( ^ω^)ブーンがJ( 'ー`)しカーチャンに親孝行をするようです

  
7: ◆QueeniallQ :2006/12/18(月) 00:04:28.36 ID:uc4hd2NP0
  
ブーンは眠りにつく直前か、ほぼ同時に
あることを思い出していた

( ^ω^) 「あ・・カーチャンの診断の結果・・」




ブーンはまるで走馬灯のように
この数日間夢を見続けている
次の場面はトーチャンとカーチャンが離婚して
数ヶ月かたった時のことだった



  
8: ◆QueeniallQ :2006/12/18(月) 00:12:13.50 ID:uc4hd2NP0
  
バブル崩壊後押し寄せる格差の波
確実に弱者を飲み込んでいた
数年後、マスコミがこぞって政治を叩くために
取り上げているようなものではなく
もっと根深くじわりじわりと

ある親子もその一片だった

( ^Д^) 「なぁ、ネズミーランドいったことあるか?」

( ´ー`) 「あるある、生ネズミーかわいいよね ブーンは?」

( ^ω^) 「ないお・・僕はあんまりそういうのに興味がないお」

( ^Д^) 「そっか  ところでさー・・・」

いたってごく普通の小学生の会話である
ブーンがネズミーに興味がなかったのは事実であるが
行きたくないと言えば嘘になる
正確には 行けない だけなのである



  
9: ◆QueeniallQ :2006/12/18(月) 00:18:17.74 ID:uc4hd2NP0
  
この頃からブーンの正確は徐々に変わり始めていた
以前のような優しさに満ち溢れているような様ではなく
どこか暴力的で、「切れやすい」子供になっていたのは
二次成長期のせいだけではなさそうだった

( ^ω^) 「(どいつもこいつも・・くだらないお)」

(=゜ω゜) 「おいブーン、帰ろうぜ」

( ^ω^) 「わかったお」

( ・∀・) 「今日は三人そろってるな」

夏らしい暑さはなくなったとはいえ
まだまだ暑い新学期がはじまり数日がたっていた



  
11: ◆QueeniallQ :2006/12/18(月) 00:22:59.78 ID:uc4hd2NP0
  
両親の離婚   という出来事いらい
少しずつブーンは周りの家庭との違いを実感していた
なによりも、金銭的な面でだ
着ている服 外食の頻度 レジャー施設への遊行 etc
元々そういったことは気にしないブーンであったが
一人っ子のブーンにとって、RPG絶頂期のこの時期
ほしいゲームは山のようにあった

(=゜ω゜) 「そうそう、俺FFかったんだよね」

( ・∀・) 「へぇ・・あの戦闘シーンがやけにリアルなやつか おもしろいのか?」

(=゜ω゜) 「なんだ、モララー買ってねぇのかよ?珍しい」

( ・∀・) 「最近そこまでゲームをほしいとは思わないんだよな」

(=゜ω゜) 「ブーンも買ってないか?」

( ^ω^) 「FFは買うつもりないお」

本当はのどから手が出るほどほしかった
最近はィョゥやモララーの使い古したゲームを借りることが多かった
最後に買ったゲームはいつだったか、覚えていない



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