( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです
- 404:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:31:24.92 ID:UWOiWt480
- 現在位置
( ^ω^)・川 ゚ -゚) 北海道
('A`)宮城県
(´・ω・`)( ´_ゝ`)千葉県
ξ゚听)ξ・( ゚Д゚)大阪府
- 405:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:31:41.62 ID:UWOiWt480
- ―千葉県―
(;´_ゝ`)「なぁ・・・・」
(´・ω・`)「なんですか?」
(;´_ゝ`)「・・・これからどうする?」
(´・ω・`)「これからも何も・・・ここで救助を待つしかないですよ」
(;´_ゝ`)「だよなぁ・・・」
(´・ω・`)「どうかしましたか?」
(;´_ゝ`)「聞き流してもらっても・・・構わない。俺は、嫌な感じがしてならないんだ・・・」
(´・ω・`)「と、言いますと?」
- 408:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:32:02.08 ID:UWOiWt480
- (;´_ゝ`)「ここは・・・安全じゃないような気がするんだ・・・」
(´・ω・`)「ここは、耐震強度に関しては、問題ないですよ。この周りを見てみてください。ガラスは、割れてますが、壁などは、大丈夫ですし。ただ、今置かれている状況に不安になってるだけですよ」
(;´_ゝ`)(違う・・・そんなんじゃない・・・この学校が崩れるとかじゃないんだ・・・もっと肝心なことを・・・見落としてないか?)
(;´_ゝ`)(・・・・・なんだ…何を見落としている……)
- 409:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:32:22.82 ID:UWOiWt480
- ―宮城県―
('A`)「……」
さっきの光景がドクオの頭の中を繰り返し、回っていた…
('A`)「…生きてるのが辛い……」
('A`)「…なんで、こんな風になっちゃたんだろ・・・」
('A`)「俺、今、どこに向かって歩いてんだろ…そうだ、俺も逝かなきゃ…」
ドクオは、歩いていった…
- 410:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:32:37.87 ID:UWOiWt480
- ―北海道―
川 ゚ -゚)「ついたぞ。テントしかないが…ここらへんは、地盤がしっかりしてるし、周りには、建物もない。万が一地震が来ても大丈夫だ」
( ^ω^)「・・…」
ブーンは、クーの言葉など耳に入ってなかった。自分の母親を探すので精一杯だった。
川 ゚ -゚)「聞いてないな…ちょっと待ってろ。私が確認してくる」
クーは、そこで活動していた自衛隊の元へ行った
( ^ω^)「いないお…やっぱり…母ちゃんは…」
???「ブーン!」
- 411:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:32:53.93 ID:UWOiWt480
- ( ^ω^)「お…」
聞きなれた声…がブーンの耳に入った
彡;´ω`)「ブーン大丈夫だったか!?」
( ;ω;)「と、父ちゃん!!!!!」
彡;´ω`)「母さんは、一緒じゃないのか?」
( ^ω^)「一緒じゃないお…」
彡;´ω`)「そうか、じゃあ。父さんは、ここにいる人で母さんを見かけた
人は、いないか、聞いてみるよ」
父は、そういってほかのテントに入っていった
- 412:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:33:10.73 ID:UWOiWt480
- ( ^ω^)「父ちゃんが無事で良かったお…」
ブーンは、すこし安心した。そうしてる間にクーが戻ってきた
川 ゚ -゚)「ブーン」
( ^ω^)「どうだったお?」
川 ゚ -゚)「残念ながら…」
( ^ω^)「……」
川 ゚ -゚)「しかし、生きてる可能性は、ある。最初の方に避難してきた
数名は、すぐ安全な場所へヘリで送還したらしい。その中にブーンの
母親がいるかもしれん。諦めるな」
- 414:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:33:30.59 ID:UWOiWt480
- ( ^ω^)「…わかったお。母ちゃんは、きっと生きてるお」
川 ゚ -゚)「よし、良い子だ。ここに知り合いとかいないか?」
( ^ω^)「父ちゃんがいたお。でも、母ちゃんと一緒じゃなかったお」
川 ゚ -゚)「父親がいたのか。良かったな。じゃあ、お前は、ここで
父親と救助を待て。私は、また、救助されてない人がいないか、確かめに行く。」
(;^ω^)「だ、ダメだお。クーが危険な目にあってしまうお」
川 ゚ -゚)「心配は、ありがたいが、、、これは、私の仕事なんだ」
(;^ω^)「し、仕事?」
川 ゚ -゚)「言ってなかったか?私は、自衛隊だ。こういう時に
人を救助するのが私の仕事だ」
(;^ω^)「自衛隊だったのかお…」
自衛隊の男がクーに近づいてきた
- 416:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:33:54.60 ID:UWOiWt480
- (自 ̄/ ̄)「クーさんお話が・・・」
川 ゚ -゚)「なんだ?」
- 417:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:34:17.37 ID:UWOiWt480
- ―大阪府―
(;゚Д゚)(おい!手の力が抜けてるぞゴルァ!!!)
