( ^ω^)ブーンが伝説になるようです
- 2: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 22:55:59.76 ID:jGYFc5Qh0
- 第8話 幽霊
―1―
(;^ω^)「この辺は敵が強いお…」
(´・ω・`)「でも、さっきすごろく場で手に入れたブーメランと鋼の剣のおかげで結構余裕だよね」
そう、すごろく場の景品で彼らは鋼の剣とブーメランを得たのだった。
ブーメランは敵全体に攻撃できるが、右に行くほど威力が弱まるという点ではムチと同じだ。
彼らは山岳を渡っていた。
この山岳はロマリア大陸を、東西南北に分割している。
おかげでロマリア城から先へ進むには、この山岳地帯を進まなければならかった。
いざないの洞窟で見つけた不思議な地図によると、山岳の名はカノール山脈となっている。
- 3: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 22:57:15.82 ID:jGYFc5Qh0
(´・ω・`)「ねぇ、明かりが見えるよ。もしかしてあれがカザーブじゃない?」
ふいにショボンが、前方を指差して声を上げた。
そこは四方を山脈に囲まれた盆地のようだった。
ξ゚听)ξ「あらホント。日も暮れてきたし、ちょうどいいわ。
今夜はあそこに泊まって、明日シャンパーニの塔へ行きましょう」
村に近づいていく。
すると、一人の男が村から出てくるのが見て取れた。
- 4: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 22:59:33.22 ID:jGYFc5Qh0
あいつだ。
あのいけ好かない武道家、ドクオ。
右腕には、前回会った時にはなかった鉄の爪をつけていた。
そいつはこちらに気づくと、片手を挙げて近づいてきた。
('A`)「よう、お前ら。また会ったな。まだ馴れ合っててんのか?」
ξ゚听)ξ「何でこんなとこにいんのよ」
('A`)「つれねーな。おりゃあただ、ここの教会に墓参りに来ただけだぜ」
(´・ω・`)「お墓?」
('A`)「ああ。偉大な武闘家のな。俺たちの間では結構有名なんだぜ。
なんでも、素手で熊を倒したとか」
( ^ω^)「それはすごいお!」
('A`)「だろ?なんだったら線香でも上げてきてくれや。教会はほれ、あそこだぜ」
そう言って彼は教会を親指で示した。
村の北西に十字架が見える。確かに教会のようだ。
おそらく、その庭に墓地があるのだろう。
- 5: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:03:02.78 ID:jGYFc5Qh0
( ^ω^)「わかったお。あとで行ってみるお」
ξ゚听)ξ「ちょっと、何でこんな奴のいうこと聞くのよ」
( ^ω^)「この人の紹介だからって、その武闘家さんには何の罪もないお。
それにお墓参りはするべきだお」
('A`)「嬉しいこといってくれるじゃねーか。ま、そういうことだ。あばよ」
そう言ってドクオは去っていった。
後ろ頭の辮髪がドクオの歩くペースにあわせて揺れる。
ブーンはその様子を不覚にも「かっこいい」と思ってしまった。
- 6: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:05:15.65 ID:jGYFc5Qh0
―2―
ドクオが見えなくなり、彼らは村へ入ることにした。
武器屋で装備を整えたのち、目的の教会へと向かう。
彼らが教会の神父に墓参りの旨を伝えると、神父は喜んで言った。
神父「それはそれは。きっと死者もお喜びになります。ささ、こちらです」
神父に連れられて、ブーン達は教会の庭に通じる扉の前に立つ。
神父「この扉の外が墓地になっています。
そうそう、時々彼の幽霊が出るとか。そういう時は素数を数えて落ち着くのですよ」
(;^ω^)「ゆ、幽霊かお…」
神父「ま、本当に出るかどうかは分かりませんけどね。実際私も見たことありませんし」
( ^ω^)「そうですかお。それを聞いて安心しましたお。行ってきますお」
- 7: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:07:50.98 ID:jGYFc5Qh0
(´・ω・`)「えー?やめようよ。本当に出たらどうするのさ」
ブーンの声を聞いたショボンが弱気な声を上げる。
そんな彼を振り向いてブーンは、やさしく諭した。
( ^ω^)「ここまできたら後には引けないお。
それに幽霊なんかいるわけないお。漫画やファンタジーじゃあないんだし。」
ξ#゚听)ξ「ほら!グズグズ言ってないでさっさと行く!!」
(´・ω・`)「そんなぁ…」
- 8: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:09:34.64 ID:jGYFc5Qh0
ブーン達は墓地に出た。
意外と小さい。
この村の規模を考えるとこんなもんだろうか。
それでもショボンにとっては意味を成さないようだった。
(´;ω;`)「暗いよ怖いよ」
涙を流してつぶやく。
すでにへっぴり腰だった。
ブーンの後ろを行くツンのすそを掴み、おっかなびっくり付いていく。
(;^ω^)「いかにも何か出そうな感じだお…」
ξ゚听)ξ「ふ、二人ともいい?いざとなったらアタシを守るのよ。
べ、別に怖いわけじゃないんだからね!!」
- 9: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:12:45.79 ID:jGYFc5Qh0
―3―
そんなことを言いながら彼らは問題の墓の前にたどり着いた。
墓碑銘が掘ってある。
偉大な武闘家、ここに眠る。
没年は今から20年ほど前だ。
( ^ω^)「これがそのお墓かお」
ξ゚听)ξ「そのようね」
(´・ω・`)「お線香をあげて、と…」
ξ゚听)ξ「さぁ、お参りしたしとっとと帰るわよ!」
( ^ω^)「お?ずいぶんと急いでるじゃないかお。
ツン、もしかして怖いのかお?」
ξ#;゚听)ξ「そんなわけないじゃない!バッカじゃないの!!
