(´・ω・`)はラバーソールのようです

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:14:37.80 ID:uASMdKjd0

第二話『黄の節制、吊られた男』



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:14:50.43 ID:uASMdKjd0
この夜、僕は昼起きた出来事について考えていた

(´・ω・`)(アレは一体なんなんだろう・・・・・・・・)

(´・ω・`)(なんで、二ダーたちは逃げたんだろう・・・・・・・)

(´・ω・`)(まさか、邪気眼?そんなバカな)

(´・ω・`)「オカ板で聞いてみるか」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:15:09.53 ID:uASMdKjd0
1 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/04/21(月) 12:15:01 ID:a6Lc1s2b0
今日、不良に襲われて鉄パイプで殴られそうになったけど
僕の体から黄色いスライムみたいなのが出てきて、不良たちは逃げた
何か知っている人はいない?

2 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/04/21(月) 12:32:40 ID:G+Us8gDU0
なにそれ

3 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/04/21(月) 19:07:04 ID:OyAD1fYjO
聞いたことある、それはスタンドっていうらしい
なんでも、超能力の一種だとか



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:15:39.50 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「スタ・・・・・ンド・・・・・・?」

(´・ω・`)「あのスライムはスタンドっていうのか?」

(´・ω・`)「ちょっとリロードしてみよう」

カチッ

(´・ω・`)「ん?」

5 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/04/21(月) 20:19:57 ID:OyAD1fYjO
俺もスタンドについて聞いたことある
スタンドはスタンドを持ってる人を常に守ってくれる
つまり、守護霊みたいなものらしい

(´・ω・`)「スタンドが・・・・・僕を・・・・・?」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:15:52.53 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「んー・・・・・・・・・」

J( 'ー`)し「ショボン、もう寝なさい」

(´・ω・`)「はーい」

(´・ω・`)「もう、寝よう・・・・・・・」

(´・ω・`)「あ、その前にオートリロードっと・・・・・・」

(´・ω・`)「よし、寝よう」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:16:28.92 ID:uASMdKjd0
翌朝

(´-ω-`)「・・・・・・・・・・・・・・」

ジリリリリリリリリリリッ!!

(´・ω・`)「ハッ!」

(´・ω・`)「もう、こんな時間か・・・・・・」

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「また、学校行かないと行けないのか・・・・・・・・」

(´・ω・`)「仕度しよう・・・・・・・・」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:16:41.92 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「おはよう、カーチャン」

J( 'ー`)し「おはよう」

(´・〜・`)「もぐもぐ」

カーチャンの作る飯はいつも旨い

(´・ω・`)「ごちそうさま」

J( 'ー`)し「おそまつさま」

(´・ω・`)「じゃあ、いってくるよ」

J( 'ー`)し「はい、いってらっしゃい」

また、学校か・・・・・いやだなぁ・・・・・・・
でも行かないとダメだよな・・・・・・



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:17:08.40 ID:uASMdKjd0
僕はいつもの通学路を歩いている
本当は、家に戻りたいけどね

(´・ω・`)「学校いやだなぁ・・・・・・・・」

もう、口癖になっている

(´・ω・`)「あ、100円玉」

ゴンッ!

( ・∀・)「ゲッ!」

(´・ω・`)「いてっ」

( ・∀・)「すまん、大丈夫か?」

(´・ω・`)「あ・・・・大丈夫です」

( ・∀・)「じゃあ、俺はここで・・・・・・・」

なんだろう、この人奇妙な雰囲気だ
普通に見えるけど・・・・・昨日のことで頭おかしくなっちゃったのかな?



