ブーンがテニスを始めたようです
- 3: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:13:07.32 ID:04Ugt9nQ0
- 第2話「練習開始」
今日はブーン達がテニス部に入部して初めての練習日。
( ´∀`)「とりあえずブーン君はラケットの握りから教えないとモナね。持ち方は大きく分けて二つ、イースタングリップ、ウエスタングリップがあるモナ。」
(;^ω^)「イースター……ウエストゲードパーク………?」
(;´∀`)「ま、名前はともかく持ち方を覚えてくれモナ。
地面に置いたラケットを取るように掴むのがウエスタングリップ。ストロークの時に基本となる握りだモナ。
ラケットを握手して握るのがイースタングリップ。サーブやボレー、スマッシュに使われる握りだモナ」
( ^ω^)「これでいいのですかお?」
と言いながらラケットを握るブーン。
( ´∀`)「そうだモナ。なかなか覚えが早いもな。それじゃ素振りをしてみようかモナ。先ずはフォアから覚えてしまうモナ。こうやって……こうするモナ」
(;^ω^)「………こうですかお?」
ぎこちなくラケットを振るブーン。モナーが違う違うと言うジェスチャーをしながらブーンに近付き手取り足取り教える。
モナーは実力は中堅クラスだが教えるのがとても上手い。 ブーンの陸上で得た運動技術と相重なって教えられたことをみるみる吸収していく。
- 4: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:13:31.08 ID:04Ugt9nQ0
( ´∀`)「様になってきたモナね。んじゃ今日はとりあえず素振りを500回やろうかモナ」
(;^ω^)「500回……でも体力には自信あるから頑張りますお!」
( ´∀`)「その意気だモナ。」
100………200…………とひたすらラケットを振るブーン。覚えたばかりのフォームを忘れないようにゆっくり、地道に振り続ける。
(;^ω^)「なかなか疲れるお………フォームが崩れないようにするってモナー先輩が言ってたから集中するお」
と再びラケットを振り始めようとしたふと目がコートにいく。
- 5 名前: VIP皇帝 [sage] 投稿日: 2006/12/04(月) 20:14:25.31 ID:04Ugt9nQ0
( ゚∀゚)「おらおらおらー!!!」
ジョルジュが大声を出しながらコート上を走り回る。 コート右隅に走ってフォア、左隅に走ってバックを。 ひたすら繰り返している。
ジョルジュの顔は汗だらけだ。 ジョルジュのフォームは多少バラついているものの初心者が見ても分かるほどの綺麗な弾道が反対側のコートに入っている。
( ´∀`)「なかなかやるモナね………あと5本だモナ!!!」
(;゚∀゚)「ういーすっ!!!」
ブーンは羨ましそうに見ている。
(;^ω^)「ブーンも早く上手くなりたいお!でも焦るのは禁物って近所のセントジョーンズさんが言ってたから今は地道に頑張るお!!!」
と意気込んでると一人の先輩が
「内藤サボんなー!」
と注意してきたのでブーンは再びラケットを振る。
- 6: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:14:41.39 ID:04Ugt9nQ0
- 午後6時
( ´∀`)「今日はこれくらいで切り上げるモナ。まだ春だから暗くてボールが見えないモナ。一年はコート整備と部品片付けしとくモナ。それじゃお疲れ様モナ」
一同「お疲れーッス」
疲れた身体に鞭を打って一年の4人は片付けを終え初日の活動を終えた。
( ^ω^)「今日は疲れたけど楽しかったお!早くコートデビューしたいお!」
( ゚∀゚)「素振り見てたけど中々よかったぜ!早くコートに立てるといいな!」
( ^ω^)「頑張るお!」
二人はそれぞれの帰路についてそれぞれの夜を過ごした――――。
第2話終わり
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