('A`)が神を認めないようです。
- 46: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:14:42.33 ID:P0hUik9N0
- 川 ゚ -゚)「うん、じゃあまずはみんな私の空間へ来て貰う。 ついてきてくれ。」
そう言うとクーは目の前の何もない空間に穴を開けた。
その向こうにはテーブルや椅子が見える。
それがクーの空間なのだろう。
俺も行くのは初めてだ。
- 47: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:15:33.50 ID:P0hUik9N0
ξ;゚听)ξ「……すごい。 コールって言わなくてもそんなことできるなんて、
やっぱり私達みたいにゼロってわけじゃなさそうね。」
(; ^ω^)「どこでもドアみたいだお。」
('A`)「繋がるのはクーの空間だけなんだっけ??」
川 ゚ -゚)「あぁ。これは私の空間とこっちの世界を繋ぐだけの能力。 生まれたときから持っているものだ。 これだけはコールはいらない。
ちなみに、他の能力も使うときにいちいちコールを口に出す必要がなくなる方法もあるらしい。 私は知らないがな。」
('A`)「言わなくて済む事に何か利点はあるのか??」
川 ゚ -゚)「まぁ、能力の発動が若干早くなる程度だ。それ以外に何もないと思うが…。」
- 49: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:16:31.90 ID:P0hUik9N0
とにかく着いて来てくれ。 そう言い残しクーは空間にできた穴の中に入った。
それに続いて俺たちも入っていく。
別に空間を抜けるときに違和感を感じる事もなく、ただドアをくぐっただけ。そんな感じだった。
( ^ω^)「おー。 ツン以外の女の子の部屋に入るのは初めてだお!!」
ξ゚听)ξ「綺麗にしてあるのね〜。 私も部屋掃除しないと…。」
ツンの言うとおり、その部屋の中はキレイに片付けられており、
シンプルながらセンスのいい小物や家具が並んでいた。
- 50: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:17:40.11 ID:P0hUik9N0
('A`)「……。 俺の部屋も片付けてくれればいいのに。」
川 ゚ -゚)「結婚するなら考えよう。」
(*'A`)「いや、結婚っておま……!!」
(# ^ω^)「ドクオ!17歳で結婚はできないお!!(羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい……)」
ξ゚听)ξ「別にいいじゃない。 こんな世の中で今更法律もクソもないわよ。」
川*゚ -゚)「む。 ツンと言ったな。中々いい事を言うじゃないか。」
- 52: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:18:45.90 ID:P0hUik9N0
ξ゚听)ξ「私も女の子だからね。 クーさんの気持ちは理解できるつもりよ。」
川*゚ -゚)「さんづけじゃなくていいさ。 私もツンと呼びたいからな。」
ξ*゚ー゚)ξ「本当? 嬉しい。 これからよろしくね、クー。」
楽しそうに笑いあう二人。
とりあえず会話の内容は置いておくとして、見てて微笑ましい。
そういえばクーに俺以外の友達ができたのなんてはじめてだな…。
ブーンからの熱烈な視線は無視だな。うん。
- 53: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:19:41.67 ID:P0hUik9N0
('A`)「さて、じゃあツンとクーも仲良くなった事だし、そろそろ訓練の準備を始めようぜ。」
川 ゚ -゚)「あぁ。 その前に紹介したい者がいる。 出てきてくれ。」
クーの言葉を合図に空間に切れ目が入る。
その中から二人の人間…いや、契約者だろう。 その二人がこっちへはいってきた。
(´・ω・`)「やぁ。 お邪魔するよ。」
(*゚∀゚)「お邪魔しまーす♪」
- 54: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:21:12.78 ID:P0hUik9N0
この人たちがブーンとツンと契約する予定の契約者…。
そのときふと疑問が浮かんだ。
('A`)「あれ? どうやってこの人達みつけてきたんだ??」
川 ゚ -゚)「それについての説明は後だ。 まずは契約を始めよう。」
…まぁ時間が惜しいのは確かだ。
今は疑問は我慢するべきだろう。
('A`)「………。」
川 ゚ -゚)「それじゃあまずツンとブーン。それからこっちの下がり眉毛のショボンと、女性のつーで話をしてもらいたい。
お互いに気に入らないようなら契約など不可能だからな。」
