(´・ω・`)はラバーソールのようです

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:47:15.53 ID:uASMdKjd0

第八話『アヌビス神』



188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:47:58.15 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「痛いなぁ・・・・」

スタンドにやられた傷が痛む、早くモララーさんの家に帰ろう

(´・ω・`)「傷口はスタンドで塞いでおこう」

( ^ω^)「おっぱいがひとつありまして〜♪」

( ^ω^)「あれ?」

(´・ω・`)「ん?」

( ^ω^)「ショボンくんかお!」

(´・ω・`)「内藤くん?」

( ^ω^)「大変だお!傷だらけだお!」

(´・ω・`)「いや・・・・大丈夫だよ・・・・」

この偶然出会った人は僕の唯一の友達、ブーンくん
僕とは全く逆のタイプで、超が付くほど明るく、とても人のいい性格だ
だけど、すぐに突っ走ってしまうのがたまにキズ



190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:49:10.28 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「早く家に来て手当てするお!」

(´・ω・`)「え・・・・・でも・・・・・」

( ^ω^)「そのままだと死んじゃうお!」

(´・ω・`)「いや、だから・・・・・・・」

( ^ω^)「早く行くお!」

ブーンくんに連れていかれる、というかこれは拉致されている



191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:49:46.91 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「さ、家に着いたお!」

(´・ω・`)「いや、あの・・・・・・・」

(´・ω・`)「でも、すごいなぁ・・・・・・・・」

ブーンくんの家はかなり大きい一軒家だ
そういえば、ブーンくんのお父さんは会社の社長さんだったっけ?
そんなこと言ってたような気がする・・・・・・・・・



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:51:19.31 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「オカーチャン!ショボン君が大変だお!」

从'ー'从「あら、本当に大変ね」

从'ー'从「待ってね、すぐに救急箱持ってきますから」

(´・ω・`)「ありがとうございます・・・・・・・」

ブーンくんと僕を出迎えてくれたのはブーンくんのお母さんだ
誰にでも自慢できる、美人お母さんって感じ



194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:52:33.39 ID:uASMdKjd0
从'ー'从「はい、これで大丈夫よ」

(´・ω・`)「ありがとうございます」

( ^ω^)「じゃあ、早速遊ぶお!」

(´・ω・`)「うん、いいよ」

ブーン君は無邪気だなぁ・・・・・いつもそう思う

( ^ω^)「ゲームはなにやるお?なんでもあるお」

(´・ω・`)「うーん・・・・・・・・」

正直言って僕は、ゲームとかはあんまりやらないほうだ
返事に困る質問だ



195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:53:19.02 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「あっ!これがいいお!『超ドラゴンボールZ』なら簡単でやりやすいお!」

(´・ω・`)「じゃあ、それで・・・・・・・・・」

( ^ω^)「じゃあ、早速リビングにもっていくお!」

ブーンくんはPS2とソフトをもって、そそくさとリビングまで運んでいった
その姿を見て思った・・・・・・・・こんな言い方はおかしいけど、ブーンくんはかわいいと思う

( ^ω^)「ちょっと待っておー・・・・・・」

(´・ω・`)「うん」



196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:54:24.49 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「なんだアレ?」

壁に刀が飾られている、その刀には妙な存在感と迫力がある・・・・・・・
僕の目があの刀に吸い寄せられそうだ

( ^ω^)「準備できたおー・・・・・ん?その刀がどうしたお?」

(´・ω・`)「あ・・・・・ちょっと見てただけだよ・・・・・・・・」

( ^ω^)「あの刀だけは絶対に抜いちゃイケナイって、おじいちゃんが言ってたお」

(´・ω・`)「どうして?」

( ^ω^)「『その刀を鞘から抜いた瞬間、とてつもない災いが起きる』らしいお」

(´・ω・`)「へぇ・・・・・怖いなぁ・・・・・」



198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:54:41.53 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「・・・・・・・・」

(´・ω・`)「ブーンくん?」

( ^ω^)「うーん・・・・・・・」

(´・ω・`)「どうしたの?」

( ^ω^)「ちょっとぐらい抜いてもいいじゃあないかお?」

(;´・ω・`)「ダメだよ!そんな怖い刀を・・・・・・・・」

( ^ω^)「大丈夫だお!どうせ、『危ないから』とか言って作ったウソ話だお!」

(;´・ω・`)「怪我してもしらないよー・・・・・・・」

( ^ω^)「へーきへーき!」

(;´・ω・`)「あーあ、知らない・・・・・・・・」

( ^ω^)「じゃあいくお・・・・・・・・」

ブーンくんは、僕の忠告も聞かずにその刀を抜いてしまった
無邪気ってこういうときが一番怖い・・・・・・・・



200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:55:07.26 ID:uASMdKjd0
(*^ω^)「すげー!かっこいいお!」

(;´・ω・`)「危ないから戻そうよ・・・・・・・・」

( ^ω^)「でもさ、この刀・・・・・凄く美しいと思わないかお?」

(;´・ω・`)「分かったから、戻してよ・・・・・・・・」



201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:56:06.90 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「なぁ・・・・なんかさ・・・・」

