( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです
- 39: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:53:06.06 ID:nWrJXGEk0
- 現在位置
( ^ω^)・川 ゚ -゚)・/ ,' 3 静岡県
('A`)・(*゚ー゚) 山形県
(´・ω・`)( ´_ゝ`)(´<_` ) l从・∀・ノ!リ千葉県
ξ゚听)ξ・( ゚Д゚)大阪府
- 41: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:53:48.37 ID:nWrJXGEk0
- ―ビル6階―
( ;ω;)「クー・・・・・・」
( ;ω;)「そうだ。早く治療してあげなきゃダメだお」
ブーンは、治療道具を出し治療を始めようとした
( ;ω;)「血が、どんどん出てきてるお・・・ガラス・・・抜かなきゃダメだお」
ブーンは、クーの肩に刺さっていたガラスを抜いた
川; - )「がっ・・・・・・」
( ;ω;)「クー!!!!!大丈夫かお!?」
川; - )「人が・・・気持ちよく寝てるのに・・・なんて、Sな起こし方するんだお前は・・・」
ガラスが刺さっていたとこから血が出る
- 44: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:54:12.66 ID:nWrJXGEk0
- ( ;ω;)「クー・・・待ってるお。すぐ、すぐ、治療するお!」
クーは、ブーンの腕を掴んだ
川; - )「いいか・・・一度しか言わん。よく聞け」
( ;ω;)「な、なんだお・・・?」
クーは、ブーンの腕から、手を離し、非常階段を指差した
川; - )「・・・そこの非常階段から一気に上れ。救助者を担いでたからといえ、原でさえ屋上まで10分かかったんだ、しかもここは、6階だ。モタモタしてる暇ないぞ」
( ;ω;)「クー・・・何言ってるお?」
川; - )「一度しか言わないと言ったはずだぞ・・・」
( ;ω;)「そうじゃないお!クーも一緒に行くお!」
- 45: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:54:32.37 ID:nWrJXGEk0
- 川; - )「バカを言うな・・・早く行け・・・」
( ;ω;)「クー・・・ダメだお!いますぐ治療するからクーも一緒に」
バシ!!! ブーンの頬を叩いた
川; - )「いい加減にしろ・・・防火シャッターは、完全に火を抑えるわけじゃない・・・いずれこっちにも火が来る・・・」
( ;ω;)「・・・・・・痛くないお。さっき叩かれた時は、痛かったのに、今のは、全然痛くないお・・・」
川; - )「このMが・・・SかMかはっきりしろ・・・」
( ;ω;)「クー・・・」
川; - )「私は・・・疲れたんだ。少し寝かせてくれ・・・」
( ;ω;)「クー!!!ダメだお!死んじゃヤダお!!!」
川; - )「・・・・・・」
しかしクーから返事が返ってこない
( ;ω;)「お・・・おーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
ブーンは、非常階段へ向かって走り始めた
- 46: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:54:55.31 ID:nWrJXGEk0
- ―屋上―
/ ,' 3 「・・・遅いのう」
<`∀´;>「やっぱり、失敗だったニダか・・・」
(;´V`)「バカやろう!!!そんなわけあるか!クー隊長が、死ぬわけないだろ!!!」
原は、ニダの胸ぐらを掴んだ
<`∀´;>「すまんにだ!殴らないで欲しいニダ!!」
/ ,' 3 「やめい!!!!」
(;´V`)「くそ・・・・・・何も俺は、できないのかよ!!」
/ ,' 3 「無事を祈っておれ」
/ ,' 3 (クー坊、わしとの約束を破る気か・・・)
- 47: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:55:19.26 ID:nWrJXGEk0
- ―6階―
冷たい・・・体が冷たい・・・さっきまで・・・ありえないくらい暖かかったのに・・・雨に少し当たったせいか・・・
死が近づいてるだけか・・・
死は、怖くないさ。もう覚悟は、してる・・・
楽に・・・逝けるなら・・・それでいい・・・
・・・・・・なんだ・・・また暖かくなったぞ・・・
川; - )「・・・ん」
川; - )「お・・・お前・・・何をしている!?」
(;`ω´)「やっぱり、クーを見捨てることなんてできないお・・・」
川; - )「バ、バカか!!お前が私を担いで屋上までいけるわけないだろ!」
(;`ω´)「わかってるお・・・ブーンは、大バカ者だお。だから、一緒に脱出して、ブーンをしっかり叱って欲しいお。一緒に生きて脱出するお」
川; - )「やめてくれ・・・・・・せっかく・・・」
死を覚悟したのに・・・生きたいと思っちゃっただろうが・・・クーは、再び目を閉じた
- 49: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:55:41.04 ID:nWrJXGEk0
- ―7階―
(;`ω´)「一階と一階の間の階段が長いお・・・」
―8階―
(;´ω`)「・・・ダメだお・・・手に力が入らないお・・・」
(;´ω`)「やっと、9階に行ける階段だお・・・」
9階に上る階段に足をかけようとした瞬間・・・
(;´ω`)「おっ・・・」
階段から足を踏み外した・・・
(;´ω`)「もう、ダメだお・・・クーごめんだお・・・)
ドンッ!!!!!!!!!!
