( ^ω^)ブーンが伝説のポケモンを探しに行くようです
- 47: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:04:43.12 ID:mJR533kH0
- ブーンのレポート
みつけたかず:4
つかまえたかず:1
( ^ω^) ブーン
【(,,゚Д゚)】 LV7 ヒノアラシ:ギコ ♂
わざ:たいあたり、にらみつける、えんまく
状態:ふつう
- 48: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:05:23.42 ID:mJR533kH0
- 31番道路にて
30番道路を通って次の道路に着く頃には日が暮れかかっていた。
(,,゚Д゚)「あとどの位だ?」
( ^ω^)「たぶん半分ぐらいだお」
弟者からもらったポケギアのマップ機能によると、キキョウまで後半分というところだ。
30番道路途中でトレーナーに見つかってしまったがギコがあっという間に倒した。
久しぶりにバトルしたせいか、ギコの機嫌は結構良くなっている。
極力草むらを避けていたせいか、ここに来るまで野生ポケモンには出会うことはなかった。
しかしそれが続くわけもなく、
(,,゚Д゚)「うおっ、あぶね」
突然草むらから何かが飛び出した。日が落ちかけているためそこにいると気づかなかったのだ。
- 49: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:06:04.70 ID:mJR533kH0
- ( ゚∋゚)「……」
草むらから飛び出したのはホーホー。
ここで考える。ギコだけでは後々トレーナーと連戦になったときに困る。
ならばこのホーホーは―――
( ^ω^)「ギコ!できるだけ弱らせるんだお!」
(,,゚Д゚)「わかった!」
ギコの えんまく !
視界を悪くして不意打ちを狙う作戦。相手の右側に飛び込む。しかし―――
( ゚∋゚)「……」
完全に合わせられていた。ポケモンバトルの経験のあまりない僕にもわかった。
それを察知したギコが回避しようとするがその前に強烈な たいあたり を食らう。
- 50: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:07:05.66 ID:mJR533kH0
- (メ,゚Д゚)「ぐ……みやぶる、か」
ギコの視線の先には無表情のまま突っ込んでくるホーホー。
(メ,゚Д゚)「・・・・・・なめんなよゴルァ!!」
正面のぶつかり合い。体の大きいホーホーに分があるはずだったが逆に吹き飛ばされた。
僕はその瞬間モンスターボールを取り出し、ホーホーを狙う。
- 51: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:07:45.28 ID:mJR533kH0
- 当たった。捕まえられるかどうかは五分五分なんだろうか。
ゆらゆら揺れていたモンスターボールが止まる。
初めての体験に心の奥から何か熱いものがこみ上げてくる。
(メ,゚Д゚)「やったな!」
1分にも満たない時間だったが、それの10倍にも20倍に感じた。
なんとなく、ポケモントレーナーの気持ちがわかった気がした。
- 52: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:08:25.40 ID:mJR533kH0
- (メ,゚Д゚)「で、名前はどうするんだ?」
( ^ω^)「とりあえず聞いてみるかお」
ボールを拾い上げてもう一度放り投げる。
( ゚∋゚)「・・・・・・」
( ^ω^)「名前はなんていうお?」
( ゚∋゚)「・・・・・・クックル」
どうやら極端に無口な性格らしい。
- 53: ◆HIDEBJzPlA :2006/09/04(月) 00:09:20.12 ID:mJR533kH0
- ( ^ω^)「クックル、かお。僕はブーンだお。よろしくだお」
( ゚∋゚)「……よろしく」
そう言ってボールに戻っていった。
(メ,゚Д゚)「なんか変わったやつだな……」
( ^ω^)「大丈夫だお!それより先に進むお」
いい加減日が見えなくなってきている。そろそろ急がないとまずい。
心持ち早足で歩く。月は出ていなくて、日が完全に沈みきると真っ暗になった。
しかしギコがいたおかげで何とか無事キキョウシティに辿り着くことができた。
3話終わり
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