( ^ω^)は('A`)とのダブルスを貫くようです
- 52 : 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします :佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 22:30:32.05 ID:uQzEfX9AO
第六話
静寂に満ちるウィニィ高校テニスコート。
ブーンは恐る恐る顔を上げ、ボールを確認する。
( ^ω^)「…お?」
ボールは、ネットの向こうに転がっていた。
('A`)「ナイスファイト! ブーン!」
歓喜の声とともにドクオはブーンの元へと駆け寄り、手を差し延べた。
ブーンはその手を取り、置き上がる。
30―15
気持ちが動かしたそのポイントは、相手のペースに飲まれかけたブーン達にとっては意義の大きい一点だろう。
- 53 : 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします :佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 22:32:46.66 ID:uQzEfX9AO
- ( ^ω^)「よし、次の一点、大事だお!」
('A`)「おう!」
パチンと二人の掌が弾け合う。そして二人はポジションへと着く。
互いの心のエンジンが掛かり始めた。
その様子を横目に弟者は無表情のまま舌を打つ。
(´<_` )「…すまん兄者、油断した」
( ´_ゝ`)「気にするな。それよりあのにやけ顔…」
兄者はブーンを見据えた。
(´<_` )「ああ、速いな」
( ´_ゝ`)「奴の足は要注意だ」
(´<_` )「了解」
セットポジションへと向かう流石ペア。
それを見ながらドクオは考えを巡らせる。
('A`)(…よし、少し引っ掛けてみるか)
- 55 : 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします :佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 22:34:08.45 ID:uQzEfX9AO
心でそう呟き、改めて構え直すドクオ。兄者はそれを確認すると小さく口を開いた。
( ´_ゝ`)「サーティ、フィフティン」
トスが上がった。そして、バックに放たれるサーブ。
ドクオは両手でクリップを握り閉め、クロスへと体を傾け、ラケットを引く。
走りだす、弟者。
スイングされる、ラケット。後に、インパクト音。
弟者のラケット面はブーンの足元へと向いている。
ボールが、ストレートを抜けていった。そのボールはしっかりとコート内を弾み、ツーバウンドを刻んだ。
(´<_` )「なっ……!」
- 56 : 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします :佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 22:34:58.95 ID:uQzEfX9AO
- 一瞬、動揺に歪む弟者の表情。
30―30
ポイントが並ぶ。
('A`)「よし!」
ガッツポーズをするドクオの元にブーンがはしゃぎながら駆け寄ってきた。
( ^ω^)「ちょwwwすごいおドクオwww」
('A`)「うまく掛かってくれたな」
ドクオは安堵しながら流石ペアを見据えた。そして、思った。
('A`)(戦える…。そして、うまくいけば…勝てる!)
確かな感触にドクオは手を握り絞めた。
- 57 : 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします :佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 22:35:59.33 ID:uQzEfX9AO
- 一瞬、動揺に歪む弟者の表情。
30―30
ポイントが並ぶ。
('A`)「よし!」
ガッツポーズをするドクオの元にブーンがはしゃぎながら駆け寄ってきた。
( ^ω^)「ちょwwwすごいおドクオwww」
('A`)「うまく掛かってくれたな」
ドクオは安堵しながら流石ペアを見据えた。そして、思った。
('A`)(戦える…。そして、うまくいけば…勝てる!)
確かな感触にドクオは手を握り絞めた。
- 60 : 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします :佐賀暦2006年,2006/10/27(佐賀県と汚職) 22:38:39.36 ID:uQzEfX9AO
この先、ドクオの思った通り、試合は均衡の接戦となった。
技術で流石ペアが取れば、頭脳プレイ、粘り強さでブーン達が返していく。
そして、ゲームカウントは4―5。
流石ペアリードで迎えたこのゲーム。
それは、起こった。起こってしまった
To be continued
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