( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです
- 247: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:36:44.63 ID:sP5g6avM0
- 現在位置
( ^ω^)北海道
('A`)宮城県
(´・ω・`)( ´_ゝ`)千葉県
ξ゚听)ξ・( ゚Д゚)大阪府
━北海道━
( ^ω^)「なんか…寒いお…」
気温は、30℃を越えていたが、ブーンには、本来の北海道の気温に戻ったように感じた
( ^ω^)「これは、ヒドい姉○被害ですね」
( ^ω^)「………寂しいお………」
( ^ω^)「いつもなら、歩いてすぐ母ちゃんの職場に着くのに…今日は遠く感じるお」
ピーポーピーポー
( ^ω^)「救急車だお…母ちゃん無事だといいお…」
ブーンの足は、母に会いたい気持ちと…ある気持ちが交錯していた…
- 248: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:37:05.60 ID:sP5g6avM0
- ━宮城県━
(;'A`)「ひ…ひでぇな」
U・ェ・U「………」
('A`)「そうだ……お前の飼い主は…?」
U・ェ・U「…………」
('A`)「とりあえず…ここは、あぶない。逃げるぞ。わかるか?」
U・ェ・U「…………」
(;'A`)「おぃ!!!いい加減にしろ!!!」
ドクオは犬をひっぱった
U`皿´U「ギギギギ」
(;'A`)「痛ってぇぇえええ!!!噛むな!!!この!!」
- 250: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:37:20.08 ID:sP5g6avM0
- U・ェ・U「………」
('A`)「お前まさか…飼い主を待ってるのか?」
U・ェ・U「……」
('A`)「……こんな時にも…犬ってのは……俺が飼い主探してきてやるから待ってろ!」
ドクオは、犬の飼い主を探しに向かった
- 251: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:37:58.75 ID:sP5g6avM0
- ━千葉県━
(´・ω・`)「ふむ…そうか」
( ´_ゝ`)「おぃ。どうした?一人で納得するな」
(´・ω・`)「これは…まずいですね」
( ´_ゝ`)「何がだ?」
(´・ω・`)「携帯が圏外になってるんですよ」
(;´_ゝ`)「な、なんだと?」
- 252: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:38:22.08 ID:sP5g6avM0
- (´・ω・`)「もし……途中でどこかに閉じ込められたらアウトですね。連絡手段がありませんし」
( ´_ゝ`)「つまり…建物の中とかに入る時は注意しろと?」
(´・ω・`)「そうです。寄り道とかは、できませんね」
( ´_ゝ`)「そういえば…どこに向かってるんだ?」
(´・ω・`)「学校です。災害時は学校に避難するってのが世間一般の常識ですよ。はぁ。」
(#´_ゝ`)(呆れやがったぞ…このガキ)
(´・ω・`)「そういえば…名前を聞いてなかったですね」
( ´_ゝ`)「あぁそうだったな。俺は、兄者。よろしくな」
(´・ω・`)「僕はショボン。よろしく兄者」
(;´_ゝ`)(年下のくせに…呼び捨てかよ)
ショボン達は学校へ向かった
- 253: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:38:46.10 ID:sP5g6avM0
- ━大阪府━
ξ゚听)ξ「誰かーいますかー?」
( ゚Д゚)「いたら返事しろ!ゴルァ!!!」
ξ゚听)ξ「1階は、ダメね…。平日だから、図書館利用客は、少ないっぽいし。2階…探す?」
( ゚Д゚)「図書館の従業員は、逃げたみたいだしな。2階は、さっきお前を助ける前に俺が確かめたぞゴルァ。俺は、2階で本を読んでたんだぞゴルァ」
ξ゚听)ξ「そうか…」
( ゚Д゚)「それより…これからお前は、どうするんだ?ゴルァ」
ξ゚听)ξ「ひとまず…家に帰る。家が心配だし」
( ゚Д゚)「ここから近いのか?」
ξ゚听)ξ「歩いて…20分くらいよ」
- 254: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:39:01.95 ID:sP5g6avM0
- ( ゚Д゚)「なら…俺もついていくぞゴルァ」
ξ゚听)ξ「別に、いいわよ。私について来る暇があるなら、他のことしなさい」