ふざけたこと言ってるとヒャドかますわよ!!」
(;^ω^)「あやまるお!!ごめんなさいだお!!」
ξ゚听)ξ「わかればいいのよ」
- 10: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:13:45.86 ID:jGYFc5Qh0
そのとき、墓のそばに白い影が。
よく見るとその身は薄く、向こう側が透けて見えるようだ。
そして足元に目をやると、本来そこにあるべき2本の足は……なかった。
偉大な武闘家「私は偉大な武闘家…」
ξ゚听)ξ「ぎゃあああああああああ!!!!」
((((;゚ω゚))))「で、出たあああああああ!!!!」
ξ;゚听)ξ「そうだわ!ショボンは僧侶じゃない!さっさと成仏させてよ!!」
(´◎ω◎`)「…」
(;゚ω゚)「だ、だめだお!目ぇ回して気絶してるお!!
そ、そうだ。こういうときこそさっき神父さんが言ってた素数を数えるお!!」
(;^ω^)「1・3・5・7・9…あれ?落ち着かないお」
ξ;゚听)ξ「っていうかそれ、素数じゃなくて奇数じゃない!バカッ!」
(;^ω^)「おっおー…」
- 12: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:17:19.22 ID:jGYFc5Qh0
ブーンたちがテンパっていると、幽霊が彼らに話しかけてきた。
落ち着いて見てみると意外と壮年で、そこはかとなくダンディズムを感じる。
年は50〜60と言ったところか。
(;(●)ゞ(●)「まあ落ち着きたまえ。別に何もせんよ」
(;^ω^)「お?そうかお?」
( (●)ゞ(●)「ああ、ちょっと話し相手が欲しくてね。あの世は知り合いがいないから」
( ;ω;)「それはさみしいお…」
ξ;゚听)ξ(別に泣くほどのこっちゃないわよ)
ツンが口の中でつぶやく。
幸運にもその言葉は武道家には届かなかったようだ。
- 13: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:19:50.09 ID:jGYFc5Qh0
( (●)ゞ(●)「もう慣れてしまったがね。
そうそう。ウワサでは私は素手で熊を倒したことになっておるらしいが、
しかし実は鉄の爪を使っていたのだよ。わっはっは。」
(;^ω^)「「そ、そうだったのかお(んだ)…」」ξ(゚Δ゚;ξ
( (●)ゞ(●)「おっと、これはワシとお前さん達との秘密だ。
誰かにしゃべったら……」
彼はたっぷりと間を置くと、声を低くして言い放った。
( (●)ゞ(●)『呪まーす』
なぜかエコーつきだ。
だが、その効果は彼らには効果抜群のようだった。
(;^ω^)「い、言うわけないお!祟りはやだお!」
ξ;゚听)ξ「あたしも誰にも言わないわ。約束する」
( (●)ゞ(●)「うむ。ワシも久々に話ができて楽しかった。
では、さらばだ。ダディクール!!」
- 14: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:22:52.43 ID:jGYFc5Qh0
偉大な武闘家の魂を光が包み込む。
そのまぶしさは目を開けていられなほどだ。
やがて光が消える。
目を開けると、彼の姿はもうどこにもなかった。
空が群青に染まりつつある。
東の空には明けの明星が輝いていた。
そろそろ夜明けが近いのだろう。
(;^ω^)「成仏したのかお…?」
ξ;゚听)ξ「だといいわね…」
緊張の糸が切れたのか、二人はその場に倒れこんでしまった。
彼らは昼前に三人を探しに来た神父に発見されるまで、ぐっすりと眠り続けたのであった。
- 15: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:24:33.29 ID:jGYFc5Qh0
―4―
― 二日後 ―
( ^ω^)ξ゚听)ξ「「「ありがとうございました(お)!!」」」(´・ω・` )
神父に発見された彼らは一日教会でお世話になり、次の日に出発することにした。
その日は実にのんびりとした日だった。
村を散歩し、たまに外に出てレベル上げなどをした。
さながら、戦士の休息と言えなくもない。
神父「いえいえ。それにしてもまさか本当に出るとは。
それにしても、いったいどうやって成仏させたんです?」
神父が不思議そうに首をかしげる。
そうだった。昨日は本当に大変だったのだ。
まさか、本物の幽霊に会うとは夢にも思うはずがない。
しかもそれを、自分達が成仏させてしまうなんて。
- 16: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:26:24.29 ID:jGYFc5Qh0
(´・ω・`)「あ、それ僕も聞きたい」
ショボンも身を乗り出してきた。
そういえば、彼は幽霊を見るなり気絶してしまっていたのだっけ。
(;^ω^)「た、ただ話し相手になってあげただけだお!!」
そろって首をかしげる彼らに、ブーンが慌てて首を振って答える。
