( ^ω^)ブーンが先生になったようです
- 5: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 20:55:19.14 ID:aFE601HF0
- ( ´ω`)「疲れたお・・・先生って意外と大変だお・・・」
日は沈み、時計の針が9時を指した頃
とある塾から、3年A組みの4人の生徒が出てきたお
( ´ω`)「こんな時間まで勉強かお。時代は大きく変わったもんだお。」
特に話しかけることも無いから、僕はそのまま家路についたお。
でも、小学生がこんな時間まで勉強している事に驚いたお。
これじゃあ・・・学校なんていらない。そう思ったお・・・
( ^Д^) 「にしてもよ、あの先公。馬鹿みたいな顔してるよな。」
/ ,' 3「また新しい先生がきたの?まぁ僕には関係ないけどね。」
川 ゚ -゚) 「・・・テスト中でさえ寝ている君だ。知らなくて当然か。」
('A`) 「おい、プギャー。賭けないか?あの先公がいつ辞めるかを。」
( ^Д^) 「いいね、いいね。じゃあ俺は一週間以内に1万円だ!」
('A`)「じゃあ俺は・・・3日以内に3万。」
川 ゚ -゚) 「・・・5万だ。明日からこないに5万かける。」
/ ,' 3「僕たちが卒業するまで辞めないに・・・100万。」
(;^Д^) 川;゜ -゜) (;'A`)「はぁ!!?」
- 7: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 20:59:40.45 ID:aFE601HF0
- / ,' 3「僕は卒業するまで、その新しい先生を守り抜くよ。」
(;'A`)「おいおい、そりゃ無理な話だぜ?なんたって、俺たちが死ぬ気で辞めさせるからな!」
川 ゚ -゚) 「荒巻、君はいつもおもしろい遊びを考えてくれるな。」
( ^Д^) 「100万、本当に払えよ?」
/ ,' 3「いや、払わないよ。だって勝つのは僕だからね。ふふふ・・・」
- 10: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:01:01.39 ID:aFE601HF0
- ( ^ω^)「うぅ・・・つ、疲れたお。でもポーションを飲めば元気百倍だお!」
キュポ ゴクゴクゴク・・・・ プファー!
( ^ω^)「よし、後は風呂に入って明日の準備を
こなぁぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃぃn
( ^ω^)「はい、もしもし。どちら様ですかお?」
「あ、ブーン先生ですか?夜分遅くにすいません。私、ブームの母でございます。」
( ^ω^)「え?あ・・・あ!、ブーム君のお母様ですか。どうなされましたかお」
初めての学校が終わって、家でくつろいでいる時に電話が鳴ったんだお。
今日は来ていなかった子のお母さんからだったんだお。
この時、僕は教師の仕事が学校内だけのものではないと知ったお・・・
そして現代の母の恐ろしさの片鱗を見たお。
- 14: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:04:48.65 ID:aFE601HF0
- 「実はご相談が御座いまして・・・。ブームを明日から迎えに来てくれませんか?」
( ^ω^)「・・・」
「うちの子、朝起きれないんです。それに学校まで遠いので・・・。うちの子だけ特別にお願いします。」
( ^ω^)「それはできませんお。僕はタクシーの運転手じゃなくて教師ですお。」
「何を言ってるんですか!?それぐらいやってくれてもいいんじゃないですか!?」
( ^ω^)(これなんて安価電話?)
「ク゛タ゛ク゛タ゛ネチネチカ゛ミカ゛ミ・・・で、どうなんです!?迎えにきてくれるんですか!?」
( ´ω`)「・・・分かりましたお。じゃあ明日だけ伺いm
「本当ですか!ありがとうございます。では失礼しま〜す♪ ガチャ!」
( ´ω`)「もう疲れたお・・・このまま寝るお・・・」
その日は風呂も入らずに寝ちゃったお。
余程疲れていたんだと思うお。
- 15: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:08:13.00 ID:aFE601HF0
- 次の日の朝、僕は久しぶりに寝坊をしたお。
しかも今日はブーム君を迎えに行く予定もあったんだお。
(;^ω^)「そういえば・・・ブーム君の家って何処だお?」
でも、確認の為に何度電話してもブーム君の家の電話に繋がらなかったお。
だから仕方なく、その日は直接学校へ向かったお。
|┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃≡
.______|(;^ω^) < すいません!!!遅刻しましたお!