( ゚Д゚)「生きてる人は、一人でも多くいた方がいい。さっきみたいに何かあったら次は助けてもらえる保障は、ないぞゴルァ」
ξ;゚听)ξ「そ…そうね」
( ゚Д゚)「じゃあ、行くぞゴルァ」
ξ゚听)ξ「そういえば…名前は?お前呼ばわりされるの嫌だし」
( ゚Д゚)「俺はギコ。お前は?」
ξ゚听)ξ「私は、ツン。よろしくね」
ツンとギコは、ツンの自宅へ向かった
- 256: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:39:21.70 ID:sP5g6avM0
- ━宮城県━
('A`)「きっと、あそこのコンビニの近くには犬を結ぶとこがないからコンビニから少し離れてたとこに結んでたんだと思うけど…」
(;'A`)「うわぁ……」
コンビニの中は、自分がいた時とは違っていた。
('A`)「よし」
ドクオは、コンビニに入った
('A`)「おーーい!!!だれかいませんか━!」
しかし、返事が返ってこない
('A`)「くそ…いないのか…」
コン…
('A`)「………」
コンコン…
('A`)「何か音がする…」
コンコン
('A`)「どこだ……」
- 257: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:39:39.09 ID:sP5g6avM0
- ('A`)「トイレか!?」
ドクオはトイレのカギのかかってたドアをこじ開けた
('A`)「良かった…地震でカギまで壊れてて…」
(;'A`)「く…天井が落ちてる…」
瓦礫の中から、ドアを叩いていたと思われる、はみ出している手を見つけた
('A`)「おぃ!!!大丈夫か!!!」
ドクオは、その手を握った
('A`)「生きてるなら手を握りかえせ!!」
その手は、ドクオの手を握り返した
('A`)「よし…生きてる…」
ドクオは、軽い瓦礫からゆっくりどかし始めた
(;'A`)「くっそ……重てぇ…」
(;'A`)「よし…顔が見えた…!大丈夫か?」
- 258: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:40:24.36 ID:sP5g6avM0
- (;σ.σ)「……ん……」
(;'A`)「ちょっと待ってろ!!!」
ドクオは、コンビニの水を持ってきた
(;'A`)「ほら、アルプスの天然水だ!飲め!」
ドクオは、その女性に水を渡した
(;σ.σ)「あ………りがとう……ござい…ます」
(;'A`)「くっそ………こんな重い瓦礫……俺一人じゃ無理だ……」
(;σ.σ)「あの………リュウは?」
('A`)「リュウ?」
(;σ.σ)「私が…飼ってる犬です…コンビニから少し離れたとこに繋いでいます…どうか助けてあげてください」
(;'A`)「あの犬の飼い主さんですか?大丈夫です助けました。」
(;σ.σ)「そうですか…よかった…」
(;'A`)「今…連れてきますね!!」
ドクオは犬の元へ戻った
- 259: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:40:54.60 ID:sP5g6avM0
- U・ェ・U「………」
('A`)「おぃ!飼い主いたぞ!わかるか?」
U・ェ・U「………!」
('A')「よし…行くぞ!!!」
ドクオは、犬が繋がれてる紐を外しコンビニへ一緒に向かった
- 260: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:41:17.67 ID:sP5g6avM0
- ━コンビニ━
U・ェ・U「♪」
(;σ.σ)「よかった…リュウ…」
('A`)(どうやって助けようかな…)
U・ェ・U「!!!ワン!!!!」
(;σ.σ)「リュウ…どうしたの?」
(;'A`)「ん…何か……音がするぞ…」
ギシ…ガガガガガガ
(;'A`)(ヤバい…このコンビニ…崩れる…)
(;σ.σ)(………)
女性もコンビニが、崩れる事を察したようだ
(;σ.σ)「………ください」
('A`)「・・・・え?」
(;σ.σ)「早く…逃げてください!!」
- 262: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:42:21.40 ID:sP5g6avM0
- (;'A`)「で…でも」
ガガガガガガガガガガガガ
(;'A`)(ヤバい…時間がない………)
(;'A`)「す……すみません……」
ドクオは出口に向かって歩き始めた
(σ.σ)「リュウ…お前も早くいきなさい」
U・ェ・U「♪」
(;'A`)「おい!!!リュウ!!!」
