( ^ω^)ブーンは麻雀の世界に生きるようです
- 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:07:24.43 ID:7Hj8VyJI0
- 【第二話:青空】
- VIP大学麻雀研究会の初夜から数日後の早朝。爽やかな朝日の光が差し込む中、
- ブーン達4人はまたサークル員募集のビラを各教室中に撒いていた。
- ξ゚听)ξ「あーめんどくさい!これからも週に何回かビラ撒きしなくちゃいけないの?」
- ( ^ω^)「ツン、我慢してくれお。僕ら弱小サークルはこうやって地道に
- アピールしていかないとダメなんだお」
- (´・ω・`)「朝は苦手っす…」
- ('A`)「あんまグチんなよ、このジャン研を大きくする為だ、頑張ろうぜ!」
- そう言うと、ドクオは慣れた手つきで素早くビラを置いていき、
- ふう…とため息を吐きつつツンとショボンも続いていった。
- そして数十分後。
- ( ^ω^)'A`)ξ゚听)ξ´・ω・`)「終わったー!」
- 8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:10:02.25 ID:7Hj8VyJI0
- 一同がジュースを飲み疲れを癒している。
- そんな中、ブーンが口を開いた。
- ( ^ω^)「この後、授業ある人いるかお?」
- ξ゚听)ξ「あたしは3時限目から必修授業が続くわ。だからそれまでいられるわ」
- (´・ω・`)「僕も3限から必修です…」
- ('A`)「ゼンツでサボれるww」
- ( ^ω^)「よし、じゃあ3時限まで麻雀打つお!」
- (´・ω・`)「えー、こんな良い天気なのに朝から麻雀ですかw」
- ξ゚听)ξ「確かに麻雀するには勿体ない天気ね。雲一つ無い青空だわ」
- それを聞き、ブーンは閃く。
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:12:06.12 ID:7Hj8VyJI0
- ( ^ω^)「ツン、それだお!青空麻雀だお!」
- (´・ω・`)「青空…麻雀?」
- ( ^ω^)「そうだお。キャンパス中央の中庭で麻雀打って、ジャン研を
- もっとアピールするんだお!」
- ('A`)「中庭って…恥ずかしすぎるだろ常識的に考えて…」
- ( ^ω^)「会長命令だお!やると言ったらやるんだおww」
- ξ゚听)ξ「ホント強引ね…」
- こうして、ブーンの強引な仕切りの中、青空麻雀の準備が進められた。
- ※ゼンツ…全ツッパ、全部つっぱるの略。
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:15:01.11 ID:7Hj8VyJI0
- ───1時限終了後・中庭───
- ツンお手製の麻雀研究会の立て看板を掲げつつ、ブーン達は青空麻雀をしていた。
- キャンパスのど真ん中で麻雀をしているので、やはり中々に目立っている。
- ( ^ω^)「ホラ、僕の言った通りかなり目立ってるお!」
- ('A`)「最初は恥ずかしかったけど、なんかもう慣れてきたなぁ」
- ξ゚听)ξ「目立ってても新入部員が来ないと意味無いじゃない…あ、それポン」
- (´・ω・`)「そうですね…っと、リーチ」
- ドクオの言葉の通り、ブーン以外最初は遠慮がちにしていたが、もう慣れてしまい、
- 今となっては当たり前のように4人は初夏の日差しの中で麻雀を楽しんでいた。
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:17:31.53 ID:7Hj8VyJI0
- (´・ω・`)「うーん…流局…ショボン」
- (;^ω^)「うお、タンヤオドラ3かお!」
- ξ゚听)ξ「危ない、真っすぐ進めてたら放銃してたわ」
- ('A`)「ダマでいいじゃんw」
- 川 ゚ -゚) 「うむ、その手をリーチするとはどれだけ強欲なんだ」
- ( ^ω^)「ショボン君、この子の言う通りで、こういうのはダマにするのが基本…
- って君は誰だおww見学希望かお?」
- ブーンの言葉の後、ハッとして3人が声の主の方を向く。
- そこには端整な顔立ちの女の子が立っていた。
- 13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:19:23.96 ID:7Hj8VyJI0
- 川 ゚ -゚) 「失礼、自己紹介が遅れたな。私はクー、経営学部の2年生だ。
- 普段はネット麻雀をしている。ちなみにRは1800程度だ」
- ('A`)「ネット雀士ktkr」
- 川 ゚ -゚) 「教室でこのサークルのチラシを見かけてな。是非見学させてほしい。
- リアル麻雀はほとんど経験が無いのだが…」
- ( ^ω^)「もちろんOKだお!」
- それから全員が軽く自己紹介を済ませ、クーを入れて改めて青空麻雀が始まった。
- 5人になったのでクジ引きをし、その結果ブーンが抜け番になり後ろ見をすることに。
- ツイてねーお打ちたいお…と言いつつも、ブーンは観戦を楽しんでいる。
- その様子は中々サークルらしい雰囲気を出しており、
