(;^ω^)ブーンの周りの人間が狂い始めた様です。
- 109:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:33:09.92 ID:HUfST4sf0
第十話「Holiday」
…今、内藤はもの凄く興奮している。
何故なら、今はVIP町にある人気のプール、[シラネヨランド]に入場していて
今滑り台型のプールで滑っていて
背中にツンのおっぱいが当たっているのだ。
ξ*゚听)ξ「きゃぁ〜っ!」
(*^ω^)「ムホムホwwwwwwツンのおっぱいが当たってるおwww」
パコン☆
(:::)ω^)「うはwwwwwww」
- 110:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:36:03.64 ID:HUfST4sf0
水着姿のツンは、内藤から見てとっても可愛らしく見えた。
水色の縞々模様の水着だ。
そして、プールに入って濡れたツンも凄く綺麗に見えた。
ξ////)ξ「…あんまりジロジロ見ないでよ…///」
(*^ω^)「フヒ、フヒ、フヒヒヒヒ」
ツンの水着姿をニヤニヤして気持ち悪い声を出していると…。
…まぁビンタを食らったのは言うまでも無いわな。
パシーン!!
(:::)ω^)「おっおっおっ」
- 111:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:37:31.84 ID:HUfST4sf0
とりあえず腹が減ったので
2人はプールサイドに有る食堂で食事を摂ることにした。
ξ*゚听)ξ「泳いだ後のご飯って美味しいよね」
( ^ω^)「うん、昔親父とプール行った時もそう思ったお
今じゃ親父は海外に仕事行ったままで帰ってくる様子が無いけどね
しっかし運動したあとの飯はすっげぇうめぇおwww
ハムッハフハフッハフッ」
ξ////)ξ「…」
内藤のがっついてる姿を見て何故ツンが頬を紅く染めるのか?
その理由は、そのがっついている内藤の事を可愛いと思ってしまったからだ。
内藤ががっつき始めたら何時もこの状態になる。
ξ////)ξ(カワイイ…抱きつきたい…)
- 112:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:37:57.96 ID:HUfST4sf0
- そして数分後、飯を食い終わった後
しばらくツンと雑談する事にした。
ξ゚听)ξ「そういえば、最近仕事の調子はどうなの?」
先ずはVIPPERSについての話だ。
( ^ω^)「うん、結構良い感じだお
同僚のクーさんも司令官のギコさんも隊員の南條君も…
いい人ばかりだお」
(;^ω^)「…野田は最低だけど」
ξ゚听)ξ「…? 野田って誰?」
(;^ω^)「あぁ、前DQNから助けてあげた日に狂った奴に遭遇しただろ?
んで狂った奴と僕の間に割り込んで僕に攻撃しかけてきた奴」
ξ゚听)ξ「あぁ、あの人ね…あの人も隊員なの?」
(;^ω^)「っつかA部隊隊長だお」
- 113:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:39:03.51 ID:HUfST4sf0
ξ;゚听)ξ「…あんな奴に隊長なんて勤まるの本当に?」
(;^ω^)「ま、まぁ…格闘技もいっぱいやってて…適切な処置とかもして結構質が良かったらしいから
隊長になれたとか聞いたけど…この前酷い目に遭ったんだお」
内藤はツンに、3ヶ月前の『ミ'イ, ゚д゚)「ソニック豚SHOOOOOOOOOOOOT!!!!!」』に関する愚痴を語り述べた。
ξ;゚听)ξ「ちょ…怪我とか大丈夫だったの!?」
( ^ω^)「うん、ちょっと姿勢変えて敵に両足キックを食らわしてやったから大丈夫だお
んでちゃんと着地もした」
(*^ω^)「…それより…心配してくれたのかお?」
…内藤がそう言った途端、ツンは自分の言った事に気づいて
見る見るうちに顔を紅く染め上げていった。
ξ////)ξ「な、なによ!! べ、べつに心配した訳じゃないんだからねっ!
あんたが怪我したらあたしが面倒みなきゃならなくなるから…それが迷惑なだけよっ!
あんたなんか敵にポカポカ攻撃されて死んじゃえば良いのよっ!!///」
(*^ω^)「じゃあ本当に迷惑なんだったら放っておけば良い話だお」
ξ////)ξ「だ…だから…それは…っ…///」
- 114:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:40:51.32 ID:HUfST4sf0
(*^ω^)「ん? どうなんだお? そこんところどうなんだお? ん?」
ξ////)ξ「も、もう!! 知らないんだからっ!!