(;σ.σ)「リュウ…!!!」
U・ェ・U「♪」
しかし…リュウは動こうとしなかった
(;σ.σ)「リュウ……」
(σ.σ)「あなた、早く逃げてください。私とリュウはここに残ります」
- 263: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:42:40.81 ID:sP5g6avM0
- (;'A`)「そ、そんな…」
ガガガッゴゴゴゴゴゴ
U・ェ・U「…………」
(σ.σ)「…………行ってください」
(;'A`)「く………わかったよ!!行けばいいんだろ!!行けば!!!くっそぉぉぉぉ
!!!!!!!!」
- 264: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:43:11.33 ID:sP5g6avM0
- (σ.σ)「しっかり…生きてくださいね」
U・ェ・U「♪」
(σ.σ)「リュウ…ありがとう」
ドクオは外へ出た
('A`;)「はぁ…はぁ…」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ…………
コンビニは、あっという間に崩れていった………
('A`)(俺は………)
('A`)(生きてる人を…見捨てたのか…?)
('A`)(俺は………)
(;A;)「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ドクオの叫び声だけが辺りに虚しく響いた・・・・・
- 265: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:43:36.60 ID:sP5g6avM0
- ━北海道━
( ^ω^)「…………いつもなら……この辺から…母ちゃんの職場が見えるのに……今日は、見えないお………」
( ^ω^)「…………」
母の勤め先まで行かなくても、崩壊しているのは明らかだった
( ^ω^)「お…………おっ……」
( ;ω;)「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」
???「おい、ここで何をしている?」
( ;ω;)「母ちゃん!?」
川 ゚ -゚)「残念だが…私は、お前の母親では、ない。母親と、はぐれたのか?」
( ;ω;)「ち、ちがうお・・・僕の家が、姉○被害にあったんだお。それで母ちゃんに助けを求めに・・・」
川 ゚ -゚)「???、落ち着け。何があった?」
( ;ω;)「ブーンの家が…姉○被害にあって、、、、亀裂がたくさんはいったお」
- 266: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:43:56.57 ID:sP5g6avM0
- 川 ゚ -゚)「それは…姉○の問題では、ない。それに、これだけの建物が崩壊してるんだ。姉○どうこうの問題じゃないだろ」
川 ゚ -゚)「パニックになってるな…ほら、水だ。飲め。」
( ;ω;)「おっ・・・・・」
ブーンは、水を一気に飲みほした
川 ゚ -゚)「よく聞け。これは、耐震偽造問題じゃない。災害だ。」
(;^ω^)「さ…災害かお?」
川 ゚ -゚)「そうだ。周りの建物や、道路を見ろ。みんな亀裂が起きてるだろ」
ブーンは、辺りを見回した
(;^ω^)「本当だお…母ちゃんの勤め先まで、やられたかと思ったお」
川 ゚ -゚)「ふぅ。そんなわけないだろ。崩壊した家や、亀裂の入った家が
全部姉○が建てた物なら、いったい何件になると思っているんだ」
- 267: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:44:21.04 ID:sP5g6avM0
- (;^ω^)「…ブーンの母ちゃんは…」
川 ゚ -゚)「この際、はっきり言う。君の母親は、建物に埋まって死んだかもしれん」
( ;ω;)「お・・・・・・・」
川 ゚ -゚)「だが、生きてるかも知れない。避難して無事という可能性もある。」
( ;ω;)「ほ、本当かお?」
川 ゚ -゚)「あくまで、可能性の話だ。あと、ここにいたら危険だ。いつ周りの建物が
崩れるかわからん。母が生きている可能性を信じて、ここから避難するか、母を探すためにここに残るかは、君が決めろ」
(;^ω^)「…」
( ^ω^)「…避難するお。母ちゃんは、きっと生きているお」
川 ゚ -゚)「よし。じゃあ、私について来い」
( ^ω^)「わかったお」
ブーンは、???について行った・・・・
- 268: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:44:52.93 ID:sP5g6avM0