- 55: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:22:17.17 ID:P0hUik9N0
(´・ω・`)「今紹介してもらったけど僕がショボンだ。よろしく。」
(*゚∀゚)「私がつーだよ〜♪ よろしくね。」
(* ^ω^)「おっおっお。 ブーンだお! よろしくですお!(キレイなお姉さんktkr!)」
ξ゚听)ξ「私がツンよ。 仲良くするのはいいんだけど、一つ質問に答えてほしいの。」
(*゚∀゚)「な〜に?? 答えられることなら何でも答えるよ。」
ξ゚听)ξ「単刀直入に聞くわ。 あなた達と契約すればあの神という男を倒せるの?」
………ツンの質問はまさに単刀直入だ。
そのために契約をする。倒せなければ意味はない。
だから、この質問はある意味当たり前なのかもしれないが……。
- 57: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:23:32.77 ID:P0hUik9N0
(*゚∀゚)「それはあなた次第よ。」
その質問に対してつーはきっぱりと言い放った。
契約者が強くなれるかどうかはそのパートナーの協力が必要不可欠。
現時点でつーと契約すれば神を倒せる、そんな単純な話ならすでに神は倒されているだろう。
(*゚∀゚)「今の状態では私の能力では神には勝てないんだよ。だからつよくならなきゃならない。」
ξ゚听)ξ「そのためには…私も頑張らないといけないってことね。」
(*゚∀゚)「お姉さんものわかりのいい子は好きだな〜♪」
ξ゚ー゚)ξ「私もわかりやすく話をしてくれるお姉さんは好きよ。」
- 59: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:25:06.94 ID:P0hUik9N0
…なんだかんだでうまくいってるみたいだ。
これならツンとつーはうまくやっていけるかもしれない。
川 ゚ -゚)「ふむ。 じゃあツンとつーは契約を結ぶことに問題はないと思っていいか??」
ξ゚听)ξ「えぇ。 早速だけど、その契約とやらを結んで欲しいわ。」
(*゚∀゚)「私もこの子がパートナーだと嬉しいかも〜♪頭よさそうだしね。」
('A`)「決定だな。 残るは………。」
( ´ω`)「…………。(キレイなお姉さんとツンに挟まれた極上の日々が…。)」
(´・ω・`)「…………。」
- 64: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:26:49.20 ID:P0hUik9N0
川 ゚ -゚)「どうする? 私としては練習相手は確保できたので、ムリして契約しなくてもいいのだが…。」
( ´ω`)「…………。」
(´・ω・`)「…………クー。ちょっと話がある。」
川 ゚ -゚)「??」
そう言い残しショボンは少し離れたところでクーと何か話しはじめた。
何を話してるのかはわからないが…、二人してちらちらとブーンの方を見ている。
――当人のブーンはそんなこと気付かないほどに放心状態となっているが。
- 65: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:28:24.26 ID:P0hUik9N0
川 ゚ -゚)「ブーン。ショボンと契約するのはいやか??」
( ´ω`)「お? 別にそういうわけではないですお…。」
ξ゚听)ξ「あんた何ぼーっとしてんのよ。 よく知らないけどあんたにも神を倒さなきゃならない理由とかがあるんでしょ?」
( ´ω`)「…………そうだお。」
( ^ω^)「ブーンには目的があるんだお! ショボンさん、ブーンと契約してくださいお!!!」
ツンの一言で完全に復活したブーン。
一瞬で立ち直るほどの目的……。
一体ブーンには何の理由があって神と戦うんだろう。
俺は…友達なのに何も教えてもらってない。
('A`)(…まぁ凹んでた理由はわかるけどな。)
- 67: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:30:03.21 ID:P0hUik9N0
川 ゚ -゚)「ショボン、構わないな?」
(*´・ω・`)「う、うん…。 こちらこそよろしくブーン。」
(;'A`)「!!?」
なんだ…?
今のショボンの表情…。何か、何か違和感がある。
(* ^ω^)「おっおっお。 じゃあ早速契約するお!!」
- 68: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:31:15.17 ID:P0hUik9N0
(;'A`)「お、おい、ブーn…」
川 ゚ -゚)「そうと決まったら早く契約に入ろう。 さぁ、早く。今すぐにだ。」
(;'A`)「クー??」
なぜだ??
なぜそんなに急いで契約をする必要がある??
わざわざ俺の言葉を遮った事といい…。
まさか、まさかそうなのか!?