| と l,)
______.|┃ノーJ
- 17: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:09:47.49 ID:aFE601HF0
- (´・ω・`)「おはよう、内藤君。来るの早いね。」
( ^ω^)「え?だってもう8時くらいじゃ・・・」
時計を見ると7時だったお。
たぶん、僕の時計は1時間進んでいたようだお。
でも、僕は今、あの進んでいた時計に感謝しているお。
だって、校長と話せる時間ができたんだから・・・
(´・ω・`)「で、内藤君。昨日、校長室に来るよう言ったよね?ねぇ?」
(´・ω・`)「でも君は来なかったよね。ごめんなさいしなきゃいけないよね。」
(;^ω^)「す、すいませんお・・・。もしかして・・・重要なお話があったのかお?」
(´・ω・`)「そうだよ。3年A組みについてだ。」
校長先生は教えてくれたお。
あのクラスでおきた、凄惨な出来事についてを・・・
- 20: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:14:39.21 ID:aFE601HF0
- ( ´;゚;ё;゚;)「ぶひひ!!!!3年生の担任になんて・・・ハァハァ・・・」
3年A組み、最初の担任はキモ田キモ彦(53)。
末期のロリコンで犯罪予備軍。
なぜ小学校の教師をやっているのか不思議に思うほどの逝ちゃってる先生である。
( ´;゚;ё;゚;)「持っててよかった隠しカメラ・・・ぶひひ!!!」
(´・ω・`) 「・・・」
( ´;゚;ё;゚;)「まずは3年生の女子トイレに仕掛けてやる・・・ぶひひ」
∧ ∧ どーすんの?どーすんの俺?!どーすんのよ!
;´・ω・`)
つ ∧
/ ̄ ̄ ̄` ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
┌─┐┌─┐┌─┐┌─┐
|静||協||通||帰|
|観||力||報||宅|
└─┘└─┘└─┘└─┘
>>24
- 24名前: 北町奉行投稿日: 2006/12/03(日) 21:18:05.81 ID:745LjMoC0
静観
- 30: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:24:27.72 ID:aFE601HF0
- (´・ω・`)「これはおもしろい。様子を見るとするかね。」
盗撮の犯人を捕まえる→英雄誕生!→ショボンの株価アップ!
(´・ω・`)「ふふふ・・・これで家族をハワイに連れていけるぞ!!!」
校長が妙な妄想を膨らませる中、キモ彦は慣れた手つきで隠しカメラをセットしていた。
勿論、汚物入れの中身を回収する事も忘れない。
しかし、本当に汚物を回収する奴がいるから困る・・・
発見した時の俺の身にもなれ・・・
と、ショボンは誰かの声が聞こえたような気がした。
- 32: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:29:07.46 ID:aFE601HF0
- ( ´;゚;ё;゚;)「ぶひひ・・・次は、1年生のトイレに行かなければ・・・ぶひひ!」
彼は一階のトイレへ向かう。
そして彼は、童貞であり、女性の事を知らない為、気づいていない。
汚物入れの中身は、幼女のものでない事を・・・
そして、3階には3年生のクラスだけでなく、職員室がある事を・・・
(´・ω・`)「動いたか!ふふふ・・・これは実におもしろい!!!」
- 33: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:34:10.26 ID:aFE601HF0
- ( ´;゚;ё;゚;)「ぶひ!?あ、・・・校長先生。どうしたんですか?」
(;´・ω・`)「ふぬははは!!!!・・・って、バレた?」
( ;´;゚;ё;゚;)「ご、ごめんなさぁぁぁぁい!!!!」
「俺はVIP小のシューマッハっや−!」
キモ彦は奇怪な叫びを発し、何処かへ駆け出す。
だが、言うまでも無くこれはフラグ。当然の如く捕まる事となる。
(´・ω・`)「さて、校長室に行くとするかね?え?」
- 34: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 21:35:42.48 ID:aFE601HF0
- ∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 説教中 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
