蒼星石がザンギエフをマスターに選んだようです
- 491: ◆cA5V23J1aY :06/07 23時:23分:10秒 86q8/U6UO
ザン「私は無実だ! 全てはあのお医者さんにそそのかされて…なにーっ! い、いない!」
( ^o^)「医者? そんなやつ最初からいなかったぞ君」
蒼「マスター、頭大丈夫?」
ザン「そんな、おかしい! な、なにか黒い組織の陰毛、いや陰謀があるはずだ…!」
( ^o^)「証言は法廷でするんだな」
蒼「そんな、マスター…」
―――――法 廷―――――
サイバンチョミ,,゚Д゚彡「えーと、じゃ裁判始めましょうかね」
- 495: ◆cA5V23J1aY :06/08 20時:03分:20秒 YSmkxf/NO
ミ,,゚Д゚彡「えー、じゃあ検事さん。罪状を読み上げて下さい」
(アウチ ∵)「はあ、では。被告人ザンギエフは海岸にて猥褻物陳列、医者にヤられたなどと妄言を吐いた上、幼児を監禁…」
蒼「意義あり! 僕は幼児なんかじゃないよ!」
ザン「蒼ちゃん…」
(;∵)「…?」
- 504: ◆cA5V23J1aY :06/10 10時:18分:41秒 lDikEzCmO
(;∵)「えーと…じゃあ猥褻物陳列だけですかね、適応されるのは」
ミ,,゚Д゚彡「ふむ…弁護側の意見も聞いてみましょうかね」
蒼「はい。マスターは海岸で猥褻物陳列とありますが…」
ザン(蒼ちゃん…頑張れ…)
蒼「あれは不可抗力なんです。人間の世界でいう…ぽ、ポロリなんです!」
ミ,,゚Д゚彡「ふむ…」
( ∵)「ひぃぎありぃっ!!」
蒼「!」
( ∵)「しかし、目撃者の話によると被告人はksmsを満喫しているように見えたとありますが…」
ミ,,゚Д゚彡「ほう…」
蒼「意義あり! 医者はいないと妄言を吐いたとありますが、その相手が医者なんです!」
(;∵)「し、しかし…医者など見ていないとあなたも言ったはずだ!」
蒼「あれはノリです! 勢いです!」
ミ,,゚Д゚彡「ほほう…」
ザン(退屈だな…はやく終わんないかなあ)
- 508: ◆cA5V23J1aY :06/11 00時:28分:18秒 xVI+YknGO
ミ,,゚Д゚彡「じゃあ判決を下しましょうかね…」
(;∵)「…(ゴクリ)」
蒼「…」
ミ,,゚Д゚彡「判決は……死刑。絞首刑です」
ザン「な、なんだってー!?」
蒼「そんな! なんで…!」
ミ,,゚Д゚彡「なんか見てたらむかつくんですよね、彼。だから死刑」
ザン「ホァァァァァァ!!?」
蒼「マスター、控訴しよう! これはひどい誤審だよ!」
ザン「いえ、もうめんどいから死刑でいいでしょ。たぶん判決変わらないだろうし」
蒼「ですよねー」
- 516: ◆cA5V23J1aY :06/11 22時:27分:42秒 VA1K+hZGO
( ^o^)「刑が執行される時まで、監獄で現世を悔い改めるんだな」
ガチャン
ザン「はあ…思えば短い人生だったなあ…蒼ちゃんにもっと楽しいこと(だから性的な意味ではなく)教えてあげればよかった…でももう遅い、か…」
Ω「よお、新入りか?」
ザン「! 誰だ!」
( 'A`)「お前と同じく、死刑囚の毒田だ。お前は何をやらかしてここに入ったんだ?」
ザン「俺は…猥褻物陳列となんか態度が悪いとかで死刑になった。あと、隠してはいるが幼女誘拐監禁(?)だなフヒヒwww」
(;'A`)(こ、これは大物がいらっしゃったぜ…)
- 519: ◆cA5V23J1aY :06/12 14時:45分:29秒 7KWhm3hwO
ザン「毒田さんはなぜ死刑になったんだ?」
( 'A`)「ドクオでいいぜ。俺はなあ…カアチュンのせいだな」
ザン「カアチュン?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
J('ー`)し「ドクオ…また働きもせずダラダラしてるのかい?」
(#'A`)「うっせえババア! 死ね!」
J('ー`)し「うちは家計が苦しいからね…。強盗殺人の一つや二つしてくれると助かるんだけど…ドクオはヘタレだから無理だろうね…」
