった。
身長は約146〜8ぐらいだろう。
内藤の身長は175、クーの身長は187なので
端から見りゃぃょぅがより一層小さく見える。
- 81:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:10:23.57 ID:HUfST4sf0
- (;^ω^)「何時も来てるんですかお? この店に」
川 ゚ -゚)「あぁそうだ、ここのコーヒーは美味くてな」
(;^ω^)「へぇ…」
それにしても、喫茶店の中はとても涼しくて気分が良い
…でもこの店の中でもコートと帽子を被ってるって事は、重度の冷え性なのか?
内藤はそう思った。
(=゚ω゚)ノ「はいコーヒー2杯お待ちどうだょぅ
…で? そちらの方は?」
川 ゚ -゚)「同じ仕事場の同僚の内藤ホライゾン
18歳だ」
(;^ω^)「よ、よろしくですお」
- 83:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:11:46.92 ID:HUfST4sf0
(=゚ω゚)ノ「おぉ、君が内藤君かょぅ
君の事はクーちゃんから聞いてるょぅ」
(;^ω^)「は、はい…」
一体自分の何を話したのか
そこら辺ちょっと気になった内藤だった。
(=゚ω゚)ノ「最近妙な事件が頻繁に起こってるから
2人とも気をつけろょぅ、狂った者が頻繁に出てるからょぅ」
(;^ω^)「あ…はい…」
- 84:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:12:33.96 ID:HUfST4sf0
カランカラン♪
3人が話している中に、新たな客が入ってきた
黒いコートを着たイケメンだった。
(=゚ω゚)ノ「いらっしゃい」
_ _
( ゚∀゚)「すんません、コーヒーを一つ」
(=゚ω゚)ノ「はいよ」
その男の胸には何か妙なバッジがついている
警察の人がつける様なバッジっぽいなぁ…と思いながら、ぼーっと眺めていた
- 85:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:13:51.83 ID:HUfST4sf0
- _ _
( ゚∀゚)「…マスター、この娘…隠し子ですか?w」
その男が視線をクーの方へやりながらぃょぅに問いかけた。
(=゚ω゚)ノ「いや、結構古い仲の娘だょぅ」
_ _
( ゚∀゚)「ほほぉ、じゃあこの娘がクーちゃんか
良いおっぱいしてるね」
公衆の面前でなんつー事を言うんだこいつは、と
内藤は思わずその男の神経を疑った。
(=゚ω゚)ノ「おいジョルジュ、国家権力の豚の文才でそんな事を言うんじゃないょぅ」
_ _
( ゚∀゚)「ハハwわりぃわりぃww」
- 86:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:14:56.12 ID:HUfST4sf0
国家権力の豚…って事はこいつは警察なのか?
警察の癖になんつー事を口走るんだ。
と内藤は思った。
_ _
( ゚∀゚)「あぁ、俺刑事のジョルジュ長岡
よろしくねクーちゃん」
川 ゚ -゚)「あぁ、マスターから話は聞いている
乳フェチの常連が居るって話だったな」
_ _
( ゚∀゚)「あ〜、既に聞かれてたかw
っつーかそこの子誰っすか?」
ジョルジュが視線を内藤と方へとやって
クーに問いかけた。
- 87:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:15:37.84 ID:HUfST4sf0
(;^ω^)「同僚の内藤ホライゾンですお
よろしくですお」
内藤の名前を聞いた直後
ジョルジュが右手を差し出してきた。
握手を求めているのだろう。
_ _
( ゚∀゚)「あぁ、よろしく頼む」
内藤はジョルジュの手を握り
握手をしたが…。
…流石警察だ、腕力が結構強い。
(;^ω^)「ちょwwwww手が痛い!!!痛いお!!握りすぎだお!!」
_ _
( ゚∀゚)「わりぃわりぃ」
- 89:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:18:46.84 ID:HUfST4sf0
(=゚ω゚)ノ「で? 今日は何の用だょぅ?
