( ^ω^)ブーンが戦車隊に配属になったそうです

  
9:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/13(水) 17:54:49.13 ID:OIsuPhFS0
  
第八話 母さん。僕はワルシャワに居る……訳で。
ワルシャワまで後10キロ。五両の戦車は作戦開始時間を待っていた。
(´・ω・`) 「あと五分か、以外に長いねぇ。時間が経つのって。」

ショボンは愚痴りながらも腕の時計を見ている。さしている時間は午後7時55分。作戦開始まで残り五分。
戦車は全て黒いシートで覆っており、上空からの確認を妨げている。

(´・ω・`) 「作戦開始だ、おめーら。 とっととワルシャワに行くぞ。」
('A`)「了解。 荒巻全速前進。」
川 ゚ -゚) 「了解。全速。」
(=゚ω゚)「了解。初の実戦、勝ち戦にさせてもらう。 全速。」
( ,,゚Д゚) 「ゴルァァ! 前進だぁぁ!」
午後八時 ついに攻撃が開始された。
まずは榴弾砲の長距離射撃と共に戦車隊が前進していく。
負けじとワルシャワより、戦車型MSによる射撃が始まる。第六中隊にも近弾はあるが命中なし。 蛇行しながらも前進していく。
後ろに続くは兵員輸送車。戦車が錐のように穴を開けてそこに歩兵を投入するという、第二次世界大戦から変らない戦法である。
(´・ω・`) 「邪魔だー。どけー。」



  
10:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/13(水) 17:59:57.59 ID:OIsuPhFS0
  
キューポラから顔を出しているショボンは怒鳴りながら砲手に射撃を命じる。
( ><)「解かったです。」
一号車よりMSへ向けて射撃が始まる。その方向に向けて二・三・四・五号車と射撃を開始していく。
一機MSが倒れるとそこを全速力で戦車が次々と通過している。目指すはワルシャワ、兎に角第一支隊はワルシャワへなんとしてでも
到達しなければ、いけなかった。

('A`)「畜生。ブーン砲塔を回転させるな。後ろの敵はいい、全力で前面の敵を撃ってろ。」
( ^ω^)「でも、取り残しはどうするんだお。背中を打たれたら洒落にならんお。」
('A`)「何のために本隊が居る。 本隊にまかせりゃイインダヨー。」
( ^ω^)「グリーンだよ。 って言ってる場合じゃないお。」
( ゜ω゜)「おっおっ。撃破だお。」
話しながらも、ブーンは正確に戦車型MSを撃破した。

('A`)「すげぇ、あいつ天才かな。」
( ^ω^)「照れるお。」
('A`)「照れるな、照れるな。」

冗談交じりの会話をしながら、戦車隊はただひたすらにワルシャワを目指して走っていく。

(´・ω・`) 「しゃぁぁぁぁ ワルシャワ一番乗りぃぃぃぃ。」
ショボンが叫びながらワルシャワに入っていった。しかし、市街地戦となるとMSは鳴りを潜めてしまい。
昔ながらの歩兵戦が行われていた。無論、第六戦車中隊は歩兵の援護をしている。
犬と合わなかったのが幸運であろう。なぜならワルシャワは殆ど蛻の殻といっていいだろう。
自然に司令部は撤退してアフリカを目指していた。後は地中海に配備されている海上部隊に任せるだけである。



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