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:17:34.28 ID:uASMdKjd0
学校

あっ、ショボンだ

(´・ω・`)「あれ?」

どうしてだろう、急に皆が僕を避けるようになってしまった
今までそんなことはなかったのに

<ヽ`∀´>「ニダニダ」

( ^Д^)「プギャーwwwwwwwww」

(´・ω・`)「え?」

おそらくこいつらが、なんかしたんだろう

<ヽ`∀´>「宇宙人はあっち行くニダ」

( ^Д^)「あー、気持ち悪い」

(´・ω・`)「宇宙人・・・・・・・?」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:18:10.56 ID:uASMdKjd0
(*゚ー゚)「ショボンくん・・・・これ・・・・・」

(´・ω・`)「どうしたの?しぃさん・・・・・・・」

クラスメイトの一人、しぃさんが僕に一枚の紙切れを手渡した

(´・ω・`)「これって・・・・・・・・・」

そこには、僕の悪口や、トイレに入っている写真が載っている・・・・・・・・・・

<ヽ`∀´>「ぎゃはははははは!いい顔ニダ!」

( ^Д^)「ぷぎゃーwwwwwwwwwwwwww」

どうして?僕は何も悪いことしてないのに



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:19:28.06 ID:uASMdKjd0
( ´ー`)「はい、全員席につけーヨ」

<ヽ`∀´>「はーいニダ」

( ^Д^)「うーい」

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・・」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:19:59.09 ID:uASMdKjd0
( ´ー`)「・・・・・・・つまり、円周率が3.14というのは都市伝説であり・・・・・・・・」

ヒソヒソ・・・・・・・・ショボンってさぁ・・・・・・・

    キモい・・・・・・・・・  キャハハハwwwwwww

( ´ー`)「そこ、おしゃべりしない」

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・・」

みんな、僕の事を言っている・・・・・・・・
唯一の安息であった、授業中ですら落ち着けない・・・・・・・・・

<ヽ`∀´>(ニダニダ)

( ^Д^)(プギャーwwwwwwww)



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:20:16.71 ID:uASMdKjd0
( ´ー`)「はい、授業を終わるーヨ」

(=゚ω゚)ノ「起立、気をつけ、礼」

授業は終わった、休み時間がなんてなくなって欲しい

<ヽ`∀´>「プギャー、耳貸すニダ」

( ^Д^)「なんだ?」

<ヽ`∀´>(・・・・・・・・ニダ・・・・・・・・・ニダ・・・・・・・・・)

( ^Д^)「おっけー!」

(´・ω・`)「?」

あいつら、外に出て行ったぞ
何か悪いことを考えているのだろうか
だけど、止める気は毛頭ない
いや、止めても返り討ちにされるのがオチだ



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:21:14.40 ID:uASMdKjd0
数分後

<ヽ`∀´>「ニダハハハハハハハハハ!!」

( ^Д^)「プギャーーーーーーーwwwwwwwwwwwww」

( ^Д^)「二ダー!お前最高!」

<ヽ`∀´>「そうだろニダ!」

(´・ω・`)「?」

また、しょうもないことしてたんだろ

/ ゚、。 /「はい、席についてくださーい」

( ^Д^)「うーい」

<ヽ`∀´>「はーいニダ」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:22:43.02 ID:uASMdKjd0
/ ゚、。 /「・・・・・・つまり、勉強なんてやっても意味はないんですね」

/ ゚、。 /「はい、今の所を宿題にします、提出日はあさってです」

/ ゚、。 /「日直さんおねがいします」

(=゚ω゚)ノ「起立、気をつけ、礼」

( ^Д^)「・・・・クク・・・・・・・」

<ヽ`∀´>「・・・・・・・ニダ・・・・・・・・・」

( ^Д^)「プギャーwwwwwwwもwwwうwwwwwwwwだwwwwwwwwめwwwwwwwwww」

<ヽ`∀´>「ニダハハハハハハハハ!!」

何で笑ってるんだろう、よくわからない

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「図書室行こう」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:23:09.89 ID:uASMdKjd0
やはり、みんな避けている

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「あっ、落としたよ」

キャー!!

