( ^ω^)ブーンが戦車隊に配属になったそうです

  
17:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/14(木) 00:46:32.83 ID:riDyoG+w0
  
第十一話
決定的な間違えをショボンは、犯してしまった。 敵は戦車ではない、MSだ。
戦車ならば丘の上から真下へは、射撃できず、此方には装甲の薄い下部をさらけ出していることになる。
しかし、其れは戦車ならでこそ。手にマシンガンをもし真下への射撃など別けなくこなすMSには最悪な位置取りだった。
(´・ω・`)「すまない。僕のミスだ。各車蛇行しながら後退、しつつも射撃。 狙うなら頭部もしくは脚部の間接。」
五両の戦車が放射状に後退していく、いくら小口径のマシンガンとはいえ、戦車で装甲の一番薄い上部に当たればひとたまりもない。

( ゜ω゜)「こう速度が速くては、狙いが定まるものも定まらないお。」
後退の速度はかなり速い、砲手としては中々狙いは定まらないだろう。照準は相手の頭部と肩を行ったり来たりしており、
射撃など考えられる状況ではなかった。しかし、
砲身より砲弾が放たれ、相手に向かって飛んでいく、リニアガンであるため、爆発音は聞こえない。
その砲弾は相手のショルダーアーマーにあたり跳弾。
('A`)「ブーン落ち着け。どうせこの速度だ、相手の攻撃もそうは当たらん。 しっかり狙いをつけて撃て。」
( ゜ω゜)「わかってるお。でも速過ぎて照準が、安定しないお。」
そういいながらもう一発ブーンが射撃をする。しかし、今度はボディにあたり跳弾。
ほかも似たり寄ったりの戦闘である。初期の場所取りの失策が此処まで戦況を変えてしまった。
( ,,゚Д゚) 「フサ! そろそろ当てろ、それでも戦車兵か。」
ミ,,゚Д゚彡「解かっているが、当たらない。 もうすこし速度を弱めてくれ。」
( ´∀`)「無理だモナ。速度なんて下げたら脳天に直撃食らって、お陀仏だモナ。」
五号車もかなりのスピードで後退して行く、兎に角止まればお陀仏である。



  
19:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/14(木) 00:47:02.91 ID:riDyoG+w0
  
川 ゚ -゚) (ならば)「ヒッキー、側面から相手の足に体当たり。」
(-_-)「無理無理。 絶対無理だって。」
川 ゚ -゚) 「うるさい。四の五の言わずやれ。」
(-_-)「あぁやってるやるさ、南無三!!」

三号車がMS一機の足に体当たりを食らわした。 一体のMSは其処で横転する。三号車は何とか股の間に滑り込み事なきを得たところで
敵頭部を破壊してMSの視界を奪う。のこりMS二機 此方の戦車は4両。
走りながら戦車を追ってくる、二機のMS。
(´・ω・`) 「之ぐらいかな。 全車両 前進。」

今まで高速でバックしながら逃げていた戦車が行き成り全身をはじめる。その行動に驚かされて股を開いたMSの足の下をくぐり
四両ともにMSの後ろに回りこむ。
(´・ω・`) 「目標 MS頭部 撃ぇぇぇぇぃ。」

また二両ずつで、MSの頭部に向かって射撃をする。何とか一体の頭部はつぶすことが出来たが、もう一機は無理だった。
( ゜ω゜)「あっっっっ当たらないお。」

ブーンは、パニクっていた。 突然の前進に付いていけなくなったのだろうか。
('A`)「目を覚ませ。 ブーン」

後ろからブーンの後頭部にけりを加える。

( ^ω^)「すまないお。でも……あたらないお。」



  
20:◆PMvQ0l.0rU :2006/09/14(木) 00:48:03.48 ID:riDyoG+w0
  
もう一撃砲弾を放つが当たらない。イップスにでも掛かってしまったのだろうか、そう考えた刹那、MSの頭部が破壊された。
('A`)「誰だ?」
川 ゚ -゚) 「私だ、どうやら巨人は一両戦車を忘れていたようだな。

遠くから自慢しているような、通信が入った。
(´・ω・`)「今日はやばかったね。とりあえず捕虜を連れ出しておいて、情報は欲しいからね。」

第十一話 完



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