( ^ω^)は作家のようです
- 1:名無しさん :2006/09/06(水) 18:35:38
チッチッチ……《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!!1
( ^ω^)「おっおっもう朝になったのかお」
彼の名前は内藤ホライゾン、プチブレイク中の作家である。
ペンネームは昔からの呼び名でもある「内藤ブーン」にしてあり
覚えやすい名前も幸いしてか今プチブレイク中の新人作家である。
- 2:名無しさん :2006/09/06(水) 23:33:47
(;^ω^)「う〜ん…やばいお!次回作のアイディアがうかばないお」
(;^ω^)「処女作の『ツンデレ的な彼女』はすぐにアイディアが浮かんできたのに何でだお?」
(;^ω^)「このままじゃまずいお、ブーンは、もなー編集長や、担当のギコにも次はもっとすごいのを
念入りされてるのやばいお……」
- 3:名無しさん :2006/09/07(木) 02:01:18
(#`ω´)「そもそもあの二人がブーンにプレッシャーをかけるのが悪いんだお!訴えてやるお」
こなあぁぁあああああああゆきぃいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!
(;^ω^)「ヒィッ!!この着信音はギコだお」
( ;ω;)「やばいお…原稿ぜんぜん進んでないお、どう言えば良いんだお」
結局ブーンには、電話を無視する勇気など全くなかったので、言い訳も考えずに電話に出てしまった
ピッ
(゚Д゚)「ブーン先生ですか?ゴルァ」
(;^ω^)「は、はい!ブーンですお
(゚Д゚)「単刀直入に聞きますと次回作のほうはどうですか?ゴルァ」
(;^ω^)「は、はい。順調ですお、安心してくださいですお」
(゚Д゚)「そうですか、題名はなんてゆうんですか?ゴルァ」
(;^ω^)「題名は…(やばいお、なんていえばいいんだお、全然考えてないお)」
(゚Д゚)「ブーンさん?」
(;^ω^)「は、はい。題名は『バーボンハウス』ですお」
(゚Д゚)「『バーボンハウス』ですか。内容はどんなんですか?ゴルァ」
(;^ω^)「な、内容ですかお…まぁ推理ホラーみたいな感じですお…」
(゚Д゚)「そうですか。把握しました、それじゃあ一ヵ月後に見に行きますんでそれまでwktkしてますよゴルァ」
( ゜ω゜)「qwせdrftgyふじこlp;@;。」
(゚Д゚)「それじゃあ」
(;^ω^)「ちょっ待つお、一ヶ月なんてmr(無理)」
プツ…ツー・ツー・ツー
- 4:名無しさん :2006/09/07(木) 20:28:35
ブーンは切れた電話を手に持ち、呆然と立ち尽くしていた
(´ω`)「どうすんだお…一ヶ月なんて無理だお」
原稿どころかテーマすら決まってないブーンには1ヶ月後
なんてもちろん無理な話であった
(´ω`)「なんで作家なんてなったんだお…僕は馬鹿だお。」
ブーンは自分がこの道に入った理由を、必死に頭の中で模索していた
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
- 5:名無しさん :2006/09/09(土) 03:36:12
僕はVIP高校3年生であった。
僕は勉強もスポーツもできない、いわゆるダメ人間の部類であった。
(´ω`)「僕、この先どうすればいいんだお」
(´ω`)「僕みたいなピザ雇ってくれる職場なんてないお。」
自分でも自覚してたけど、僕は何の取り柄もない男だし、実際もう就職を断られていた…
「元気だせよ、ブーン!」
その時、急にブーンを励ます声が聞こえてきた。
(´ω`)「ドクオ…。」
ξ゚听)ξ「そうよ、さっさと元気出しなさいよ、辛気臭いのがうつるでしょ!」
(´・ω・`)「そうだよ、ブーン君には元気な姿が一番だよ。」
( ゚∀゚) 「しょぼんの言う通りだぜ!ブーン。」
( ´_ゝ`)「ブーンよ何かあったならまず俺たちに言ってくれ。なぁ弟者」
(´<_` )「兄者の言う通りだぜブーン。」
- 6:名無しさん :2006/09/10(日) 11:20:15
(´ω`)「皆、ありがとうだお」
(´ω`)「でも、僕就職も全部断られてるお、もう無理だお。」
僕は本当に皆の優しさがうれしかった。
でももうニートになるしか道がない僕にはその優しさが残酷なものにさえ感じていた
ξ--)ξ「確かに就職断れたら、ブーンなんてヒキオタピザニートになるしかないわね」
( ^ω^)「ちょっwwヒドスwwww」
その時ようやく僕に一瞬だが笑顔ができた。
