ブーンがテニスを始めたようです

  
7: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:15:26.17 ID:04Ugt9nQ0
  
第3話 「試合見学〜前編〜」


VIP高校に入学して二週間が絶った。
ブーンは毎日与えられた練習をこなした。フォアに続いてバックのフォームも覚えテニス部として板についてきたようだ。
今日もいつものメニューをこなし部活を終えた。


( ´∀`)「今日もお疲れ様モナ。明日は土曜で練習日なんだけど近くの市営コートで大学生の大会があるから見学しに行くモナ。レベルの高い大学生のプレーからいいものを盗めれば収穫だモナ。ブーン君にはルールを把握してもらいたいしモナね」

(;^ω^)「そうだったお。ルールとかサッパリ分からなかったお……」


( ゚∀゚)「テニスのルールは単純だからすぐに覚えられるよ、大丈夫大丈夫!!あー早く試合見てぇ」


( ^ω^)「そうかお?それなら心配なく見れるお」

( ´∀`)「とりあえず見てからだモナ。明日は10時にVIPテニス上前に集合だモナ。では明日だモナ」


一同「ありがとうございました!」



( ^ω^)「最初から最後まで試合を見るのは初めてだお!ルール覚えてプレーも後々の参考にするお!」


ブーンは意気揚々で家に帰った。



  
8: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:15:50.77 ID:04Ugt9nQ0
  
( ^ω^)「ただいまだお!」


ブーン母「おかえり。テニス頑張ってるねぇ。頑張りなさいよ」


( ^ω^)「頑張るお!絶対優勝するから見ててくれお!」


ブーン父「楽しみにしてるぞ」


家族にも応援されてブーンは今まで以上にやる気が出てきたようだ。


夜が明けここはVIPテニス場前。現在10時を少々回ったくらいだ。


(;゜∀゜)「ブーンのヤツおせぇな……寝坊の予感がするわこりゃ」


( ;´∀`)「仕方ないモナ。先にコートに入っているモナ。ジョルジュ君はブーン君にメールしといてくれモナ」

( ゚∀゚)「把握ッス」


こちらブーン――



  
9: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:16:18.64 ID:04Ugt9nQ0
  
;^ω^)「楽しみすぎて寝れなかったお!てかVIPテニス場ってどこだお!?ジョルジュに連絡するお!」

とポケットから携帯を取り出そうとし下をむく。


(;^ω^)「うわ、犬のう〇こだおっ!!!」


とひらりと身をかわす。が――――


????「痛っ」


どうやら後ろを歩いていた人の足を踏んでしまったようだ。


(;^ω^)「ごめんなさいだお!!ここに犬のう〇こがあったもんで………」

とブーンは頭を下げる。

(´・ω・`)「いや気にしないでくれ」

相手の人は怒っていない。ブーンはホッと安堵の溜め息をつく。男はジャージを着ている。


(;^ω^)「もしかしてジョギング中だったですかお?邪魔してないすいませんだお!」



  
10: VIP勇者 :2006/12/04(月) 20:17:21.30 ID:04Ugt9nQ0
  
(´・ω・`)「いや……今は走れない足だからね。軽い散歩さ。ついでに近くのテニス場でやってる大会でも見ようかと思ってね」


( ^ω^)「(走れない・・・?まぁいいお)それってVIPテニス場ですかお!?僕も大会を見に行きますお!でも場所が分からなくて………」

(´・ω・`)「それなら一緒に行こうか」


( ^ω^)「ありがとうございますお!」

ブーンは無事にテニス場に行けるようだ………。


こちらモナー達サイド。


( ゚∀゚)「うおーすげぇ!大学テニスはレベルたけぇや!」


他一年「俺もあんな人みたいな人になりてー!モナーさん、ちょっとあっちで見てきますね!」


( ゚∀゚)「俺もむこうで見てきます!」


( ´∀`)「そうモナね、お昼ころまで自由行動にするモナ。各自収穫したものは発表してもらうモナからね」

一同「了解ッス!」

( ´∀`)「さて………僕も試合見ながらブーン君の到着を待つモナ………」



  
28: VIP無職 :2006/12/04(月) 23:08:45.11 ID:04Ugt9nQ0
  
第3話 「試合見学〜後編〜」

( ^ω^)「そーいえば名前はなんて言うんだお?」

(´・ω・`)「僕かい??ショボンとでもよんでくれ」

( ^ω^)「僕は内藤ホライゾン、ブーンって呼んでお!よろしくだお!」

(´・ω・`)「あぁ、よろしく。ブーン君は大学生・・・ではなさそうだし高校のテニス部かなんかかい?」

( ^ω^)「だおだお!!VIP高校のテニス部の1年だお!!今日は先輩にルール解説をしてもらうんだお!!」