ξ― ―)ξ(・・・・・・・・・・)
(;゚Д゚)(くっそ、余計。。。手に力入れなきゃいけねぇ…それに、俺も、そろそろ限界だ…)
水の勢いが、遅くなってきた
(;゚Д゚)(くそ…今なら、地下から出れる階段まで泳いでいけるが…
ツンを一緒に連れて、あそこまで泳げるか…)
ξ― ―)ξ(・・・・・・)
- 418:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:34:40.83 ID:UWOiWt480
- (#゚Д゚)(行くしかねぇなゴルァ!!!)
ギコは、地下から地上へ通じている階段に向かって泳いでいった
(#゚Д゚)(ゴルァァァァァァァァァ!!!)
しかし、あと一歩届きそうになかった…
(;゚Д゚)(だ、、、ダメだ…二人じゃ、あそこまで行けねぇ…)
ガンッ
(;゚Д゚)(ぐほっ・…)
ギコは、前から流れてきたペットボトルに顔をぶつけた
(;゚Д゚)(しまった…口の中に水が…ツン…すまん)
ギコは…ツンの手を離した…
- 419:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:34:56.70 ID:UWOiWt480
- ―宮城県―
(´・ω・`)「なにやら、自衛隊の方々が、食料をくばり始めたみたいですよ」
(;´_ゝ`)「すまん、、、俺の分までもらってきてくれ」
(´・ω・`)「まったく、ちょっと歩いただけなのに・・・。もう動けないんですか。じゃあ、もらってきますよ」
兄者は、嫌な予感の正体を探すので精一杯だった
(;´_ゝ`)(……なんだ・・……)
- 420:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:35:13.41 ID:UWOiWt480
- ―北海道―
(自 ̄/ ̄)「自衛隊のヘリで救助を行なってるものの、安全な場所がみつかりません」
川 ゚ -゚)「被害状況は?」
(自 ̄/ ̄)「…本部からの報告では、沖縄や、日本海側、関西、関東などが、の被害が激しい模様です。あと、東北地域の救助活動が、進んでいない模様です」
川 ゚ -゚)「ほとんどじゃ、ないか・・・そうか。なら、しばらくここに待機させろ。北海道も危険だが…無駄にヘリの燃料を使うわけにもいかんだろ」
(自 ̄/ ̄)「わかりました」
川 ゚ -゚)「被害がこれから広がりそうなのは?」
- 422:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:36:09.21 ID:UWOiWt480
- (自 ̄/ ̄)「九州地方が予想されます。火山が、噴火したら大変なことになりますね」
川 ゚ -゚)「火山か・・・噴火する前になんとかある程度救助したいな。わかった。私は、何人か、ほかの隊員を連れて、そこに向かう。お前は、ここを頼む」
(自 ̄/ ̄)「「わかりました。お気をつけて」
男は、別のテントに入っていった
- 424:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:36:26.76 ID:UWOiWt480
- 川 ゚ -゚)「さてと・・・」
( ^ω^)「話は、終わったのかお?」
川 ゚ -゚)「あぁ。ブーン。キミとは、ここでお別れだ」
(;^ω^)「な、なんでだお?」
川 ゚ -゚)「私は、これから、九州へ向かう。ブーン。君は、父親とここで救助を待て」
(;^ω^)「嫌だお・・・ブーンも人を助けたいお」
川 ゚ -゚)「わがままを言うな」
- 425:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:36:47.68 ID:UWOiWt480
- ( ^ω^)「・・・・・・・」
川 ゚ -゚)「・・・・・・・」
川 ゚ -゚)「・・・言っても聞かない顔だな。下手に、私の監視がなくなって、動かれたら、迷惑だしな・・・わかった。一緒について来い」
( ^ω^)「いいのかお!?」
川 ゚ -゚)「だが、あくまでボランティアとしてだ。現地についたら、
そこの避難所で、怪我の手当てなどを手伝え、いいな?」
( ^ω^)「わかったお!」
川 ゚ -゚)「じゃあ、行くぞ」
( ^ω^)「ちょっと待って欲しいお、父ちゃんに…話してくるお」
川 ゚ -゚)「わかった」
ブーンは、父の元へ向かった
- 426:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:37:14.35 ID:UWOiWt480
- ―大阪府―
(;゚Д゚)(もう少し・…)
サバンッ
(;゚Д゚)「はぁ・・・・はぁ・・・・」
(;゚Д゚)「ツン・・・待ってろ、今行くからな。確か、、、、
コナンの映画で…」
ギコは、さっきのペットボトルに空気をつめて、再び水中の中へ入った
(;゚Д゚)(良かった、、、流れが、止まってる…)
ξ― ―)ξ(・・・・・・)
(;゚Д゚)(ほら、空気だぞゴルァ!!!!!)
