l从・∀・ノ!リ人 夜は短し歩けよ妹者のようです

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:11:42.57 ID:qzN73Fqn0
        

(;´_ゝ`)ガサガサ 「あああああああ、ここもいない」
          「妹者ぁあああああ」

(´<_`;)「落ち着け兄者」
     「自動販売機の飲み物がでてくるところをガサガサしても、妹者はいないぞ、おそらく」


(;´_ゝ`)「いやあ、わからんぞ妹者ときたら、ひよこ豆のように小さいからな」
     「そしてかわゆい、同じくひよこ豆のように」
     「その小ささと、かわいさで、どこに入り込むかわかったもんじゃないぞ」


(´<_` )「あいや、確かに!成るほど、一理ある」
     「その可愛らしさといったら、俺らの心にまで入り込むほどだからな!なるほど」


(´<_` )「だとしたら、飲み物がでてくる所だけじゃなく、
     つり銭が出てくる部分も見るべきじゃないか?兄者」

(;´_ゝ`)そ 「ハッ、確かに!」

( ´_ゝ`)「よし、じゃあ俺は自動販売機の飲み物がでるところを」
     「弟者は、つり銭が出るところを、探していこう」

(´<_` )「そうだな、かわいい妹の為だ、町中はいずりまわろうぞ」


( ´_ゝ`)b 「「流石だよなおれら!」」d(´<_` )



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:22:47.65 ID:qzN73Fqn0
       


ミ,,゚Д゚彡(ダメだこいつら、なんとかしないと…)


 読者諸賢、こんばんは、そして、はじめまして。
 お嬢様に成り代わり、私の登場だ、名をフサギコをいう、よろしく。


 「おい、てめェだれだ、無駄にフサフサしやがって!マイナーAA」
 「いきなり主人公交代たぁ、大した後付設定だな、おい」

 と言う読者のありがたいお言葉が、
 聞こえてきそうでありますが、あえてスルーしよう、お嬢様のしたように。
 気にしていたら、マイナーAAなど、勤まらないからね。


 自己紹介を続けよう、
 私は、流石家に勤める執事である。

 由緒正しい執事だ、「執事かふぇ」なるものがあるこのご時勢
 本職の執事である私なんか「きゃあきゃあ」といわれるべき存在であろう。

 いや、言われたい、「というか言ってくれ!」

 読者諸賢も存分に「はあはあ」「きゃあきゃあ」
 するがいいだろう、主に私tか私が喜ぶだろう。



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:26:21.52 ID:qzN73Fqn0
    


 話が逸れた、悪い癖である。


 このまま逸れ続けると。


 「このお話、内容なんてほぼないよう!なんつってw」
 と、いう寒いギャグや

 「無駄話ばかりで、先に全然すすまないじゃあないか」
 と、いう核心をついた読者レスが登場しそうなので、

 そろそろ自己紹介の続きをしたいと思う。
 そう、私は流石家に務める執事なのである。

 いなくなったお嬢様―――妹者さまに仕える、ね。


 そのお譲さまがつい先程「乙女になってきます、なむなむ」
 と、いうかわいらしい書置きを残し、いなくなった事が発覚した。



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:33:48.46 ID:qzN73Fqn0
            

(;´_ゝ`)そ「ええ、まじで!?」Σ(´<_` )


 流石兄弟と、私はそれはそれは動揺した。

 間が悪いというか、なんというか
 丁度今日は聖夜、所謂「クリスマス」というヘドがでるべき日であり。

 
 ご主人さまと、ご婦人は、財政会の会食へ出かけ、
 いつもは三桁いる使用人も、暫し暇をもらい、
 家にいる使用人は私ばかりであったからである。

 探しに行くにも、圧倒的に人手が足りない。


 ちなみに、この兄弟はスマブラをしたい、という理由で家に残っていた。
 私は、「スマブラは多人数でしたほうがオモシロい」
 と、いう実にクダラナい理由で、兄弟に家に縛り付けられていた。