- ―大阪府―
ξ゚听)ξ「へぇ…ギコってここに住んでるんじゃないんだ?」
( ゚Д゚)「そうだぞ、ゴルァ」
ピーポーピーポー…
ξ゚听)ξ「今ので…救急車何台目?」
( ゚Д゚)「さぁな…道路がこんなんだからな。現場に行くのにも手間取ってそうだなゴルァ」
道路に亀裂が入り、車などは、走るのは、かなり難しそうだ
ξ゚听)ξ「この溝なんかにタイヤが、はまったら抜け出せないわね」
ポツッ…ポッツ…
( ゚Д゚)「ん?雨か…」
ξ゚听)ξ「雨なんて久しぶりね…でも、、、、これでまた
救助を難航させそうね」
( ゚Д゚)「雨のせいで、利用できる交通機関も混雑しそうだしな…」
- 269: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:45:18.11 ID:sP5g6avM0
- ξ;゚听)ξ「・・・・」
( ゚Д゚)「どうした?」
ξ;゚听)ξ「橋が・・・落ちてる・・・」
(;゚Д゚)「ぉいぉいどういうことだゴルァ」
ξ;゚听)ξ「私の家、この橋を通らないと、かなり回り道しなきゃいけないのよ
・・・」
(;゚Д゚)「ぉいぉい・・・それは、まじかゴルァ」
ザーザーーザーー雨が大ぶりになってきた・・・
ξ;゚听)ξ「・・・そうだ・・・地下鉄使いましょう」
(;゚Д゚)「動いてるのかどうか怪しいなゴルァ」
ξ;゚听)ξ「でも・・・それしか方法ないから・・・雨宿りにもなるし」
( ゚Д゚)「仕方ない・・・行くぞゴルァ」
ツンと、ギコは、地下鉄の駅へ向かった
- 270: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:45:35.60 ID:sP5g6avM0
- ―千葉県―
(#´_ゝ`)「くっそ・・・雨降って、きやがったし、足場は、悪いし」
(´・ω・`)「怒りすぎですよ」
( ´_ゝ`)「でも、学校まで、まだ結構あるな・・・お前いつも
学校にどうやって行ってるんだ?」
(´・ω・`)「歩いて行ってますよ。40分くらいかかりますが」
( ´_ゝ`)「現代人じゃねぇよ。みんな、ショボンみたいな奴だったら
タクシー業界は、終わってるな」
(´・ω・`)「特にあなたはね(ボソ)」
(#´_ゝ`)「なんか、言ったか?」
ザーーーーーーー雨が激しさを増す
(;´_ゝ`)「おい、あのデパートから地下街を通って、向こうの通りまで
でないか?」
(´・ω・`)「ダメですよ。災害時の地下通路ほど危険な物は、ありませんし」
(;´_ゝ`)「な、なんでだ?」
- 271: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:45:57.70 ID:sP5g6avM0
- (´・ω・`)「もし、閉じ込められたりしたら、出れなくなりますし。それに
今は、雨が降ってます。地下街に雨が侵入したら大変なことになりますよ」
(;´_ゝ`)「そ、そうか・・・」
(´・ω・`)「地下鉄も同じです。どうせこんだけ災害起こってたら
動いていないでしょうけど。とりあえず、地下には、気をつけないとダメですよ」
(;´_ゝ`)「わかった・・・それなら、雨に濡れるだけなら危険は、ないし、
地上を歩くか・・・」
(´・ω・`)「行きましょう」
- 272: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:46:34.97 ID:sP5g6avM0
- ―大阪府―
ξ゚听)ξ「やっぱ、動いてないか・・・」
( ゚Д゚)「誰もいねぇな・・・そうだ良いこと思いついたぞゴルァ!」
ξ゚听)ξ「何?」
( ゚Д゚)「この電車の通り道を歩いていけばいいんじゃないか?」
ξ;゚听)ξ「もし、電車が来たらどうするのよ・・・」
- 273: ◆k/f7HNj4so :2006/06/10(土) 21:46:58.53 ID:sP5g6avM0
- ( ゚Д゚)「大丈夫だ。ちゃんと、安全なスキマがある。そのスキマを歩いていけば大丈夫だ」
ξ;゚听)ξ「本当かしら・・・」
( ゚Д゚)「それに、電車は、絶対来ないぞゴルァ。線路が割れてるしな」
ξ゚听)ξ「確かに。これじゃあ、脱線しちゃうもんね」
( ゚Д゚)「じゃあ、行くぞゴルァ」
ξ゚听)ξ「行きましょう」
( ゚Д゚)「こんなとこ絶対二度と歩けないなゴルァ」
ξ゚听)ξ「ほんと、それにしても暗いわね。」
ザーー
ξ゚听)ξ「ん?」
ザーーザーー
ξ゚听)ξ「なんの音かしら」
ザーーーーザーーーザーーーー!!!!!!