(´・ω・`)「ん?」

( ^ω^)「人・・・・・斬りたくなった・・・・・・・」

ブーンくんの笑顔にあの無邪気さはない・・・・・・・・

(;´・ω・`)「は?」

( ^ω^)「お前から斬ってやるぜェェー――――ッ!」

(;´・ω・`)「うわああああああああああああああ」

(;´・ω・`)「イ・・・イエローテンパランスッ!」

( ^ω^)「ん?面白いスタンドを使うな・・・・・・・・・・」

( ^ω^)「今の・・・・憶えたぞッ!」

そこに居るのはあの無邪気なブーンくんじゃあない・・・・・・・・・
冷たい目をした、殺人鬼のブーンだ



202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:56:35.03 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「オレは冥府の神『アヌビス』を暗示するスタンド・・・・・・・・・」

( ^ω^)「ウシャアー――――――ッ!!」

(´・ω・`)「イエローテンパランスッ!」

( ^ω^)「ホアッ!」

(;´・ω・`)「イエローテンパランスを斬られたッ!?」



203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:56:59.14 ID:uASMdKjd0

从'ー'从「ブーンってば、あれほど刀抜いちゃいけないって言ったのにねぇ・・・・・」

从'ー'从「ちょっと、オシオキしちゃおうかな?」



204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:57:21.61 ID:uASMdKjd0
( ^ω^)「我がアヌビス神に斬れぬものはないッ!」

(;´・ω・`)(僕のイエローテンパランスが通用しない・・・・・・・・・・勝てるわけがないよ・・・・・・・・・)

( ^ω^)「真っ二つに裂いてやるぜェェー―――ッ!」

シュー・・・・・・・・

( ^ω^)「なんだぁ?」

なんだ、このガスはッ!
なんだか、身体が重い・・・・・・・・・・意識が・・・・・・・遠のいていく・・・・・・・・

(´・ω-`)「これは・・・・・・・・」



206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:58:29.10 ID:uASMdKjd0
(´・ω・`)「何処?」

さっきまで、ブーンくんの家に居たはずなのに・・・・・・・僕は何で遊園地で眠っているんだ?

( ^ω^)「チィッ・・・・・・斬り損ねたぜ・・・・・・」

( ^ω^)「次こそ、斬ってやるッ!」

(;´・ω・`)(マズイよ〜〜〜〜〜っ)

( ^ω^)「死ね・・・・・・・」

(;゚ω゚)「うおッ!」

(´・ω・`)「??」

なんだ?ブーンくんのもっていた刀が沈んだぞ

(;゚ω゚)「刀が・・・・重いッ!」



207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:59:23.15 ID:uASMdKjd0
「こらこらー!刃物で遊んじゃあだめだよー!」

(;´・ω・`)「誰ッ!?」

そこには、大きな鎌を持った死神のようなモノが居た
誰のスタンドだ?

( ^ω^)「なにぃ?貴様も斬って欲しいのか?」

「ムリだよぉ〜ん!お前じゃあこの私を斬れないよぉ〜ん!」

(#^ω^)「うるせえェェー―――――ッ!」

(;゚ω゚)「オフゥッ!」

今度はブーンくん自身が地面に沈んだ・・・・・いったい、何が起きてるのだ?
この死神のようなスタンドの能力だろうか?



208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 18:59:40.18 ID:uASMdKjd0
「ラリホー!悪い子はオシオキしちゃうよぉ〜ん」

(;^ω^)「もうしないッ!・・・・・だから・・・・・・苦しいッ・・・・・・・・潰れるッ!」

「じゃあ、私とお約束してよォォ〜〜〜ん」

(;^ω^)「分かったァッ!元に戻せェーッ!」



209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 19:00:13.90 ID:uASMdKjd0



( ^ω^)「うーん・・・・・・・酷い夢を見た気がするお・・・・・・・」

僕は何で眠っていたんだ?しかも、ブーンくんの家で

从'ー'从「ショボンくーん、お迎えの人が来たわよー」

(´・ω・`)「お迎え?」

( ・∀・)「よぉ、お友達と一緒にねんねしてたのかい?」

(´・ω・`)「モララーさん!」

( ・∀・)「すみませんね、ご迷惑おかけして」

从'ー'从「いえいえ」

( ・∀・)「ほら、帰るぞ」

(´・ω・`)「はい」



210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 19:00:48.14 ID:uASMdKjd0


从'ー'从「もう、暴れないでね」

アヌビス神「は・・・・はい・・・・・・」



211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/25(日) 19:01:12.15 ID:uASMdKjd0
本体:ブーン
スタンド名:アヌビス神

       後にブーンが扱うようになる


本体:渡辺さん(ブーンの母)
スタンド:死神13(大鎌を持った死神)

      彼女がスタンド使いだということを知る者は居ない

第八話『アヌビス神』 完



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