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・」

怖いよー・・・・・

    キモいよねー

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「早く行こう・・・・・・・・・・・」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:23:55.75 ID:uASMdKjd0
ドンッ

ミセ*゚ー゚)リ「あっ・・・・・」

(´・ω・`)「あ・・・・・ごめんね・・・・・・」

ミセ#゚ー゚)リ「ちょっと!!触らないでよ!!」

(´・ω・`)「あ・・・うん・・・・・・・」

ミセ*゚ー゚)リ「SM変態ヤローに触っちゃったわ」

ζ(゚ー゚*ζ「スライムプレーですって、キモいわねー」

(´;ω;`)「・・・・・・・・・・・・・」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:24:28.39 ID:uASMdKjd0
図書室

(´・ω・`)「はぁ・・・・・・」

僕が読んでいるのはドラゴンボール、どこかの親切な人が学校に全巻寄付してくれたらしい

(´・ω・`)「悟空みたいに強くなりたいなぁ・・・・・・・・」

無理な願望だ

(´・ω・`)「すみません、これを貸してほしいのですが」

( ゚д゚ )「あ、はい」

本の貸出票に判子を押している、何処の学校でもやっていることだ

( ゚д゚ )「はい、どうぞ」

(´・ω・`)「どうも」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:25:44.17 ID:uASMdKjd0
( ゚д゚ )「フキフキ・・・・・・・・・」

あれ?彼が僕が座ってたとこを雑巾がけしている

( ゚д゚ )「あー、気持ち悪い・・・・・・・」

(´・ω・`)「え・・・・・・・」

( ^Д^)「二ダー!ショボンの奴見つけたぞー」

<ヽ`∀´>「よぉ、宇宙人」

(´・ω・`)「どうしたの?」

( ^Д^)「何で避けられたか分かるかい?」

(´・ω・`)「知らないよ・・・・・・・」

<ヽ`∀´>「お前の家の犬を食ってやったニダ」

(´・ω・`)「そんな・・・・・・・・」

( ^Д^)「おいしくいただいたぜ!」

<ヽ`∀´>「お前の唯一の友達だったけニダ?ギャハハハハハハハ!!」

(´・ω・`)「え・・・・・・・・・・」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:26:10.56 ID:uASMdKjd0
ひどい・・・・・なにもそこまでしなくても・・・・・・・・

( ω )「うっ・・・・・・」

<ヽ`∀´>「お?泣くニダか?」

( ^Д^)「泣き虫っすかwwwwプギャーwwwww」

僕の中で・・・・こみ上げる・・・・・
僕の中にいる・・・・・黒いなにかが・・・・・・・

( ω )「・・・・・・・・・・・」

今・・・・・・・・僕の中で、何かがキレたッ!!



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:26:43.66 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「てめーいい加減にしろよッ、このビチグソがァ〜〜〜っ!」

<ヽ`∀´>「え?」

(´・ω・`)「ヘドぶち吐きなッ!」

ゲシャアン!

<ヽ;`Д´>「イデェーニダ!」

(;^Д^)「二ダー!」

(´・ω・`)「食ってやるッ!」

グニュン

<ヽ;`Д´>「助けて二ダー!!」

ブチュル・・・・・・ブチュル・・・・・・

(;^Д^)「あ・・・・あわ・・・・・二ダーが・・・・・・・」

<ヽ;`Д´>「た・・・・す・・・・け・・・・・・」

グニュン

(´・ω・`)「ガァハハハハハハハハハハハハー―――――ッ」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:27:05.38 ID:uASMdKjd0
(;^Д^)「助けてくれええええ!!」

(´・ω・`)「おっと、逃がさねぇ」

ビチャァッ

(;^Д^)「ヒイイイイィィィィ!!」

(´・ω・`)「てめーも食ってやるッ!」

グニュ・・・・・・グニュ・・・・・・

(;^Д^)「誰かッ!!誰かァー――――ッ!!」

グニュグニュ・・・・・・・・・

(;^Д^)「溶けるッ!!溶けるゥー――――ッ!!」

グニュ・・・・・ブチュル・・・・・ブチュ・・・・・・・

(;^Д^)「い・・・や・・・・・・」

(´・ω・`)「ガァハハハ・・・・・・・・」

(´゚ω゚`)「あっ・・・・・・・・・・・」

バタン



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:28:02.74 ID:uASMdKjd0
保健室

ショボン・・・・・ショボン・・・・・・・・

だめです!揺らさないでください!