(;´_ゝ`)「あわわわ、まずいぞまずいぞ」

(´<_`;)「妹者ときたら、かわいいもんだから、
      外へ出たらきっと誰につれさられるに違いない!」

(;´_ゝ`)「余りの小ささに、プチッ と誰かが気付かず踏み潰してしまうかもしれぬ!
     ともかく、さがしにいこうぞ!」



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:43:07.37 ID:qzN73Fqn0
         

 と、いう訳で
 
 天下の流石家の総勢としては、ちと寂しい数であるが
 ありったけの3人が、夜の街に、妹者を探しに繰り出してきたのである。


(´<_` )ササッ「ハッ」

( ´_ゝ`)ササッ「ホッ」
 


 阿吽の呼吸で、自動販売機の
 飲み物口、つり銭口を、無駄にすばらしいコンビネーションで漁る。

 もし、世界に自動販売機の飲み物出口と、つり銭出口を巧く漁る大会なるものがあれば
 この兄弟の無駄に効率のいい動きは、世界を圧倒するのではないか。

 そう思うと、エールの一つも送りたくなるものだ、
 勿論、うそである
 
 雇い主の息子と言えども思わず「このバカ兄弟!」
 と、言いたくなる、兄弟の挙動を見つつ、
 私はまた、新世界の神の如く、感想を漏らすのだ。


ミ,,゚Д゚彡(ダメだこいつら、なんとかしないと…)



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:48:15.26 ID:qzN73Fqn0
       

ミ,,゚Д゚彡「おっと、いかんいかん」


 冷静に突っ込むものの、我に返る。


ミ,,゚Д゚彡「たしかにあの兄弟のしている事は
      いささか意味の無い、無駄な行動であるが、
      ともかく行動しているじゃあないか」


ミ,,゚Д゚彡「その意気は見習うべきだ、意気だけはな!」


 そうして、私もついにその思い腰をあげたのである。

 向こうの方から
「おい、フサギコ、もしや、妹者が自動販売機の中でつまってるかもしれぬ
 お釣り返却バーをヒネる係りで、流石な我々の行動に参加するのだ!」

 
 と、いう声が聞こえた気がするが、ほおっておこう。
 頼れるのは、私ばかりである。

 
 しかし、あの兄弟はどうして自動販売機ばかりに執着するのだろうか
 思いながら、私も夜の街を、駆けた。



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/16(金) 23:54:08.81 ID:qzN73Fqn0
      
 
 私とて、冷静であるように見えるかもしれんが、
 心中ドッキドキのバックバクなのである。

 雇い主である、ご主人の奥様がとても怖い

 それもある。


 
 執事として失格とみなされ、職を失うかもしれぬ

 それもある。



 あのままだと、あのバカ兄弟が日本中の自動販売機を漁るかもしれぬ

 それもある。


ミ,,゚Д゚彡(どれも、かれもある、だがしかし、だがしかし!!)



 私は、実はお嬢様に恋をしていたのだ。
 俗に言う、身分違いの恋である
 「なんだかわかんないけど、ロマンチック!」読者諸賢は叫ぶべきである。



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:01:39.53 ID:n0rnP6Uo0
           

ミ,,゚Д゚彡「はあはあ」


 
 「恋とはマグロのようなものだ、常に前進してないと死んでしまう。」

 誰が言ったかもわからぬ言葉を思い出しながら、
 私はともかく、闇雲に夜の街を駆けた。 


 何処にお嬢様が露消えたかは、皆目解らん、わかりようもないのである。
 だがしかし、なんとも言えない使命感に打ち震えていた。


ミ,,゚Д゚彡「ロマン・チックえんじん全開!」

 訳の解らぬ言葉を叫びながら、私は走る走る。走る
 何故走るか?