冷やかしだったらぶっ殺すょぅ」
_ _
( ゚∀゚)「おー、殺人予告で逮捕だなこりゃw」
ジョルジュが冗談をぶっこいた後
急に顔が強張った。
_ _
( ゚∀゚)「…今日は調査が有って来たんだ
近頃行方不明者が続出してんだよね
3日前ぐらいから行方が分からなくなった、ミュージシャンの武田シャキンって奴なんだが
お前等こいつについて知らんか?」
ジョルジュがその行方不明の男性の写真をぃょぅに見せながら
何か情報を知らないか問い詰めてきた。
[(`・ω・´)]
こんな奴見たことも聞いたことも無い
そう3人が言うと、ジョルジュは帰る準備を始めた。
_ _
( ゚∀゚)「ご協力サンキュー、んじゃ次の所行って来るわ
行方不明つったら…誘拐事件とかも多いから、攫われない様に注意しなよ、お前等
あとなんかあったら俺に言ってね、事件起こったら駆けつけてやる」
- 90:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:19:26.52 ID:HUfST4sf0
カランコロン♪
そう言い残して、喫茶店から去っていった。
恐らく近所で聞きこみ調査を行うのだろう。
そしてそれからしばらくの間
3人で色々とくだらないことを話しながら過ごしていると
もう時は5時を過ぎようとしていた。
川 ゚ -゚)「さて、そろそろ帰る
また今度もよろしくな、マスター」
(=゚ω゚)ノ「はい、また来てょぅ」
2人は会計を済ませてから
喫茶店を後にした。
- 91:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:19:46.54 ID:HUfST4sf0
そして、喫茶店を去ってからクーが
最近できた街、マラリスト街へ行きたいと言い出したので
内藤は仕方なくクーについて行くことにした。
マラリスト街は最近できたばかりだからか
結構人が多くて、活気のある町だった。
新しいデパートも出来ており
そこにあるオープンカフェでお茶したいとの事。
…なにやらクーが真剣な表情になっている
いや、無表情なのでそう言えるかは微妙な所だが
何時もと違うのははっきり分かる。
- 92:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:20:56.70 ID:HUfST4sf0
川 ゚ -゚)「内藤、大事な話しがあるんだ」
(;^ω^)「は、はい、何でしょうかお?」
クーの大事な話
そう聞いて、内藤は期待と緊張を胸に
ドキドキしていた。
川 ゚ -゚)「…私は…実は…
お前の事が…」
クーが何かを伝えようとした…その時。
「うわあああああああ!!来たぞおおおおお!!狂った奴が来た!!」
「来るなああああああ!!」
「やめろおおおおおおおお!!」
(;^ω^)「またかお…!! 最近頻繁に起きるお…!」
川 ゚ -゚)「内藤、行くぞ…!」
- 93:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:21:32.58 ID:HUfST4sf0
内藤とクーは、急いで悲鳴のする方へと向かっていった。
…だが、その時。
(^Д^ )「〜♪」
川 ゚ -゚)「…?」
気のせいかもしれないが、なにやら変な臭いを醸し出している男とすれ違った。
…気のせいかもしれないが…
何らかの毒素っぽい臭いだった。
それに…その男の顔に恐怖と言う感情が浮かんでいなかった。
…これも気のせいかもしれないが。
(#^ω^)「行くおおおおおおお!!
- 94:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:22:56.55 ID:HUfST4sf0
ガッキャーーーーーーーン
「ぎぇああああああああ!!」
手っ取り早く済まそうと思い、敵の頭を狙おうとしたが、外れて肩に当たってしまった。
だが、それでもある程度は効いたみたいだ。
でも身体の全てを司る脳を攻撃しないことには意味がない。
…まぁ別に股間の(特殊音声)でも効くが。
(#^ω^)「うぉおおおおおお!!」
更にダメージを与える為に、内藤が鉄パイプを振り上げた…その時。
- 95:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:24:57.45 ID:HUfST4sf0
トンッ!!
(;^ω^)「うぉあっとっと!!」
クーが内藤の振り上げた鉄パイプにちょこんと乗っかって
そしてそこから飛び立って、空中から敵の頭に向かって踵落としを繰り出した。
そして、フラついた敵の動きを封じて
内藤にとどめを刺す様命じた。
川 ゚ -゚)「やってみろ、隊員としての一つの試練だ」
(;^ω^)「…でも…でも…」
やはり内藤にはできなかった
相手は元々普通の人間だった
なのに…その人の命を止めることなんて自分には無理だ、と思った。
川 ゚ -゚)「…わかった、私がとどめを刺す」
- 96:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:26:08.73 ID:HUfST4sf0
そう言って、クーは敵を空に浮かせて
落ちてきたところへ回し蹴りを繰り出した。
川 ゚ -゚)「アブソリュート」
この回し蹴りの名前だろうか?
