( ^ω^)が艦長になったようです

  
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/24(日) 19:04:52.81 ID:+rxJ5zev0
  
Chapter 19
( ^ω^)「てか、女の子と行くような店なんて知らないぉ…」

ブーンは困り果てていた。彼がいつも腹を満たすのは大抵、宿屋かその辺の酒場だ。

( ^ω^)「とりあえず、掌砲長に聞いてみるぉ。ドクオはブーンと同じ童貞だから頼りにならないぉ」

ブーンは士官室にある掌砲長室の扉をノックし、開けた。

(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ」
( ^ω^)ノ「おいす」
( ^ω^)「女の子 2人きり 飯食う所kwsk」
(=゚ω゚)ノ「ちょっと待ってょぅ」

掌砲長はゴソゴソと机の中を探し回ると、やっと目当ての物がみつかったようで、ブーンに向き直った。

(=゚ω゚)ノ「これを見るといいょぅ。昔、航海長にもらったんだょぅ。でも、字が読めなくて困ってたんだょぅ」

掌砲長が手渡したのは【Seno Pub nel mondo】と書いてある高そうな書物だった。

( ^ω^)「おぉ、サンキューだぉ。ブーンもこの言語は読めないけど地図でなんとなく分かるぉ。今日のうちに下見してくるぉ」
(=゚ω゚)ノ「ちなみにそれに載ってるのはグルメで有名なジョルジュ伯爵も通っている店が多いらしいょぅ」

ブーンが部屋を出ていくと同時に、航海長が部屋に入ってくる。

川 ゚ -゚)「掌砲長、表で話を聞いていたがあの本は…」
(=゚ω゚)ノ「…?」
川 ゚ -゚)「私が冗談で君に渡した物だ。内容は――」
(=;゚ω゚)ノ「!!!」
ブーンはそれを聞く前にボートを下ろし、ポートマオンの町へ姿を消していった。



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