- キャンパスを行きかう学生も何人か興味を示している。
- 特に、女性2人が対局しているのは華やかで大きな広告塔となっていた。
- ※ダマ…リーチをせず、テンパイしているのを悟られないように進めること。
- ヤミテンとも言う。
- 14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:22:05.83 ID:7Hj8VyJI0
- ───昼休み───
- 昼休みになり、キャンパス中が学生であふれかえる。
- そんな中で麻雀を打っているブーン達はやはり注目を浴びており、
- 十数人のギャラリーを集めていた。
- それを、赤髪に細身のスーツという出で立ちの学生が遠くから見つける。
- ( ゚∀゚)(なんだあの人だかり…ってオイ、キャンパスの真ん中で麻雀してるよ)
- 彼はジョルジュ長岡。麻雀好きが高じて地元のフリー雀荘でバイトをしている2年生だ。
- 彼のそのハマり具合も、麻雀中毒と言っても過言ではない程だった。
- (;゚∀゚)(あの音のせいで体が疼いてきやがった…しかもよく見たら
- カワイコちゃんが打ってるじゃねえか…打ちてえ)
- そう思うと同時に、足が勝手に動く。
- ( ゚∀゚)「面白そうな事やってるなー、俺も混ぜてくれ!」
- ( ^ω^)「ハデなニーチャンktkr」
- ブーン達がそれを拒否するわけも無く、こうしてジョルジュも麻雀研究会に加わった。
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:23:59.79 ID:7Hj8VyJI0
- ジョルジュが加わり、ジャラジャラと活気の良い音を立てながら会話している。
- ( ゚∀゚)「しっかし、大学のド真ん中で麻雀するとは思ってなかったぜ」
- 川 ゚ -゚)「全くだ」
- ( ^ω^)「新歓イベントの一つとして、ジャン研をアピールしようと思ってやってみたんだお」
- 川 ゚ -゚) 「それはわかったが…このサークルには定例会のようなものはあるのか?
- チラシには書かれていなかったが…」
- (;^ω^)「き、決めてなかったお…」
- ('A`)「迂闊だったな…」
- ( ^ω^)「よし、これから毎週金曜の夕方に定例会やるお!今決めたお!」
- (;゚∀゚)「トンだ会長さんだなwまーいいけどよ。金曜なら空けられるしな」
- ( ^ω^)「誰か来れない人はいるかお?」
- ξ゚听)ξ「テニスサークルの会議とかぶってるわ…だから遅れて参加するわね」
- ( ^ω^)「把握」
- …と、こんな会話をしながら牌山が積まれ、サイコロが振られた。
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:25:54.11 ID:7Hj8VyJI0
- 東1局・2局と、ジョルジュが軽やかに仕掛けてドクオからアガる。
- ( ゚∀゚)「チー!ポン!ロン、2000!」
- ( ゚∀゚)「ポン!ポン!ロン、2600!」
- どうやらジョルジュは鳴きを多用する打ち手らしい。
- (;^ω^)「速っええお」
- (;'A`)「ジャブを2連続でもらっちまったか…」
- ( ゚∀゚)「フリー仕込みのスピード麻雀だぜ」
- 川 ゚ -゚) 「ふむ…」
- ( ゚∀゚)「さぁ、親番だ!」
- ※フリー…フリー雀荘の略。一人で行って遊ぶ雀荘のこと。
- 19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:27:29.58 ID:7Hj8VyJI0
- ──東3局──
-
- 勢いに乗ったジョルジュから親リーチが入る。ブーンとドクオは手が悪く、
- ジョルジュに流れがあると思い序盤からベタオリ。しかしクーは違った。
- クーは、流れや運などの要素を一切考えない、いわゆるデジタル派の打ち手である。
- 冷静に場を見て通りそうな牌を切って行き、手を徐々に進めていった。
- そして、リーチをかわし切る。
- 川 ゚ -゚) 「ツモ、タンヤオで500・1000だ」
- (;゚∀゚)「くっ、捌かれたか」
- ( ^ω^)「なかなかやるお」
- ('A`)「そのようだな…」
- 21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:30:12.48 ID:7Hj8VyJI0
- ──東4局──
- 親のブーンは何も出来ない自分に焦りつつも、喜びを感じていた。
- ( ^ω^)(みんな結構つえー…なかなかシビれる麻雀だお…)
- そう思いながら、念じるようにサイコロを振り、配牌を手にする。
- ( ^ω^)配牌:117m112p134568s西中 ドラ6s
- 序盤に字牌を整理し、5巡目にこの牌姿。
- ( ^ω^):113m123p1345689s ツモ9s ドラ6s
- ( ^ω^)(三色か…イッツーか…)
- 少考しながら、打3m。河に2mが2枚捨てられているのを見て、イッツー含みに。
- すると次巡、引いてはいけない2mを引いてしまう。当然、
- 3mを切っているのでツモ切り。その2巡後、
- 川 ゚ -゚) 「リーチ」
- クーからリーチがかかる。その宣言牌は、ミスが無ければロン牌となっていた2sだった。
