( ^ω^)ブーンが構ってメンヘル♀のようです

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:33:38.04 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)ブーン/♀
ξ゚听)ξツン/♂

二人は付き合っています



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:36:08.87 ID:XWFnFBzB0
  
( ;ω;)「おっおっおっ」
ブーンはこのごろ泣くことが多くなってきた
( ぅω;)「ひどいお・・・ひどいお・・・」
ブーンは被害妄想のようなものがひどかった



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:39:48.86 ID:XWFnFBzB0
  
ツンとブーンは中学2年生のころ同じクラスになり知り合った。
そのころブーンには他の好きな人がいたが

( ^ω^)「恋愛って、わからないお。告白して失敗するのが怖いお」
ξ゚听)ξ「そうか?ブーンなら、まず断る奴いないんじゃないか?」
一緒にいるうちに、ツンにひかれていった。



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:43:39.62 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)「ありがとうだお!」
ブーン自身も、ツンに惹かれていることに気づいていなかった。
が、自然と二人は近づいていった。

( ^ω^)「・・・ツンは、こんな俺をどうおもうお?」
ξ゚听)ξ「俺はブーンなら良い。」
( ^ω^)「”なら”良いだけかお・・・?」
ξ////)ξ「ブーン”だから”いいんだよ」
( ^ω^)「嬉しいお!でも告白は直接がいいお」

こんな流れで、二人は後日付き合い始めた



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:43:58.09 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)は俺女



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:46:52.38 ID:XWFnFBzB0
  
つきあって一ヶ月はとても幸せだった。

しかし
( ^ω^)「おまwwwwこの色男wwww」
ξ゚听)ξ「なっなんだよwww」
( ^ω^)「他の女に色目つかっちゃってwwwこの女たらしwwwwwwwwwww」
ξ  )ξ「・・・は?」
(;^ω^)「アッー・・・
      ち、違うんだお、そうじゃなくて」
ブーンは、モテるツンがどこかへ行ってしまうような気がして、ついこんな言葉が口をついたのだと言いたかった



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:52:16.23 ID:XWFnFBzB0
  
ξ゚听)ξ「はぁ・・・もういい」
( ^ω^)「ちょwwwマジゴメスwwwww」
ξ゚听)ξ「女たらし・・・な・・・ハイハイ・・・」
( ^ω^)「あうあう」

ブーンは初めて絶望を感じた
本気で怒るとは思わなかったから

その夜
(電話の呼び出し音)
( ^ω^)「・・・あっツンかお?今日は本当にごめんお・・・嫉妬なんて見苦しかったお・・・」
ξ )ξ「・・・・」
( ^ω^)「ツン・・・ツン・・・・つn
ξ゚听)ξ「条件がある。」
( ^ω^)「ぬお?」
ξ゚听)ξ「もうこの件について謝らないこと。」
( ^ω^)「・・・うん!うんだお!!」
ξ゚听)ξ「それと」
( ^ω^)「おっ」
ξ゚听)ξ「これからは些細なことでもいいから学校でも話しかけること。約束だ」
( ^ω^)「うんお!ツンは優しいお!」

仲直りできた。ブーンは心から安堵した。



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 19:59:05.56 ID:XWFnFBzB0
  
それからブーンはツンの機嫌を伺うように行動してきた。
ツンといられるならそれでもよかった。

しかし、次第にツンと居られる時間が減ってきた。
( ^ω^)「ツン・・・今日も遊べないのかお?」
ξ゚听)ξ「そうだな。試合もあるしな」
( ^ω^)「がんばってくるんだお!」
ξ゚听)ξ「そうだな。ありがとう」
( ^ω^)「そろそろ修学旅行だお!夜抜け出して会えるといいお!」
ξ゚听)ξ「そうだな。」

修学旅行の二泊三日
ツンとブーンが夜会うことは無かった

( ^ω^)「さみしいお・・・」
しかし、修学旅行最終日、家に着いたブーンにメールが来た
ξ゚听)ξ『今日遊べるか?』
ブーンはうれしくて飛び跳ねそうだった
かれこれ一週間会っていなかった。
( ^ω^)「もちろんだおwwwwww」
彼なりの埋め合わせのつもりかもしれない、と考えると、ブーンは嬉しかった
その日は楽しかった。

しばらくたったある日
ブーンは、DQNな友達のHPを見ていた



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:03:23.62 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)「こいつドキュンwwww見てると楽しいおwwwでも突撃は悪いからしないおwwwwwエラスwwwww」
しかし、ブーンは日記を見て絶望した