大量の洪水がツンとギコを襲う・・・・・!
- 289: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:07:40.05 ID:WYj4KCgM0
- ξ゚听)ξ「水の・・・音?」
(;゚Д゚)「まさか・・・・」
音が段々近づいてくる・・
(;゚Д゚)「・・・はし・」
ξ;゚听)ξ「え?」
(;゚Д゚)「走れ!!!!飲み込まれるぞ!!!」
ξ;゚听)ξ「えぇ?ちょっと!!!」
(;゚Д゚)「しまった・・・・きやがった・・!!!」
ξ;゚听)ξ「な、何がよ??ってきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
地下に入り込んだ水がツンと、ギコを飲み込む・・・!
(;゚Д゚)「雨だけの・・・量にしては、多すぎる・・・・くっそ・・・
水道管まで、やられたのか・・・・」
- 290: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:08:11.72 ID:WYj4KCgM0
- ξ;゚听)ξ「・・・げほっ・・・ど、どうしよう・・・」
(;゚Д゚)「とりあえず、ここの天井にいっぱいになる前に、急いで向こうまで泳いでいくぞ!」
ξ;゚听)ξ「ちょっと・・・無理よ・・・そんなに泳げない・・・」
(;゚Д゚)「泳げないんじゃない!!!泳げ!!!」
ξ;゚听)ξ「もう、意味わかんない!!!」
地下の2/3が水で飲み込まれた
ξ;゚听)ξ「このままじゃ、息継ぎできなくなる・・・」
(;゚Д゚)「泳げ!!死にたいのか!!!」
ξ;゚听)ξ「わ、わかったわよ!」
- 291: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:08:33.30 ID:WYj4KCgM0
- 水の流れが強くなり、さらに、地下の3/4が水で埋まった
(;゚Д゚)「な、流れが速くなってきやがった・・・上手く行けば、向こうの駅まで流されていけるぞ」
ξ;゚听)ξ「どうやって、むこうの駅で止まるのよ!」
(;゚Д゚)「知るかゴルァ!ツン手を貸せ!離れないようにしろ!」
ξ;゚听)ξ「う、うん!」
ツンがギコの手を握ろうとした瞬間・・・・!