すまねーヨ

(´-ω-`)「・・・・・・・・・・・・・」

(´・ω-`)「・・・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「あれ?」

(´・ω・`)「ネーヨ先生・・・・・・・・」

( ´ー`)「やっと起きたかーヨ」

(´・ω・`)「ここは・・・・・・・・」

(´・ω・`)「先生、僕は何で保健室にいるんですか?」

( ´ー`)「プギャーの叫び声が聞こえて、駆けつけたらお前が倒れてたーヨ」

(´・ω・`)「え・・・・・?」

プギャーが叫んでた?そんなことあったっけ?



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:28:31.05 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「先生、一体何が起きてたんですか?」

( ´ー`)「・・・・・・・・・・・」

(´・ω・`)「先生、どうしたんですか?」

( ´ー`)「・・・・・後から、他の生徒から聞いたんだーヨ」

( ´ー`)「ショボンの体から、黄色いスライムみたいなのが出てきて・・・・・・・」

( ´ー`)「二ダーとプギャーを食ったんだとかーヨ・・・・・・・・・」

(;´・ω・`)「!?」

衝撃的な一言だった、僕の知らないうちにそんなことが起きてたなんて
この言葉を別の言い方で言うなら・・・・・・僕は、2人も殺したことになる

( ´ー`)「・・・・・私だって、そんな事あったなんて信じたくネーヨ」

(;´・ω・`)「僕だって信じられませんッ!!だってそんなことありえないでしょうッ!!」

( ´ー`)「けど残念なことに証人は多数いるんだーヨ」

(;´・ω・`)「そんな・・・・・・・・・」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:29:03.94 ID:uASMdKjd0
( ´ー`)「もうすぐで警察の人が来るーヨ」

( ´ー`)「大丈夫、少年だから罪は軽いーヨ」

(;´・ω・`)「嫌ですッ!!僕はなにもしてませんッ!!」

おかしいでしょ?何もしてないのに警察に捕まるんだよ?
気が狂いそう、というか狂ってしまった

( ´ー`)「・・・・・・・・・・」

(;´・ω・`)「うわああああああああ」

コンコン

失礼します

( ´ー`)「はい、どうぞダーヨ」

( ^^ω)「ショボンくんだね?」

(;´・ω・`)「僕は何もしてませんッ!!本当ですッ!!信じてくださいッ!!」

( ^^ω)「話は、署で聞いてあげよう」

(;´・ω・`)「いやだああああああああああああああああ」

僕の手には冷たい手錠がハメられた



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:29:58.18 ID:uASMdKjd0
取調室

( ^^ω)「さぁ、座るホマ」

(´-ω-`)「・・・・・・・・・・・」

もう、頭の中は真っ白だ・・・・・何も考えられない

( ・∀・)「瀬川くん、この子かい?」

あれ?聞き覚えのある声だ

( ^^ω)「そうですホマ」

( ・∀・)「・・・・・・ちょっと席を外してくれないかい?」

( ^^ω)「分かりましたホマ」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:31:38.84 ID:uASMdKjd0
( ・∀・)「やぁ、また会ったね」

(´・ω・`)「あれ・・・・・?えっと・・・・・・・・」

( ・∀・)「ほら、今朝頭ぶつけたじゃん」

(´・ω・`)「あの時の人ですか」

( ・∀・)「うん、モララーって言うんだ」

(´・ω・`)「モララーさん!僕はやってないんです!本当です!」

( ・∀・)「うんうん、分かってる」

( ・∀・)「アレだろ?黄色いスライムが出てきてお友達を飲み込んじゃったんだろ?」

(´・ω・`)「違うんです!僕がやったわけじゃないんです!」

( ・∀・)「まぁまぁ、落ち着いて」

( ・∀・)「ショボンくん、これ見てくれるかな?」

(´・ω・`)「鏡ですか・・・・?」

( ・∀・)「うん、どう見たって鏡だね」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:32:09.41 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「僕の顔しか・・・・・・」