●月×日(木)
レ1まツンと塾帰りv
メちャたのしレ1.*。・

被害妄想思考が開花した



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:05:36.10 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「・・・カナシス・・・」

ブーンは裏切られた気がした。あんなに愛してたのに。あんなに一緒だったのに。

( ^ω^)「夕暮れはもう違う色なのかお・・・」
わけのわからないことを考えながら、塾から帰ったよ、というメールを待ちながら、
ブーンは寝室でひとり泣いた



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:09:09.32 ID:XWFnFBzB0
  
だが、普段は10時には着くメールが、来ない。
ブーンの不安はますます高まり、ブーンは昔好きだった男友達にメールをした
その友達はツンと親しかった。だが、付き合っていることは公表しないようにとツンに言われていたので、言っていなかった。

( ^ω^)『きいてほしいお・・・
      付き合ってる人が、いるんだお
      でも、もうだめかもわからんお・・・』
友達『大丈夫なのか?俺でよければ話聞くよ』

ブーンは感情のはけぐちをみつけた



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:14:26.78 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)『メールが・・・こないお。●●と一緒にいるみたいだお・・・』
こんなことを、たくさん話した。
友達『まあ、おれは彼氏が誰だか知らんけど、中学生はなんだかんだで人付き合いを大事にするからな。
   だけどそんなに気にすることないよ。彼氏はブーンを大事に思ってるはずだよ』

すこしは心の穴が埋まったが、それでもいやな妄想は止まらないのだった。

( ^ω^)『両思いのはずなのに・・・俺から一方通行なだけになってる気がするんだお・・・カナシス・・・』
友達『あんまりネガティブになってもだめだぞ。がんばれよ!』

と、やりとりをしていると、ツンからメールがやっときた。



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:18:17.43 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)「・・・・」
ブーンの被害妄想は、超えてはいけない線を越えてしまった。
相手に、ぶちまけてしまった


私が居ないと得なこと
・光熱費が浮きます
・授業料が浮きます
・食費も浮きます
・私が居ないことによって気軽に行動できる人がいます
・何より私が居ないことによってあなたも楽です






送信



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:20:47.28 ID:XWFnFBzB0
  
ブーンはきっと、心のどこかでそんなことを考えていたのだろうが、
本気でそんなことを考えたことは無かった。
ただ単に、ツンにかまってほしかった。
ツンに、「俺はお前が居なきゃだめだよ」って、言ってほしかった。
ただ、それだけだったのに。


ツンからの返信は、再び彼女を絶望させた



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:23:33.21 ID:XWFnFBzB0
  
『お前、変わったわ。

昔のお前のほうが好きだった』


今の精神不安定なブーンをどん底におとすには充分すぎた。

( ^ω^)「怒らせたお;;;;;;;;
      だけど、ツンがかまってくれないのが悪いんだお・・・
      俺の見てないところで他のおにゃのこと帰るなんてひどいお・・・
      もう・・・わからないお」
『昔の俺がわかんないよ。どんな風にツンに接してたの?』



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:26:17.76 ID:XWFnFBzB0
  
『解らなくなった?

ならダメだな、今のお前は好きになれない。』



         好 き に な れ な い

      好  き  に  な  れ  な  い


 も       う       き       ら       い





ブーンのなかで限りなく妄想はふくらみ、ブーンはおかしくなるくらい泣いた



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:28:13.58 ID:XWFnFBzB0
  
『もう、寝ます』


そんなメールが届いて、やりとりは途絶えてしまった
ブーンはもう駄目だった
また友達に理解を求めた
それが正しかったのかわからないが、彼に付き合っている相手を打ち明けた上で、話を続けた



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:30:46.81 ID:XWFnFBzB0
  
(;;;;;;ω;;;)『俺・・・変わっちゃったんだって・・・
      ・・・もう、好きになれないんだって・・・
      昔の俺がよかったんだって・・・』

自分でも気づかないうちに文面をマイナスになるようにこまかく変えて、
被害妄想とも呼べるそれをぶちまけた



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:32:17.32 ID:XWFnFBzB0
  
友達『今日のお前がちょっとおかしかっただけだろ、大丈夫だよ
    ツンのことだから、そのうちひょっこり謝りにくるさ』
( ^ω^)『そうかお・・・そうだと・・・いいお・・・』

もうその日は寝た。



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:35:52.27 ID:XWFnFBzB0
  
翌日、いろいろ考えて眠れなかったブーンは、結論を出した

会って、話せばわかるんだお!