ツンの口にペットボトルをくわえさせた
(;゚Д゚)(早く・…引き上げねぇと・・・・)
サバァン!!!!
(;゚Д゚)「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
- 435:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:44:15.09 ID:e6Uvl5UiO
- ξ― ―)ξ「・・・・・・・・」
(;゚Д゚)「だ、、、、大丈夫か?」
ξ;―凵\)ξ「・・・・・げほげほ」
ツンは、水を吐いた
(;゚Д゚)「間に合ったか・・・・」
ギコは、壁によしかかり、そのまま、座った
(;゚Д゚)「死んだかと思ったぜ、、、ゴルァ…それにしても、、、この女、図書館と良い、今回と良い…ゴキブリ並にしぶといなゴルァ・・・・」
ξ;―凵\)ξ「げほっ、、、誰が。。。ゴキブリ並よ、げほっ」
(;゚Д゚)「意識戻ったのかゴルァ」
ξ;―凵\)ξ「私達・…生きてるの?」
- 439:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:46:37.03 ID:e6Uvl5UiO
- (;゚Д゚)「あぁ、それにしても、、、お前息切れるの早くねぇかゴルァ」
ξ;―凵\)ξ「何か物事考えたら、酸素使うと思って、どうやって何も考えないようにするかを考えてたら、余計酸素使っちゃったみたいで、意識飛んじゃった…」
(;゚Д゚)「…………」
ギコの口は、しばらく閉まらなかった…
―宮城県―
('A`)「…どこで……死のう…」
( ・∀・)「君!何をしている」
('A`)「…自衛隊・・・?」
(;・∀・)「その手・・・血が出てるじゃないか。それだけ血が出てるんだ、
深く切ってるだろ」
- 442:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:48:01.16 ID:e6Uvl5UiO
- ('A`)「…大丈夫です。全然痛くないっすから・・・」
(;・∀・)「今は、パニックになってるから痛みがマヒしてるだけだ・・・
早く治療しなくては、いけないな。ついて来なさい。病院へ連れて行ってあげるよ」
('A`)「…大丈夫ですって。痛くないですし、そんな傷深くないっすよ。ほら。キレてないですよ。俺の手をキレさせたらたいしたも……」
ドクオは、自分の手を見た。
(;'A`)「…ひぃ・・・・・血・・・血ぃぃぃっぃぃぃぃ」
バタン・・・
(;・∀・)「だ、大丈夫か!?」
ドクオは、気絶した
- 444:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:49:09.29 ID:e6Uvl5UiO
- ―千葉県―
(;´_ゝ`)(なんだ・・・くそ、、わからん・・・)
(´・ω・`)「もらってきましたよ。はい、兄者の分」
(;´_ゝ`)「あぁ、ありがとう。それにしても、なんだ、その山盛りのパンは。そんなにもらえたのか?」
(´・ω・`)「違います。足を怪我して動けない人の分です。これから、配ってくるんですよ」
(;´_ゝ`)「そうか、頑張れよ」
(´・ω・`)「じゃあ、いってきます」
(;´・ω・`)「うわっ」
ショボンは、転んで、パンを落とした
- 448:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:50:02.81 ID:e6Uvl5UiO
- (;´_ゝ`)「何やってんだよ・・・・そんな山積みにするから崩れるんだ」
(;´_ゝ`)「・・・・・山・・・・崩れる・・・・?」
(;´・ω・`)「よかった、袋に入ってるパンで。みんな土足だから、雨水で床がビショビショで滑ってしまいましたよ」
(;´_ゝ`)「雨・・・山・・・崩れる・・・?やばいぞ!!ここは!!!」
(´・ω・`)「何がですか?」
- 451:◆k/f7HNj4so :2006/06/12(月) 01:50:57.70 ID:e6Uvl5UiO
- (;´_ゝ`)「ここの学校は、山からの土石流で、埋もれてしまう!」(土石流…山や谷の土砂が大雨などでくずれ、水とまじって、ものすごい勢いでふもとに向かって流れてくる現象です。)
(;´・ω・`)「土石流………?」
( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです 続く
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