(´・ω・`)はラバーソールのようです

3: :2008/06/12(木) 00:17:07.74 ID:4aQ/i4fS0

第九話『審判』



4: :2008/06/12(木) 00:18:13.47 ID:4aQ/i4fS0
私の名は松本、バーの店長をしている
客はモララーとツンぐらいだが・・・・・・・時々とんでもない客が来る

( ・ω・)「いらっしゃい」

lw´‐ _‐ノv「・・・・・・・・」

( ・ω・)「ご注文をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

lw´‐ _‐ノv「松本さんですよね?」

( ・ω・)「はい、そうですけど・・・・」

lw´‐ _‐ノv「噂は聞いています、殺しの依頼をしたいのですが・・・・・」

そう、殺しを依頼する客だ



5: :2008/06/12(木) 00:19:12.50 ID:4aQ/i4fS0
( ・ω・)「そっちの方は廃業ですよ・・・・・今じゃあ、寂れたバーの店長ですよ」

lw´‐ _‐ノv「お金ならいくらでもあります」

( ・ω・)「いえ、受け取れませんよ・・・・・もう、この仕事はしたくないんです」

lw´‐ _‐ノv「どうしても・・・・・」

lw´‐ _‐ノv「どうしてもッ!貴方じゃあないとダメなんですッ!」

( ・ω・)「私じゃあないと?何故です?」

lw´‐ _‐ノv「殺して欲しいのは・・・・・・スタンド使いです」

(;・ω・)「!?」

驚いた、こんな依頼は今まで無かった
スタンド使いを殺して欲しいとは・・・・・



7: :2008/06/12(木) 00:20:14.13 ID:4aQ/i4fS0
lw´‐ _‐ノv「名はシュー、スタンドは・・・・・」

lwつ _⊂ノv

( ・ω・)「創造の神『クヌム』を暗示とするスタンド、『クヌム神』です」

私の顔だ・・・・自分の顔を鏡以外で見るとは・・・・・・なんとも不気味だ

(;・ω・)「そ・・・それで、そのスタンド使いとは・・・・・」

( つω⊂)

lw´‐ _‐ノv「本体は『フォックス』、スタンドは『審判』を暗示とするスタンド『ジャッジメント』」

( ・ω・)「もし、よければ・・・・理由のほうも・・・・・・」



8: :2008/06/12(木) 00:20:51.46 ID:4aQ/i4fS0
lw´‐ _‐ノv「・・・・・・・・私は『フォックス』に無理な求婚を迫られました」

lw´‐ _‐ノv「もちろん、私はその求婚を断りました」

lw´‐ _‐ノv「それに『フォックス』は怒り・・・・・・・両親は、『フォックス』の手によって殺されました」

lw´‐ _‐ノv「一瞬の出来事でした・・・・・私の目の前で両親は一瞬で亡き者となりました・・・・・」

lw´‐ _‐ノv「戦闘力の無い私のスタンドではどうしようもありませんでした」

lw´‐ _‐ノv「だから・・・・・松本さんの『エンペラー』なら・・・・『『エンペラー』なら、あの男を殺せるッ!』と思い・・・・・」

lw´; _;ノv「私の両親の無念を晴らしてくださいッ!『フォックス』の身勝手で死んだ私の両親のッ!」

始めは断ろう、そう思ったのだが・・・・・スタンド使いが絡むとするなら話は別だ
この町で起きている『異常』に関係しているかもしれない・・・・・・・
正義感などではない、私のためだ



9: :2008/06/12(木) 00:22:00.51 ID:4aQ/i4fS0
lw´; _;ノv「松本さん・・・・・」

( ・ω・)「いいでしょう・・・・その仕事、引き受けましょう」

lw´; _;ノv「本当ですか?」

( ・ω・)「本当の本当にこの仕事で最後になるでしょうがね・・・・・・」

lw´; _;ノv「ありがとうございます・・・・・ありがとうございます・・・・・」



10: :2008/06/12(木) 00:22:59.41 ID:4aQ/i4fS0

練馬区某所、私はフォックスの住むアパート付近まで足を運んだ


( ・ω・)「ここが、フォックスの家か・・・・・」

( ・ω・)「ムゥッ?」

窓から顔だした、フォックスだ

( ・ω・)「あの男だな・・・・よし」



11: :2008/06/12(木) 00:24:09.31 ID:4aQ/i4fS0

ノリ, ^ー^)li「いらっしゃいませ、何名様で?」

丁度良い場所にファミレスがあった

( ・ω・)「一人で」

ノリ, ^ー^)li「おタバコは・・・・・・・・?」

( ・ω・)「喫煙で」

ノリ, ^ー^)li「かしこまりました、こちらのお席・・・・・」

( ・ω・)「いえ、あの窓側の席にしたいのですが」

ノリ, ^ー^)li「はい、かしこまりました」

あの席は丁度良い、あの男の家からだとこの席は死角となる
まさに、暗殺にぴったりの場所だ



12: :2008/06/12(木) 00:25:30.99 ID:4aQ/i4fS0

「お前、何の用だ?」

(;・ω・)「スタンドッ!?」

まさか、フォックスに感づかれていたのか?

