('A`)が神を認めないようです。

2: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:43:40.52 ID:P0hUik9N0
さてさて。
登場するなり一緒に暮らしてる事を暴露してしまったクーのおかげで、
いろいろ大変な目にあった。


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6: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:44:55.76 ID:P0hUik9N0

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(# ^ω^)「ドクオ…。こんなカワイイ彼女がいたのかお!!(あんなカワイイ子とあんなことやこんなことを…)」

ξ;゚听)ξ「い、一緒に暮らしてるって事は同棲!!? ア、アンタいくら一人暮らしだからって!」

(;'A`)「ちょ、ちょっとお前ら落ち着け。 クーは彼女なんかじゃないんだって。」

(# ^ω^)「彼女でもないのにあんなにカワイイ子と一緒に暮らしてるのかお!!(ツンはガードが固くて何もさせてくれないんだお!)」

ξ#゚听)ξ「ちょっと、ドクオ! いくらなんでもそんな不純な関係はよくないわ!!」



8: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:45:47.00 ID:P0hUik9N0

(;'A`)「だから落ち着けって…! クーは…その…、うん、アレだ。 従姉だ!」


( ^ω^)ξ゚听)ξ「従姉………????」




川 ゚ -゚)






10: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:46:46.99 ID:P0hUik9N0

( ^ω^)「お。なんだ従姉かお。 よく考えればドクオがそんなにモテるわけないお。(よかった…、これで童貞の絆は守られたお)」

ξ゚听)ξ「従姉ね〜。 なんだ、それならそうと早く言えばいいのよ。」








川 ゚ -゚)「いや、私とドクオは従姉なんかじゃないぞ。」






(^ω^)ξ゚听)ξ「…………え?」



11: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:47:37.54 ID:P0hUik9N0







(;'A`)「ちょ、おま…。 クーさんマジKY。」

川 ゚ -゚)「今嘘なんかついても、すぐに従姉じゃないことを話さなきゃならないじゃないか。」

(;'A`)「いや、まぁそうなんだけどさ……。なんか二人の勢いが怖くて…。」



15: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:49:29.04 ID:P0hUik9N0
(# ^ω^)「どういうことだお!! ブーン達を騙したお!!(ドクオ!童貞の絆はどうしたお!)」

ξ#゚听)ξ「ちょっと!ブーンはともかく、何私まで騙してんのよ!!!」

(;'A`)「いや、だから落ち着けって! 俺が悪かったから、話を聞いt」

(# ^ω^)「ブーンもおっぱいの大きい子といろんな事したいお!(彼女なら嘘なんかつかなくてそう言えばいいお!)」

ξ#゚听)ξ「そうよ! どうせ私は胸が小s……」



16: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:50:21.50 ID:P0hUik9N0


ξ゚听)ξ「…………おっぱい??」




(;'A`)「ブーンさん……。 本音と建前が…。」







凍りつく空気。
その温度はすさまじく、
これを有効活用すれば地球温暖化は防げるんじゃないだろうかと真剣に思う。



17: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:51:26.58 ID:P0hUik9N0




(;'A`)川;゚ -゚)「…………。」




( ^ω^)「…………あれ?」



ξ゚听)ξ「…………。」




( ^ω^)「………お?」





('A`)「………。」



18: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:52:27.46 ID:P0hUik9N0


( ^ω^)「……………。」





( ^ω^)「………。」






(^ω^)







ξ# )ξ「お前ちょっと表出ろや。」



19: すいません、電話してました。 :2007/09/15(土) 00:54:34.10 ID:P0hUik9N0

ブーンの腕を掴み、物凄い力で外へつれていこうとするツン。
もう、恐怖のあまりツンのかおを直視することができない。





( ;ω;)「ドクオーーーーー!!!! ヘルプミーーーーーー!!!!」





('A`)b「……グッドラック。」

川 ゚ -゚)b「…グッバイ。」








( ;ω;)「いやああああああああああああーーーーーーーーー!!!!!!!」



21: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:55:45.42 ID:P0hUik9N0






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('A`)「さて…。といううわけで大分時間がかかったけど…」

ξ゚听)ξ「契約者…ねぇ。」


いきなりこんな話をしても信じて貰えるかどうかなんてわからない。
いや、信じて貰えるわけないか。

自分だったらまず信じない。


('A`)「いきなり言われても信じて貰えないよな…。」



22: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:57:20.86 ID:P0hUik9N0

ξ゚听)ξ「うーん…。確かに簡単には信じがたいんだけど…。
      でもドクオが私達を騙して何か得があるわけでもないし、宗教にはまるタイプだとも思えないし…。」

('A`)「お…? じゃあ信じてくれるのか??」

ξ゚听)ξ「うーん…。 とりあえず、契約者…だっけ? 何か証拠とかないの??」


証拠…。
どうしようか。
能力を見せるにしても、レベルの低い能力を見せてもツンのように珍しい能力を使えるゼロって事で片付けられてしまう。
かといってレベルの高い能力はダメだ! 俺の家が危ない。


川 ゚ -゚)「それは後で見せる。 問題は神と戦う意思があるかどうかだ。」



23: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 00:58:33.73 ID:P0hUik9N0

横からクーが口をはさむ。
後で…? そういえばほかの契約者はみつかったんだろうか。

だが確かに神と戦う意思があるのかどうかは大事だ。
あれだけ強大な敵…。
命の危険もある。

ツンはどうかんがえているんだろう?

