( ^ω^)が艦長になったようです

  
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:48:59.64 ID:F6z/mCV+0
  
Chapter 11
嵐で被った損傷はあまりにも酷かった。しかし、修理するための材料が足りない。
このままでは恐らく、ポートマオンまで航行するのは難しいだろう。
士官全員を集め、会議を開く。重い沈黙の中、海兵隊長のギコが口を開いた。

( ,,゚Д゚)「要するに、修理用の鉄と木材を調達できればいいんだな?」
('A`)「それと工具も」
( ,,゚Д゚)「ならば、俺にいい考えがある」

ギコが立ち上がり、話し始めた。

( ,,゚Д゚)「前に乗っていた船が拿捕されて、俺はニヤリ領ボルドーの近くにある捕虜収容所に入れられた事がある」

ボルドーは現在、VIP国が敵対しているニヤリ専制君主国の領土である。

( ,,゚Д゚)「その収容所の近くには小さな造船所があるんだ。そこならば目的のものは全て手に入ると思う」
( ,,゚Д゚)「しかも、周囲には砲台は設置されていない。特に警戒もされていないし、夜中にボートで上陸すれば憲兵隊にはバレないだろうな」
( ^ω^)「いい考えだぉ! ギコは周囲の地形には詳しいのかぉ?」
( ,,゚Д゚)「あぁ、もちろんだ。収容所にいる間、やる事といえばパンをちぎってネズミにやる事と、外を見ることぐらいだったからな」
( ^ω^)「おk。航海長、明日の夜までに目的地に到着できそうかぉ?」
川 ゚ -゚)「努力する」
( ^ω^)「帆を揚げられるだけ揚げるんだぉ! 全速力でボルドーへ」



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