ミ,,゚Д゚彡「ドラマでは、いなくなったヒロインを
      ヒーローが必死で探せば見つかるものだ!」
    
     「別名、ご都合主義ともいう!」「物語とはそういうものだ!」「にょほほ!」


 バカ兄弟と、変わらぬ根拠であったことは言うまでもない。



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:11:51.86 ID:n0rnP6Uo0
       

ミ,,゚Д゚彡「はあはあ、こりゃしんどいなあ」


 冷たい空気の中走ると、何故かノドの奥が血の味がし、
 とてつもなく、走る気が殺がれる。


 読者の方々も、学校のマラソン大会などで経験済みであることと存じる、
 そういう現象が我が身にも、今起きた。


ミ,,゚Д゚彡「ああ、こりゃたまらん」


 ものすごく息をゼエゼエさせているが、
 まだ走り出して、5分ほどである、体力の低下とは、手厳しい。



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:15:38.81 ID:n0rnP6Uo0
     


ミ,,゚Д゚彡「ああ、もうこりゃ無理だ、
     ロマンスの神様すまん、休憩をとる」


 と、ヒーローの自覚があるのかないのか、
 私は恬然と、開き直り、休憩をはじめた。しんどいんだもん、仕方ない。

 火の付いた私のロマンチックエンジンの火は、
 あれほどゴウゴウと燃え盛っていたにも関らず、瞬く間に霧散霧消した。


 「恋とはやはり、儚いものなのだなあ」
 口にだそうとした時、気付いた。


ミ,,゚Д゚彡「ん?」

 落ち着いて、周りをみてみると、チカチカと“いるみねいしょん”が光っている。 
 周りにいる人々も、カップルばかりである。


ミ,,゚Д゚彡「ああ、そうかチクショウ、
      今日はクリスマスだったな!」

 「恋人いるやつ全員尿道結石になれ!」
 声にならない叫びが、洛中を駆け巡ったという。



97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:23:16.91 ID:n0rnP6Uo0
     
ミ,,゚Д゚彡「お、アレはもしや」

 私の声にならない叫びに、
 ロマンスの神様が悪く思ってくれたのか、

 私の五分の頑張りを、精一杯のものと認め
 ロマンスの神様が私をヒーロー認定してくれたのか、


l从・∀・ノ!リ人

 豆粒のやうな、
 小さき乙女が、視線の先に認められた。
 

 実に、わがままそうである。

 実に、甘いもの好きそうである。

 実に、世間知らずそうである。

 そして、かわいいのである。

 私は思わず叫んだ「どうみても、妹者さま!」
 周りの熱々カップルどもが、ジイと不審者を見るような目で見てきたが、
 もはやどうでもいい、私たちも、キミ達カップルの一員と化すのだ!ぬはは!

 そう思いながら、私は妹者がいる場所へ、駆けた。



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:32:03.71 ID:n0rnP6Uo0
      

 ―――しかし、歩みは止まる。



ミ,,゚Д゚彡ゴクリ



( ゚∀゚)

 一人でいると思われた妹者が、
 モノスゴくイカつい男といっしょいると、わかったからである。



 男は、裸に皮ジャンといった、某世紀末マンガで
 「ヒャッハー」と活躍しそうな、出で立ちである。


ミ,,゚Д゚彡「ううむ、だとしたら私は
     「ああ!明日が!たねもみがーっ!」って騒ぐ役だな」
  

 言いながら、もう一度観察してみる、もしかしたらいい人かもしれぬのだ。
 そう願いをこめ、ジイっと、見つめてみたのである。



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:35:25.87 ID:n0rnP6Uo0
        

( ゚∀゚)

l从・∀・ノ!リ人

 うむ、見れば見るほど、イカつい、そしてデカい。
 ひよこ豆のやうな、妹者の横にいるから、余計、そう思える。


ミ,,゚Д゚彡「息をするかのように、麻薬をすってそうだなあ」

 私はびくりと、身構える。
 電車などで近くにいたら、思わず違う車両に移ってしまうかもしれぬ。


ミ,,゚Д゚彡「うむ、だがしかし、今はそうも言ってられぬのだ」


 仕えるべき、
 そして愛すべきお嬢様の為である、

 消えたはずの火を再度点火させ、
 ロマンチックエンジンは再度動き出す。


ミ,,゚Д゚彡「おい、そこのおま――」

 言いながら、駆けようとしたとき、頭になにかたらいのやうなものが落ちてきた。



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:41:06.41 ID:n0rnP6Uo0
        
ミ,,>Д<彡 「うっお…」


 思わぬ後頭部の直撃に、私はよろめいた。
 ロマンチックエンジンの火も、つゆ消えた。

 と、いうかやばい、動けない。
 気絶しそうなのである「走って酸素を消費しすぎたからだな」

 言葉すら、もうでてこない。

「消灯の時間ですよ」

 気絶しそうだ。


 「大丈夫ですかー?」 と、私に駆け寄る人影と、
 男に釣られ、ワゴンRに乗り込むお嬢様の姿を、
 確認したところで、プツンと私の視界は黒に染まった。


 意識を手放してしまった、
 私が語れるのは、ここまでである。

 私を大好きでいる読者諸賢には、
 タイヘン申し訳ないが、一旦「さようなら」といわねばならない。


 「さようなら、また会う日まで」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:48:20.91 ID:n0rnP6Uo0
    

l从・∀・ノ!リ人「のじゃー」


 再び、視点は私に戻ります。
 あいや、ご無沙汰なのじゃ、ぺこり。


 ロマンチック・エンジンに火を灯し、家を出たまではいいのですが。
 何分、私はお嬢様です、世間知らずと相場が決まっています。


 初めて一人で出た、外の世界は、
 余りに広く、そして、騒々しくて。

 始めはその自由さに
 「おー!GTAみたいなのじゃー!」

 と、喜び、駆けていましたが。


 くう、という空腹の音に気付き、私は呆然としました。


l从・∀・ノ!リ人「ハッ、お金をもってきてないのじゃ!」



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:52:01.87 ID:n0rnP6Uo0
     


 家に帰れば、ご飯はいくらでもあります。

 家に帰れば、お金もいくらでもあります。

 ついでに、わがままを聞いてくれるしょぼい執事だっています。



 が、今のワタクシは文字通り一文無し。
 わがままを聞いてくれる人だって、イヤしません。


l从・∀・ノ!リ人「チーズケーキが…
        あまあい紅茶といただきたいのじゃ……」



 乾いた風に流されて、
 言葉すら、消えてしまいました。



106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 00:56:02.11 ID:n0rnP6Uo0
    