ちなみにブーンは意識が飛んでいるようで、話し掛けても反応がない。



ξ゚听)ξ「戦う意思ならあるわ。」



26: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:01:55.35 ID:P0hUik9N0

ツンの返事は意外にも即答だった。

断られる事も考えていたのだが、ツンなら引き受けてくれるかもしれないという期待は少なくなかったのだが…。
まさか即座に返事がもらえるとは。


('A`)「ちょっと待ってくれ。」


ツンが引き受けてくれた事は嬉しい。
だけどちゃんと伝えておかなければならないだろう。



28: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:03:46.28 ID:P0hUik9N0

神がどれだけデタラメで圧倒的な強さを持っているのか。
ハインリッヒとヒッキーという最強とも噂されてたほどのコンビですら手も足も出なかったこと。
そして、得るものは少ない。 平和…それだけだ。
それすら得られるかわからない。
神が消えたからといって今更平和な世界が戻ってくるかどうかはわからないのだ。


ξ゚听)ξ「ドクオが言いたい事はわかるわ。 でも、私には神を倒さなきゃならない理由があるのよ。」

('A`)「え……? 理由…??」



30: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:05:05.48 ID:P0hUik9N0

俺の言葉を遮って意外な答えを聞かせるツン。
神を倒さなきゃならない理由? そんなものがツンにあったというのか。


ξ゚听)ξ「……詳しい事はまた今度説明するわ。 ちょっとブーン! あんたいつまで寝てるのよ!!!」

( ´ω`)「うぅ……。ツン……ツン……。」

ξ///)ξ「ちょ、ちょっと! 寝ぼけて私の名前呼んだりしないでよ!!」

( ´ω`)「ツン…怖いお。 ツンは…怖くて…貧乳だお……。」



ξ゚听)ξ「…………。」



32: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:05:55.93 ID:P0hUik9N0


―――その後ブーンはツンにけり起こされたのは言うまでもない。

例え寝言だとしてもツンにそれだけケンカをうることができるのはきっとお前だけだよ。
俺には怖くてできない。


(メメ´ω`)「なんだか……体のあちこちが痛いお。 ツンは怒ってるし。 どういう事なんだお?」

(;'A`)「いや、なんでもないさ。 それより、ブーン。お前にも話しておきたいことがある。」


寝起きであまり現状が把握できてない様子のブーン。
だけど、今は少しでも早く訓練を開始したい。

ブーンには悪いけど、さっさと状況を説明してどうするか決めてもらわなきゃならない。



34: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:06:54.74 ID:P0hUik9N0

('A`)「―――こういうわけなんだ。 ブーンは…どうする??」

( ^ω^)「…………。」


ブーンはすぐには答えなかった。
当たり前だ。こんな事普通は即答できることではないのだ。
テレビや漫画の世界でなく、実際に自分がいきなり命をかけて戦えと言われて考え込まない人間なんかいないだろう。
ましてや大金がもらえるわけでも、名誉が得られるわけでもない。
それなのに、命をかけるなんて…簡単にはできないよな。


( ^ω^)「ドクオ。」



36: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:08:08.32 ID:P0hUik9N0

('A`)「……なんだ??」


もしブーンが断ったとしても、これからの俺たちの関係に変わりはない。
またみんなで仲良くしよう。 そう決めてある。

( ^ω^)「……本当にブーンは強くなれるのかお?」


……しかし、ブーンの返答もツンと同じく予想外のものだった。

('A`)「……どういうことだ?」

( ^ω^)「ブーンは…神軍を絶対に許さないお。」



38: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:09:03.37 ID:P0hUik9N0

神軍。神に従い、能力を持たない人々を殺し続ける
その被害はいまやほとんどの一般人を巻き込んでいる。
能力を持たない人々は恐怖し、神軍に従い、それでも殺され続けている。

正義感が強い者ならばそれを許さないだろう。
だが、許さないと一人で呟いてるだけならともかく、
どこに自分の命をかけてまでそれを止めようという人間がいるだろう。

俺は正直言えばクーのためだ。
もちろん神が気に入らないというのもある。
だが、神はクーを指名している以上、いつか必ず接触してくるだろう。
そしてクーは間違いなく神に従う事はない。

そうなればクーはきっと神によって……。



40: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:10:29.64 ID:P0hUik9N0

そんなことさせるわけにはいかない。
俺が守ってやりたい。それが俺が戦う理由だ。

ツンにも何か理由があるようだ。

ブーンにもきっと…、何か理由があるんだろう。
今は、それを聞かないでおこう。
きっといつか自分から話してくれるはずだ。


('A`)「……そっか。 必ず強くしてやる。 だから一緒に戦おう。」

( ^ω^)「お……。 頼むお!」

ξ゚听)ξ「…………。」



43: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:11:42.72 ID:P0hUik9N0

('A`)「よし! じゃあクー、どうすればいいんだ??」

川 ゚ -゚)「うん、じゃあまずはみんな私の空間へ来て貰う。 ついてきてくれ。」



第10話 それぞれの理由



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