( ^ω^)ブーンが甲子園を目指すようです
- 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/07(月) 23:07:34.71 ID:Hli1ATWiO
- VIP学園は初陣を見事に勝利で飾った。
その帰り
( ^ω^)「今日は勝てて良かったお。」
( ・∀・)「とりあえずお疲れさま、ブーン」
( ^ω^)「でもまさかニュー速学院に勝つとは思って無かったお」
( ・∀・)「僕もだよ。案外このチーム良い線行くんじゃない?」
( ^ω^)「まずは夏の県大会だお。頑張るお」
( ・∀・)「それに備えてこれから二ヶ月とちょっとは練習試合尽くしだぜ。」
( ^ω^)「……それは大変だお」
( ・∀・)ノシ「まぁお互い頑張ろうぜ。じゃあまた明日。バイバイ」
( ^ω^)ノシ「ばいばいだお」
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/07(月) 23:21:01.22 ID:Hli1ATWiO
- それからは毎週のように練習試合が続く。
1年生のみとはいえあのニュー速学院に勝ったという噂は瞬く間に広まった。
強豪校の二軍や弱小校の一軍からも練習試合の申し込みが来るようになっていた。
そのほとんどの試合で勝利を収めていた。
その原動力はやはりブーンである。
約二ヶ月間に行われた10試合全てを一人で投げぬき、防御率は1点台と抜群の安定感だ。
このころになるとブーンの名は県内でもそこそこ知れ渡っていた。
VIP学園は練習試合を10戦9勝1敗と絶好調で夏の県大会を迎える。
- 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/08(火) 22:21:39.94 ID:XTJT6KSUO
- 夏の大会 抽選会
県の中心部にある県営球場。
そこに隣接した武道館にブーンとショボン、その他の野球部の主将や監督が集まっていた。
今日は夏の県大会の組み合わせ抽選会の日である。
すでに行われた予備抽選でブーンは全136校中76番目に抽選をすることが決定していた。
「じゃあ中へ入って下さい。」
係員の指示で中へ入る。
その時、ブーンは誰かの足を踏んでしまった
( ^ω^)「すいませんですお」
( -_-)「こちらこそ……ボウッとしてました……ってあれ?」
( ^ω^)「?どうかしましたかお?」
( -_-)「君がブーン君?」
( ^ω^)「?そうですお」
- 2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/08(火) 22:40:33.36 ID:XTJT6KSUO
- ( -_-)「独特な喋り方だね。僕はヒッキー。ニー速高校の主将を務めてる。話はドクオから聞いてるよ」
( ^ω^)「!!ニー速高校の人だったのかお……」
( -_-)「そっちの噂は聞いてるよ。大分強いみたいだね」
( ^ω^)「そっちはどうなんですかお」
( -_-)「分からない……。あと敬語やめて。なんか嫌だ」
( ^ω^)「分からないって……、どういうことで……だお?」
( -_-)「だって練習試合なんかやってないもん」
( ^ω^)「?それってどういう……」
「そろそろはじまりますのでお静かに」
( -_-)「もうはじまるのか……じゃあまたいつか。幸運を祈る」
そう言い残すとヒッキーは自分の席に着いた
- 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/08(火) 22:52:46.58 ID:XTJT6KSUO
- それから抽選が行われた。
Aシード(8校)Bシード(16校)が先に抽選をする。
そこからはテンポ良く進んで行く。
「狼北高校、36番」
「ガノタ高校、102番」
自分の引いた番号に対しての主将の反応は様々だ。
悲しむもの、喜ぶもの、戸惑うもの。
そして
「VIP学園。主将内藤ホライゾン君。」
( ^ω^)「はい!!」
ガサゴソガサゴソ
( ^ω^)「VIP学園、45番!!」
VIP学園は45番、対戦相手(46番)は……
- 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/08(火) 23:01:05.89 ID:XTJT6KSUO
- (´・ω・`)(メンヘル高校か……ラッキーだな)
メンヘル高校は県内でも弱い部類に入る高校である。
ちなみにVIP学園は練習試合で9-0で勝っている。
(´・ω・`)(しかし問題は二回戦だな……)
48番、ラウンジ商業は昨夏から夏、秋、春と三連続で県ベスト8に入っているBシードのチームだ。
そしてそのラウンジ商業と一回戦で当たるのは……
( -_-)「ニー速高校……47番」
何とドクオのいるニー速高校である。
- 7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/08(火) 23:11:25.27 ID:XTJT6KSUO
- 抽選会の後
( ^ω^)「大変だおね、初戦からラウンジ商業かお」
( -_-)「本当だね……はぁ、鬱だ」
( ^ω^)「でもお互い勝てば二回戦で当たるお」
( -_-)「……試合出来るように頑張る」
( ^ω^)「そうそう、その意気だお」
( -_-)ノシ「ありがとう、それじゃあまたいつか」
( ^ω^)ノシ「二回戦で会おうお」
ヒッキーは車に乗って帰って行った。
( ^ω^)「……さぁ頑張るお」
いよいよ始まる夏の県大会。
球児たちが思いを馳せる空はどこまでも青く――青く澄み渡っていた。
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