- 50: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:56:32.51 ID:nWrJXGEk0
- ―屋上―
/ ,' 3 「遅いのう・・・」
(;´V`)「もう、最後にレシーバーいれてから、20分になるぞ・・・」
<`∀´;>「無理ニダ・・・できるわけないニダ」
(;´V`)「て、てめぇ!!!」
<`∀´;>「じゃあ、お前は、あの状況から脱出できると思うのかニダ!!!!」
(;´V`)「それは・・・」
原は、即座に返答ができなかった
/ ,' 3 「あと、10分したらヘリを出す。ここにずっといるわけには、いかんじゃろ」
<`∀´;>「・・・・・忘れてたニダ!」
(;´V`)「何だよ」
- 51: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:56:51.00 ID:nWrJXGEk0
- ―8階―
階段から転げ落ちそうなところを受け止められた
(;´ω`)「た、助かったお・・・」
「気をつけやがれ。クー隊長を落としたら容赦しないぞ」
(;´ω`)「その声は・・・」
(´しヽ`)「生きてたか小僧」
( ;ω;)「原さんだお!!!」
(´しヽ`)「いや、三沢だ」
(;^ω^)「すまんかった」
(´しヽ`)「クー隊長にこんな怪我をさせた罪は、重いが
クー隊長をここまで、担いで運んできたのは、誉めてやる」
三沢は、ブーンから、クーを受け取り、担いだ
(;^ω^)「どうやってここまで来たお?」
(´しヽ`)「外でお前らのダイブを見ていてな。あの様子じゃ無事じゃないだろうと思って、ビルの入口から一階の非常階段の通路からここまで上ってきた」
(;^ω^)「ビルの入り口からここまで、火がまわってなかったのかお?」
- 52: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:57:43.24 ID:nWrJXGEk0
- 三沢の顔に火傷があることに気づいた
(;^ω^)「・・・火の中に飛び込んできたのかお・・・?」
(´しヽ`)「大丈夫だ、死にやしない。さぁ早く脱出するぞ」
( ^ω^)「わかったお!」
―屋上―
<`∀´;>「遅いのってもしや・・・」
(;´V`)「なんだ?早く言いやがれ!」
<`∀´;>「俺達、9階の非常階段から、屋上に通じる階段までに、
非常階段から出て、中央階段に向かったニダね?」
(´V`)「それがどうかしたのか?」
<`∀´;>「そこ中央階段に行くまでに、防火シャッターが1つあるニダ・・・」
(;´V`)「お前!!!!!バカ言うなよ!?俺達の時は、そんな物なかったろ!」
<`∀´;>「当たり前ニダ!!!俺達は、すぐに屋上へ向かったニダ!!だけど、今は、俺達が避難してから結構時間たってるニダ!!!」
(;´V`)「そ、そんな・・・あ、荒巻さんどうしましょう・・・?」
- 53: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:58:00.94 ID:nWrJXGEk0
- / ,' 3 「・・・あと、6分じゃ」
(;´V`)「・・・・・くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
―9階―
(;^ω^)「ついたお!」
(´しヽ`)「急に元気になりやがって」
( ^ω^)「そんなことないおw早くみんなで脱出するお」
(´しヽ`)「あぁ、そうだな。早く中央階段から、屋上へ向かうぞ」
( ^ω^)「わかったお!」
(´しヽ`)「・・・!!!!!!小僧!!!!クーを頼む!!!!」
三沢は、クーを下ろし、ブーンに再び担がせた
(;^ω^)「いったいどうしたんだ・・・・・・お・・・?・・・!!!!防火シャッターが落ちてきてるお!」
(´しヽ`#)「どりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
三沢は、防火シャッターを力ずくで止めた
- 54: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:58:18.41 ID:nWrJXGEk0
- (´しヽ`;)「早く通れ!!!!!小僧!!!!」
ブーンは、クーをしっかり、担ぎ、防火シャッターへ向かった
(´しヽ`;)「ぐ・・・・・・」
三沢は、立ち膝状態になった
(´しヽ`;)「は・・・はやくしろ・・・」
ブーンは、防火シャッターをくぐって通った
(;^ω^)「早く三沢さんもこっちにくるお
(´しヽ`;)「ちっ・・・・・残念だが・・・」
三沢が、どんどん縮こまってく・・・
( ;ω;)「なにしてるお!早くこっちにくるお!」
(´しヽ`;)「すまん・・・」
( ;ω;)「すまんじゃ、わからないお!早くこっちにくるお!」
(´しヽ`;)「・・・・・・行け」
( ;ω;)「嫌だお!!!!」
- 55: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:58:41.58 ID:nWrJXGEk0
- (´しヽ`;)「1秒救助が遅れることに、1人が死ぬ・・・」
( ;ω;)「お・・・・・・?」
(´しヽ`;)「1・・・2・・・3・・・4・・・5・・・ほら、もう五人死んだぞ。次は、
クー隊長が死ぬかもしれないぞ?」
( ;ω;)「「ダメだお・・・もう少しで、みんな助かるんだお・・・」
(´しヽ`;)「わかった・・・じゃあ、屋上に行って、原を呼んでこい。そして、俺を助けろ」
( ;ω;)「・・・わかったお・・・それまで・・・絶対死んじゃ嫌だお」
(´しヽ`;)「あぁ、男の約束だ」
( ;ω;)「絶対助けにくるから待ってるおぉぉぉぉぉ!!!!!」
ブーンは、中央階段へ向かった
(´しヽ`;)「・・・・・ブーン・・・クー隊長を・・・死なせるな」
ガン・・・シャッターがすべて閉まる・・・
- 56: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:58:58.81 ID:nWrJXGEk0
- ―屋上―
/ ,' 3 「あと・・・2分」
ガチャ!!!!
