( ^ω^)がリングに帰ってきたようです
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/06(木) 22:35:06.02 ID:QwC6qFTKO
- 第4話 45分間のための45000分
ブーンがドクオジムに入門して早3ヶ月の時が立とうとしていた。
( ^ω^)「いきなりこんなに時間跳んでも気にしない気にしない!」
('A`)「誰に何言ってんだ…?」
( ^ω^)「不特定多数の人達にだお!」
('A`)「おし、ブーン、この体重計に乗れ…」
( ^ω^)「はいだお…!ゴクリ…」
ブーンが両足を乗せた体重計は0から勢いよく数値を進める。
('A`)「えーっと…85kgか…上出来だ…!」
( ^ω^)「やったお!」
ブーンの体重は現役時代より6kg減っていた、が…
体つきはむしろ現役時代より絞られていて、ルネッサンス時代の彫像を思わせる肉体美であった。ウホッ!
VIPの世界の選手の平均体重は約110kg、ブーンの現時点の体重は平均より―25kgという並の異端さではなかった。
('A`)「そうそう、お前の初試合の相手決まってっから。」
( ^ω^)「いったい誰だお?」
('A`)「えーっと、何つったかな、確かギコジムのおっぱい長岡とか…」
( ^ω^)「へぇ、てかリングネームにおっぱいとかよく協会が許してくれたお。」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/06(木) 22:35:43.46 ID:QwC6qFTKO
- ('A`)「何でもリングネームが受理されなかった時、
直接協会に乗り込んでおっぱいの素晴らしさを3日3晩語り続けて認めてもらったそうな…」
(;^ω^)「無駄にスゴイお…」
('A`)「それよりもギコジムっつったら初代VIPPERのミ,,゚Д゚彡が開祖のジムだ。」
('A`)「生半可な実力じゃあ、あそこの選手には勝てやしねぇ…」
(`∀')「まだまだ鍛え続けっぞ…!俺達は止まっちゃいられねぇんだ…!」
( ^ω^)「でも何でそんな所の選手と戦うはめに?」
('A`)「んー、俺が色々なジムで相手を探し回ってたらいきなり先方さんから申し込みがきたんだよ…
なんでも今回戦う相手の選手がお前さんを強く御所望のようらしい…」
( ^ω^)「まぁブーンは相手を倒すだけだお!」
(`∀')「よく言った…!それじゃ今日から試合までの1ヶ月、今の2倍やってもらおうかぁぁぁ!」
(;^ω^)「えwちょwおまww」
( ^ω^)「(そういえばジョルジュもおっぱい大好きな上に名字も長岡だったおね、スゴイ偶然だお…)」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/06(木) 22:36:47.60 ID:QwC6qFTKO
- (`∀')「いいかぁ!45分間戦い抜くには45000分、つまり約1ヶ月鍛えなきゃなんねぇんだ!走れ!走って走って走りまくれ!」
(;^ω^)「だおだおだおだおだおだおだおーーーーッッッ!」
(`∀')「錘をつけたままこの空き地内のニワトリを捕まえろ!これができた時お前に敵は触れられなくなる!」
(;^ω^)「コッ…コケーッ!」
なんやかんやで1ヶ月が過ぎ…
_ _
/ J) /⌒\ <巛)
( ) (^ω^) ( )
( (⌒⌒ ` ´⌒⌒ )
└ーー<ヾ_)_)ー┘
)`(王)ノ
('A`)「よく今日まで錘も外さず俺の練習に付いてこれた…今から最後の仕上げだ…
錘を全て外し俺とスパーだ…」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/06(木) 22:37:23.05 ID:QwC6qFTKO
- ('A`)「いいか、俺は本気でお前を倒しにいく、お前も本気で俺を倒しにこい…」
( ^ω^)「はいですお!」
グローブとマウスピースを装着しお互いがリングに上がる。
('A`)「…カーン!」
相変わらずゴングはドクオの口から鳴った。
と同時に二人ともフットワークをとりはじめた…
キュッキュッキュキュッ!
薄暗いジムの中に木霊するのは、2組のリングシューズの奏でる幻想曲。
( ^ω^)「(体が軽いお…今なら空も飛べそうだお…)」
('A`)「(フフ…急に体が軽くなったから驚いてやがるな…)」
(゚A゚)「オラァッ!」
( ゚ω゚)「だおっ!」
二人が相手との間合いを詰めようと踏み込んだ刹那
スパアァァァンッ―――!
グローブが相手を捕らえる音がする。
第4話 終
戻る/第5話