( ФωФ)さとりごころのようです

3: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:05:31.29 ID:YitxL7qq0
   



  三章 影法師


     四話 陽炎余談




4: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:08:17.13 ID:YitxL7qq0
ノハ;゚听)「ただいまーあっ」

( ФωФ)「おかえり」


あついあつい、と言いながらヒートが居間に飛び込んできた。
彼が冷えた麦茶を持ってくる旨を伝えたら、インナーの胸元をつまんでパタパタさせながら答える。

ノハ;゚听)「助かるよ」

涼しさを求め、彼女はふらふらと扇風機へ近づく。
風を独り占めするように夏の救世主の前に座り込み、迷わず『強』のボタンを押す。
いままで『弱』で動いていたモーターは回転数を上げ、彼女の髪をなびかせる。
その間に彼は冷蔵庫から麦茶を取り出し、コップに注ぐ。
そしてペットボトルを冷蔵庫に戻し、コップをヒートの元へ運ぶ。

ノハ;‐凵])「アー、ワレワレハウチュウジンダー」

( +ω+)「いい大人が何をやってるんだか……ほれ」

ノハ;゚听)「お」

コップを受け取ったヒートは、麦茶を一気飲みする。
よほど渇いていたみたいだ。
空になったそれを自身の脇に置き、気持ち良さそうに大きく息を吐く。

ノハ*゚听)「おふぅ……生き返ったあ」



5: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:11:31.16 ID:YitxL7qq0
もう三十分ほど時間が経てば、正午だ。
あと二時間程、気温が上昇する時間帯なので、少々げんなりするだろう。
めいっぱい風を浴びるヒートは辺りを見回して気づく。

ノパ听)「シューは?」

( +ω+)「出かけた」

ノパ听)「そろそろお昼時なのに?」

( ФωФ)「私もそう言ったのだが。
        昼飯を作ったあと、用事あるから、とな。
        夜には戻ると言ってたぞ」

テーブルには、ラップで覆われたそうめんと薬味、トマトのサラダが置いてある。
そうめんの上に載せてあった氷はすでに融け、麺つゆの中の氷も同じ結果となっていた。
食べるときは冷凍庫から持ってきて追加すべきだろう。

サラダはスライスしたトマトに、微塵切りされた玉ねぎが乗っている。
ドレッシングをかけられて瑞々しく見える。

ノパ听)「ふーん。
     ご飯はどこかで食べるのかな?」

( +ω+)「そこまでは聞いてないがおそらくは」

ノパ听)「そっか」



7: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:15:06.40 ID:YitxL7qq0
ノハ*゚听)「しかしねぇ。
      わざわざご飯作らなくてもよかったのに」

( ФωФ)「でも嬉しいんだろ?」

ノハ*゚ー゚)「まあね」

彼女の右手は絆創膏がたくさん貼られている。
先日、猫を捕まえたときに引っかかれたりしたためだ。
おかげで水周りの家事は少々つらいとのこと。
だからシューは昼食を作っていったのだ。

ちなみに彼も少しばかり手伝ったが、あえてそれを言わないでおいた。
自身の自慢より姉妹愛をとったためだ。

ノハ*゚听)「んじゃ、ちょっと早いけどお昼にする?」

(*ФωФ)「賛成」

('∀`) サンセーイ


(;+ω+)

嗚呼、帰ってきちゃったよこいつ。
ヒートがいるため、「食べられないだろ」というツっこみはしないでおこうな。



8: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:19:17.07 ID:YitxL7qq0
よって彼は無視し(ヒートはそもそも気づいてない)、皿の上を覆っているラップを取り外す。
ヒートは冷凍庫から氷を持ってきて、お椀の中の麺つゆに入れる。
二人がテーブルの前に腰を下ろした後、「いただきます」と声を揃える。

ノハ*゚听)「ところでロマさん。
      シューがどこへ行ったか聞いてる?」

(;ФωФ)「いや、聞いてないな。
        というかなんというか、声をかけづらかった」

ノパ听)「?」

(;+ω+)「……お前がいない時にとある話を聞いたんだよ。
       で話し終わったら何故かシューの奴、機嫌を損ねたみたいでな。
       そこから口数が少なくなってな。話しかけてもほとんど反応がなかったんだ」

おかげで料理を手伝うとき、神経をすり減らした。
ヒートの手のこともあったため、彼も手伝うと言ったのだがスルー。
半ば強引に台所へ立つと、料理の指示だけされて、それ以外では口を開かなかった。
なかなか空気の重いクッキング風景だった。