でも心の中では僕はまだ絶望の真っ只中にいた
(´・ω・`)「就職できないなら何か自営業みたいなことをするしかなさそうだね。」
(´ω`)「でもブーンは就職さえ断られたんだお、社長なんか無理だお…」
('A`)「ちょっwwおまw何で自営業=社長なんだよww」
- 7:名無しさん :2006/09/13(水) 23:50:13
ξ゚听)ξ「自営業か…確かにもうそれしかないわね。」
( ´_ゝ`)「そうだな、ところでブーンには何か特技はあるか?」
(´ω`)「ブーンは何もできないダメ男だお。」
('A`)「いや、何か一つぐらいあるだろ」
(´・ω・`)「確かブーンは文章を書くのが得意だったよね?」
('A`)「!そうだ確かブーン作文でよく賞取ってたじゃねぇかよ!」
(´ω`)「作文…そういえば昔からよく先生にも褒められてたお。」
(´ω`)「でも、作文がうまいからって一体どんな仕事に就けるっていうんだお?」
ξ゚听)ξ「まぁ、ジャーナリストとか作家とか絵本作家もかな?」
- 8:名無しさん :2006/09/13(水) 23:55:07
(´・ω・`)「ブーンは体力ないから作家のほうが向いてるかもね」
( ´_ゝ`)「ブーンには作家が向いてるな」
(´<_` )「おぉ!さすがだな兄者。」
(´・ω・`)「僕が先に言ったのに…(´・ω・`)ショボーン」
( ゜ω゜)「作家、僕がさっかになれるのかお?」
('A`)「てゆうか、もう作家しかおまえにはねぇんだけどな。」
- 9:名無しさん :2006/09/14(木) 00:13:26
( ゜ω゜)「作家…僕が芥川龍之介になれるのかお。」
僕にはこの時もはや自分の輝かしい未来しか
目には写ってなかった
(`ω´)「俄然やる気が出てきたお!!ブーンは作家になるお!」
( ゚∀゚)「おっぱい物書いてくれよー」
( ^ω^)「だが断る!!」
( ゚∀゚)∩「おっぱい!おっぱい!」
こんなくだらないギャグに笑顔でツッコミうぃいれてしまうほど
僕はこの時うかれていた
- 10:名無しさん :2006/09/15(金) 01:04:01
(´・ω・`)「うん、ブーンも決めたようだしさっそく先生に報告
しに行こうか、先生もブーンについて心配してたし。」
( ^ω^)「おっおっすぐに行くお!」
⊂二( ^ω^)⊃ぶーん
- 11:名無しさん :2006/09/15(金) 01:19:31
( ><)「ブーン君急になんです?」
そう聞かれた僕は意気揚々とこう答えた
( ^ω^)「先生!僕進路決めましたお!」
先生は開いた口がふさがらない様な馬鹿そうな顔を
して僕を見ている
( ><)「…本当なんですか?」
- 12:名無しさん :2006/09/15(金) 01:51:29
( ^ω^)「おっおっマジですお。」
先生はまだ驚いた顔をしながらこっちを見ている
( ><)「就職が断られたのに一体職業はなにをやるんですか?」
待ちに待った質問がようやくきた僕は嬉しそうに言った
( ^ω^)「小説家になりますお!!」
- 13:名無しさん :2006/09/16(土) 08:34:33
(;><)「なっなんだってぇー!ブーン君が小説家に?」
(;^ω^)「はいですお(何でこんなに驚いてるんだおこの人)」
(*><)「いや〜良かったです、先生もブーン君みたいな
生徒は自営業でやるしかないからだったら小説家かな〜と思ってたとこです。」
(*^ω^)「本当ですかお!」
( ><)「嘘です」
(;^ω^)「ちょっwwおまww」
( ><)「でも、ブーン君が小説家になるのは先生は賛成です!」
- 14:名無しさん :2006/09/16(土) 08:47:49
( ^ω^)「本当ですかお?」
( ><)「嘘なんです。」
(#^ω^)「ぶち殺しますよ。」
(;><)「冗談です!本当に先生は賛成です、ブーン君は昔から作文が得意でしたから。」
僕はとりあえず落ち着きながらもこの先生の抹殺方法を考えていた
( ^ω^)「それで、一体どうすればいいんですかお?」
かなり長い間、教師をしてるわかんないですだが、さすがに小説家に
なる生徒は始めてのようだった
(;><)「う〜ん、とりあえず明日自分で会社とかを調べてきてください」
先生もかなり困惑してるようだった
( ^ω^)「わかりましたお!それじゃあまた明日ですお先生」
僕は、この先生つかえねぇお、と内心思いながら先生にさよならを言った
(*><)「さよならです!」
わかんないですは内心かなりほっとしていた
戻る/次のページ