( ^ω^)がリングに帰ってきたようです

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/30(金) 06:07:19.81 ID:PW0lKHBXO
  
第2話 迷?トレーナー その名はドクオ

( ^ω^)「ごめんくださいだおー!」

ブーンが扉を叩く、どうやらVIPPERを目指すため、新たなジムに入門するようだ。
だがこのジムはいささかボロ…もとい、古風な感じが…?

('A`)「はいはい…あーマンドクセ…」
(;^ω^)「(なんだか不健康そうな人だお)あのー、会長さんは?」
('A`)「ああ…俺だよ…ドクオっつーんだ…」
( ^ω^)「実はブーンはVIPPERを目指しにきたんだお!」
('A`)「へぇ…そうなの…?」
(;^ω^)「(何か調子狂うお…)ですから、ブーンはこのジムに入門したいんだお…」

ドクオは煙草を取り出し火をつける。

('A`)y-・~~~「 や だ 」
(;^ω^)「んなっ!なんでですかお!」

ドクオは煙草を足で踏み消し、めんどくさそうに答える。
('A`)「うちはもう畳むから。」

簡潔な答えが帰ってくる。



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/30(金) 06:07:57.12 ID:PW0lKHBXO
  
( ^ω^)「どうして畳むんですかお?」
('A`)「見りゃわかるだろ…
    こんなにボロいし金は無え、おまけに選手は俺のコーチングに耐えられないとか抜かしやがる。」
('A`)「で…人っこ一人いなくなったってわけよ。」
( ^ω^)「ブーンはあなたのそのコーチングでないとリングに戻れないお…」
('A`)「あん?じゃあわざわざ俺のスパルタ教育を受けにきたわけか?」
( ^ω^)「荒巻会長に聞いて来ましたお…」

ドクオの目の色が急に変わる。

(゚A゚)「荒巻だと…!?」
( ^ω^)「はいですお。」

ブーンは最初荒巻ジムに再入門しようかと考えていた。
しかし、荒巻ジムを見捨てて逃げた自分が嫌だったため、荒巻ジムには入れなかった。何よりあそこにはデレとの思い出がある…
まだデレとの約束を果たしていないブーンは結局荒巻ジムの門を叩くことは無かった。
だが他に頼る人もいないブーンは、これっきりと決め、荒巻にどこかいいジムは無いかと電話で聞いていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

/ ,' 3「…そうか、うちに戻る気はないのか…」
( ^ω^)「すいませんお…」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/30(金) 06:08:29.70 ID:PW0lKHBXO
  
/ ,' 3「なら今から言うジムに行くといい…」
( ^ω^)「会長…ありがとうございますお…」
/ ,' 3「何、お前は、いや…ジョルジュにショボン、そしてブーン…お前達は皆ワシの息子同然じゃ!」
( ;ω;)「が…がいぢょう…」
/ ,' 3「ただし覚悟しておくのじゃ、ブランクを抱えたお前はあいつのやり方でしか叩き上げることができん。」
/ ,' 3「おまけにきついぞ…」
( ^ω^)「ブーンはもう決めたんですお!」
/ ,' 3「フフ…そういう奴じゃったな、お前は昔から…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

( ^ω^)「というわけで来ましたお。」
(;A;)「うっ…ぐすっ…」

ドクオが泣いている、ブーンは突然泣き出したドクオに困惑した。

( ^ω^)「???なんで泣いてるんだお?」
(;A;)「好きだった女との約束を守るために立ち上がる…泣ける話じゃねーか!」
(;^ω^)「ブーンはどこからどこまでドクオに話したんだお?」
('A`)「1話から。」
( ^ω^)「把握した。」
どうやらドクオは泣ける話に弱いようです。



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/30(金) 06:10:08.63 ID:PW0lKHBXO
  
('A`)「だがいいのか…?
    VIPPERを目指すと言うことは現VIPPERのショボンを倒さなきゃいけない…」
('A`)「そしてショボンを倒すということは荒巻に恩を仇で売るような―――」
( ^ω^)「そのへんもちゃんと荒巻会長と話してケジメはつけたお!」
( ^ω^)「今の僕はVIPPERを目指すただ一人の男だお!!!」
('ー`)「フッ…いい面構えだ…俺の若い時にそっくりだ…」
(;^ω^)「それは困るお…」
(#'A`)「んだとゴルァ!」
('A`)「まぁいい…俺も久々に血がうずいてきやがった…」
('∀`)「覚悟はいいかぁ!!」
( ^ω^)「はいですお!」

こうして着々とブーンはかつて歩みを止めた道を進み出す。
…栄光と言う名の道を!!!

第2話 終



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