(;´・ω・`)「(・・・!!VIP高校・・・。僕と・・)そうなのか。いい先輩を持ったようだね」

( ^ω^)「だお!モナー先輩はいい人だお!!」

(´・ω・`)「(やはり・・・)ほら、あそこがVIPテニス場だよ」

( ^ω^)「ありがとうだお!!縁があったらまた会うお!!」
と言うとブーンは勢いよく施設内に走って行った・・・。


(´・ω・`)「そうか・・・今年は新入生が入ったんだね。こりゃうかうかしてられないな」
といいながらショボンも施設内に入って行った・・・。



  
29: VIP無職 :2006/12/04(月) 23:09:03.91 ID:04Ugt9nQ0
  
⊂二(;^ω^)⊃「モナー先パーイ!!遅れて申し訳ないお!!」

( ;´∀`)「45分56秒の遅刻だモナ。一体なにをしてたんだモナ・・・」

(;^ω^)「すいませんだお!!途中で道が分からなくなってしまったんだお・・・。でも途中であったショボくれた顔のお兄さんが助けてくれてっ無事にたどり着いたお!!


( ;´∀`)「(ショボくれた・・!?)ブーン君!!!その人は今どこへ!!??」

( ^ω^)「お?確か試合観るって言ってたからそこらへんにいるんじゃないかお??」


⊂二( ;´∀`)⊃「すまないちょっと行ってくるモナ!!ジョルジュ君と試合見学でもしてるモナ!!」
モナーは物凄い形相で走り去って行った。

( ^ω^)「モナー先輩どうかしたんだおか??まぁいいお、ジョルジュのところへ行ってくるお」


( ;´∀`)「はぁはぁどこにいるモナ・・・ショボン・・・」
モナーは必死にショボンを探している。だが中々見つからない。きっと帰ってしまったんだろうと思い帰ろうと振り返ると一人の男が試合を観ている。

( ;´∀`)「・・・・・!!ショボン・・・見つけたモナ」

(´・ω・`)「やぁ、待っていたよ」

( ;´∀`)「もう足の怪我は治ったのかモナ!??」

(´・ω・`)「あぁだいぶよくなってきたよ」



  
30: VIP無職 :2006/12/04(月) 23:09:26.69 ID:04Ugt9nQ0
  
( ;´∀`)「6月の大会は大丈夫なのかモナ!?」

(´・ω・`)「大丈夫だ。問題なくいけるだろう」

( ;´∀`)「よかったもな・・・ほんとあの時はd・・・」

(♯´・ω・`)「その話はやめてくれ。もう終わった話なんだ」
とショボンは口調を強くして言う。

( ;´∀`)「あ・・・、すまないモナ」
モナーはなにかを思い出したかのように謝る。

(´・ω・`)「いいさ。今日はそろそろ帰ろうかな。いい運動になった」

( ´∀`)「GW明けに顔だしてくれモナ」

(´・ω・`)「あぁ分かってる。そーいえばここにくる途中に君みたく語尾がおかしい少年にあったよ。いい目をしてるじゃないか」

( ´∀`)「ブーン君モナね。彼はいいものを持ってるハズだモナ。もう一人いいのが入ったんだモナ」

(´・ω・`)「君が言うなら間違いないだろうね、楽しみにしてるよ。じゃあこのへんで、今年こそは全国へ行こうじゃないか」

( ´∀`)「ああ、頑張るモナ。お大事にモナー」

ショボンは帰って行った。モナーはふと時計に目をやる。すでに13時を回っている。


( ;´∀`)「やばいモナ!!自分で集合時間決めたのに遅れたモナ!!」

モナーは急いで集合場所に戻った。



  
31: VIP無職 :2006/12/04(月) 23:10:03.93 ID:04Ugt9nQ0
  
「ったく・・・モナーはなにやってるんだ??」
と一人の1年生がぼやく。
( ^ω^)「なんかショボくれた顔の人を探しに行ったお」

(;゚∀゚)「誰だよそいつ??」
とジョルジュが口を挟む。
そのときモナーが息を切らして帰ってきた。
( ;´∀`)「いやーごめんだモナ。ちょっと知り合いとあってね、遅れてしまったモナ」

( ^ω^)「あのショボくれた人に会えたですかお??てかあれは誰ですかお??」

( ´∀`)「ああ、会えたモナ。誰かはGW明けには分かるモナ」

「そうゆうことか」と言わんばかりに1年生の3人はうなずく。しかしブーンは・・・

(;^ω^)「なんでみんな納得してるお?気にならないのかお??」
と膨れ面をさらに膨らませて言う。他の4人は相槌を打ってにやける・・・。
ブーンはさらに膨れてしまったので慌ててジョルジュが

( ゚∀゚)「まーもうすぐ分かることなんだし気にすんなよ」

となだめる。ブーンは納得はいってなさそうだがとりあえず引いといた。

「結局ルール説明できなかったモナね。ブーン君には後日教えるモナ」

( ^ω^)「試合観れたし全然いいお!!今日は楽しかったお!!」

( ´∀`)「それじゃ、今日はご飯食いに行って解散!」

この日はみんなでご飯を食べてそれぞれの帰路についた。



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