あんたなんか知らない!!」
ツンはすっかり顔を真っ赤に染め
食堂から勢い良く飛び出して、プールの水面に勢い良く飛び込んだ。
監視してる人に注意されたのは言うまでもない。
(*^ω^)「フヒヒ、あぁ言うところが可愛いおwwwツンwww」
内藤の方もすっかりツンの事を好きになってしまっている様だ。
でもせいぜい友達止まりだと思っている、こんなキメェ自分がツンと付き合う事なんて絶対ありえない
そう思っているから。
- 115:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:41:14.15 ID:HUfST4sf0
今さらこんな事を説明するのもなんだが
A部隊の他にもB部隊、C部隊、G部隊とか色々ある。
A部隊は3番目に優れており、一番優れていて最高位な部隊はV部隊だ。
VIPPERSの中でも唯一本部と多く接触している部隊だ。
V部隊長の名前は"こっちみんな"。
いや、名前と言うよりコードネームなのかもしれない
上層部の人間は本名をなるべく明かさない様にしているのだから。
噂によると澄み切った瞳を持つイケメンの男性で
隊長の資格だけではなく、司令官の資格まで持ち合わせて居るエリートな隊長らしい。
更には野田よりも多く格闘技を身に着けており、野田よりも数段強いとか。
ただ、人の顔をやけに見つめたがる癖があり
噂によると視姦も得意だとか。
- 116:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:43:01.05 ID:HUfST4sf0
ガチャッ
その時、内藤にとって見たことのある人物で、今のところ一番忌み嫌う人物が入り口から入ってきた。
店員「いらっしゃいませ、注文は券売機式になってんのでよろしくね」
ミ'イ,;゚д゚)「…!! おま…糞豚!!」
(;^ω^)「うわっ!! 」
そう、野田だ
野田が食堂に入ってきた。
- 117:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:44:32.23 ID:HUfST4sf0
ミ'イ,;゚д゚)「なんでお前がこんなところに居んだよ!?
俺の休日の邪魔すんな!!」
(;^ω^)「知るかお!! お前がここに来るなんて思わなかったお!!」
ミ'イ,;゚д゚)「じゃあ今すぐこっから出て行け!
お前の存在自体五月蝿いぜ!!」
(;^ω^)「それはできないお! 急に居なくなればツンが心配してしまうお!!」
内藤がツンの名前を口に出した途端、野田の表情がまたもや一変した
この前の時もツンの姿を見て表情を変えて…なにか理由があるのだろうか?
ミ'イ, ゚д゚)「…ちょっと来い」
(;^ω^)「え…? ちょwwww手ぇひっぱんなお!! 痛ぇお!!」
- 118:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:45:44.53 ID:HUfST4sf0
野田に手を引っ張られながら
シラネヨランドの隅の方へと連れて行かれた。
こんな人気の無い場所で何をしようと言うのか?
ミ'イ, ゚д゚)「…今日はツンとやらと一緒に来てんのか?」
(;^ω^)「そうだお、文句あるかお?
…あ、もしかして嫉妬かお? テラカッコワルスwwww」
どうせ野田には28才にもなって彼女も居らず
ツンと仲が良い内藤に嫉妬しているのだろう。
てっきりそう思ったが…予想に反して
意味のわからない言葉が返ってきた。
ミ'イ, ゚д゚)「よく聞け
あの子から目を離すな、もしあの子の身に何かあったら
そん時ゃ俺がお前をぶっ殺す」
- 119:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:46:58.96 ID:HUfST4sf0
(;^ω^)「…ハァ!?」
非常に訳がわからんかった。
野田とツンに何も関係無い筈なのに
ぶっ殺すだとか目を離すなだとか
野田の言う事の意味がわからんかった。
(#^ω^)「い、言われなくても守るって決めたお!!
お前みたいな奴が口出しすんなお!」
ミ'イ, ゚д゚)「俺は忠告をしたまでだ
あの娘は今、お前に懐いている
狂った者の攻撃の巻き添えにさせてみろ?
その時は覚悟しろ…? 良いな?」
何故野田に言われなきゃならないのか?