「ん?お前、見えるのか?シューを僕から奪う気か?」

( ・ω・)「何の用だ?」

「最近、シューちゃんを奪おうとする輩が多い・・・オレがこうして始末しにくるのだ」

ノリ, ^ー^)li「コーヒーをお持ちしました」

( ・ω・)「どうも」

( ・ω・)(こいつ・・・・・・・・・)

彼女の名前を二回も口に・・・・・確信した、こいつはフォックスのスタンド『ジャッジメント』だ

( ・ω・)「今から、お前の脳天をエンペラーでぶち抜きたいが・・・・・聞きたいことがある」

( ・ω・)「お前らのリーダーは何者だ?」

ジャッジメント「リーダー?何の・・・・・」

ジャッジメント「ボォッ!」

まず、一発・・・・コイツの右肩をぶち抜いた



13: :2008/06/12(木) 00:26:21.92 ID:4aQ/i4fS0
( ・ω・)「答えろ、呆けるじゃあないぞ」

ジャッジメント「ヒ・・・・ヒイイィィィエエエエェェェー―――ッ!!」

逃げたか・・・・・

( ・ω・)「・・・・・・・逃がしはしない、私のエンペラーはお前をどこまでも追い詰める」

( ・ω・)「すみません、お会計を」

ノリ, ^ー^)li「ありがとうございます」

ノリ, ^ー^)li「お会計、350円になります・・・・丁度お預かりします」



14: :2008/06/12(木) 00:27:03.06 ID:4aQ/i4fS0
爪lil'0`)「ヤベエエェェェよォォー――ッ!!ヤクザに狙われてるゥゥー――ッ!!」

爪;'-`)「逃げろ・・・・・逃げねェと死ぬぜェ〜〜〜ッ!」

( ・ω・)「・・・・・・・・」

爪lil'0`)「ゲェーッ!」

( ・ω・)「お前がフォックスか」

爪lil'0`)「ウヒャアアアァァァァァァ!!」

( ・ω・)「騒ぐな、ゴミヤロー」

爪;'-`)「は・・・・・ハヒィ・・・・・」

エンペラーを額に当てただけで服従してしまった、根性の無いヤツめ
とりあえず、コイツを人目のつかない所へと連れ込もう



15: :2008/06/12(木) 00:28:00.67 ID:4aQ/i4fS0
( ・ω・)

(・ω・ )

( ・ω・)「・・・・・・お前らをまとめているボスは何者だ?言え、言わなければ殺す(言っても殺すけど)」

爪;'-`)「な・・・・何のことだ?ボス?知らない・・・・」

爪lil'0`)「オブッ!」

またすっ呆けるようだ、今度は顔面に肘を入れてやった

( ・ω・)「この町に、スタンドを使う犯罪集団がいるらしい・・・・お前もその一人だろ?」

爪;'-`)「知らない・・・・僕は犯罪に手を染めない・・・・」

こいつ・・・・どうしようもない性格だ・・・・

( ・ω・)「フーッ、もういい・・・・」



17: :2008/06/12(木) 00:28:39.98 ID:4aQ/i4fS0
爪lil'0`)(あわわわわわわわ□×○@くぁwせdrftgyふじこlp;)

爪lil'0`)(ヤベェ・・・・・・このままじゃあ、このヤクザに殺されちまうぜェェー――ッ!!)

爪;'-`)(強い意志を持てッ!自分ッ!オレはヤクザになんか負けないッ!)