(;゚Д゚)「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
ξ;゚听)ξ「きゃぁぁぁぁぁぁ」
水位が地下の天井まで埋まった・・・・
- 292: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:08:50.08 ID:WYj4KCgM0
- ―北海道―
( ^ω^)「そういえば、お姉さんの名前は、なんて言うんだお?」
川 ゚ -゚)「私か?私は、クーだ呼び捨てで構わん」
( ^ω^)「クー。把握した。僕は、ブーンだお。呼び捨てで構わないお」
川 ゚ -゚)「元から、さん付けする気は、ないがな」
(;^ω^)「・・・・・」
( ^ω^)「そういえば、どこに向かってるんだお?」
川 ゚ -゚)「避難所だ。そこに君の母親がいるかも知れないだろ。
( ^ω^)「おぉww頭良いおww」
川 ゚ -゚)「そうか?」
( ^ω^)「そういえば、クーは、さっきあそこで何してたんだお?」
川 ゚ -゚)「私は、まだ、逃げ出せていない人がいないか探していた。その結果
ブーンに会えたわけだ」
( ^ω^)「運が良かったおw」
- 293: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:09:16.75 ID:WYj4KCgM0
- 川 ゚ -゚)「それにしても、、、いったい何があってこんな災害が・・・」
( ^ω^)「・・・わからないお。でも、、、、まだ何か起こりそうな気がするお…」
川 ゚ -゚)「地震があれで、終わりじゃないかもしれないしな」
(;^ω^)「そうだ…そういえば、授業でならったお。地震後も余震が続くとか・・・」
川 ゚ -゚)「……あれが、余震かも知れないぞ?」
(;^ω^)「・・・まさか、まだ大きいのが来るのかお?」
川 ゚ -゚)「・・あくまで…可能性の問題だ」
- 294: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:10:12.63 ID:WYj4KCgM0
- ―宮城県―
(;'A`)「くっそ・・・・くっそぉ・・・・」
ドクオは、1時間ほど、その場にうずくまっていた
(;'A`)「俺は・・・これからどうなるんだ?」
(;'A`)「・・・とりあえず・・・助けを求めなきゃ・・・」
ドクオは、助けを求めに、歩き始めた・・・
- 295: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:11:00.53 ID:WYj4KCgM0
- ―千葉県―
(´・ω・`)「着きましたよ」
(;´_ゝ`)「くっそ、、、車に一日中乗ってるからこんなに歩いたの久々だ・・・」
(´・ω・`)「早く入りましょう」
(;´_ゝ`)「あぁ。このままじゃ、風邪を引いてしまう・・・」
学校の中は、泣いてる子供や、怪我の手当てを受けている人、
救助活動をしてる人に怒鳴りあげる人・・・などがいた
- 296: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:11:15.35 ID:WYj4KCgM0
- (´・ω・`)「・・・・・200人くらいか・・・」
(;´_ゝ`)「良かった・・・・生きてる人がこんなにいた」
(´・ω・`)「こんなに?」
(;´_ゝ`)「あぁ。もっと少ないかと思ったぜ・・・」
(´・ω・`)「確かに・・・ここの学校は、場所が悪いです。しかし、これだけ
大きな災害があったのに、これだけの人しかいないのは、おかしいと
思いません?」
(;´_ゝ`)「・・・た、たしかに」
(´・ω・`)「これだけ大きな地震です。千葉県全体に避難警告が出てるでしょう。
それなのに、この人数は、少なすぎる・・・」
(;´_ゝ`)「・・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・・・」
それからしばらく二人の間に沈黙が続いた
- 297: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:11:46.44 ID:WYj4KCgM0
- ―大阪府―
ギリギリで、ツンは、ギコの手を掴んでいた
(;゚Д゚)(くっそ、、、、息が、、、)
ξ;゚听)ξ(ん・・・・・・・もう・・息が・・続かない・・)
(;゚Д゚)(ん・・・・次の駅の看板!?もうすぐか・・・・!)
ξ;゚听)ξ(・・・・苦しい)
- 298: ◆k/f7HNj4so :2006/06/11(日) 00:12:24.05 ID:WYj4KCgM0
- (;゚Д゚)(でも、この流れの速さだと・・・素通りしてしまう・・・何かに掴まないと・・・)
ξ;゚听)ξ(・・・・・)
(;゚Д゚)(あった・・・・!あの手すりに掴まって、流れがゆるくなるまで待つしかねぇ!!!)
ギコは、左手を必死に伸ばし、手すりを掴んだ
(;゚Д゚)(ツン!お前も手すりに掴まるんだ!!)
ξ;― ―)ξ(・・・・・)
(;゚Д゚)(お・・・・・おい!!!)
ギコの手を掴んでたツンの手の力が弱くなっていく・・・・・
( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです 続く
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