( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです

  
603: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:53:04.73 ID:Go+CSyZL0
  
現在位置

( ^ω^)・川 ゚ -゚)・/ ,' 3 ('A`)・(*゚ー゚)・( ゚∀゚)  山形県

(´・ω・`)( ´_ゝ`)(´<_` ) l从・∀・ノ!リ 千葉県

ξ゚听)ξ・( ゚Д゚)大阪府

平日の夜中にお付き合いありがとうございます



  
605: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:53:28.04 ID:Go+CSyZL0
  
―医務室―

(;´―ω―`)「ん…」

(―<_―;)「く…」

(;´―ω―`)「いったい…何が」

(;´・ω・`)「…弟者、大丈夫?」

(―<_―;)「あ、あぁ」

(;´・ω・`)「妹者も大丈夫?」

l从― ―;ノ!リ「弟者、いったい、何があったのじゃ・・・」

(´<_`;)「たしか、逃げようとして、いきなり、衝撃がきて、壁に頭を…!?そうだ、この船から早く逃げなくては」



  
606: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:53:58.42 ID:Go+CSyZL0
  
(;´・ω・`)「うん、早く逃げましょう」

(´<_`;)「あぁ。妹者立てるか?」

l从― ―;ノ!リ「ダ、ダメなのじゃ」

(´<_`;)「く、妹者は、俺が担いで持っていく。ショボン走れるか?」

(;´・ω・`)「うん」

(´<_`;)「よし、医務室から出るぞ!」

ガチャ…

医務室から出たとたんに、火が襲う…

ボォォォォォォォォォ

(´<_`;)「な、俺たちが来た道が…燃えてやがる…」

(;´・ω・`)「これじゃあ、戻れない…」

(´<_`;)「ほかに、出口を探そう」



  
607: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:54:19.31 ID:Go+CSyZL0
  
(;´・ω・`)「はい!」

ショボン達は、他の出口を探しにむかった

(´<_`;)「っち…なんだこの船。広くてよくわかんないな」

(;´・ω・`)「どうしましょう…」

(´<_`;)「考えて、モタモタしてる暇はなさそうだ。とりあえず、逃げ道を手分けして探すぞ」

(;´・ω・`)「はい!」

ショボンと弟者は、それぞれ逃げ道を探しに向かった

(´<_`;)「く、客室ばかりじゃないか」

(´<_`;)「くっそ。こっちには、ないのか…」

(´<_`;)「ん?こっちにも通路があるのか…ん?こっち行けるぞ!」



  
608: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:54:55.17 ID:Go+CSyZL0
  


(;´・ω・`)「どこか逃げれる場所…ここは、どうかな?」

ガチャ

(;´・ω・`)「!?」

(;´・ω・`)「これは…弟者にしらせなきゃ」

ショボン!逃げ道があったぞ!!!

(;´・ω・`)「弟者!こっち!!こっち!」

ショボンは、弟者を呼んだ

(´<_`;)「なんだ?逃げ道ならあったぞ」

(;´・ω・`)「これ、使えないかな?」

(´<_`;)「これは、無線か。よし!試してみるか」

弟者は、無線をいじり始めた



  
609: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:56:13.03 ID:Go+CSyZL0
  
こちら、ただいま、千葉港上空。何があった?

(´<_`;)「俺たち運がいいぞ!」

(´<_`;)「こちら千葉港の船の中から、今、通信してる。船に取り残された助けて欲しい」

何番の船または、船の名前わかるか?

(´<_`;)「く……」

(;´・ω・`)「周りに何か、この船の名前がわかるものないか捜してみます!」

(´<_`;)「あぁ、頼む」



  
610: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:56:56.10 ID:Go+CSyZL0
  
ほかにまだ、いるのか?