昨晩のことは幽霊に固く口止めされていた。
もちろん祟りはいやだが、男子たるもの一度守った約束は絶対に破ってはいけない。
これは彼が幼少より守り続けている、所謂自分ルールだった。
神父「そうなのかい?」
- 17: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:27:17.21 ID:jGYFc5Qh0
そう言って神父はツンの方を見る。
彼女も何度もうなずいて、
ξ;゚听)ξ「え、ええ。そうなんです。彼、寂しかったみたいなんです」
(´・ω・`)「そうなんだ?」
(それだけにしては二人の様子がおかしいけど…)
そんな二人の様子にショボンはさらに小首をかしげるが、真相を知ることはできなかった。
そしてこれはブーンとツンも知らないことだが、二人は同時に一つのことを思っていた。
(;^ω^)((い、言えない。あのことだけは絶対に…))ξ(゚Δ゚;ξ
神父「そうですか。まぁなんにせよ無事でよかった。
では、あなた方のこれからに幸多からんことを」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「「「では、失礼します(お)」」」(´・ω・` )
神父に改めてお礼を言い、彼らはカザーブを後にした。
- 18: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:29:51.60 ID:jGYFc5Qh0
ξ゚听)ξ「さあ、遅れた分取り戻すわよ」
目指すは南西、シャンパーニの塔。
話では、そこが盗賊のアジトとなっているはずだ。
(´・ω・`)「そうだね。昨日はゆっくりしちゃったし、一刻も早く王冠を取り戻さないと」
( ^ω^)「だおだお。それじゃあ、レッツゴーだお」
ξ゚听)ξ「ちょっと、どっちいくのよ」
歩き出そうとするブーンをツンが引き止める。
ブーンは右足を出して固まった。
その姿勢のまま首だけを後ろへ向ける。
( ^ω^)「何言ってるお。西に決まってるお。人の話は聞かなきゃだめだお」
ξ゚听)ξ「そっちは東よ!太陽の方角ぐらい見なさいよ!!」
ブーンが首を回して太陽を探す。
今は朝の9時ぐらいだから、太陽は真上よりも東よりのはずだ。
はたして太陽は、ツンの言うとおり彼の進む方向にあった。
(;^ω^)「おっおっおっ」
ごまかしついでにつぶやくと、彼は急いで仲間のあとを追ったのだった。
- 20: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:31:35.34 ID:jGYFc5Qh0
―5―
―シャンパーニの塔―
( ^ω^)「レベルが上がったから敵弱いお!楽勝だお!!」
昨日の修行の成果だろうか。
明らかに「強くなっている」という実感がある。
元々守備力が高い上にスクルトを掛けてさらに硬くなるキャタピラーも、今では楽勝だった。
キャタピラー以上の群れで現れ、この大陸に着いた当初はあんなにも強敵だった軍隊ガニもさほど問題になら
ない。
加えて、ツンのブーメランが予想以上に効果を発揮した。
彼らはあっさりと塔を見つけると、快進撃を続ける。
しばらく行くと、赤い大きな扉が見えてきた。盗賊の鍵の扉だ。
ブーンが代表で開ける。
- 21: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:33:46.45 ID:jGYFc5Qh0
( ^ω^)「お?ここは何かふいんきが違うお」
そこは四方を壁で囲まれた、部屋のようだった。
しかし、誰もいない。
あるのは、4つの銅像だけだ。
(´・ω・`)「なんか不気味だね…」
ショボンが不安そうにつぶやく。
彼は元々元々気が弱かった。
ξ゚听)ξ「向こうに階段が見えるわ。行ってみましょう」
( ^ω^)「「把握した」」(´・ω・` )
- 22: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:35:49.46 ID:jGYFc5Qh0
「おいっ!ヘンな奴らが来たぞっ!」
「よしっ!おかしらに知らせにいこう!」
階段を上ると、そこは階下よりも生活感があった。
部屋では緑色の鎧に身を包んだ連中が、丸椅子に腰を掛けてトランプをしていた。
男たちはブーンたちを発見すると、向かい側にある階段を上っていく。
( ^ω^)「ああっ!待つお!」
ξ゚听)ξ「なるほど。奴らが盗賊ってわけね」
(´・ω・`)「そのようだね」
ξ゚听)ξ「追うわよっ!!」
( ^ω^)「「がってんでぃ!!」」(´・ω・` )
- 23: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:40:33.10 ID:jGYFc5Qh0
ツンの掛け声に応じて、3人も階段を上る。
上った先には先ほどの連中と、一際体の大きな男が一人。
手にはその身にあった、巨斧を携えている。
( ゚∀゚)「よくここまで来られたな。ほめてやるよ!
