( ^ω^)ブーンが戦車隊に配属になったそうです

  
579:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/13(水) 15:37:10.41 ID:OIsuPhFS0
  
第五話
犬型MSが去った後に、始めにやったことが三号車の生存者確認である。さっき予想として、全滅とは言ったが、
最後の望みを掛けて探してみる。

( ^ω^)「よっこらせ」

キューポラを空けて中をのぞくと、そこには下半身だけのジョルジュと思われる物があった。
その下半身さえも黒く皮膚は爛れていた。

( ;ω;)「同士のくせに何死んでいるんだお。腕振りの相方が……、」

おっぱいについて意気投合していたブーンは、泣いていた。その間もドクオは下部の乗り込み口を空けていた。

('A`)「ひでぇ……、これじゃ流石兄弟も死んでいるか。」

内部は荒れに荒れており、とてもじゃないが兄弟が生きているとは思える、状況ではなかった。

( ´_ゝ`)「勝手に決め付けるな。 まだ死んでいるわけじゃない。」
(´<_` )「そうだ。我々が、死んでいるわけが無いだろう。」
('A`)「なんで、生きてるの……。」

困惑した表情で二人を見ている。戸惑い半分嬉しさ半分といったところだろう。

( ´_ゝ`)「言っただろ、我々兄弟は魔法使いだ。正確にはダイバー・パワーと言ったところだろうか。」
(;'A`)「ファイブスターかよ。知ってる人少ないと思うがな……、嘘だろ。」
( ´_ゝ`)「真実だ。 というかそう思っておけ。」
(;'A`)「ハイハイ、一応生きていたってことね。とりあえず兄者は一号車、弟者は二号車に間借りしておいて。」

奇跡、いや魔法のおかげで聞いていた流石兄弟を各車両に分乗させる。
そのころ他の人たちはジョルジュを埋めていた。



  
580:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/13(水) 15:37:47.47 ID:OIsuPhFS0
  
( ;ω;)「サヨナラだお。ジョルジュ。」
(´・ω・`) 「確かジョルジュはカトリックだったな。詳しいことは知らないけど。」

ドクオと流石兄弟を除く、全員はジョルジュの埋まった墓に対して十字を切った。
残り車両は三台。 補給がほしい所に司令部より通信が入った。
内容はバクゥの撃破報告と、此方への一台の戦車の転属である。

(´・ω・`) 「どうやら、犬は腹が弱点らしいね。」

司令部より入った情報は、歩兵がヤケクソで対戦車火器を発砲したら丁度腹に入って撃破したらしい。
残骸の調査をしてみると腹の部分は装甲が薄く、またコクピットもそこにある。

(´・ω・`) (歩兵の居ない戦車隊にどうすれと。)

第六戦車中隊には歩兵が居ない。かなり異常なことだが消耗に配備が追いつかなかったからしょうがない。
兎にも角にも、戦力が増える。どうやらかなりの強者のようだが……。
第五話  完



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