(´<_`;)「はい。3名取り残されました」

キぃ・・・・・・・ガタン…船が更に傾く

(;´・ω・`)「うわっ…」

ショボンは、堪えきれず、その場に倒れる

おい!何があった!?応答せよ

(´<_`;)「船が傾きました」

ザーー―ザーー―そーーザーー――のーーーー

(´<_`;)「な・・・もしもし!応答してください」

ザーーザーーーザーーー

(;´・ω・`)「切れてしまった…」

(´<_`;)「く…もたもたしていられん。逃げるぞ!こっちの小型無線を一応持っていくか」

(;´・ω・`)「はい!」



  
611: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:57:17.47 ID:Go+CSyZL0
  
―千葉上空―

(;・∀・)「なにやら、船に取り残された人がいるらしいな」

(;´-`)「…困りましたね」

(;・∀・)「あぁ。まさかあの炎上してる船じゃないだろうな」

(;´-`)「…3番船、8番船ならアウトですね」

(;・∀・)「たとえ、他の炎上してない船でも、他の船が炎上してるから
救助が厳しいな…」



  
612: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:57:34.79 ID:Go+CSyZL0
  
―船―

(´<_`;)「地下が…浸水してやがる」

(;´・ω・`)「となると…上しかありませんね」

(´<_`;)「よし!上に行くぞ」

ガガガガガガガガガガガ…さらに船が音を立てて傾く…

(´<_`;)「ちぃ…時間がないな。走るぞ!」

(;´・ω・`)「はい!」

―2階―

(´<_`;)「わかりにくい船の構造しやがって…」

(;´・ω・`)「2階は、食堂になってるんですね」

(´<_`;)「おいおい、なら、さっきの衝撃って地下のガスタンクから漏れたガスに火がついた衝撃かよ」



  
613: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:57:54.80 ID:Go+CSyZL0
  
(;´・ω・`)「じゃあ、地下の浸水は、水のタンクですか?」

(´<_`;)「いや、それもあるだろうが、海水だろう。あれだけの爆発だ。
船の内壁が突き破られてる可能性は、高い」

(;´・ω・`)「じゃあ、この船、沈んじゃいますか?」

(´<_`;)「あぁ、急ぐぞ!」

二人は、再び逃げ道を探し始めた

(;´・ω・`)「ん?弟者無線がなってます」

ザーー――ザーー――こちら、千葉港上空。応答せよ

(´<_`;)「よし、回復したか。はいこちら船内」

今から救出に向かう。船のデッキに上がってくれ

(´<_`;)「わかりました!」



  
614: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:58:12.95 ID:Go+CSyZL0
  

(;´・ω・`)「船のデッキに通じる道を探しましょう」

(´<_`;)「あぁ!」

二人は、通路を探しに行こうとした瞬間!!!!

バァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!

(´<_`;)「くっ…」


ザーザー―どうした!?大丈夫か!?

(´<_`;)「大丈夫です。他の船が爆発した模様です」

ザーザー―そうか、早くデッキに出ろ

(´<_`;)「はい!」

(;´・ω・`)「弟者!二手に別れて探そう」



  
615: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:59:14.68 ID:Go+CSyZL0
  
―千葉上空―

(;・∀・)「おいおい。俺たちなんてとこに来てしまったんだよ」

(;´-`)「…困りましたね」

(;・∀・)「あぁ。まさかあの炎上してる船の隣じゃないだろうな」

(;´-`)「…それならアウトですね。いくらモララーさんでもヘリ降ろせませんよね」

―船2階―

(;´・ω・`)「ない、ない…」

(´<_`;)「あったぞ!!こっちだ!!!」

(;´・ω・`)「はい!!」

ザァーーーーーーザァーーーー

(;´・ω・`)「み、水!?」

(´<_`;)「飲み込まれるぞ!!」

二人は、急いで3階に上がった



  
616: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:59:43.53 ID:Go+CSyZL0
  
―船3階―

(;´・ω・`)「はぁはぁ」

(´<_`;)「大丈夫か?ショボン」

(;´・ω・`)「すみません…船酔いが…また…」

(´<_`;)「まじか…」

(´<_`;)「!!!!」

(´<_`;)「ショボン走れ!!水が、3階まできたぞ!!」

(;´・ω・`)「は・・・・・・・・い」

(´<_`;)「くっ…水の勢いが早すぎる!」

(;´・ω・`)「あ、通路にドアがあります!ドアを閉めて時間稼ぎをしましょう!」

(´<_`;)「あぁ!」

二人は、ドアを閉めた

(;´・ω・`)「はぁはぁ」



  
617: ◆k/f7HNj4so :2006/06/15(木) 23:59:58.84 ID:Go+CSyZL0
  
(´<_`;)「ショボン。辛いのは、わかるが頑張ってくれ」

(;´・ω・`)「はぁはぁはぁはぁ・・・・・・はい」

l从・∀・ノ!リ「ショボン!がんばるのじゃ!」

(´<_`;)「妹者!…大丈夫か!?」

l从・∀・ノ!リ「大丈夫なのじゃ!」

(´<_`;)「妹者…すまん、降りてくれ…」

弟者は、妹者を降ろした

(´<_`;)「俺も、流石に疲れたぜ…」

(;´・ω・`)(そうだ、弟者は、妹者を担ぎながら走ってるんだ、疲れるのは、当然だ)