(#'A`)「うっせえババア! そんぐらいやってやんよ!」
パリーン キャー ヒットラエイー
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( 'A`)「…って訳だ」
ザン「なるほど…複雑なんだな、どこも」
- 525: ◆cA5V23J1aY :06/13 19時:20分:12秒 t1HAv8rjO
翠「蒼星石…元気出すですぅ…」
蒼「うん…でも、マスターが死刑だなんて…僕がもう少しうまく弁護できてたらなあ…」
翠「うう…でも、それなりのことをしたですから当然なのですぅ。諦めるですよ」
蒼「だね…。でも…マスターが死刑にされるのを黙って見ている僕じゃないよ」
翠「! 蒼星石…助けにいくですか?」
蒼「もうちょっと気晴らししたらね。自由にのびのび出来るのは久し振りだし、満喫しなきゃ」
翠「じゃあ一緒にくんくんでも見るですぅ。劇場版ですよ?」
- 530: ◆cA5V23J1aY :06/14 16時:41分:07秒 RQyd7/5LO
( 'A`)「さて、俺の刑の執行まであと十日をきったわけなんだが」
ザン「ふはは、俺はまだ一月以上あるぜざまぁwwww」
(;'A`)「……。ときに、ザンギエフよ」
ザン「どうした」
( 'A`)「脱獄しないか」
ザン「ktkr」
( 'A`)「ほら、ここに昼食のときにくすねたナイフがある。これで壁を少しずつ掘っていけば…」
ザン「ふむ…外は断崖絶壁、そのまま海へ飛び込めばあわよくば…か」
( 'A`)「そういう事だ。こういう話あったな、壁に穴あけて脱獄して海へ飛び込ん(ryとにかく相部屋になった縁だ、協力してくれ」
ザン「もちろんだ。俺もこんなところで死ぬ訳にはいかない…蒼ちゃんのためにも」
( 'A`)「蒼ちゃん?」
ザン「ほら、前言った幼女だよ幼女」
(*'A`)「…脱獄したら会わせろよ」
ザン「がってんしょうち」
- 538: ◆cA5V23J1aY :06/15 20時:55分:16秒 GAwxkGVrO
ザン「夜になったな」
( 'A`)「おい、監守が出ていったぞ。穴あけ脱出作戦始めるか」
ザン「だな。ほれ、ナイフよこせ」
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
ザン「結構力がいるんだなこれ」
(;'A`)「だな…俺ヘタレだったから疲れるわ…」
ザン「死ぬよりはマシだろ。頑張りやがれ」
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
(;'A`)「やば、ノイローゼなりそう…どのくらい進んだ?」
ザン「まだ5ミリぐらいってとこだな」
(;'A`)「…」
- 540: ◆cA5V23J1aY :06/15 21時:17分:14秒 GAwxkGVrO
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
(;'A`)「ふー…ちょっと休憩…」
ザン「なあ、もし監守が見回りに来たらどうやって隠すんだ、これ」
( 'A`)「ん? そこの毛布を壁にかけとけば大丈夫だろ。限りなく不自然だが」
ザン「かなり不自然だな。まあ、ないよりはマシだが」
( ^o^)「見回りだよー覚悟しろクズ共ー」
(;'A`)「ほぁぁぁぁぁあああああああ!!!! 毛布かけろぉぉぉ!!!」
ザン「ぬはぁぁぁぁぁぁぁ隠せ隠せこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
( ^o^)「ん? そこの壁、なんかあるのか」
(;'A`)「いや、こいつがゲロ吐いて壁にぶっかけてありえないっすよねーははは」
ザン「はははいやお恥ずかしいその跡がおばけみたいで怖くて寝られないから隠してるだけですよハハ八/\/ヽ」
( ^o^)「そうか、かわいそうにな…じゃあ部屋を変えてやろう」
(;'A`)「そぉぉぉぉいいいっっ!!!!!!」
ザン「貴様、あれだけ掘るのにどんだけ、どんだけぇぇえっっ!!!!!!」
(;^o^)「…?」