クーの回し蹴りが、敵に見事クリーンヒットして。
ひとまず勝利した。
- 97:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:26:39.33 ID:HUfST4sf0
同時刻。
近くのデパートの屋上から
望遠鏡を使って2人の様子を確認する姿が有った。
( ^Д^)「…さて…どうしますか…
…モララーに報告しとこっかな」
( ^Д^)「…早くこの実験を終わらせて…薬を完成させて…
俺の…俺の…」
( ^Д^)「今日はとにかく帰るか」
- 98:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:27:35.89 ID:HUfST4sf0
川 ゚ -゚)「…ふぅ、休み日なのに戦わせて本当にすまなかった」
(;^ω^)「いえいえ、大丈夫ですお
…それよりクーさん、格闘できたんですかお?」
川 ゚ -゚)「あぁ、だが倒せたのも君のお陰だ
本来なら敵を倒すぐらいの技量など無いからな」
(;^ω^)「そ…そうですかお…」
川 ゚ -゚)「まぁ科学に関する知識の方が上だから
VIPPERSでは頭使う仕事をやらせてもらっているがな」
(;^ω^)「…でも…またとどめ刺せなかったお
…ごめんお」
川 ゚ -゚)「いや、良いんだ、理由は野田から聞いている
…まぁそれは内藤君なりの優しさだと、私は思っている
だから気にするな」
(;^ω^)「…はい…」
- 99:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:28:31.25 ID:HUfST4sf0
川 ゚ -゚)「…さて、今日はもう遅い
帰ろうか」
( ^ω^)「はい、それじゃぁまた会おうお」
川 ゚ -゚)「…あぁ」
2人は別れを告げ
それぞれの帰る場所へと帰っていった。
- 100:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:28:49.61 ID:HUfST4sf0
…そして、2つの黒い影は…。
コンコン
( ・∀・)「入っても良いからな〜」
ガチャ。
( ^Д^)「失礼致します…」
どうやら何かの結果報告らしい
モララーの部屋に入ってきて、結果を述べ始めた。
( ^Д^)「あまり以前と変ってませんでした
…それに、2人の戦ってる者が居ましたが…」
( ・∀・)「構わん、っつーか俺が知りたいのは狂った奴の精神状態だ
早く言え」
- 101:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:29:15.93 ID:HUfST4sf0
( ^Д^)「はい、最後に言い残すこともなく…とことん狂ってました」
( ・∀・)「…おk、あとは…もっと身体能力を上げる様にしてくれ
頼むぞ…」
( ^Д^)「はい、これからも頑張ります
…では、失礼致しました」
今日起こった出来事を全て報告し終わったので
タカラは自分の研究室へと帰っていった。
そして…またしてもモララーの顔に
不気味な笑みが浮かんでいた。
( ・∀・)「フフフ…何も知らないってのは幸せだねぇ…知らぬが仏、これは本当かもな…
…その2人は…知らずの内に僕の実験に貢献しているのだから…!!」
- 102:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:30:14.37 ID:HUfST4sf0
―VIP街―
( ^ω^)「あー、今日一日結構良い感じだったお
クーさんもぃょぅも面白いお」
内藤は今日の出来事を思い浮かべながら
自分の家に向かって1人歩いていた。
( ^ω^)「結構良い人達だったお…
…ツンにもあの人たちと会わせてやりたいお〜」
『こなああああ(ry』
その時、内藤の携帯が鳴った
相手はツンからだ。
ピッ
( ^ω^)「あ、もしもしツン?」
- 103:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:30:30.45 ID:HUfST4sf0
ξ゚听)ξ『あ? ブーン? 明日暇かな?』
( ^ω^)「ん? あぁ…明日日曜だからこれと言って大して予定は無いけど?
仕事も休みだし」
ξ゚听)ξ『そっか…』
ξ*゚听)ξ『…明日…一緒にプールに行かない?』
( ^ω^)「あー、プールか、やっぱ夏と言えば」
( ^ω^)「…お?」
一瞬、内藤の脳内で様々な情報が蠢いた。
プールは夏に行く物だ、そしてプールでは水着を着る
ツンの水着…水着…水着を着ていると肌の殆どが晒されている
と言うことは…。
(*^ω^)「うはwwwwwwwみwなwぎwっwてwきwたwwwwwwwww」
- 104:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:30:53.05 ID:HUfST4sf0
ξ;゚听)ξ『な、なによ!! 電話で大声出さないでよっ!!
耳が痛いじゃない!!』
(*^ω^)「え、えーっと明日の何時だお!?」
ξ;゚听)ξ『え? うーん…昼ぐらいがいいかな、とか思ってるんだけど…
やっぱ夏といえば海でしょ』
(*^ω^)「うん、行くお! 絶対行くお!!」
ξ゚听)ξ『じゃ、明日バイク用意しなさいよっ』
ξ////)ξ『べ、べつにあんたのために誘ってるわけじゃないんだからねっ!
し、新聞の集金のおばちゃんから割引チケット2枚貰ったから
1枚だけ使わずに残すのも勿体ないから…仕方なく誘っただけなんだからねっ!』
素直になれなくてそんな言い訳してるツンがとても愛らしく思えた。
1枚だけ使わずに残すのは勿体無いと言うのなら
2回行って使い切ればいい話。
普通ならそうする。
- 105:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:31:37.78 ID:HUfST4sf0
ξ*゚听)ξ『じゃ、そう言う訳だから
明日よろしくね』
(*^ω^)「うん、おやすみお、良い夢みろお?」
ξ////)ξ『そ、そんな事言われても嬉しくなんだからねっ』
そう言い残して、ツンは電話を切った。
内藤が入隊してから今日までの3ヶ月間、ツンの素直になり難い性格は相変わらずで
時々見せる赤面に内藤は悶えてたりもする。
そして、ツンの内藤への好意は増していくばかりで
手繋ぐだけでドキドキしたりもするとかしないとか。
第九話「Shadow」
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