(;´・ω・`)「うわッ!!なに!?」

( ・∀・)「見えた?」

(;´・ω・`)「ゾ・・・・・・ゾンビみたいなのが写ってました・・・・・・・」

( ・∀・)「やっぱりな」

( ・∀・)「今見たのが、俺のスタンド」

(´・ω・`)「スタンド・・・・・・・?」

( ・∀・)「吊られた男を暗示するスタンド、名は『ハングドマン』」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:32:54.76 ID:uASMdKjd0
( ・∀・)「スタンドを完全に制御できてない、つーか、スタンドを理解してないって感じかな?」

(´・ω・`)「すみません・・・・・・・」

( ・∀・)「いやいや、謝ることはないよ」

( ・∀・)「せっかくだし、スタンドのことについて教えてあげようか?」

(´・ω・`)「お願いします」

( ・∀・)「よし来たッ!」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:33:25.83 ID:uASMdKjd0
スタンドとは?

・スタンドとは、その人を守ってくれる守護霊みたいなものである

・スタンドは一人一体まで

・スタンドを自由自在に意思で操れるのが『スタンド使い』

・スタンドを傷つけられると、『スタンド使い』も傷つく
( ・∀・)「これは、例外があるけどな」

・スタンドは、スタンドでしか倒せない

・スタンドとは、『そばに立つ(スタンドバイミー)』という意味から来ている

・スタンドは基本的に普通の人間には見えないし、触れることもできない
 
( ・∀・)「これも例外があって、ショボンのスタンド(イエローテンパランス)なんかがそうだ」

・スタンドは遠くに行けば行くほど力が弱まる

( ・∀・)「これにも例外があるな、俺のハングドマンみたいなのがそうだ」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:34:02.50 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「丁寧な説明ですね、とても分かりやすいです」

( ・∀・)「どーも」

( ・∀・)「ショボンくん、スタンド出せるかい?」

(´・ω・`)「え?よくわからないです・・・・・・・」

( ・∀・)「スタンドっていうのはな、その本人の『闘争本能』みたいなので動かすもんだ」

(´・ω・`)「闘争本能・・・・・・?」

( ・∀・)「まぁ、『精神』ってとこだな」

( ・∀・)「こいつを倒したい、あの娘を守りたい、上からロードローラーが落ちてくる」

( ・∀・)「そういう気持ちになれば出せるんだよ」

( ・∀・)「慣れたら何時でも出せるけどね」

(´・ω・`)「うーん・・・・・・・・」

( ・∀・)「どうだ?」

(´・ω・`)「出そうにないです」

(´・ω・`)「だって、誰を倒そうなんて考えてないし、上からロードローラーだって落ちてきてません」

( ・∀・)「そうかい」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:34:42.39 ID:uASMdKjd0
(;´・ω・`)「うっ!」

苦しい、モララーさんのスタンドに首を絞められている
頭が痛い、息ができない・・・・・・・・・・

(;´・ω・`)「何す・・・・・・るん・・・・で・・・・・すか・・・・・・」

( ・∀・)「さっさとスタンド出さないと死ぬぜ」

(;´・ω・`)「やめ・・・・・・・・」

頭が痛い、頭がはちきれそうだ

( ・∀・)「さぁ、スタンドを見せてくれッ!!」

(;´・ω・`)「ゲホッ・・・・・・・・」



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:35:26.03 ID:uASMdKjd0
(;´・ω・`)「・・・・・・・・ッ!!」

死にたくない、死にたくない、助けて・・・・・・・・誰か助けてッ!!