( ;ω;)「はぁ・・・はぁ・・・」
ブーンは、クーを背中から下ろした
(;´V`)「坊主!!!!クー隊長!!!!!何があったんだ!?」
( ;ω;)「原さん!!!ついてきて欲しいお!!!」
ブーンは、原の腕を引っ張り、屋上の扉へと向かおうとしたが・・・
(;´V`)「お、屋上まで、火が来やがった・・・」
( ;ω;)「「お・・・おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
<`∀´;>「は、早く逃げるニダ!!」
/ ,' 3 「原!!!!脱出するぞ!!!クーをヘリの中へ入れろ!!」
(;´V`)「はい!!!おい坊主!!お前も手伝え!!!」
( ;ω;)「・・・・・・」
それから、クーをヘリへ乗せすぐに飛び立った・・・
- 57: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:59:14.88 ID:nWrJXGEk0
- ―ヘリ―
/ ,' 3 「原!クーの状態は、どうじゃ!?」
(;´V`)「ダメです・・・とても、応急処置じゃ間に合いません!」
( ;ω;)「・・・・・・・・・」
/ ,' 3 「くそ・・・・・・クー坊・・・」
<;`∀´>「近くの病院に早く運ぶニダ!!!」
/ ,' 3 「バカモン!!!!!!そんじょそこらのヤブ医者に
頼んでたまるか!!」
(;´V`)「どこへいくんですか?」
/ ,' 3 「なんとか、応急処置を施せ!!!今から、山形へ向かう!!飛ばすから捕まっておれ!!!」
ハイスピードで山形へむかった
- 58: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 22:59:30.77 ID:nWrJXGEk0
- ―山形県―
( ゚∀゚) 「ついたぜ」
(*゚ー゚)「長岡先生!おかえりなさい!」
( ゚∀゚) 「患者は、どうだ?」
(*゚ー゚)「えっと、手伝ってくれてる方がいて、今は、少し、余裕があります」
('A`)「うひひwwどうもwwドクオです」
( ゚∀゚) 「どうもありがとうな」
('A`)「ん?なんだ?もの凄い音がするぞ・・・?」
(*゚ー゚) 「え?なんだろ・・・」
しぃは、窓の外を見た
(*゚ー゚)「・・・自衛隊のヘリです!!」
( ゚∀゚) 「自衛隊のヘリ・・・?しぃ!すぐ手術の準備をしろ!」
(;゚ー゚) 「はい!!」
( ゚∀゚) 「ドクオ君あそこにある台を外に出すのを他の看護士と一緒に運ぶのを手伝ってくれ」
(;'A`)「は、はい」
- 59: ◆k/f7HNj4so :2006/06/13(火) 23:00:10.15 ID:nWrJXGEk0
- ―長岡病院外―
/ ,' 3 「ジョルジュは、いるか!?すぐに、こやつを手術室へ運べ!!!」
看護士「わ、わかりました!」
ドクオと他の看護士は、クーを台へ乗せた
クーが、病院内へと運び込まれる
( ;ω;)「クー死んじゃヤダお」
(;´V`)「クー隊長死ぬな!!」
<;`∀´>「お前、日本人の癖に良い奴だから死ぬなニダ!!」
(;'A`)「な、なんだ・・・凄い・・血を流してたが・・・」
クーが手術室に運びこまれ、
手術中のランプが灯った
( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです 続く
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