( ^ω^)が艦長になったようです

  
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:34:19.25 ID:F6z/mCV+0
  
Chapter 4
ξ゚听)ξ「ちょっと! これ合計額が合ってないじゃない! あんたがミスしたら主計長である私の経歴に傷がつくでしょ!」

ショボンが連れてきた士官はかなり個性的だった。有能か否かは航海に出るまで判らないとして、少なくとも艦長に対して敬意を払うという事をしなかった。
副長のドクオが艦長であるブーンに対してタメ口で会話し、ブーンも自分より上の階級のショボンと普通に会話していた事が主な原因だろう。

(;^ω^)「正直、スマンかった。(なんかナメられてるぉ…)」
ξ゚听)ξ「もうっ、しっかりしてよね!」
川 ゚ -゚)「艦長、船大工が円材を交換したいから1本調達して欲しいと言ってきている。航海長の私としても是非そうしたい」
( ^ω^)「分かったぉ。船員を海軍工廠まで取りにいかせてくれぉ」
(=゚ω゚)ノ「艦長ぅ!カロネード砲の砲弾がまだ届かないょぅ!」
( ^ω^)「さっき船員に取りに行かせたからもうすぐ来るぉ」
( ,,゚Д゚)「ハンモック・ネッティングとカトラス刀もきてないぞゴルァ!」
(#^ω^)「あ゛ー! もう分かった。分かったぉ!」

ブーンはあまりの忙しさに少し困惑していた。彼がいつも見ていた船長の姿はコーターデッキを暇そうにウロつくものだった。

( ^ω^)「なんでこんなに書類があるんだぉ…」

何よりも気分を害したのはこの忌々しい書類の山だった。火薬、砲弾、スポンジ棒。ハム、卵、豚肉にバターの樽。滑車、フラットサイド――
ブーンは1つ1つの書類に目を通し、サインをして片付けていく。この作業だけで1日が終わりそうだ。

( ^ω^)「そうだ。ニーソク亭から荷物を持ってくるのを忘れてたぉ。書類は後回しでいいぉwwww」
( ^ω^)「艇長! ボートを降ろしてくれぉ! 上陸するぉ」

ブーンを乗せた小さなボートは港に停泊しているウィニー号から離れ、陸を目指す。
ボートが岸壁に着くと、ブーンはボートから降りてニーソク亭へ向かった。



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