そう疑問に感じている所に、プールの水で濡れたツンがやってきた。
ξ;゚听)ξ「あっ…居たっ…!」
- 120:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:49:12.08 ID:HUfST4sf0
(;^ω^)「ツ、ツン!」
このツンの表情からして
自分の事をずっと探してくれていたのだろう。
内藤はそう思って、ちょっと申し訳ない気持ちになった。
ξ;゚听)ξ「ブーンどこ行ってたのよ!? 溺れたのかと思って心配で探s…」
ξ////)ξ「ぁ…し、心配なんてしてないんだからねっ!!」
(;^ω^)「ご、ごめんなさいだお、心配かけちゃって…」
- 121:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:49:41.51 ID:HUfST4sf0
ミ'イ, ゚д゚)「…ふむ…」
野田がツンと内藤のやりとりを少し見て小さく頷いた後
なにやら耳打ちで内藤に話しかけてきた。
ミ'イ, ゚д゚)『俺はもう帰る、あとは好きにしろ』
そう内藤に告げて、野田はシラネヨランドの出入り口の方へと走っていった。
結局今日の野田は何がしたかったのだろうか?
内藤にとってそれが疑問に思えて仕方が無かった。
- 122:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:51:37.95 ID:HUfST4sf0
やがて夕方のシラネヨランド閉園の時間がやって参り
先程まで泳いでいた客がロッカールームで着替えをし
それぞれの自分の帰るべき家へと帰って行った。
それにしても、今日の水に濡れたツンも非常に可愛かった。
これからもツンと一緒に居れたら良いな。
( ^ω^)「んじゃ、家まで送るお
ツン」
ξ*゚听)ξ「…うん」
二人はバイクに跨り、エンジンをかけて夕陽の浮かぶ中
バイクを走らせていた。
ツンは暖かい内藤の体に抱きついて
密かに内藤に対しての想いについて考えていた。
ξ*--)ξ(…ブーン…あんたの事が大好き…)
(…ちょっと馬鹿だけど…優しくて…そんなブーンが愛しくてたまらない)
ξ*゚听)ξ(…あんたが居なきゃ…今頃こんな幸せな時間を過ごす事なんてできてなかったと思うわ…)
ξ*///)ξ(……ちょっと恥ずかしいけど…今度の休みの日に伝えたら良いな…)
(…あたし…がんばる…)
- 123:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:52:56.18 ID:HUfST4sf0
そして、今宵も動く黒い二つの影…。
彼らは今、どんな研究を進めているのだろう?
どう言う計画を進めているのだろう?
これは、その一片の話。
( ・∀・)「はいはい入んなさい」
今日もタカラが研究の進行についての報告をしに来た様だ。
一体、この者達の影はどこまでドス黒いのだろう?
( ^Д^)「失礼致します」
- 124:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:53:38.03 ID:HUfST4sf0
( ^Д^)「今回の薬の内容は、その薬を注入された者の身体能力
まぁ腕力、筋力、飛躍力、殺傷力、これら全ての力が上がります
そして人格を簡単に飛ばす事が出来…以前よりも遥かに効率的に…」
( ・∀・)「一つ思いついた事がある」
タカラが説明している所を割って入ってでも
モララーが自分の思いついた事を説明したい様だ。
こうして、またこいつらの影は黒く染まり続ける。
( ・∀・)「生物的に女性の方が生命力があるものの、力は男性に比べて弱い
男性の場合女性に比べて生命力が低く、力の方は女性より強い
ならばその薬を女性に投与してもパワフルに暴れるかどうかってのを思いついたんだ
…俺はそれが気になるなぁ…」
- 125:◆74/uug7zMk :2006/06/19(月) 22:54:20.17 ID:HUfST4sf0
( ^Д^)「…うーん、それは試した事がありませんねぇ…」
この者共は、人を浚って人体実験に使用し、結果を得たりするが
街中で実践しないと充分な結果が得られない。
モララーはそれをタカラにやって欲しいみたいだ。
( ・∀・)「なら今度、女性でテストプレしてきて欲しいんだ
それも細身の女性で」
( ^Д^)「…了解です」
いつもの様にタカタを元の場所へと返し
一人自分の脳内と自分のコンピューターに広がる計画の進行に再び没頭し始めた。
そのモララーの表情は、不気味なほど笑顔だった
そう、悪魔の浮かべる様な笑顔…。
( ・∀・)「もしネ申と言う者が居るのならば、僕に世界の全てを手に入れる事を許してくれたのだろう
知識、感性、能力、言わば天から与えられた才能、更に簡単に言えば天才
そう、そして世界の全てを手に入れてもらう為に、僕に天から才能を授けてくれたのだろう
…ネ申もズルイ…こんな僕を生み出すなんてね…
大丈夫…俺はこの世界の全てを手に入れるから…」
第十話「Holiday」
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