ノパ听)「どんなこと話したの?」

(;ФωФ)「シューが人の顔を見ることができないという話だ」

ノパ听)「あー」



9: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:22:54.57 ID:YitxL7qq0
ヒートは複雑な顔をして、麺つゆにネギとシソ、練りわさびを入れる。
次いでそうめんを入れ、口に入れる前に言葉を吐く。

ノパ听)「どこらへんから機嫌が悪くなったの?」

( ФωФ)「ん?
        えーとたしか……シューに『お前はきれいというより可愛い部類だ』といってだな」

ノパ听)

( ФωФ)「どうした?」

ヒートは金縛りにあったかのように停止していた。
そうめんを口に運ぼうとしていたところで止まったので、なんだか滑稽だ。
しかし季節は夏。氷漬けの状態がいつまでも続くわけがなく、すぐに解凍されていった。

ノハ;゚听)「あ……あわわわわっ」

彼女は彼を凝視していた。
体を震わせ顔を赤くして、どうも興奮している模様。
その状態がたっぷり五分ほど続いた後で息を胸いっぱいに吸う。

「あれ?なんかデジャヴ?」、そう思ったとき、彼の顔が青ざめていった。



10: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:26:05.72 ID:YitxL7qq0
  






ノハ*゚听)「ロマさんがっ、シューを口説いたあああああああああああああああっっ!!!
      やっべ、これはもういろんな意味でやべえっスよ!!
      シューはまだ十五よ?! 結婚できる年齢まであとひと月だけどさ!!
      いま手を出したら犯罪よ?! ロリコンよ!!!
      ロマさんっ、早く警察いこうっっ!! 今ならまだ間に合うさっっっ!!!!」

('∀`) シューチン、ハァハァ…




(;+ω+)つ)∀`)


(;+ω+)「いや、ヒートさん。
       これにはちょっとした話の流れでそう言っただけであってね」


そういえばこの家に来たときもこんなのあったなぁ、とぼんやり思う。
ちなみに彼は今のところ過ちを犯してないので、どうかご容赦を。



12: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:29:37.21 ID:YitxL7qq0
ノハ*゚听)「ま、あれでしょ?
      シューが『私ってきれい』とか聞いてきたんでしょ?」

(;+ω+)「分かってて騒いだのかい」

ノハ*゚听)「騒いだ方が明るくていいじゃん!!
      で、話を聞いてロマさんはどう思った?」

(;+ω+)「不幸な奴だなあと」

どうして顔が見えなくなったのかは、本人が話さなかったので分からない。
しかし簡単に憶測できよう。
後頭部に傷痕があり、そこが染みるためニット帽をしていると彼女は言っていた。
何らかの事故で損傷し、脳にダメージを与えられたと考えられる。

俯いてまぶたを閉じて考えていると、彼の額に声がかかった、「一つ忠告だけど」


ノハ‐凵])「あんまりそういう感情を持ってシューに接しない方がいいよ」


ヒートはお椀の中のそうめんを口に入れ、噛まずに飲み込む。
どういう意味だろう?
彼は即座に聞き返すと、ヒートは簡潔に答えた。



13: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:32:34.43 ID:YitxL7qq0
ノパ听)「あの子はね、同情されるのが嫌いなんだよ」

ヒートは次のそうめんをお椀に足す。
対照的に、彼の箸は乾いたままの状態だ。


つまりあの時……シューに可愛いと言った時、彼女は同情されたと思ったのだろうか。
だから彼女は不機嫌になったのだろうか。
ならば申し訳ないことをしたなと彼は思う。

たしかにあの時、彼はシューの障害を聞いて同情した。
「私きれい?」、その問いに正直に答えたのもその感情のせいだ。
したがって後で謝るべきかと考えて、ゆっくり首を振る。
シューが望んでいるのはそんな態度じゃない。


やがて今後のシューへの態度が一つ決まり、彼はざるの上のそうめんに箸を伸ばす。
が、その先が麺に触れる前にピタリと止まる。

( Фω+)「……どうして?」

ノハ*゚听)「なにが?」

( +ω+)「どうして同情されるのが嫌いなのだ?」



14: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:38:33.86 ID:YitxL7qq0
片手にトマトを乗せた小皿を手にしたまま、ヒートも止まる。
二秒くらいだろうか、止まった時はヒートのため息とともにゆっくり流れだした。
小皿をテーブルの上に置き、呟く、「現状しか話さなかったのかあ……」