だがオレ様を捕まえることは誰にもできんぜ。
さらばだ!わははは!」
大男がそういうと、突然3人の足元が消えた。
(´・ω・`)「うわっ!」
ξ゚听)ξ「ちっ、落とし穴!?」
(;^ω^)「うわあああ!!」
落ちた先はどうやらさっきの部屋のようだ。
再び階段を上る。しかし、そこに盗賊共の姿はなかった。
- 24: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:42:33.65 ID:jGYFc5Qh0
( ^ω^)「あいつらは…?」
(´・ω・`)「どうやらあの崖から下に飛び降りたようだね」
階段を下りてくる者はいなかった。
つまり、行く先は前方の崖しか考えられない。
「フフフフフフフフ…」
そのとき、ブーンの隣から不気味な笑い声が聞こえてきた。
( ^ω^)「お?」
ξ#゚ー゚)ξ「このツン様をたばかるとはいい度胸ね…」
ξ#゚▽゚)ξ「ぼっこぼこにしてやんよ!!」
あの不気味な笑いはツンが激情のあまり発したもののようだ。
そうとう切れている。ここまでコケにされたら、ツンほどではないにしろ誰でも怒りは感じるだろうが。
ξ#゚听)ξ「よっしゃあ、行くわよあんた達いいいいいいい!!!!」
(;^ω^)「「はいいいいい」」(´・ω・`;)
まるで怒りのあまり、どうにかなってしまったのではないかと思わせる口調でツンが叫ぶ。
ブーンとショボンは半ば彼女に引きずられるようにして後に付いて行った。
- 25: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:45:19.10 ID:jGYFc5Qh0
―6―
ξ#゚听)ξ「ちょっとあんたら!!」
飛び降りた先は、先ほど盗賊の鍵の扉があったフロアだった。
もうすでに着地していたツンは盗賊団を発見すると即座に歩み寄る。
その様子はまさに「ツカツカ」という擬音がぴったりだ。
( ゚∀゚)「しつこいやつらだな。お望みどおりやってやるよ!」
いきなり臨戦態勢に入る盗賊団。やるしかないのか。
その前に、ブーンとショボンは一応話し合いを試みることにした。
(; ^ω^)「おじさんたち、素直に謝ったほうがいいお」
(;´・ω・`)「そうそう。この状態のツンさんはホント怖いから…」
( ゚∀゚)「はっはっは。
俺たちカンタダ一味がこんな小娘に負けるわけねーっつーんだよ。
それより嬢ちゃん、いいおっぱいしてるじゃねぇか。ちょっと揉ませろ」
- 26: ◆PcO9DmzREo :2007/06/24(日) 23:47:13.09 ID:jGYFc5Qh0
2人の説得は徒労に終わった。
というよりも、最初から説得が通用する相手ならこんな苦労はしなかっただろう。
彼は謝るどころか、あろうことかツンの機嫌を更に逆なでするようなことを口走ってしまった。
ξ##゚听)ξ「小娘ぇ!?言ってくれるじゃないの。
てか、あんたとんだセクハラ親父ね。ふるぼっこ決定。
行くわよ、あんた達!!」
(; ^ω^)「「らじゃ」」(´・ω・`;)
( ゚∀゚)「おっ、来るか。野郎共、やっちめぇ!」
叫ぶカンタダ。
それを受けて3人の子分たちが鬨の声を揚げる。
その様子見て2人は、小声でつぶやき合った。
(;´・ω・`)(死んだね。あいつら)
(; ^ω^)(だお)
―――続く
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