- 551: ◆cA5V23J1aY :06/17 23時:18分:41秒 AIl3piPnO
( 'A`)「ふう…俺の刑の執行まであと3日か。でも、もう少しで壁貫通するな」
ザン「ここまでよく頑張ったよな、俺ら。まったく大変だった」
( 'A`)「正直ナイフでここまで削れるとは思わなかったよ。ま、雨垂れ石を穿つってやつだな」
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
ザン「お…おいドクオ、穴から風が吹きこんでくるぞ!」
(*'A`)「本当だ、やったぞっ! ついに貫通したな!」
ザン「よし、あとは…せいっ!!」
バッコーン
ザン「よし! この穴から海に飛び込むぞ、といやっ!」
ドボーン
(;'A`)「最初からそうすれば…まあいい、ついに脱走できたぞ!! 警察ざまぁぁぁぁぁwwww」
ドッポーン
(;^o^)「何の音…ハッ! これは間違いなく脱走」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
(;^o^)「どうした!」
(;^o^)「なんだなんだ」
(;^o^)「脱走ktkr」
(;^o^)(;^o^)「な、なんだってー!?」
(;^o^)「追え、追うんだ」
(;^o^)「しかし、奴らは海の中です」
(;^o^)「岸で待ち伏せとかせい」
三┏(;^o^)┛三┏(;^o^)┛三┏(;^o^)┛三┏(;^o^)┛三┏(;^o^)┛三┏(;^o^)┛ツッカマエロー
- 555: ◆cA5V23J1aY :06/18 20時:50分:56秒 wILPkLmvO
( '∀`)「ぷはっ…ははは、ざまあみやがれ警察の野郎wwww」
ザン「フヒヒ、俺たちにかかればこれくらいwwこ、これくらいwwwwっうぇwww」
( '∀`)「幸い夜だし、向こうも見つけにくいだろ。俺らの勝ちだな今回は」
ザン「ところでこれからどうするんだ、ドックンよ」
( 'A`)「ふむ…とりあえず夜中のうちに岸に上がろう。それから一緒に俺の知り合いのところに向かう」
ザン「お、俺も行っていいのか…?」
( 'A`)「ああ、ここまできたら一蓮托生だしな。それに…ほっておけないだろ」
ザン「ドックン…。あの…惚れたらごめんね////」
(;'A`)「……。よし、陸へ泳ごうか」
( 'A`)(お前ならなんとかしてくれるよな…内藤)
- 557: ◆cA5V23J1aY :06/19 00時:23分:48秒 2IzoNMsgO
蒼「じゃあそろそろ行ってくるね、翠星石」
翠「蒼星石…け、怪我しちゃだめですよ…? 夜遅いし、変体にも気を付け…」
蒼「うん…もしかしたらこのままお別れになるかもしれないけど…」
翠「……湿っぽい別れなんか糞くらえです、とっとと行って早くあの肉塊を取り返してくるですぅ!!」
蒼「ふふ、そうするよ。じゃあ、行ってくる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
蒼「そんな…マスターが、脱走…?」
(;^o^)「ああ、つい数十分前のことだ。あいつらの知り合いか?」
蒼「はい、そうです(あいつ「ら」…?)」
( ^o^)「そうか、なるほど…なあお嬢ちゃん」
蒼「? なんですか?」
( ^o^)「夜ももう遅い、よかったらおじさんと一緒にいないか? そのマスターとやらが帰ってくるまで保護しといてあげよう」
蒼「え…?」
( ^o^)「なーに、マスターさんが帰ってきたらすぐにお家に返してあげるよ、それまでおじさん達のところに…」
蒼「! 触るな!」
ズバッ
( //o^)「ぎゃああああぁぁぁあ! 目が、目がぁぁぁぁぁぁっっ!!」
蒼「しまった…くそっ、逃げないと!」
( ^o^)「なんだなんだ」
( ^o^)「どしたどした」
(##o^)「ああああ、お前らモタモタしてないで早くあのクソガキを人質にとるんだ! 急げ!」
( ^o^)「やれやれ、今夜は眠れないぜ」
( ^o^)「特別手当出るんだろな」
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