ノハ‐凵])「シューの頭の傷は物心つく前についたものなんだ。
      でもね、『顔が見えない』事実に気づいたのは、シューが十一のときなんよ」

(;ФωФ)「え?」

「それはあまりにも遅くないか」、出かけた疑問の言葉は喉元で止まってくれた。
ヒートの話はまだ続く。今は話の腰を折るべきじゃない。
しかし、話している方は彼の顔をみて、何を言いたいか理解していた。

ノパ听)「分かってる。私だって遅すぎたと思ってるよ。
     だけど仕方がなかったんだ。
     ……とっても嫌な言い訳だけど、そう言うしかない状況だったんだよ」


ノハ‐凵])「物心つく前にシューは顔を見ることができなくなった。
      その事故も防げなかった。
      飼い主を噛み殺した犬のウツロが、ウチに来てしまってね。
      私だけ不幸中の幸いで無傷だったけど、皆、凶暴化したあれにやられてしまったんよ」

ウツロに襲われて、シューは脳にダメージを負ったのか。
ヒートの年齢はたしか二十三、シューは十五だったはず。
物心つく前ということから逆算してみると、当時のヒートの年齢は八歳から十一歳。
そしておそらくその時に、彼女らの両親は亡くなったのだろう。
親をも死なせる獣を相手に、小学生の子供に何ができようか。



15: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:42:00.57 ID:YitxL7qq0
ノハ‐凵])「あの事故後、シューはおそらく変ったんだろうね。
      もしかしたら、家族にしか分からないサインをどこかで出していたかもしれない。
      でもあの時はごたごたしていてたから、ほんの些細な変化にも気付くことができなかった。
      サインを見逃せばそれでおしまい。『変化』は『成長』としか思えないのさ」

ヒートは自分を責めているのだろうか。
だが今となってはどうしようもない。
ウツロに襲われたのだって星の巡りが悪かったのだろう。
「本当に嫌な言い訳だな」、自分の考えがヒートと同じになり、彼は否定するように頭を振る。

ノパ听)「シューはさらに運が悪かった。
     顔の概念を理解する前に、脳に損傷を負った。
     だからシューには『顔が見えない』と自己申告することすらできなかったんだ。
     ……当然だよね。無いと理解できてないことをどうやって周りに知らせることができるの?」

( Фω+)「シューは顔というものを理解できていない。
        それが見えないからといって、そのことが異常だとは知りえない……ということか」

だから気づくのが遅れてしまったのか。
シューは理解できていないから、自己申告をしない。
つまりヒートがシューのサインを見つけて病院に行ったのだろう。
そして年月的に考えて、シューはあまりサインを出さなかったのだろう。
つくづく不運で不幸な娘だと思う。

彼の言葉を聞き、ヒートは微笑む。

ノパー゚)「そ。
     でもね、シューは自分を不幸だとは思ってないんだよ。
     あの子を知ってる人は皆同情するけど、シューにとってみれば『ワケワカラン』状態だろうね」



16: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:46:08.17 ID:YitxL7qq0
( +ω+)「でも皆、同情する。
        そんなことがあまりに続いたから辟易したってところか?」

ノハ*゚听)「ロマさん大正解っ!!」

箸を置き、拍手して彼を称える。
そこでようやく彼はそうめんをお椀に入れる。
麺つゆにひたしたそれを口に入れ、胃に流す。
ヒートもそうめんを腹に入れる作業を再開する。


さて、実をいうと彼には一つ考えていたことがあった。

それはシューから『顔が見えない』話を聞いたときから。
彼は思う。あの話には違和感があった。
脳に傷がついて顔が見えなくなる……そのことに疑問を投げかけることなどできない。
なぜなら彼にはそんな知識などないから。脳外科医や心理学者でも引っ張ってくれば別だろうが。
ただ、顔が見えないと仮定してもある種の矛盾が出てくる。

( +ω+)「なあ、ヒート」

ノハ*゚听)「なんだい?」

( Фω+)「どこまで本当の話なのだ?」

よって表情が顔に出やすいヒートにカマをかけてみることにした。



17: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:49:28.49 ID:YitxL7qq0
ノパ听)「なんのことさ?」

( +ω+)「……お前って嘘つくときに耳が動くんだな」

ノハ;゚听)「いやいや、動かないっスから」

ヒートは意外に動じなかった。
そして事実、耳は動いていない。彼のハッタリだ。
この引っかけは失敗したもよう。
だが彼とて一つだけだが矛盾を見つけているのだ。
シューにはあの話で虚を突かれて話しだせなかったが。

ノパ听)「そもそもなんで嘘をつかなきゃならんのさ?
     こんなデマいっても私たちにゃなにも得なんてないよ?」

シューの姉であるヒートなら、その矛盾を解決してくれるだろう。

( +ω+)「……話は変わるが私はな、実は記憶力が良いのだ。
        一回でも見聞きしたことなら大抵忘れない。
        まあ、理解できないことはたくさんあるがな。
        もう一度言うぞ、“私は記憶力が良いのだ”」