( ^ω^)「じゃあブーンはショボンさんの空間に言って契約してくるお!!」
(*´・ω・`)「は、はやく行こう! 時間がもったいないしね!!」
- 69: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:32:32.26 ID:P0hUik9N0
(;'A`)「ちょ、ちょっと待t」
川 ゚ -゚)「うむ。いってこい。」
またしても俺の言葉を遮ってブーン達をせかすクー。
やっぱり…、ショボンは…。
ξ゚听)ξ「私もつーの空間に行って契約してくるわ。」
(*゚∀゚)「いってきまーす♪」
- 71: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:33:46.01 ID:P0hUik9N0
川 ゚ -゚)「あぁ、いってらっしゃい。」
('A`)「………。」
ツン…、お前の好きなブーンはもう戻ってこないかもしれんね。
何もできない俺を許してくれ。
('A`)(ブーン…グッドラック。)
- 72: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:34:51.53 ID:P0hUik9N0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(*゚∀゚)「さて、契約する前にいくつか説明させてほしいんだけど、大丈夫〜?」
ξ゚听)ξ「えぇ。まかせて。」
(*゚∀゚)「単純な事なんだけどね。契約することによって、私達契約者の能力を貸す事になるんだ〜。」
ξ゚听)ξ「あ、そのへんはドクオに聞いたから大丈夫よ。」
(*゚∀゚)「そうなの? 助かるわ〜♪ じゃあ契約に必要なのは説明だけだからさっそく始めようか。」
ξ゚听)ξ「契約ってどうやってやるの??」
(*゚∀゚)「簡単よ〜。右手同士を合わせて、契約を承諾すれば終わり。」
- 73: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:36:19.95 ID:P0hUik9N0
ξ゚听)ξ「そんなに簡単なんだ!なんかもっと大げさなことかとおもった。」
(*゚∀゚)「じゃあ、右手を合わせて…、
汝、我と契約を結ぶ事を望むか?」
ξ゚听)ξ「望むわ。」
(*゚∀゚)「力を得る代償に力を支払う事を認めるか?」
ξ゚听)ξ「えぇ。 認めます。」
(*゚∀゚)「ならば今ここに契約を結ぶ事を誓おう。これより我と汝は仲間だ。」
ξ゚听)ξ「……。」
- 76: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:37:37.51 ID:P0hUik9N0
(*゚∀゚)「はい、これで終わり♪」
ξ;゚听)ξ「え!?もう終わり!??」
(*゚∀゚)「うん。別に目に見えて何かかわったりするわけじゃなしね〜。」
ξ;゚听)ξ「…………。」
(*゚∀゚)「まぁ、とりあえずクーのとこに戻ろうよ。」
ξ;゚听)ξ「う、うん…。」
- 77: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:39:30.69 ID:P0hUik9N0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(*´・ω・`)「じゃ、じゃあ早速能力の説明を…」
( ^ω^)「そのへんはドクオに聞いたから大丈夫ですお!」
(*´・ω・`)「そ、そうなんだ! じゃあさっそく契約をはじめようか!」
(* ^ω^)「おっおっお! お願いしますお! 何をすればいいんだお??」
(*´・ω・`)「じゃ、じゃあまず服を脱いで。」
( ^ω^)「了解ですお!!」
- 78: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:39:58.61 ID:P0hUik9N0
( ^ω^)「……服??」
- 80: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:41:07.60 ID:P0hUik9N0
(*´・ω・`)「う、うん。 契約するためには必要なんだ!」
( ^ω^)「なんだ、そういうことかお! じゃあ。」
(*´・ω・`)(いい体してるなぁ…。ぷにぷにのおなかといい、かわいらしい童顔といい、僕の好みど真ん中だ。)
( ^ω^)「ぬぎましたお!!」
(*´・ω・`)「あ、あぁ。じゃあ次はズボンをぬごうか。」
( ^ω^)「わかったお!!!」
- 83: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:41:36.33 ID:P0hUik9N0
( ^ω^)「………ズボン???」
- 84: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:42:53.17 ID:P0hUik9N0
(;´・ω・`)「い、いや、これも契約に必要なことで…。」
( ^ω^)「………本当に??」
(;´・ω・`)「も、もちろんさ。 でも恥ずかしいなら今回は簡略式の方法にしようか。(時間はまだある…。焦っちゃいけない。)」
( ^ω^)「そんなのがあるのかお?? じゃあ、さすがにズボンは恥ずかしいから簡略式でお願いしすお!!」
(´・ω・`)「………うん。 わかった。」
(; ^ω^)(なんだか残念そうなのはブーンの気のせいかお??)
- 86: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:44:18.97 ID:P0hUik9N0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
川 ゚ -゚)「おかえり。」
ξ゚听)ξ「ただいま。 ブーンはまだ??」
(*゚∀゚)「ただいま〜! 契約してきたよん♪」
('A`)「ブーンは……少し時間がかかるかもしれない。」
ξ゚听)ξ「え?? なんで??」
川 ゚ -゚)「男の友情は女の私達にはわからんさ。 とりあえず能力をつかってみよう。」
- 87: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:45:42.24 ID:P0hUik9N0
ξ゚听)ξ「それもそうね! じゃあ使ってみようかな。」
(*゚∀゚)「あ、そのまえに私の使える能力の説明しときたいんだけど!」
川 ゚ -゚)「そうだな。よろしく頼む。」
ブーン………。
今ごろお前は大人の階段を上ってるんだろうか…。
ったく、むちゃしやがt
( ^ω^)「ただいまだお!!」
('A`)「……ブーン??」
- 88: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:46:54.34 ID:P0hUik9N0
やけに帰りがはやい……。
それにブーンはいつもの笑顔のままだ。
…どうやらショボンは俺が思ってたような人じゃなかったようだ。
('A`)(ゲイだと思ってごめんなさい。)
('∀`)「おかえりブーン!!」
( ^ω^)「ただいまだおドクオ。ばっちり契約してきたお!!」
川 ゚ -゚)「やけにはやかったな…。」
(´・ω・`)「ただいま。まぁ、時間はまだあるしね。」
- 90: ◆2tIpUAdHJU :2007/09/15(土) 01:48:14.01 ID:P0hUik9N0
(*゚∀゚)「ちょうどよかった! ついでにショボンも持ってる能力説明しとこうよ!」
(´・ω・`)「あぁ、それもそうだな。じゃあまず僕から説明させてもらおう。僕が持ってる能力は…。」
第11話 ブーンの危機
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