( ^ω^)は翼の生えた少女をさがしているようです。
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/28(金) 03:34:16.37 ID:Y1kd1+np0
- プロローグ
昔々あるところに翼の生えたお姫様がいました。
お姫様は一人ぼっちでただ一人の友達すらいませんでした…。
海と空の見える美しい小さな町には
遥か昔から伝わる物語がありました。
背に翼を持った少女と彼女を護衛した
青年の悲しい恋の物語です。
そしてこの物語は幾年の時を超え続いているのです。
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/28(金) 03:46:03.02 ID:Y1kd1+np0
- バスを降りて辺りを見渡す
海と空の境の分からないほどきれいな景色だ。
発車したバスの廃棄ガスと夏の太陽の暑さが
混ざり合いむせかえる。
僕が昔住んでいた町。
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/28(金) 03:59:31.69 ID:Y1kd1+np0
- たくさんの友達もいた。だけど懐かしい感じがしない。
初めて見た新鮮さに近いものを感じる。
僕が手に入れた場所、僕が失った場所。
あの人達が終わらせようとした悲しい物語を終わらせるために
でもあの人たちって悲しい物語ってなんだっけ?
思い出せない。
だけど思い出さなきゃいけない。失った場所を思い出すためにも
The 1000th summer
She is waiting the BOON
( ^ω^)は翼の生えた少女をさがしているようです。
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