思い立ったが吉日、早速約束をとりつけた
都合のいいことに、今日はツンの塾は休みの日だった。
( ^ω^)『ツン!今日会えるかお?』
ξ゚听)ξ『わかんね』

ブーンは曖昧な返事に心を痛め、また泣いた。

( ^ω^)『わかったお・・・遊べるかわかったら連絡してほしいお』

そのメールに返事は来なかった



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:39:16.20 ID:XWFnFBzB0
  
ブーンの被害妄想はまた膨らみ始めた。

なぜ今日塾が無いのに遊べないのか?
また●●と会うのではないだろうか
彼女より優先してそんな女と会うのだろうか
●●のことのほうが好きなのではないだろうか
そうに違いないのだ、ツンは浮気しているのだ
今は体の浮気ではなくこころの浮気だが、そのうち・・・

ブーンは返信の来ない数時間、泣いて過ごした。泣く以外のことはしなかった。
いや、家にある音ゲーのMDとか流しながら、歌を口ずさんだりして、それでも泣きながらすごした。



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:40:30.91 ID:XWFnFBzB0
  
何時間経っただろうか。

携帯のバイブが響いた
( ^ω^)「ツンだお!!!!!!111」

『今日は無理』


ブーンはまた泣いた



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:42:08.92 ID:XWFnFBzB0
  
( ^ω^)『そうかお・・・』
『明日なら』

( ^ω^)「!!!1ktkr!!!!」

ブーンの心の穴はまた一瞬にして埋まり、明日のことを考えるだけで胸がいっぱいだった。
久しぶりに、ツンに会える



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:46:37.25 ID:XWFnFBzB0
  
その喜びを、こんな自分の愚痴を聞いてくれた友達に伝えた。

友達『よかったな。まあ、そんなもんだろ。
    大丈夫、そのうち不自然さもなくなるよ。』
( ^ω^)『おまえはやさしいお!』
友達『そうか?自分じゃわかんねーけどな。』
( ^ω^)『テラヤサシスだおwwww神wwww
      きっとおまいの彼女は大丈夫だなwww』
友達『まあ、いないんですけどね』

ブーンはその夜
安らかな気分で眠れた



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:52:21.78 ID:XWFnFBzB0
  
次の日、二人は2週間ぶりくらいにいちゃついた。
少し前まで険悪な感じだったのに、意外といつもどおりに戻れていたのが嬉しかった反面、
心の中がわからなくてブーンは怖かった。

その夜、いつものようにツンとメール。
少し前までは、深夜の2時くらいまで電話やメールをしたものだが、
最近は
規則正しい生活しようぜwwww
と切り出され、12時就寝になっていた。

仲直りできたブーンは、現状を維持したくて、問い出せなかったが、
●●とその後なにがあったのか、聞けずに居た



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 20:54:53.68 ID:XWFnFBzB0
  
翌日
今日は2006年6月9日。
ツンとブーンが付き合い始めたのは二ヶ月前の4月9日だ。
つまり、二ヶ月記念日だ。

( ^ω^)「よろしくって言いたいお・・・」
しかし、昨日は仲良くできたものの、まだ
好きだ、と言って貰っていない
まだ好きになれないで居るという可能性のほうが高い・・・

( ^ω^)『俺はまだツンの傍にいてもいいのかお?』
ξ゚听)ξ『まあいいが、今後のお前次第だな』
( ^ω^)『じゃあ今日で二ヶ月だお!!1よろしくだお!!』
ξ゚听)ξ『おう!』

よかった。
まだ一緒に居られる。
まだ、見捨てられていないのだ・・・



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 21:45:47.59 ID:Qg1xCg+r0
  
そして今日。
ツンは土日も塾が無いので、ブーンはツンと遊ぼうと思っていた。

ξ゚听)ξ『今日は試合』
( ^ω^)『把握したお・・・がんばれお!』

そして4時からずっと返信はこないまま、9時
( ^ω^)「もう我慢できないお・・・」
      『俺の部屋で10円落とした?わけねーかwww』
ブーンはもちろん10円玉など見つけてはいない、が、話題がなかったので、とっさに出た嘘だった。
なぜ返信をくれないのか?●●といるんじゃないか?
でも、もしかしたら寝ているのかもしれない。臨時の塾かもしれない。サッカーでもみているのかもしれない。

・・・どれにしたって、返事くらいくれてもいいのに。



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/10(土) 21:47:33.25 ID:Qg1xCg+r0
  
返信が来た。
ξ゚听)ξ『おとしてねーよwwww』

返信が来たのはいいが、寝ていたわけではなさそうだ。
( ^ω^)『そかwwwじゃあもらっとくおwww』

また、しばらく返信は来ない



戻る次のページ