(;´・ω・`)「グゥッ!」

ブワンッ

( ・∀・)「おお・・・・・・」

(´・ω・`)「で・・・・・出た・・・・・・」

( ・∀・)「そうだッ!その調子だッ!」

( ・∀・)「どうだ?コツが分かったかな?」

(´・ω・`)「なんとなく・・・・・・・・」

( ・∀・)「ショボンくん、次はスタンドを引っ込めるかな?」

(´・ω・`)「引っ込める?」

( ・∀・)「つまり、そのスタンドを消すってことだ、体の中に戻れって暗示すればできるさ」

(´・ω・`)「えーっと・・・・ひっこめ!ひっこめー!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:36:15.41 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「あっ・・・・・・・・」

さっきまで体に纏わりついていたスタンドが消えてしまった

( ・∀・)「いいねー、その調子だよ」

(´・ω・`)「ありがとうございます」

( ・∀・)「そうそう、話変わっちゃうけどさ」

( ・∀・)「最近この町で連続殺人事件がおきているだろ?」

(´・ω・`)「ニュースで話題になっていますね」

僕の町では、連続殺人事件が起こっている
犯人はまだ逮捕されてないだけではなく、犯人像すら分かっていない
僕の町を騒がせている事件だ

( ・∀・)「犯人はスタンド使いだと思うんだわ」

(´・ω・`)「スタンド使い・・・・・ですか?」

( ・∀・)「そう」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:36:39.07 ID:uASMdKjd0
( ・∀・)「一応この男に目星付けているんだけどね」

そういって、モララーさんは一枚の写真を僕に見せてくれた

( ・∀・)「こいつの名前はドクオ、一度窃盗で捕まっている」

( ・∀・)「そんで、この事件の被害者は全員『ドクオ』と関係がある人間だ」

( ・∀・)「だが、決定的な証拠が見つからず、警察もドクオを逮捕できずにいる」

(´・ω・`)「でも、それだけでこの人がスタンド使いだと思うんですか?」

( ・∀・)「いやいや、実はな奇妙な目撃証言があったんよ」

(´・ω・`)「奇妙な?」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:37:06.26 ID:uASMdKjd0
( ・∀・)「そうそう、被害者が殺された当日、被害者の家から気味悪い人形が歩いてたとか」

(;´・ω・`)「!」

( ・∀・)「このドクオは間違いなくスタンド使いだ」

このとき、モララーさんの表情が一気に変わった
すごく真剣な表情だ

( ・∀・)「だが、警察はこいつの尻尾をいまだに掴むことができずにいる」

(´・ω・`)「はぁ・・・・・・・・・」

( ・∀・)「一応、この男に注意しろとだけ言ってこう」

(´・ω・`)「どうも・・・・・・・・・・」

こうして、僕はモララーさんと話して、夜は更けていった
モララーさんはすごく明るい人で話しやすいタイプの人だった



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:37:41.48 ID:uASMdKjd0
J( 'ー`)し「どうも、お騒がせいたしました」

( ・∀・)「いえいえ」

J( 'ー`)し「ほら、行くよ」

(´・ω・`)「うん」

( ・∀・)「ショボンくん、これ」

モララーさんは僕の手に小さな紙を手渡した、電話番号のようだ

( ・∀・)「じゃあ、お気をつけてー」

J( 'ー`)し「本当に申し訳ないです」

このとき、僕はまだ知る由もなかった
この僕が壮絶な戦いに巻き込まれるということを・・・・・・・・



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 17:38:45.42 ID:uASMdKjd0
本体:ショボン(ラバーソール)
スタンド:黄の節制(イエローテンパランス)
      ※名付け親:モララー
能力:他の生命体を「食べる」。食べた物質はスタンドでないため、一般人にもスタンドヴィジョンが確認できる。
スタンドが粘土のようにさまざまな動きが可能なので、それを利用しさまざまな攻撃をする。
スタンドに敵が触れた場合、スタンドの一部が付着する。付着したスタンドは付着した部分と同化し、「食べる」。
付着したスタンドに射程距離は無い。


本体:モララー
スタンド:吊られた男(ハングドマン)
能力:映る物を通してでしか確認できないスタンド。
反射物の間を光の速度で移動する。
映っていたものが突然消えると自動的に正面の映る物に移動する。
鏡の中での結果は現実でも現れる。
映っている反射物を破壊してもスタンドにダメージは無い。

第二話『黄の節制、吊られた男』 完



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