ノパ听)「……」

ヒートは黙りこんだ。
自分の過去の失言を探しているのだろうか。
だが残念。失言をしたのはシューなのだ。



19: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:55:57.41 ID:YitxL7qq0
( ФωФ)「私がここに来た翌日、シューの案内でこの町を歩いた。
        ショボンと会い、昼時なので一度家に戻ることになった。
        その途中、一本杉のところでガナーちゃんのウツロを見つけた。
        だが私はその時、ガナーちゃんがウツロだと知らなかった。
        ……どうしてウツロだと分かったのか、と聞くとシューはこう答えた」


( +ω+)「“私は寺の手伝いをすることもあってね、前の手伝いの時にあの子を見たんだよ”」



( Фω+)「“ただし白黒の写真でだけど”」



ノハ;‐凵])「……はぁ」


ヒートはため息一つ。
白黒の写真……つまり遺影のことだ。
顔が見えないシューがどうやって、顔しかない遺影を見ることができるのだろう。

シューはその時、彼が来たことに慣れてなかったのだろう。だからこんなボロを出した。
とはいえ、これは彼のような瞬間的に記憶ができる人間じゃないと失点ではないだろうが。
普通ならすぐに忘れてしまうものだが…………これも不運の一つだろうな。



20: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 21:59:31.05 ID:YitxL7qq0
ヒートはまぶたを閉じて考えている。
どう話すべきか、どこまで話すべきか。
そうして数秒後、ゆっくりとまぶたを開ける。

ノパ听)「ロマさん。
     私、嘘はついてないよ。
     あの事故は本当にあった。シューは顔が見えない。
     同情されるのが嫌いなのも本当。すべて本当の話なんよ。
     ただ……」

( ФωФ)「ただ?」

ノハ‐凵])「話してないこともあるんよ」

二人とも、もう箸が止まっていた。
ヒートが話さないということはつまり、シューが話さなかったことなのだろう。
この姉は昨日言ったのだ。「シューが話さないのなら私も話さん」と。
だから極力、シューの隠し事には触れないだろう。
が、ここまで彼が来てしまったのだから、そうはいくまい。

ノパ听)「……霊能力のことは?」

( ФωФ)「もう聞いた」

ノパー゚)「そっか」

霊能力とはおそらくシューの霊視の件に違いない。これもヒートなりの確認だろう。
シューから話を聞いてなければ、その一言では分からなかっただろうから。



21: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 22:02:30.45 ID:YitxL7qq0
ノパ听)「もうちょい詳しく話そうか。
     シューはちょっとした事件から少し強力な霊能力を得たんだ。
     ……霊能力というより超能力といったほうが分かりやすいかな?」

( ФωФ)「え?えすぱ「黙ろうね」ノハ‐凵])

彼が素で言いかけたことを、ヒートはやんわり阻止した。
怒っているのだろうか、微妙に彼女から威圧感を感じた。
戸惑いながらも首を縦に振ると、ヒートは続きを話しだす。

ノパ听)「シューが言うには、『みる』力が強くなったみたいなんだ。
     その力を使うとね、どうも色々わかるらしいんだ」

(;+ω+)「ちょっと待とうか。
       いろいろって……漠然とし過ぎてると思うのだが。
       話もおかしい。なんだその超展開は」

ノハ‐凵])「霊感自体は脳にダメージを受けたときに生まれたんだろうと思う。
      生まれつき人の表情が見えないってことは、人の感情に鈍感な人間ってことなんよ。
      人一倍鈍感だから、それ以外の何かが敏感になったんだろうね」

(;ФωФ)「いや、超展開の説明をお願いします」

ノパ听)「それは必要ないでしょ。
     霊が関わってくる不思議体験の一つや二つ、ロマさんにもあると思うけど?」

( ФωФ)「む?」

それを言われると弱い。



23: ◆pGlVEGQMPE :2009/09/17(木) 22:04:58.98 ID:YitxL7qq0
とはいえ、これだけでは分からないのも事実。
彼はもう一度説明を要求したが、

ノパ听)「これ以上は本人に聞いてちょうだいな」

やんわり断られた。
やはりこの姉は、人の秘密をあまり話したがらない。
それはとても良いことだが、少し残念に思う。

('∀`) オチコムナヨ

(;+ω+)「……」


まだいたのか。
とりあえず無視してそうめんを啜ることにした。








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