l从・∀・ノ!リ「弟者」

(´<_`;)「なんだ?」



  
618: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:00:20.00 ID:RtTUJCV00
  

l从・∀・ノ!リ「あそこのドアどうして、あんなに、へこんでるじゃ?あ、水が出てきたのじゃ!」

(´<_`;)「な、なんだって!?」

弟者は、すぐ立ち上がり、ドアを抑えた

(´<_`;)「くそ、なんて水圧だ…」

(;´・ω・`)「お、弟者!」

(´<_`;)「ショボン、船酔いなのに。悪いが頼まれてくれ。妹者をつれてデッキまで行ってくれ!」

(;´・ω・`)「な、なに言ってるんだよ」

(´<_`;)「俺が、時間を稼ぐ!」

(;´;ω;`)「だ、ダメだよ。弟者を置いていけないよ…」

(´<_`#)「俺の犠牲をムダにする気か!!!!!!」

いつも静かな弟者から、ものすごい怒鳴り声があがる



  
619: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:00:37.64 ID:RtTUJCV00
  
l从・∀・ノ!リ「弟者!どうしたのじゃ?ショボンに嫌な事言われたのか!」

(´<_` )「あぁ。困ったやつでな。俺の言う事を聞いてくれない」

( ´;ω;`)「き、きけないよ…」

(´<_`;)「頼む…行ってくれ…もう限界なんだ」

( ´;ω;`)「ダメだよ。僕は…」

(´<_`;)「バカたれ・・・もう・・・ダメだ・・・」

諦めるな!!!弟者!!!!

(´<_`;)「!?」

( ´;ω;`)「!?」

l从・∀・ノ!リ「あ、兄者なのじゃ!」

兄者は、弟者と共にドアを抑えた

( ´_ゝ`)「ふん!!!」



  
620: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:01:20.86 ID:RtTUJCV00
  
(´<_`;)「兄者…どうしてここに…」

( ´_ゝ`)「弟と妹のピンチだ。兄として、来るのは、当たり前だろ」

( ´;ω;`)「あ、あ、兄者…」

( ´_ゝ`)「久しぶりだな。ショボン。生きててよかった」

( ´;ω;`)「あ、あにじゃぁ・・・・」

(´<_`;)「ショボン、もう一度お願いする。最初で最後の頼みだ。
妹者を連れてデッキまでいってくれ」

( ´_ゝ`)「ショボン…行け」

( ´;ω;`)「やだよ…せっかく、兄者に会えたのに…」

( ´_ゝ`)「ショボン」

( ´;ω;`)「なに?」

( ´_ゝ`)「俺からも頼む。俺と弟者の犠牲を…ムダにしないでくれ」

(´<_` )「あぁ、ショボン行け。妹者を任せた」



  
621: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:01:36.82 ID:RtTUJCV00
  
( ´;ω;`)「あぁ・・・・や・・・」

l从・∀・ノ!リ「ショボン!私をデッキに連れてくのじゃ!!!兄者と弟者の言う事に従うのじゃ!」

(´<_` )「偉いな妹者」

( ´_ゝ`)「流石俺たちの妹だ」

( ´;ω;`)「あ・・・・あ・・・・」

l从・∀・ノ!リ「ショボン!」

( ´;ω;`)「うぐ…行くよ、妹者。」

妹者をショボンは、担いだ

( ´_ゝ`)「頼むぞ」

( ´;ω;`)「うぐ…兄者、弟者」



  
622: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:02:12.18 ID:RtTUJCV00
  
( ´_ゝ`)「なんだ?」

(´<_` )「なんだ?」

( ´;ω;`)「また、会えるよね?いつかきっと…会えるよね!?」

( ´_ゝ`)「当たり前だろ」

(´<_` )「あぁ、会えるさ」

( ´;ω;`)「約束だよ?う・・・うぐ・・・・うわぁぁぁぁぁ」

ショボンは、妹者を担ぎデッキへ向かった



  
623: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:02:32.22 ID:RtTUJCV00
  
( ´_ゝ`)「世話のやける奴だ」

(´<_` )「兄者、すまないな。俺がここを一人で止めれたら、兄者も助かったのにな」

( ´_ゝ`)「何言ってるんだ。俺たちは、いつも二人で一つだろ?」

(´<_` )「青春アミーゴか」

( ´_ゝ`)「なぁ、弟者」

(´<_` )「なんだ?兄者」

 流  石  だ  よ  な  

                お れ ら

 
( ´_ゝ`)b d(´<_` ) ビッ!



  
624: ◆k/f7HNj4so :2006/06/16(金) 00:03:09.23 ID:RtTUJCV00
  
―船4階―

( ´;ω;`)「はぁ、あのデッキだ…あの扉を開けたらデッキにでれる」

l从・∀・ノ!リ「ショボン!!水がきたのじゃ!!!」

3階から水が上がってきた

( ´;ω;`)「あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ!!!」


せっかく、兄者や、弟者に出会えたのに

こんな形でお別れになるなんて…

( ´;ω;`)「絶対に…絶対に、妹者を守るから!!!!」

ショボンは、再びデッキに向かって走った…



(  ^ω^)が生きて日本から脱出するようです 続く



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