- 39: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:08:41.85 ID:aFE601HF0
- (´・ω・`)「キモ田キモ彦。彼が一人目のA組みの担任だ。説明はもう十分だろ?」
(;^ω^)「え!?一人目はこれで終わりかお?」
(´・ω・`)「さて、二人目の担任は女性だ。だが、こいつもヤバくてな・・・」
(;^ω^)「無視ですかお。それに校長、人を見る目が無いにも程がありますお。」
(´・ω・`)「選んだのは教頭なんだけどなぁ・・・」
- 40: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:10:09.22 ID:aFE601HF0
- *(‘‘)* 「はぁ・・・キモ彦の後任か・・・嫌だなぁ・・・」
ヘリカル沢近(33)、至って普通の女性
結婚できないのが悩み。駆け落ちとかに憧れるロマンチスト。
(´・ω・`)「沢近君、今のA組みは混乱している。これをどうにかしてくれたまえよ。」
*(‘‘)* 「はい、任せて下さい!私が責任をもって生徒から不安を取り除きます!」
- 41: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:11:49.92 ID:aFE601HF0
- (´・ω・`)「・・・彼女なら大丈夫だろう。あれでも教師暦6年の中堅所だ。」
私の期待通り、彼女はよくやってくれた。
一時は不登校になる子供まで現れたが、なんとかA組を立て直したんだ。
だが、子供たちの心に植えつけられた大人への侮蔑は、決して消える事はなかったよ・・・
理由は簡単。キモ彦が別の学校で働き始めたって噂が学校に流れ始めたからさ。
*(‘‘)* 「校長、折角落ち着いたA組みが荒れ始めました!」
(´・ω・`)「あの噂が原因だろうね。彼は実家に帰っているというのに・・・」
*(‘‘)* 「どうにかならないんですか!?親御やんからも電話がきているんですよ!」
(´・ω・`)「それなんだよ。今の親は子供と一緒に騒ぎ始めるから困る。」
*(‘‘)* 「そうなんですよね・・・子供を諭すべき親が無知な為に・・・」
(´・ω・`)「やめたまえ、沢近君。それは僕たちが言っていい言葉じゃない。」
- 42: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:15:46.59 ID:aFE601HF0
- それから僕たちは一生懸命、親御さんや生徒たちの誤解を解いて回ったよ。
毎日毎日、何も悪くない僕たちが頭を下げて誤らなければならなかったんだ。
彼女が精神的におかしくなっても、仕方の無い事だったのかもしれないね・・・
(^ω^)「校長も・・・色々と大変だったんですおね。」
(´・ω・`)「分かってくれたかい?だったら、面倒事を起さない為にも、職員s
(;^ω^)「職員室出勤だけはお断りだお。」
(´・ω・`)「じゃあ分かってもらう為にも続きを話すよ。」
- 43: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:25:43.70 ID:aFE601HF0
- 7月、夏休みが始まる頃には大分落ち着いたよ。
いや、あれは落ち着いたんじゃないんだろうな。
僕たち教師が、不必要なものと判断されたんだろう。
ほとんどの親御さんが子供を塾に通わせるようになってね。
学校は給食を食べて寝る場所・・・
なんて思われるようになってしまったんだ。
*(‘‘)* 「皆!ちゃんと授業しようよ!!!早く教科書を開いて!」
('A`)「そこ、塾で教えてもらったから。別に教えてもらう必要ないよ。」
*(‘‘)* 「え?・・・でも学校の授業もやらなきゃ!」
(*‘ω‘ *) 「あの学校で学ぶものなんて無いってママが言ってたぽっぽ。」
<ヽ`∀´>「そうニダ!塾の先生の方が頭いいニダ。馬鹿には教わりたくないニダ!」
ミ,,゚Д゚彡「つーかさ、お前帰れば?俺らに学校の先生なんていらないんだよ。」
- 45: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:31:52.01 ID:aFE601HF0
- *(;;)* 「お願いだから・・・そんな事言わないで・・・」
_
( ゚∀゚)「貧乳・・・嫌い。」
( ・∀・) 「うわははは!ジョルジュにも嫌われてるよ。マジありえねぇ!」
*(;;)*「もう・・・やめて・・・お願い・・・だから・・・」
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うおっ、しぃと話してたらヤバい事なってたぞ、ゴルァ!