- 無邪気に横に置かれた2sを見ながら、親カブリを悟るブーン。
- そして──、
- 川 ゚ -゚) 「ツモ、満貫」
- それは、現実のものとなった。
- 23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:33:25.25 ID:7Hj8VyJI0
- ──南1局──
- ( ^ω^):18500点 ( ゚∀゚):25600点
- ('A`):19900点 川 ゚ -゚) :36000点
- 南1局となり、後半戦にさしかかった。だが、ブーンの頭には
- 前局のアガリ逃しがこびりついている。
- ( ゚ω゚)(7700のアガリ逃しした挙句、満貫の親カブリ…
- こんなの久し振りだお…あそこで1mを切っておけば…)
- ブーンは軽い錯乱状態に陥っていた。故・阿佐田哲也も『勝負の最中に
- 後悔をしてはいけない』という旨を著書に記している。
- ブーンも当然それを読んでいる筈なのだが…。
- 24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:34:26.36 ID:7Hj8VyJI0
- 終盤。集中しきれていないブーンが不要牌をツモ切る。すると…
- ('A`)「ロン、タンヤオドラ2で5200」
- ドクオのダマテンに刺さる。
- (;^ω^)「あっ!」
- よく見ると、油っこい、いかにもな捨て牌を作っており、冷静に打っていれば
- 放銃は避けられた筈だ。
- ミスがミスを呼ぶ、負の連鎖をブーンは引き起こしてしまった。
- しかし──
- ( ^ω^)「ドクオ、ありがとうだお。お陰で目が覚めたお」
- この放銃で、ブーンは気を取り戻した。
- 26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:36:12.85 ID:7Hj8VyJI0
- ──南2局──
- ( ^ω^):13300点 ( ゚∀゚):25600点
- ('A`):25100点 川 ゚ -゚) :36000点
- ( ゚∀゚)(会長のヤツ、急にオーラが出始めたな…)
- ジョルジュは普段から自身の感覚に重きを置いて闘牌している。
- 鼻が効く、とでも言うのだろうか。勤務先の雀荘でもそれでかなりの好成績を収めていた。
- 8巡目、ジョルジュにテンパイが入る。
- ( ゚∀゚):111678m3588p345s中 ドラ中
- ( ゚∀゚)(ドラを切ればテンパイ…だが、イヤな予感がするぜ…ここは…)
- 普段なら元気よくドラを切り飛ばすジュルジュだが、打8pのテンパイ取らずに。
- この選択は正しかった。そう、ブーンが先にテンパイを入れていたのだ。
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:39:35.73 ID:7Hj8VyJI0
- ( ^ω^):225599m66p西西中 ドラ中
- 得意の七対子ドラ単騎をダマテンに構えている。
- しかし、残りのドラ2枚はクーが雀頭にしていた。
- それからほどなく、彼女からリーチの声が掛かる。
- 川 ゚ -゚) :34m456999p123m中中
- そして、そのロン牌の5mを───
- 一発目にブーンが掴む。
- (;^ω^)(うぐ、なんて牌を掴むんだお…これは打てないお…
- でも、この手をアガらないと…ラス目だし…でも…)
- 悩んで悩んで、結局現物の西を河に置く。ブーンが選択したのは、
- 最後の親番に望みを繋ぐ、勇気ある撤退だった。
- その甲斐あって、この局はクーの一人テンパイで流局した。
- 30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:43:20.53 ID:7Hj8VyJI0
- ──南3局一本場──
- ( ^ω^):12300点 ( ゚∀゚):24600点
- ('A`):24100点 川 ゚ -゚) :38000点 供託1000点
- ここでは、ドクオが魅せた。
- ('A`):567m2234567p567s ドラ2m
- 早い巡目にテンパイを入れ、ダマテン。
- ジョルジュの切った8pを見逃し、クーの2pを捕らえる。
- ('A`)「ロン、タンピン三色で8000は8300だ」
- おおー、とギャラリーがざわつく。
- 川 ;゚ -゚) 「くっ…」
- (;^ω^);゚∀゚)(安めをスルーして直撃か…)
- これで、トップが入れ替わった。
- 31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:46:03.89 ID:7Hj8VyJI0
- ──南4局──
- ( ^ω^):12300点 ( ゚∀゚):24600点
- ('A`):33400点 川 ゚ -゚) :29700点
- オーラス。四者四様の思いで配牌が取られていった。
- ( ^ω^)(6000オール、あるいはレンチャンできる軽い手が欲しいお…)
- ('A`)(アガりトップ…)
- 川 ゚ -゚) (3900条件か…)
- _ ∩
- ( ゚∀゚)彡 満ツモ!満ツモ!