 そんな時でした、ジョルジュとあったのは、


 「お菓子が食べたい?なら働くんだな」
 「働かざるもの食うべからずだ」「物知りだろ?おれはよ」

 「丁度いい、人手が足りない仕事があるんだ」
 「これを着て、車にのりな」


l从・∀・ノ!リ人「の、のじゃー!?」


 無理やりトナカイの服を着せられ、
 車にのせられてしまいます。

 遠めで眠っている執事のフサらしき、影が見えましたが
 アレはなんだったのでしょうか、幻影?

 「……外の世界は仁義ないのじゃー」


 思いながら、場面はようやく冒頭に。
 長き、長き回想の終わりであります。

「ホントウに長かった!予想していた倍のレス数だ!」

 と、だれかも呟いております、なむなむ。



107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 01:00:49.66 ID:n0rnP6Uo0
   


 そして、場面は冒頭の続きへと、参ります。
 参りましょう。


l从・∀・ノ!リ人「あの、もし」



 ふわふわのトナカイ服に身を包んだワタクシ。
 対応するように、赤いサンタ服とツケヒゲの男に、尋ねます。



( ゚∀゚)「ん、どうした?」

l从・∀・ノ!リ人「いまから、なにをするのでしょうか…?」


 私の問いに、ビッと笑顔で応えつつ、
 男はハンドルを、ズバッと切りました。



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 01:02:23.22 ID:n0rnP6Uo0
    

( ゚∀゚)「なにって」「みりゃわかんだろうが」


( ゚∀゚)「お前、今日はなんの日か知ってるか?」
    「クリスマスだ」「クリスマス」


( ゚∀゚)「クリスマスに赤服とトナカイ着ぐるみの二人だ」
    「なにするかぐらい想像つくだろうが」


l从・∀・ノ!リ人「おお、もしや!」


l从・∀・ノ!リ人「あの!クリスマスの名物!」


 あの、コドモに夢を配る!
 トナカイ役であるのが、至極残念ですが、やはりロマンチック。
 精霊さまの仰ったとおり、歩いてみて正解だったのかもしれません


( ゚∀゚)「そう、そうだ」



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 01:04:02.81 ID:n0rnP6Uo0
     



l从・∀・ノ!リ人「おお、もしや!」

( ゚∀゚)「そう、そうだ」

l从・∀・ノ!リ人「あの!クリスマスの名物!」


( ゚∀゚)「そう、そうだ」


( ゚∀゚)「泥棒だ、泥棒、察しがいいな」


l从・∀・ノ!リ人「そう!どろb…」


l从・∀・ノ!リ人「えぇー!」



 思わず、叫んでしまいました。



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 01:06:18.51 ID:n0rnP6Uo0
      

l从・∀・ノ!リ人 「な」「なにをいってるのじゃー」
        「常識的に考えてここは……」

( ゚∀゚)「常識?」「あほかお前」
    「いや、あほだ、お前は」
    「常識ってやつはなあてめえが18までに溜め込んだ偏見の塊のことなんだってば」


( ゚∀゚)「な?そうだろ?」


l从・∀・ノ!リ人 「……」


 一抹の翳りも見せない、殿方の語りに
 私は言葉をうしなってしまいます。



( ゚∀゚)「おいてくるか、もらってくるか」
    「それだけの違いだろうが」
    「あんま、かわりねーんだよ」「実はよ」



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/17(土) 01:09:42.32 ID:n0rnP6Uo0
     


 泥棒という言葉に思わず私は、
 昔再放送で見たアニメ、ドロンジョ的なのを想像してしまいます。

 妖艶なる美女ととなり、ボンテージに身を包み、
 
 「、女王様とおよび!」「やっておしまい」と言うワタクシ。


 女王様となったワタクシを想像してみます。


l从;∀;ノ!リ人「そ、そんなのはイヤじゃー!!」


 私の切なる願いもまた、
 声にならない叫びと化し、洛中を駆け巡ったといいます。




 あい、今日はここまで。    -中編・了-



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