./ つ つ \______________________
〜(_⌒ヽ ドキドキ
)ノ `Jззз
- 46: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:37:34.79 ID:aFE601HF0
そして、教室に大きな音が響いた・・・
- 47: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:46:03.72 ID:aFE601HF0
- (#・∀・) 「い・・・痛ってぇぇぇぇ!おい、お前ら見たか、なぁ、見たよな!」
*(;;)*「え?なんで、なんで、頬が腫れてんの?大丈夫?」
(#・∀・) 「てめぇが叩いたんだろ!この体罰教師!」
( ´_ゝ`)「これは・・・マジで通報した。」
(´<_` ) 「流石だな兄者。」
从 ゚∀从 「とうとうこの学校からも犯罪者が・・・って二人目じゃんwww」
川 ゚ -゚)「高岡、お前は保健係だろ?モララーを保健室に連れて行ってやれ。」
从 ゚∀从 「マジかよ〜・・・面倒くせぇけど行くぞ。モララー。」
- 49: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:50:04.69 ID:aFE601HF0
- 从 ゚∀从 「・・・おい、モララー?保健室に行くぞ。」
(#・∀・) 「顔に、顔に傷つけた報いを受けさせてやるー!!!」
从;゚∀从 「うおっ、モララーがブチきれたぞ。誰か止めろ!」
モララーは近くの椅子に手を掛ける。
全員の顔が青ざめた。これは本当にヤバイ・・・
そして誰かが叫ぶ。
「クックルせんせーい!!!!」
- 50: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 22:59:48.55 ID:aFE601HF0
- (#・∀・) 「うおぉぉぉぉ!死ね、クソババァ!」
椅子を力いっぱい、沢近へ振り下ろす。
教室は叫び声が木霊する。
そして、鈍い音が教室に響いた・・・
(゚∈゚ )「・・・間に合ったか。」
その場には、片腕でモララーの振り下ろした椅子を受け止めたクックルが立っている。
安堵した生徒たちは、力が抜け、その場に崩れ落ちる。
皆腰が抜け、立てなくなっていた。
モララーも例外ではない。
('、`*川 「あ、あの御方は・・・我等が唯一教師、クックル先生!」
(*゚∀゚) 「クックル先生ー!格好いいー!」
川 ゚ -゚)「クックル先生・・・素敵だ」
- 52: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 23:07:08.84 ID:aFE601HF0
- 从 ゚∀从「おい、クックル先生!腕から血が出てるぞ!」
(゚∈゚ )「腕一本で女性の命と少年の未来を守ったんだ。これぐらい安いものだ。」
いつの時代でも、若い体育会系の兄ちゃんは人気があるものだ。
この学校でも、それは例外ではない。
校長ですら、生徒の信頼を失ったのに、この男だけは生徒の人気を保持し続けた。
从 ゚∀从「クックル先生!私が保健室まで送ります!」
('、`*川「あー、私もいくよー!」
(゚∈゚;)「私よりも先に、モララー君と沢近先生を保健室へ連れて行ってくれ。」
- 54: ◆WuhQDCCk3M :2006/12/03(日) 23:19:41.18 ID:aFE601HF0
- (´・ω・`)「沢近君は優秀な教師だった。だがね、精神面でか弱い少女だったんだよ。」
( ^ω^)「そんな事があったのかお・・・」
(´・ω・`)「どうだい、職員室出勤について納得してくれたかな?」
( ^ω^)「いや、僕は・・・あのクラスの生徒を更生させてみせますお!」
(;´・ω・`)「ここまで言っても納得しないのか・・・仕方ない。僕はもう知らないよ。」
( ^ω^)「大丈夫ですお。これでもブーンはGTOの意志を継いだ男ですお!」
(;´・ω・`)「ま、まさか・・・教師になった理由って・・・」
( ^ω^)「鬼塚先生ー!見ててください。僕はグレートなティーチャーになるおー!!!」
戻る/第三話