- ⊂彡
- ブーンは思う。ここで勝ちきって、会長の意地を見せつけてやりたい。
- しかし…その配牌は、いわゆるクズ配牌であった。
- 34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:48:41.27 ID:7Hj8VyJI0
- ( ^ω^)配牌:1289m14699p137東北 ドラ7
- (;^ω^)(おえっ…なんて配牌だお…)
- この配牌を見て一瞬顔をしかめるが、すぐに立ち直る。
- ( ^ω^)(でも…僕は会長だお。VIP大ジャン研の会長は…
- 最後まで諦めてはいけないんだお…!)
- 左手を腰に回し、背筋を伸ばして北を切る。
- 以後も、稟とした撲打フォームでリズム良く打牌していった。
- そして6巡目、分岐点を迎える。
-
- ( ^ω^):12789m124699p137s ドラ7s
- ここで少し間を置き、ドラを切る。そして、それにクーが食いついた。
- 川 ゚ -゚) 「ポン」
- 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:50:54.94 ID:7Hj8VyJI0
- このドラポンでクーは満貫確定に。しかしこの仕掛けにより、
- 手牌がグっと引き締まる3mがブーンに行く。
- ここから打6p。ジュンチャン三色の大物手のイーシャンテンに。
- それから3巡後、2sを引き入れ遂にテンパイ。
- ( ^ω^)「リーチ!」
- ( ^ω^):123789m1299p123s
- リーチジュンチャン三色の親ッパネ。ダマテンで回すという手もあるのだろうが、
- 3p待ちは前に切った6pの筋引っ掛けになるのでブーンはリーチを選択した。
- ブーンの一発目のツモは5m。これにもクーが食いつく。
- 川 ゚ -゚) 「チー」
- と発声はしたものの、少し考えるクー。
- 37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:52:44.36 ID:7Hj8VyJI0
- 川 ゚ -゚) :3467m456p345s ポン777s ドラ7s
- 単騎待ちの選択だった。今まで淡々と打っていたクーが
- 初めて手を止めて考える。そして結局、打7mで3m単騎を選んだ。
- この待ち取りは結果的に失敗になる。次巡、ブーンが7mをツモ切ったからだ。
- それを見て、しまったと悔やむクー。もちろん、表情には出さないが。
- 実はこの時、密かにドクオにもテンパイが入っていた。
- ('A`):456m567p99s西西中中中
- しかしそのロン牌は出てこず、イラついていた。
- そんな時にブーンから親リーチがかかる。
- さらには、ドラ3の仕掛けをしている2着目のクーも明らかなテンパイ。
- 焦りは余計に募った。
- (;'A`)(くっそ、9sでも西でもいいから、早く出してくれよ…)
- 39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:54:43.33 ID:7Hj8VyJI0
- そんなドクオに、次巡に死牌である3pが訪れた。
- 一瞬、嫌な予感を感じるドクオ。しかし、ここは勝負!と強く打ち出した。
- そして───
- ( ^ω^)「ロン、18000!」
- とブーンが元気良く手牌を倒す。げっ!と顔を歪めるドクオ。
- (;'A`)「ぶおお、やっちまった!」
- ( ^ω^)「これで大マクりトップだお!」
- ( ゚∀゚)「いや──」
- 40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/17(火) 23:56:25.01 ID:7Hj8VyJI0
- ジョルジュが割って入る。よく見ると、彼の手牌も倒されていた。
- ( ゚∀゚):234m24p23499s南南南
- 役牌・三色で5200点の直撃。
- ( ゚∀゚)「ダブロンがあるのかどうか聞いてなかったが、いずれにせよ俺のトップだな」
- ('A`)「ダブロン無しのルールとはいえ、トップから3着まで落ちた…」
- 川 ゚ -゚) 「変わらず2着…まあこんなものか」
- ( ;ω;)「僕のインパチ…」
- 研究会内の対局では初めてのラスを引かされたブーンだったが、
- それだけ頼もしい仲間が増えたのだと思い直し、いつもの一言を発する。
- ( ^ω^)「じゃ、次の半荘に行くお!」
- 続く
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