爪;'-`)(こんなヤクザに・・・・・こんなヤクザに・・・・・)

爪#`Д´)「負けてたまるかァァー――――ッ!!」

ジャッジメント「ムゥオオォォォー――ッ!!」

(;゚ω゚)「ボホォッ!」

ジャッジメントの拳の一撃が入った、私の体に激しい激痛が走っている

(;・ω-)「貴様ァッ・・・・・・」

爪;'ー`)「ま・・・・参ったかッ!ヤクザめッ!」



18: :2008/06/12(木) 00:30:24.10 ID:4aQ/i4fS0
(;・ω-)「クッ・・・・・エンペラーッ!」

爪 'ー`)「『窮鼠、猫を噛む』・・・・・まさにッ!この状況ッ!」

爪 'ー`)「ジャッジメントッ!コイツを殺して欲しいッ!」

(;・ω・)「何だ?」

土を掘るような音がする、コイツの能力か?
そして、次に目にしたものは衝撃的だった

(;・ω・)「何だァァー――ッ!!アレはァァー―――ッ!!」

目の前に居たのは、映画などでよく見る怪物だ・・・・・
顔は猪のようで、上半身だけ立派というアンバランスな体をしている

爪 'ー`)「こ・・・・これが『ジャッジメント』の能力・・・・」

怪物「オオォォー――ンッ!!」

爪 'ー`)「そいつを取り押さえろッ!」

怪物にあっさりと捕まってしまった、怪物の力はかなり強い
私の力ではどうしようもない



19: :2008/06/12(木) 00:32:31.97 ID:4aQ/i4fS0
爪#'ー`)「おい、ヤクザァ・・・・・・さっきはよくもやったなッ!」

爪#'Д`)「死ねやァァー――ッ!!」

フォックスは鬼の首を取ったかのように私に対して殴る、蹴るなどの暴行を加える

(;-ω-)「ゴフッ!」

爪#'Д`)「ヤクザめ、思い知ったかァ・・・・・」

(;・ω-)「ハァ・・・・ハァ・・・・」

(;・ω-)「エ・・・・エンペラー・・・・」

爪 'ー`)「バカが!オレはお前の後ろにいるんだ!銃で撃てるわけがないッ!」

( ・ω・)「お前は・・・・・・この私が何故、仕事を一度も失敗したことがないかを知らないだろう」

( ・ω・)「食らえッ!」

エンペラーの弾丸を発射した、拳銃独特の爆発音がする
弾丸は、フォックスとは間逆の方向へと飛んで行く



20: :2008/06/12(木) 00:33:35.71 ID:4aQ/i4fS0

爪 'ー`)「なにやってんだバカ・・・・・」

フォックスとは反対の方向に撃った弾丸の軌道が変わった
弾丸はフォックスへと向かった

爪lil'0`)「なんだとォォー―――ッ!?」

( ・ω・)「GO to Hell」



21: :2008/06/12(木) 00:33:48.80 ID:4aQ/i4fS0

爪lil'0`)「ぎにゃあああああああ!!」



22: :2008/06/12(木) 00:34:00.69 ID:4aQ/i4fS0
( ・ω・)「命中か」

私をつかんでた怪物は乾燥した泥団子のように崩れ去った、なるほど・・・土人形か

( ・ω・)「エンペラーは弾丸もスタンドだ、だから弾丸の軌道も自由自在なのだ」



23: :2008/06/12(木) 00:34:38.77 ID:4aQ/i4fS0
lw´‐ _‐ノv「松本さん・・・・・フォックスのほうは・・・・・」

( ・ω・)「ええ、眉間を撃ち抜かれて即死です」

lw´‐ _‐ノv「ありがとうございます、これは報酬とほんのお礼です」

( ・ω・)「こんなに・・・受け取れませんよ」

lw´‐ _‐ノv「いいんです、貴方のお陰で平穏な生活を取り戻せたんです・・・・・これは気持ちとして受け取ってください」



24: :2008/06/12(木) 00:35:35.12 ID:4aQ/i4fS0
ξ゚听)ξ「へーイ!マスター!」

( ・ω・)「やぁ、ツン」

ξ゚听)ξ「この子は誰だい?ガールフレンド?」

( ・ω・)「いや、ちょっとした知り合いだよ・・・・」

lw´‐ _‐ノv「じゃあ、私はこれで・・・・」

ξ゚听)ξ「あら、帰ったわね」

彼女はツンのテンションについていけなかったのだろう・・・・

( ・ω・)「フーッ・・・・で、今日も酒かい?」



26: :2008/06/12(木) 00:35:54.12 ID:4aQ/i4fS0
ξ゚听)ξ「分かったらさっさと出しなさい!」

(;・ω・)(コイツの相手の方が疲れるな)


本体:フォックス
スタンド:ジャッジメント

      眉間に弾丸ぶち込まれて死亡



第九話『審判』 完



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